雑味館抄 <あいさつ>  2003. 9. 6


庭園を眺めながら懐石料理を・・・
9月もあっという間に数日が過ぎた。
私は相変わらず、夕方になると1時間から1時間半をウーキングし、数杯のビールで気持ちをゆったりさせ、2〜3日経つと母を面会するそんな怠惰と言えばそういえるかもしれない生活を送っている。

近くに住む5歳年上のKさんが亡くなって、2ヶ月が経った。Kさんと話をするようになってから私のビールの飲み方が変わった。いろんな名柄のものを口にするようになった。
Kさんは時たまは仕事をやっていた。私は定年前、なるべく仕事を続け生涯現役がいいと思っていたが、最近は怠惰な生活もいいもんだと思うようになった。なぜだか自分でも分からない。

結婚後、家を出た娘がどうしてるかなと気がかりになりときたま電話をしてみる。
体調を崩しやすい娘のことはちょっと気がかりだ。先日も電話してみると「風邪を引いて何も食べていない」と言う。「おいおいしっかりしてくれよ」と思いながらいろいろなことを考えてしまう。
子離れとか子供が自立すると言うことはどういうことだろうか。

人間って、いや最近の日本人の一部かもしれないが、新聞の人生相談をみると70歳になっても40歳の子供(?)のことを心配している。
同じものを並べないつもりでいるが・・・
人間はきっと誰かと繋がってないと生きていけないのだろう。その点動物の方が自立心が強いのではないだろうか。ツバメだって巣立つまでは餌を与えているがその後はひとり立ちしている。年老いて動けなくなるとどうしているのだろうか。

ウオーキングの途中、神社の階段にセミが横たわっている。お葬式をしてあげる。アーメン、南無阿弥陀仏。とにかく、セミの時間を生きてきたものに合掌。

最近観たアメリカ映画(わたしの場合、BSだが)で心に止るものがあった。ストーリは夫が仕事で忙しく家を留守にすることが多く妻が寂しさを紛らわすための飲酒が依存症になってしまう。あるシーン、二人の幼い娘、上は10歳くらいでお父さんとは生さぬ仲。それでも「お父さんたち別れるの?」と心配そうに尋ねる。
夫、妻それぞれが自分の生活を大事にしたいと言う気持ちが強すぎると誰かに犠牲を強いることになる。最近は日本でもこのような傾向が多くなったのではないだろうか。 翻って自分はどうだったであろうか。いまさら反省しても遅いが・・・・。
ついでながら 妻を演じるのはメグ・ライアン、夫はアンディ・ガルシア。一見の価値あり。
映画と言えば8月30日、チャールズ・ブロンソンが亡くなった。81歳だそうだ。
8月29日はイングリッド・バーグマンの命日であり誕生日でもある。 (1915−1982)。


ウオーキング距離:3115km!!(2002.7.19カウント開始)

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