しむ
2004.11. 21
リラX・タイム(のあちゃん、ズーへ行く)

アフリカゾウを見る
11月11日、私は20年ぶりに近くの多摩動物公園へ行くことになった。前日、のあちゃんのパパからケータイへメールが来た。「明日ズーに行く、いっしょに・・・」
のあちゃんと会うのも久しぶりだ。写真はメールで送られてくるが、この前会ったのは一年半くらい前、昨年7月以来だ。「キッズ・ストーム」
久しぶりのご対面なので最初ははずかしそうにしていたがモノレールに乗る頃には手をつないだりはしゃぎだした。
成長期の一年半は変化が大きい、ずいぶん大人びてきた。

コアラ来園して20年
多摩動物公園は私の住まいから歩いて小一時間くらい。モノレールを利用すれば15分もあれば行ける。距離的には近くても行く必要がなくなっていた。
考えてみれば動物園に行くということは自分が幼い頃連れて行ってもらうとき、親になり子供を連れて行くか、私のように孫のお供をするときだろう。
そんな訳で3番目のケースで20年ぶりに動物園のゲートを通った。
20年の歳月はおそろしいもので、私は「ライオン・バス」というのが多摩動物公園にあったことを忘れてしまっていた。
バスの中に人が乗り放し飼いのライオンを見て周るもので、車社会の今はサファリパークというものがあるが、当時は物珍しかった。
この日は平日だったからなのか混雑してなく待つこともなくバスに乗ることが出来た。
のあちゃんも「ライオン・バス」がお気に入りのようで、何度も「乗りたい」と言っていた。
私の記憶ではライオン・バスには窓に格子が取り付けられていたように思うが、現在のバスにはそれはなくガラス一枚で間近に見られる。
ライオンの方も慣れたもので悠然としている。

多摩動物公園は約52ヘクタールの広さにアフリカ園、アジア園、オーストラリア園、昆虫園がある。
さてライオンの後は「馬が見たい」という。ご要望に応えていたら疲れてしまう。どこに何がいるのかも分からない。
アフリカ象、フラミンゴ、チータなどアフリカ園内をグルッと周ってキリン、シマウマのところに来た。
フラミンゴを見つめる
「ほら、シマウマ。馬だよ」、「馬じゃない。馬が見たい」。

チンパンジーの森にやって来た。アリ塚に枝のようなものを突き刺しては舐めている大人のチンパンジーがいる。
チンパンジーの舎にもキッズ・ルームがあり、チンパンのキッズがやってきてぶら下がっているタイヤに乗っては遊んで行った。「のあちゃん、あのキッズ・ルームに入ってみる?」、「ヤダ〜。馬が見たい」。さて馬はどこにいるのだろう。

オーストリア園に行きコアラ館に入ることにした。その前に腹ごしらえだ。のあちゃんは大好きなポテトとチキンナゲットを。近くをキジが歩いている、そういえば20年くらい前、我が家の近くにキジが飛んできたこともあった。
パパ疲れた!
オーストラリア園のワラビー、カンガルー、コアラは有袋動物。オーストラリアは有袋動物が多いのか。

アジア園に向かうアジア象、水牛、トナカイ、インドサイ、モウコウマがいた。
「のあちゃん!。馬だよ」、「そうだね」、のあちゃんはシマウマよりモウコウマの方が馬だと言っている。
動物公園内にはシルバー・シャトル・バスという乗り物が走っている。65歳以上のお年寄りの移動用のものだそうだ。のあちゃんこれに目をつけて「あれに乗りたい!」。「あれはおじいちゃん、おばあちゃんが乗るンだよ」。
「パパ疲れた!」


リラックスタイム