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九州 阿蘇編
(02/04/28〜02/05/03)
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リストマーク 杵島岳

 今日は、昨日の運動不足を解消すべく、登山なのだ。
 といっても、スニーカーで充分登れる山 「杵島岳」 である。 登山というより、トレッキングと言った方が、しっくりくるコースである。


リストマーク 草千里

 草千里は、阿蘇を代表する観光地である。 その証拠(?)に駐車場では、駐車料金を取るのである。 この駐車場の脇に、杵島岳への登山口がある。

 登る前に、金も払ったし、草千里も見なくては。

 駐車場から道路を渡って牧草地帯に行こうとした時、一台のバスが バス停に止まった。 中から、数人の観光客。


 「はい、並んで!」    「カシャッ!」


 また、バスに乗り込む。


 「ゴー!」 と 排気ガスを撒き散らしながら、走り去るバス。 停車時間、1分30秒 という ところだろうか。

 この人たちは、このとき撮った写真を片手に
 「この前、草千里に行ってきたのよ!」
 などと、会話をするのであろうか?

 なんだか、寂しいね。 「草千里よ、お前も大変よ のう」


リストマーク 階段

 山登りをしていて、「いやな ルート(道) ナンバー1」 に輝くのは、階段なのだ。 木で作ったナチュラルなものから、どうだ 壊せるもんなら 壊してみろ的な コンクリートのものまで、千差万別であるが、しんどさでは、甲乙つけがたい。 特に段差が まちまち なときは、最悪である。

 一見段差があると楽そうなのだが、なかなか自分の歩幅(ペース)と合わず、つらいのだ。 そういった、意味では、この麓から山頂まで 「きっちり」 階段がある杵島岳は、地獄のロードである。 ましてや、5才の息子にとっては、かなりかなり しんどかったようである。


リストマーク 神様

 しかも、天気がいまいちで、ガスっていたため、山頂からの眺望もまったくなし。
 でも 「残念だなぁ」 と 思うのは、大人の感覚らしい

 この周りが白いのは、雲なんだよ と 息子に説明すると
 「じゃあ、このうえには、神様がいるんだ!」 と カメラを上に向けて構えて パチリ と神様(?)を撮っていた。
 
 子供雑誌の付録の、インスタントカメラ より 安っぽい (が、フィルムは、一人前に使う) カメラを片手に得意げに、撮っている。現像してもらえるか心配である。

(⇒ 案の定、「子供が撮ったやつなんで、どんなにピントがぶれてても、すべて現像してください!」 と、お願いしたのだが、この神様写真だけは、芸術性(?)が理解されず現像されなかった・・・)

 下ってくる途中、駐車場で道を尋ねた年配夫婦とすれ違った。
 「イワカガミがきれいに咲いてましたよ。」
 「山頂までしか行かなかったんですか? それは、もったいない」

 イワカガミも見つけられなかったし、お勧めの噴火口跡も行けなかった。
 やっぱり、きちんと下調べが必要だなと痛感したのであった。

 火口付近は、階段が無いのでちゃんとした靴を履いていくべし、との事でした。


リストマーク 仙酔峡

 今日は、観光地めぐりである。 思ったより早く下山したので、昨日雨で行けなかった仙酔峡へ。

 さすが、有名どころである。ゴールデンウィーク前だと言うのに、駐車場待ちの渋滞である。ゴールデンウィーク中は、駐車場は、閉鎖(車乗り入れ禁止)で、シャトルバスが運行するようである。さすがなのだ。

 「今度は、歩かないよねぇ」 へろへろになっている息子が横でつぶやく。
 「ロープウェイを降りてから、ちょっとだけ歩くよ」
 「えぇっ・・・」
 さっきの登りが、相当効いているらしい。

 ロープウェイを降りてからも、ぜんぜんピッチが上がらない。 よたよたと歩く。 それにしても、先の草千里や今までの久住高原とは、がらりと景色が変わり、これぞ 「火の国・九州」 なのだ。

 火口東の展望所までは、30分。 スニーカーで登れる。そこから、もくもくと噴煙を上げる火口を見ることができる。

 「ここには、火の神様がいる」 と 息子。 神様好きである。

 パチリ と 神様を撮る。

 今度は、現像されそうである。


リストマーク ビール、そして 焼酎

 疲れた後は、やっぱりビール。 そして、昨日の教訓(?)を生かして、本日は焼酎も購入。しかも、牛乳焼酎なのだ。

 心地よい疲れにビールが、しみわたる。



(つづく・・・)

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