会津へ
会津若松に到着。
この会津若松市内に立ち寄った一つ目の理由は、
昼めし。
そしてもうひとつの理由は、
今晩の食材&酒を仕入れるためである。
(キャンプなのだ)
特に酒。
これが〜いちばん大事〜♪
ガイドブックを見ていて、感心するのは、日本酒を売っている店の多さ。
他の土地では、日本酒を売っている店は、あまり載っていない。
(せいぜい酒蔵直営店の紹介ぐらいだ)
それが、どうだこの充実ぶり!
ガイドブックを見ながら
喜多方で購入するか、会津若松にするか悩んでしまった。
そして、昼めしのほうも
喜多方でラーメンを食うか、会津若松でそばを食うか
これも大いなる悩みであった。
幸せな悩みである。
「山口智子」 にするか 「松嶋菜々子」 にするか
並みの難しさである。(なんじゃそりゃ)
前日、寿司を食ったせいか、さっぱり系がいいな
ということで、昼食は 「そば」 に決定!
会津若松市内にやってきたというわけなのだ。
う〜ん・・・
新潟市内から会津若松市内までは、あっという間であった。
正午には、まだまだ早いいうちに、市内に着いてしまった。
市内で昼食を食べようと考えていたので、時間を持て余してしまった。
そこで、とりあえず駅前で、
トロッコ列車の時刻を調べることに
会津若松から一日に数本 トロッコ列車が出ているのだ。
朝 08:53発
昼 14:05発
以上
逆の上り(?)は、会津田島発が
昼 11:37発
以上
である。
明日か、あさってにでも、トロッコに乗ろうと思っていたが、
時間的に合わないかなぁ・・・
(キャンプ場は、ここから1〜2時間程度かかるのだ)
まあいいや! とりあえず、腹も減ってきたし、
いい時間になってきたし、昼にでもするか!
(と、食事に気を奪われ、列車のことを深く考えなかった。
これが結局、いきあたりばったりの列車旅の序章であった。)
昼食は、「蕎麦工房すゞ勘」 でそばを食べた。
上品なそばで、なかなかおいしかった。
わたしは、もう少し荒っぽいと表現していいのか分からないが、
綺麗な精白した都会美人のそばより、
蕎麦臭い黒っぽいやつのほうが好みなのだが、
これは、これでおいしかった。
ただ、店内から見える厨房の片隅が、あまりにも雑然としていたのが、気になった。
(納品書らしき書類が散乱しているのだ。)
食事は、舌とともに目でも感じるものです。
せめて、客の目の届く範囲は、清潔に整頓されていて欲しいものです。
気を取り直して
気を取り直して、酒だ酒!
数軒の酒屋をはしごして吟味。 最終的に 「会津娘 土産土法の酒」 をゲット!
これで、今夜も一安心。
食材も、ヨークベニマルでゲット!
これで、完璧なのだ!
これで、目指すは、キャンプ場のみ。
「Go East !」
ギャラリーのコーナーでも紹介しているが
旅に出るときは、カメラを持って出ることが多い。
が、記念写真は、あまり好きではない。
なぜ、
「○○湖」 だとか 「××山」 という 「看板」 と一緒に
写真に写ろうとするのだろう?
(当然その横には、綺麗な景色があるというのに)
できあがった写真をみると
肝心の景色は、人に隙間にちょろっと見えてるだけ
「う〜ん・・・」
「記念」という意味では、間違っていないのかな・・・
記念の記念なのだ
最近、息子が 「チェキ」 を手に入れた。
ご存知の方も多いと思うが、ポラロイドと同じで、
撮った写真が現像に出さなくても、その場で見れるという代物(カメラ)なのだ。
清涼飲料水 「なっちゃん」 のコマーシャルで
女の子が両手に持って、パシャパシャ写していたあれである。
あのコマーシャルの中に出てくる、写真。
すごく笑える
息子が写した写真の 「被写体、アングルと同じ」 なのだ。
子供というのは、やはり大人と感覚が違って
「きれい!」 というより
「めずらしい!」「かわってる!」
という被写体に目が行くようだ。
(もったいなくて、コメカミをひくひくさせている妻をよそに)
ヨークベニマル(=イトーヨーカドー) の看板 (ハトのやつ) を撮ってみたり、
電線の碍子(?)を撮ってみたり、大忙しである。
最新設備(?)のキャンプ場
車内からの景色を撮っているうちに
いよいよ本日のお宿(キャンプ場) である、「フォレストパークあだたら」 に近づいてきた。
キャンプ初体験の知人が、
ここに来てすっかりキャンプに 「はまった」 ようで
毎年のように来ているらしい。
その知人が、
「いいよ!」
と言っていたので、
そんなに言うなら、一度は行ってみるべ
ということで、今回は、ここに3泊することにした。
到着して、ビックリ!
「これってキャンプ場?」
わしらの知っている東北のキャンプ場は、
「八幡平野営場、大人一人100円」
「黒森山キャンプ場、テント一張り300円」
などなど
一泊数百円で泊まれるところばかりであった。
それがここは、一泊3,000円もする。
高級なのだ。
すごいのだ
管理人小屋のような、ほったて小屋があって、そこでマキが売っている。
というような、キャンプ場ではなく
「センター」と呼ばれる、受付で 「チェックイン(!)」 を済ませると、
なんと、カードがもらえる。
そのカードがないと、テントサイトへ続く舗装路の 「ゲート」 が開かないのだ!
ゲートの横には、監視カメラが不気味な赤いランプを点灯させて、我々を睨んでいた。
センターのロビー横には、図書館。
その地下には、温泉があるし、
6箇所ほどあるサテライトハウスには、共同炊事場があり、
テーブルと椅子はもちろん
温水、シャワールーム、洗濯機、乾燥機、ガスコンロ
(有料のものもあるが)が完備されている。
「なんだこりゃぁ!」
ともう一度、つぶやく・・・
オートキャンプ場なので、
当然テントサイトには、車が乗り入れ可。
ここにどうぞ!
と車を停めるべき場所には、石畳がひかれ
それ以外は、芝生が植えられていた。
+500円すれば、電源も使える。
木製のテーブルと長椅子も完備・・・
とにかくすごいのだ・・・
キャンプ場で最新設備。
これは、スポーツクラブにあるエスカレーターのようなもんかな。
(痩せに来てるんなら、お前ら階段歩けよ!)
設備だけでなく・・・
こういったキャンプ場で
面倒なのがやたらと 「規則」 がいっぱいあることである。
一張り数百円の「野営場」は、
「どこに車止めれば、いいですか?」 と訊くと
「その辺に適当にとめちょくれ!」
「テントは?」
「そこの木の向こう側なら、どこでも!」
とアバウトな会話が多い。
「常識」 さえ守っていれば、何も咎(とが)められることはない。
ゴミをそこらに捨てるとか、
深夜遅くまでラジカセをガンガン鳴らす。
というのは、当然「非常識」である
が、なぜか「オートキャンプ場」 になると
・動植物の採取は禁止
というわりと常識的なものから始まり
・花火は禁止
・直火は禁止 (火を使うときは、地面から30cm離す)
・洗剤は、生分解できるものを使用すること
・9時で消灯、うるさくしない
・ゴミは、資源ごみ、生ゴミ、スチール缶、アルミ缶、白瓶、緑瓶、茶瓶・・・
に分別し、収集場所へ持ってくること
・その際、資源ごみはネットに入れ、
それ以外は各々指定のビニール袋に入れること
・机は、使用後はここへ整頓すること
・雷のときは、ここへ非難しなさい
「あ〜もう、うるさいなぁ!」
「もっと自由にやらしてくれ!」
確かに
確かに、直火を焚いたり、中性洗剤を使うことは
自然界にダメージを与える。
が、
テントサイトをつなぐ、縦横無尽に舗装された、アスファルトの道路。
テントサイトの石畳、芝生。
豪華なセンター、その地下にある温泉。
は、ダメージを与えていないのか?
どうも根がひねくれているせいか、自然を大切にしよう!と言われると、偽善者の匂いを感じてしまう。まあ、そう警告しないとルールを守らない非常識な人が増えたということかな。
まあいいや。
この問題について、深く考えてしまうと、哲学的になってしまう。
それは、性に合わない。
気を取り直して
気を取り直して、楽しもう!
(急にひいきするが)
確かに、オートキャンプ場といっても
運動場に綱で区画線を引いただけで
「はいどうぞ!」
というところもあるが、ここは違う。
隣人との間には、木が茂りプライバシーが保たれている。
地面も芝生なので、テントは張りやすいし、雨にも強い。
都会の喧騒を離れて、屋外で爽快感に浸るには、
いいシチュエーションだと思う。
家族連れには、このくらいの設備が
整ったところが安心といえば安心である。
(ポリシーのない、なぐなぐであった)
やっと
そして、そしてやっと
今晩のおかずの登場なのだ!
夕食のメニューは、
・ナン&カリー
・枝豆
・野菜サラダ
以上
香辛料たっぷりのカレーを煮込みつつ、ナンの粉をこねくり回す事1時間。
とっぷりと日も暮れたころ
「完成!」
ビール片手にカレーをつけてナンを頬張る。
うまいねぇ・・・
幸せ・・・
満ち足りた気分でいると、
近くのスピーカーから
「もうすぐ9時です・・・・」
「はい、はい。わかりました。」
「もう寝ましょ。」
「おやすみなさい」
(つづく・・・)
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