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磐梯あだたら編
(02/08/25〜02/08/31)
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リストマーク  天は我に・・・

雨の音で目が覚めた。

予定では、本日は裏磐梯の散策であった。
が、自然には逆らえない。

雨音を響かせているタープの下で、朝食を摂りながら今日の予定を考える。
今日は、電車の旅にしよう!

昨日調べていた トロッコに乗りたいのだが、
いまさら(只今8時半) 8:53分のやつには、間に合わない。

そして、よくよく考えると
14:05分のやつでは、帰ってくる頃には、真っ暗である。
(ほんとに計画性のないやつらである。
 当日その状況になってみないと考えられない。)

「まあ、でも今更 ほかに思いつくこともないし。
 電車だ、電車!」
 と、再び会津若松へ出発!


リストマーク  味方せず・・・

 途中、思いがけない事故渋滞に遭って
なんとか飛び乗った会津鉄道は、
すでに11:52発であった。(とほほ・・・)

 ローカル線の旅。

駅弁を食べながらの、のんびり旅である。 テレビ番組風である。
めざすは、「塔のへつり駅」

 この会津鉄道の時刻表を見ていると、
土地勘のない東海地方の人間には「えっ!」 と驚く地名が書いてある。

 「浅草行き」 なのだ

「ふ〜ん、会津地方にも浅草っていう地名があるんだ」
と思ってはいけない、「あの」浅草まで線路は続いているのだ。
ローカル線などと言って申し訳なかったのだ。
 
途中、上り(?) の トロッコ列車とすれ違う。
運がよければ、帰りにこのトロッコで帰って来れるかな
と思っていたが、全然大甘であった。
「事故してたトラックのばかやろ〜!」
(と人のせいにしてみる)


リストマーク  「へつり」って何よ(美川健一の口調でどうぞ)

「塔のへつり」と言うのは、
川の浸食により水平に壁が削り取られ、

その後、川面が下がった結果、
水面から数メートル上の壁に人間が通れるほどの
「道」ができた奇岩、絶景のことである。

(たぶん)何万年もかけて侵食したのであろう。
上のほうから、ギザギザ模様が続き、何個かの塔が建っているように
見える。
まさに、自然の神秘なのだ。

「塔のへつり」駅に着く頃には、雨もあがっていた。
駅から5分ほどで、到着。川が見えてきた。
吊橋を渡ってその水平の半トンネル道を歩く。 (景色は、こちら
少しばかりの緊張感が、暑さを和らげる。

1時間ほど辺りを散策した後、駅に戻る。
(忙しいのだ)

 会津鉄道は、単線なのでホームはひとつしかない。
また、この「塔のへつり駅」は、「駅員」もいなければ、
「改札」もない。

そう、無人駅なのだ。 (駅舎は、こちら

 のんびりした雰囲気の中 「浅草方面」 の電車が来た。
一人の学生が降りてきた。

電車が走り去った後、学生は、おもむろに線路に降りた。
電車が走り去った方向へ、線路の上をテクテクと歩いていった。
たぶん近道なんだろう。

その後ろ姿に、トンボが飛び交う。


 
程なくきた、反対向き(会津若松行き)の列車に乗り込んだ。
本日の、小旅行は、これでおしまい。


リストマーク  なんで

無事、会津若松へ到着。

駅前の陰気な、サティで買い物を済ませると、すでに夕刻。
「いそげ、いそげ!」
あ〜どうしていつも、こう慌ただしいのだろう?

「いそげ、いそげ!」
今日は、キャンプ場の温泉ではなく、違うところに入ろう!
ということで、帰り道の途中にあった、横向温泉に到着。
古ぼけた看板が風情を感じさせる。

「3名様ですね。こちらへどうぞ」

と、露天風呂へ続く階段の手前にある
看板を ”点灯させた”

 電気を点灯させた時点でいやな予感がした。
だって、日の暮れる直前の時間帯に、風呂へ続く目印の電気が消えているんだよ。本来なら、夕食前に ひとっ風呂浴びる ラッシュ時間のはずなのだ。


リストマーク  こうなるの?

湯船の手前に来て、予感が的中したことを知る。

体を洗う、洗い場が、洪水なのだ。


いや、風呂だから水であふれているのは、問題ない。

問題は、その水が、はけていかないことなのだ。
その深さ、くるぶしまで、ざっと5cmちょっと、と言ったところだろうか。
どんどん深くなる様子は無いが、減っていく様子もない。

ビジネスホテルのユニットバスは、
自分の体を洗い流した水が、下に溜まるだけなので、いいのだが、
他人の○○を洗い流した湯水が、床にチャプチャプ波打っているというのは、なかなか気分が滅入る。
しかも、そこに足を浸けないと、体を洗うことすらできない。

今日は、たまたま抜け毛の激しい人が、いっぱい入湯したので、髪の毛で排水溝が詰まったのだろう。

と思うことにして、もくもくと体を洗った。


風呂から上がり、車に戻るとすでに日は落ちて、暗くなっていた・・・


リストマーク  今日も、真っ暗

「いそげ、いそげ、いそげ」

やっと、キャンプ場に到着。
今日は、テント設営がないので助かったが、またしても、真っ暗闇の中での食事の準備であった。

本日のメニューは、ミートソースのパスタ、トルティーヤチップ&サルサ・・・

腹が減った時のめしは、うまいねぇ・・・
そして、労働 (?) の後の 一杯

感謝、感謝

(明日は、晴れますように・・・)
 


(つづく・・・)

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