2001年文化祭全校企画

この学校で生徒会を担当して3年目となりました。最初はまるっきり何も分からない状態ででしたが、ここにきてだいぶん慣れてきたこともあって、全体で何かを作り出すという観点から、全校製作に取り組むことになりました。最初は何がいいだろうか?よくあるのが巨大壁画などですが、生徒会の生徒たちといろいろと議論しながら、折り鶴を全校生徒に折ってもらってそれを集めて作品ができないだろうか、ということになりました。でも何を作ったらいいのか分からず、折り鶴を使って巨大な壁画を作ったらなどと意見がでてきて、でもそうするといろいろな色の折り鶴が必要になるし、絵ができていない状態ではどの色の紙を何枚折ればいいかも分からないので、あまり完成までの残された時間がない状態では、難しいではということになり、なるべく1色でできるようなものはないかということになり、鶴で鶴を作ろうということになりました。
早速、学校の前の河原に生えている竹を切り出してきて竹籤を作り、それを組み立てて、胴体の長さ約2m、羽根を広げると3mくらいの骨組みを作りました。それに新聞紙などを貼り付けながら張りぼてを作り、その表面に各クラスで折ってもらった折り鶴を貼り付けていくという形にしました。折り鶴は各10羽づつ折るかたちで各クラスに配り、たくさんの鶴が生徒会室に積まれました。そして、その鶴をはりぼての鶴につけていくのですが、1羽ずつつけていくと大変であるし、新聞紙に鶴をつけてもたぶんはがれてしまうということで、両面テープに鶴をたくさんつけておいてから、両面テープをはがし、それをはるという形で鶴をはっていきました。そして、完成。体育館の天井からつり下げようと思ったら、つり下げるところがなかったため、壁にロープを張ってそこに鶴を下げました。かなり重くなってしまって、ロープもたるんで、空を飛んでいるよりは、どっちかというと落ちかけている状態で、鶴のそばに座った人は怖かったようです。でも、終わった後のアンケートでは結構好評でした。