2005年文化祭クラス企画

 今年の文化祭は何をやろうか?ということを夏休みの前からいろいろと話してきました。まずは、展示にするのかそれともステージでやるのかということから決めていきました。その結果、展示ということになったのですが、では何を作るのか。3年生という事で、何か残るものを作ってはという担任の思いをくみ取ってくれたのか、木彫りの校歌を作ろうということに決まりました。夏休み後はいろいろな行事でなかなか時間がとれませんでしたが、ほぼ1ヶ月前に一人ひとりに板を渡すことができました。板は最初どのようなものにしたらいいかといろいろと迷い、いろいろなホームセンターを巡っていきました。最初はスギの板を切ってもらっていけばいいかと思ったのですが、よく見ると沢山の節があり、これではちょっと彫れないということに気づきました。そこで、いろいろと見ていくと、葉書大の版画用の板でホウノキがありました。そして、その隣には葉書2枚分の大きさのものもあり、厚さは9mmほどで薄いような気もしましたが、これに決めてクラスの人数分をいろいろなお店を回って買い集めました。そして、担任の方でいよいよその大きさの文字を何とか作りました。板は一人当たりの大きさは縦20cm、横15cmで、それを36枚(横に9枚、縦に4枚)使うので、完成したら縦が80cm、横が135cmの大きさになります。一人ひとり、どこを彫ればいいのか、木に正確に下書きをしていかないと文字がそろわない、ということでどうすればいいかと悩みましたが、ひとまず花子2005があるので、これを使いました。まずはA3の大きさでその比率になるように作り、校歌を打ち込み、その後に文字を図形に変えていきました。そして、一人一人の部分を花子の上で切り取り、別のファイル(B5の用紙設定)の1ページに貼り付けて、それをちょうどの大きさ(20cm×15cm)の大きさになるように拡大して印刷しました。その印刷した紙を一人一人に渡して、木の上に置き、鉛筆で上からなぞって木の上に文字の後をつけて行きました。その後いよいよ木彫りをしていくのですが、LHRや最後には担任の授業なども使いながら何とか4日前くらいは板は完成、そしてそのまま買ってきたベニヤの上に木工用ボンドで貼り付けていきました。しかし、ここでちょっと困ったことが。貼り付けていった板が反ってきたのです。そこで、貼り付けた板の上に教室の机をひっくり返して置きそのまま土日の2日間乾かしました。そして、どきどきしながら月曜日。机がしっかりと乗っていたところは良かったのですが、机と机の間の板は治っていなくて反ったままボンドが乾いてしまいどうしようもありませんでした。まあ、これ以上どうしようもないので、次に薄く色塗り。木目が消えてはいけないので、木材用の薄いペンキを塗りました。そして1時間ほど乾かした後、ニスを塗って完成しました。

文化祭の様子 文化祭の様子 文化祭の様子

一人ひとりが彫らないと完成しません。みんな一生懸命彫っています。朝や休み時間、放課後なども一生懸命彫っていました。ただ問題としては教室が汚くなることがありますが。最初のうちはゴミ箱にきちんと入れていたのですが、最後にはどんどん床に落とすので掃除が大変でした。

文化祭の様子

 ということで完成し、体育館の壁に立てかけて展示をしました。なお、写真は学校名がわかりにくいようにぼかしてあります。実際ははっきりとしています。

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