DNAストラップの作製

 生物の授業でDNAについて学ぶ部分があります。よくやるのは、DNAの抽出をしたり、あるいはDNA模型を作ったりというようなことをします。最近では、DNAストラップを作ったりすることが流行っているようです。ということで、生物の選択者が少ないので、材料もそろえやすいことから、実際に授業で行うことにしました。

準備するもの

丸ビーズ 2色(私は透明のものと白色のものを使いました)
・この丸ビーズはDNAのリン酸と糖(デオキシリボース)を表します。一応、透明ビーズをリン酸、白色ビーズを糖と言うことにしました。
管ビーズ 5色(ここでは、赤色5・緑色5、青色6・金色6、銀色1を用意しました)
・これは、塩基を表しています。シトシン(C)を赤色、グアニン(G)を緑色、チミン(T)を金色、アデニン(A)を青色の管ビーズで表しています。よって、きちんとペアにしないといけません。
ワイヤー
・#30 60cm用意する。長めに取った方がやりやすいです。
ペンチなど

DNAストラップ作成

ワイヤーを二つ折りにして、真ん中にストラップの金具を通して、ワイヤーを5回ほどひねっていきます。このときは、針金をひねるより、金具を廻転させた方がやりやすいかもしれません。

DNAストラップ作成

ワイヤーをひねった部分を隠すように、管ビーズを1つ通します(ここでは銀色をはめた)。そして、それぞれのワイヤーに透明の丸ビーズを通し、さらにワイヤーを通して固定します。その後、白丸ビーズを通します。

DNAストラップ作成

次に、管ビーズをペアを間違えないように通します。ここでは、赤(C)と緑(G)を通しました。

DNAストラップ作成

通した管ビーズにもう一方のワイヤーを通して、引っ張ります。

DNAストラップ作成

その後また、それぞれのワイヤーに透明ビーズ・白色ビーズを通します。

DNAストラップ作成

そして、また1本のワイヤーに管ビーズを通し、そこにもう一方のワイヤーを通していきます。

DNAストラップ作成

以下同様にして、どんどんビーズを通していきます。ここでは、11段作りました。

DNAストラップ作成

最後に、ワイヤーに丸ビーズを通して、いろいろとワイヤーを通していって、はずれないようにしていきます。

DNAストラップ作成

最後には、反時計回りにねじって、金具にひもを付けたら完成。

DNAストラップ作成

使ったものすべて。ピンセットはあった方がやりやすいです。なお、実習の先生に材料を分けた状態で生徒には渡しました。小皿をおいておかないと部品がどこかへいってしまいますので、小さなトレイを用意しておきました。

PAGE TOP