ピーターコーンを使った遺伝の観察

 遺伝の学習のところではよくピーターコーンを使った遺伝の学習をすることがあります。ここでは、生物の選択者を対象にピーターコーンの黄色と白色の比率を求める作業を行いました。その中で、統計作業をする場合には多くの試料がある方がいいこと、つまり一人ひとりの数はなかなか3:1という数字にはならないけれども、全員の試料をまとめるとより3:1に近づいていくことも確認させました。前にも行ったのですが、やはり食べながらできるということで生徒たちは一心不乱に数えていました。

遺伝の実験 遺伝の実験 遺伝の実験

 まず、授業ではピーターコーンの作り方を話しました。そして、このピーターコーンはF2に相当することを伝え(実際には胚乳なので違うのですが・・・)、作業に入りました。前もってゆでておいたピーターコーンを2人に1本ずつになるように配り、1個ずつとにかく実をはずしていくやり方をさせました。その様子を2枚の写真に載せました。1枚目ははずした状態、2枚目はピーターコーンが余ったので追加で取っているところです(あみだくじで決めました)。そして、黄色と白色の数を数えたら、黒板に書きに来るように連絡しました。写真では見づらいですが、生徒たちが書いた数字です。これらの結果を下に示しておきます。

生徒氏名 黄色の粒の数 白色の粒の数
Aさん 173 52
Bさん 138 54
Cさん 90 27
Dさん 123 41
Eさん 100 34
Fさん 170 54
Gさん 172 50
Hさん 147 74
Iさん 140 43
Jさん 150 48
Kさん 187 58
Lさん 173 65
Mさん 129 43
Nさん 124 31
Oさん 136 64
Pさん 190 67
合計 2342 810

このような結果になりました。結局 黄色の粒:白色の粒=2342:810=2.89:1 となり、ほぼ3:1の数字になりした。

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