00/09/24「ソウル,ソウル,ソウル」

…ってタイトルは,チョー・ヨンピルの,ソウルオリンピックの頃の大ヒット曲だったと思う。特に今回その歌を歌ったとかいうわけではない。単に地名入りの,この日のタイトルを思いつかなったので,困ったときの曲名頼み,である。

この日は,日本帰国の前日である。通常の旅行だと,大抵この日の午後はお土産買いに充てられている事が多いのだが,如何せん,旅行最初のクレジットカードを止めた関係上,ちょっと買い物は厳しい状態だったのである。…CDとか,海苔とか,そういったものを全然買わないで帰る旅行というのも珍しい。

というわけで,この日は,先日あった,友人の会社後輩の写真好きの人と,ソウル市内のスナップ撮影へと繰り出す約束をしてあった。彼女の朝の礼拝(日曜日ですから,この日は)が終わり次第合流,それから行き先を考えるということになったのである。

この日の天気は薄曇り。また,微妙に色合いが違うという結構いやな天気。それでも,お昼前くらいには宿を出,チョンノにあるマクドナルドへと向かう。やはり朝はコーヒーである(笑)日本でもそうだが,朝はコーヒーはお代わり自由なので,コーヒー好きの人はとりあえず行って見てはどうだろう?(市内の「カフェ」で出るものよりは,若干濃い目のコーヒーが多いと思う。市内が薄いんだな。韓国人の友人に言わせると「日本のコーヒーは濃い」のだそうだが…)
EOS-3, EF35/1.4L, RDP III (+1)
(チョンノのマクドナルド。ちょいとした待ち合わせスポットである。)

そうこうしているうちに待ち合わせ時刻となり,無事に合流する。問題は行き先である。
EOS-3, EF35/1.4L, RDP III (+1)
(旅行の直前に普段使っていた時計が壊れてしまい,1999年夏の旅行で,その時計が電池切れだったときに韓国で買った時計をしかたなくはめていった…)

私自身,ソウルには12回目の旅行(出張含む)で,多分,総滞在日数は60日くらいはあるだろうと思う。毎回5日くらいはソウルに滞在しているから…

しかし,それでも,まだ近郊で行った事が無い場所が多々存在しているのだ。その一つが,江華島(カンファド)である。島とはいっても半島状のものであり,また,漢江の入り口に位置するこの島は,鎖国からの開国をめぐり,アメリカであるとか日本の軍艦と交戦した要塞でもあったそうである。

スナップと風景,どちらにも転べると考えてその島を提案したのだが(同行の女性はどちらかというと風景写真を良く撮るそうなので),ソウルから彼女の来るまで往復するには若干時間がかかりすぎということで(お昼過ぎスタートでは…),それでは,ということで,行き先は大学路(テハンノ)に変更。

ここはこの旅行記シリーズでも,たとえば,
1999/12/24とか,
1999/8/07とか,
1998/11/21に,訪れている場所なので,このページを読んでくださっている方々なら,「またかよ!」と思われるかも知れない。
が,手っ取り早く人が多くて,パフォーマンス等をやっている人を探すのならここはうってつけではある。

EOS-1v, EF100/2, Av2.8, RDP III (+1)
(パフォーマンスしてる人ではないが,こんな宇崎竜童もどきの人が居たりして。)

今はもうソウル大学はここにはないのだが,なんだかんだで,ここもやはり若者の町である。日本で無理やりたとえると何になるだろう?吉祥寺をもう少々綺麗にした感じ?(吉祥寺が汚いといっているわけではない)

ここに到着して,昼食を取り,その後,まずは1?2時間ほど別行動で写真を撮る。集合時刻を決めておいて,落ち合うという算段である。ここなんだが,これが意外に写真が撮りづらい。なぜだろう?
EOS-1v, EF100/2, Av2.8, RDP III(+1)
(こういうお姉さんが,「ただ!」で風船を配っていた…ネットワークの勧誘だったかな?)

あっというまに時間が過ぎ,集合して,ちょっとお茶を一服。そこで,僕のHPを,彼女に紹介する。フィルムスキャナの色調が受けたのか(?),お世辞なのか(韓国語では「アブ」といいますが)その後,時たま覗いてくれているらしい。

EOS-1v, EF100/2, Av2.8, RDP III(+1)
(薄日をあびながら,なぜかゴミ収集所のそばで人を待つ女性。別に,となりのアベックをにらんでいるわけじゃないと思う。恐らく。せんべいが食べたいわけでもなかろう?)

夕方までもう1時間ほどスナップ撮り…いかん,不調である。
EOS-1v, EF135/2L, Av2.8, RDP III(+1)
(あたりめ売りのおじさん。年中売っているのだ。だが,あまり売れてないみたいね,この表情…)

夕食は,日本でも最近ちょっとブームになったタッカルビ(鳥カルビ),その後そこで別れて私は宿へ。

宿に戻る前に,警察によって,書類の訂正を願い出る。つまりは紛失届証明から盗難申告証明へ,なのだが,後者は派出所では作成できないのだそうだ。本署の方にパトカーで運ばれて(笑),異様な雰囲気の中,書類を作成してもらうが…名前など不正確で困る。結局,その後,彼女他の現地友人の手を思い切り煩わせて,書類を入手することになったのだ。

宿では,一応翌朝に備えて荷造りを完了しておく。私にしては珍しい段取りの良さ(苦笑)

翌日は,朝8時前に宿を出ることになっていて,ほぼ撮影は不可能。なので目新しいことを書けるとは思わないけど,とりあえず,翌日分は,この旅行の総括と後日談でも書いてみようと思う。

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