書名:エースを出せ!脱「言論の不自由」宣言
著者:日垣 隆
発行所:文藝春秋
発行年月日:2002/8/30
ページ:342頁
定価:1619 円+ 税
日垣隆を知ったのは「TBSラジオVS日垣隆氏 不正流用疑惑巡り激烈バトル」こんなタイトルを先日見た時でした。こんな本も出していました。読んでみると結構きついことを遠慮せずにどんどん発言(書いている)しているという感じで、最初は天声人語批判、2000年頃の天声人語を例に挙げて小学生、中学生以下作文力、文章の下手を例を挙げてこき下ろしている。まず取材などは年に数回、起承結の文体。転がない。起結で終わっているところもあると。また著者の言いたいことがない文章が多いと随分とこき下ろしている。
ということでここ二三日の天声人語を読んでみると言われているとおり、何が言いたいのかわからないものが羅列されている。机上で頭だけで考えた事がすぐわかってします。お粗末な内容だと思う。
日垣隆はきついことを言っているだけあって取材と調査、研究は十分に時間を取っている内容の文章を書いている。新聞批評、テレビ批評、政治批評、科学の話題などジャンルはいっぱい。
これからちょっと注目したい作家です。
本書より
----------------------------------------------
冷静に世界を見渡せば、なかなか日本の技術や文化は捨てたものではありません。この「捨てたものではないはずだ」という感情と「ひどい指導者が多すぎる」という分裂した認識が、この国を覆っている最大の悲喜劇だと思います。
それを何とかしよう、ただのケチつけ、愚痴ではなく、あるべき姿とこれならできそうだという現実論を調和させたい。
日垣隆公式サイト ガッキィファイター
http://www.gfighter.com/
@hga02104