32GTRのころ3
クラッチもよく交換しました。一番最初は大きいシングルのやつでとても
重かったのでです。32は通勤に使っていましたから、革靴の底がへこんで
いました、ははは。友人が踏んでみて、「ええ!ここから踏むの? 1回も
踏めへんわ」 彼はアソビを踏み代と勘違いしていたらしいです。その重い
クラッチも、8000kmくらいでズルズル滑り出しました。当時のパワーは
400馬力くらいでしたが、滑りました。
やっぱしシングルはだめだということで、その次はOSツイン(ダンパー付き)
でした。最初の内は、つながりのシビアなところに戸惑いましたが、すぐに
慣れました。それからしばらくは、同じ物をつかってました。しかしパワーが
増加するとともに、滑るのが早くなりだしたのと、通勤に使ってますので、
半クラッチを多用するために、プレートが熱変形してしまうのです。レリーズ
ベアリングも長持はしませんでした。(ちなみに通勤は23.5kmを約1時間かけて
行くのです、渋滞ね。クラッチは往復1000回は踏むでしょう)自然とトリプルに
移行して行かざるをえなくなりました。トリプルにはダンパー付きがありません
でしたので、ちょっと不安があったのですが、意外に全然平気でした。まあ、
少しずつコーユー車に慣れてきたのでしょうけど。
1台目の33には、OSの8.5インチのツインが付いて来ました。容量的には、
トリプルと変わらないとのことでしたが、なあーんかつながる感じが良くない
のです。もっともレリーズシリンダーも大きいものが付いていて、ペダルが軽い
こともあったのですが。しかし8.5のツインは、どうしてもつながりがノーマル
タッチなのです。どーも、私は半クラッチが少なくて、ぺたっとつながらないと、
気持ちが悪くなるカラダになってしまったのでしょうか(笑)。しかし運がいいのか
悪いのか、「このクラッチはカンジが悪い!」って言って、替えてもらう算段を
している間に、この車は盗難に遭って、消滅してしまったのです。そのおかげで、
運良く(笑)、再び慣れたクラッチに復帰することが出来たのです。OSトリプルの
消耗サイクルはいたって長持です。いまの33は43000kmくらいの走行距離で、
デイスク、センタープレート、プレッシャープレートとレリーズベアリングの摩耗
です。使い勝手もいいし、製品も安定してるし、お勧めなんですがねえ。なんでか
しりませんけどツインよりもかえって使いやすいようですが。