32GTRのころ4
最初はHKS関西のキットで、ショックはエナペタル、ばねは6kg・4kg
くらいでしたか。当時は、改造車を始めたばかりなので、店の説明を受けても、
自分で乗っても良く分かりませんでしたが、向井氏が「いいでしょ」というと、
「うん、いいね」といって、いい加減に話を合わせていました、へへへ。32では
これをオーバーホールして、何回か使ってました。随分走行距離がすすんでから、
店でリフトアップしたときに、リアサブメンバーのブッシュが随分変形している
ことに気づき(気づかなくてもよかったのですが・・・)、替えてみたらどうかな
ってことで、ニスモの強化ブッシュにしました。なんというか、驚きましたねぇ。
驚いたのは音です。とにかく走行音がスゴイするのです。まず、いかにもデフが
回ってるというような音や、高速走行で「ごおおおおーって」いうウナリ音が
するのです、はい。またシフトチェンジのときにミョーにギクシャクするのです。
多分、それまではいい加減に操作していたためでしょう。しかし、車の動きは、
ずいぶんカッチリしていてよくなったのです。まあ、どちらもよくしようなんて
ことは不可能ですから、戦車のような居住性にもガマンできました。ゴゴーッ。
そのころにオーリンズが出てきました。それまでもあったのですが、細いやつしか
なかったのです。それが、いまの46パイのものが、特注で出来るらしいという
ことで、迷わずそれにしました。そのころには、ちょっとは自分でも分かるように
なってきてましたので、いろいろ教えてもらって満足でした。33になっても、
同じ物を採用しました。その内に、向井氏が「中野さん用に、新しいショックを
考えているのですが・・・、初期の減推力を調節して、しなやかな足にしようと
思うのですが」ってことでお願いしました。これがまた大正解で、待ち乗りでも
ダイジョウブです。でも、後ろがちょっとダコトコト音がするんですけどねえ、
ねえ、向井さんさぁ。