ホイルのこと


32のとき、最初はホイルのサイズがなくて、しばらくノーマルでしたが、
最初はモデナ17インチにしました。鍛造でしたし、見栄えもまあまあでした。
タイヤはAVS。これは当時としてはトラクションもよかったし、高速性能も確か
でした。走行音も静かでした。その内にAVS-VS6が出来てきました。GTR用は
無かったのですが、新しく生産されたのです。HKSの車も採用していましたし、
カッコも良かったので楽しみにしていました。しばらくして、向井さんから電話が
かかってきました。

向井「ホイルが到着したので付けてみたのですが、だめなんです。」

中野「???」

向井「それがぁ・・・。」

中野「なんで?」

向井「それが、オフセットが合わないのです。」

中野「なんで?」

向井「もともと違ってるみたいなんで、横浜に聞きましたところ、
   オフセットを間違えたらしいのです。

中野「ええーっ!!!」

向井「担当者は処分されたかもしれません。金型とかの経費の
   こともあるし・・・。」

中野「じゃあ、しばらくしょうがないねえ。」

ということで、しばらくモデナでいくことになりました。そうこうしている
うちに、VS6は出来てきました。ボデイと同色で気に入ってました。すかす、
サーキットに行く機会が多くなって来て、気が付いたのです。とういうのは、
タイヤを替えるときになんと重いことか!!!  ハブにはめるのに、一回
持ち上げて入らないと、もう持っていられないのです、重過ぎて。
今でもそう
ですが、ホイルの重量はあんまり記載されていないのです。計ってみると、
VS6は11kg!ありました。なんと重いこと。これには理由があるのです。横浜は
アメリカに輸出するために、アメリカ基準で制作しているのです。基準が厳しい
ためにどうしても重くなるのです。で、他のにすることにしました。重さから
探してもらったのですが、なかなかいいものが(安くて)見つかりません。

そのころレイズがN-1用のデイトナを作ってたのですが、これがセンターカバー
無しで7.4kg。カッコもなかなかで1ピース(3ピースは嫌い)でしたので、
これにしました。これもボデイと同色に塗ってもらいました。後にこれは
一般にも発売することになりました。タイヤはグローバを経てネクサス
なりました。このあたりで33に替わりました。33では18インチがよさそう
ですので、これも探してもらいました。レイズのデイトナに18インチが
あり、1ピースでしかもセンターキャップ付きで8.4kgということで、
迷わずこれに決めました。以来、ずーっとこれが気に入ってます。タイヤは
いまはネオバですね。


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