小田急バス私設ファンクラブ>実録シリーズ>CNG車がやってきた
CNG車がやってきた!狛江に登場したクリーンエネルギーの新車を、営業開始前に見せていただきました。 |
成06系統(成城学園前駅北口〜榎〜千歳烏山駅南口)専用として2001年5月末、小田急バス初のCNG(圧縮天然ガス)を燃料とする路線車2台が登場しました。小田急バス私設ファンクラブでは同系統を管轄する狛江営業所の許可をいただき、第1号CNG車のD251号車(7月1日に改番、現D551)を見学してきました。
▲成06の方向幕を出したD251号車。生田営業所などに入り始めたLEDではなく、従来の方向幕を装備しています。
▲車体右側から見たD251号車。7メートル級の小型ノンステップ車ながら、屋根に大きなCNGタンクを搭載しているため、車両の高さは8000番台LVを超える3.28メートルに達しています。
▲スロープ板は小型・軽量で、300kgの重さに耐える丈夫さです。ただし収納するにはコツが必要。
▲車内の様子。エルガミオに似た小型ノンステ車の標準的なレイアウト。
▲エンジンはディーゼル用の6M61型をCNG仕様にモディファイしたもので、馬力はディーゼルに比べ2割ほど下回るものの、音は非常に静かです。成06沿線住民との協議でも騒音問題が取り上げられ、CNG車を専用で運行することで合意が得られたといいます。ただし車両点検などの場合は通常の300番台車が入ることがあります。
(以上2001年5月27日、狛江営業所で許可を得て撮影)
路線開設から約3カ月、成06系統は地元の足として定着し始めたようです。552号車は午前の仕業をこなした後、これから客扱いで狛江営業所に戻るところ。後部バンパーに「高温危険」のステッカーが張られ、注意を促しています。(成城学園前駅北口)
9月1日から成06が増発され、CNGバスは2台増備されました。(成城一番付近)