紀伊半島〜白川郷〜北陸 その6
2003/09/13 丹後半島〜鳥取砂丘
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出発前
7時15分起床。
ユースの食事開始時間7時30分に少し遅れる。
TVニュースは台風が日本海側にそれたこと,韓国が大変なことになっていること,北海道がこれから危険であることを伝えていた。私がこれから行く先は基本的に晴れているようだ。
8時45分出発。
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本日のルート
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伊根の舟屋
ユースを出てすぐに伊根に到着。今日の最初の見所,伊根の舟屋だ。予想よりずっと舟屋の数が多いことに驚く。
集落からちょっと離れた高台に道の駅舟屋の里伊根があり,ここからの集落を一望できる景観もすばらしい。
国道を外れて海沿いを走る。案内が今一つ良くなく,いつのまにか国道の中を走っていたということになりかねないので,地図をしっかり見て走る必要あり。実際途中そうなった。
新井崎の千枚田に到着。しかし,ここは基盤整備されてしまい,大きめの区画の碁盤の目の水田になっている。能登半島の千枚田のようなぐちゃぐちゃしたものではない。それでも海に向かって水田がずらっと並んでいる様は見事。
この先ひたすら海岸線を走るべく県道(京都府だから府道か)や府道にもなっていない道を走るが,狭く,曲がりくねっており,四輪の人には勧められない。それでも新井崎〜泊間は道も広く眺望も良いので,四輪の人にもお勧め。
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伊根の舟屋
道の駅舟屋の里伊根から見た景色
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久美浜
丹後半島を過ぎ,R178をひたすら西に進んで久見浜湾に到着。地図で見ると湖に見えるが,わずかに海とつながっている。サロマ湖や中海が湖でここが海である理由がよくわからない。
府道49に入って北岸を半周。久美浜シーサイド温泉で温泉に入ろうか迷うが,日本海をダイレクトに見ることができる温泉の方が良いだろうと思い,パスする。
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久美浜
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竹野温泉
久美浜から先は国道ではなく府道11を使い,海岸沿いを走る。ただし,結構山の中のきついワインディングも多い。
城崎温泉に後ろ髪引かれつつ,豊岡から始まる海岸ワインディングを竹野温泉目指して走る。
竹野温泉は青く,とても澄んだ海が印象的な美しい砂浜の近くにあり,その中の北前館という公共の施設で一休みすることにした。
残念ながら海を望む露天風呂はなかったが,内湯がガラス張りで,海はとてもよく見えた。温泉は言われなければそれと気づかないような泉質だった。
北前館の食堂で昼食を食べたが,ここならではのメニューが少なかったのが残念。結局親子丼食べて次へ進む。
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竹野温泉
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県道260号但馬御日浦
再びR178に合流し,余部まで進む。
余部で余部鉄橋を撮影し,県道260に進む。
県道260は思っていた以上のハードな道で,アップダウンが激しく,道が狭く,路上に落ちているもの(石,枝,葉,岩)が多く,しまいには苔が生えていたりで,気が抜けない。断崖の上を行く交通量の少ない道なので,一歩間違うと転落して誰にも発見されずにそのままになる可能性がある。一部眺望が開けるところもあるが(それがまた見事なのだが),基本的に道の両側に木が茂っているので,あまり行かない方が良いかもしれない。
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余部鉄橋
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鳥取砂丘
県道260のすぐ先の浜坂の岸田川河口では,海と川の境目だけですさまじい波が立っていて,驚かされた。
R178に再度合流,すぐにR9に入り,あっと言う間に鳥取砂丘への案内が出始めた。R9から県道319鳥取砂丘細川線に入り,砂丘を見ながら西へ進む。今まで鳥取砂丘には来たことが無く,イメージが全く浮かばない。
駐車場で100円払い,すぐに砂丘に向かう。
遠い・・・大体広いんだろうな,という予想はしていた。しかし海岸線近くの丘を登る人々の小ささを見て,そのスケールを知った。まあ,外国の砂漠とは比較にならない小さなスケールなんだけど,日本国内では見たことのない海までの距離だ。
一旦下り,さらに丘を登って砂丘の頂上へ。そこからさらに下ったところに海岸線はあった。
行く気力はない。この日は台風一過でフェーン現象発生,各地で猛暑となっており,鳥取も例外ではなかった。汗だくで引き返す。
砂丘の谷には一部川ができていたが,途中で地下水脈に消えてしまっていた。
今日は快晴で小さな川しかできていないが,雨が降った日には池ができるんだろうな。
駐車場には足洗い場があり,砂丘で砂だらけになった足をきれいにすることができる。私はハイカットのライダーシューズだったので,砂は入らなかった。
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鳥取砂丘
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R53
鳥取市街地をバイパスを使って抜け,R53に入ってひたすら南下する。
海岸線ではむちゃくちゃ暑かったのに,峠を越えて高原地帯に入るととたんに気温が下がる。24度の表示さえあった。また,雲の様子も変わってきた。黒い雲が増えてきて,濡れた路面が現れ始めた。通り過ぎるライダーを見ると・・・合羽着用がいる!この先では雨が降っているのか?
そして,ついに強い雨が降り出した。ループ橋を渡った記憶があるから,黒尾峠〜奈義町あたりだろう。タンクバッグだけ防水し,合羽は着ないでやりすごすことにした。雲の様子からして短時間で止むと判断。そして,2分程度強く降り続いて雨は上がり,強烈な日差しが差し込み始めた。短時間の降雨ながら路面はびしょぬれであり,南西に向かって走っているため,太陽と路面両方がまぶしく,世界が黒っぽく見えた。
このまま夕方までR53を南下,19時自宅着。6日間の旅が無事終わった。
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この旅のまとめ
総走行距離2,280キロ
本日の走行距離350キロ
自己最高の走行距離になった。一日の平均走行距離も北海道並に長かった。
結局6日中5日で雨に降られた。まったく日本は雨が多い国だ。
リヤタイヤはほぼ丸坊主になった。チェーンからの音はまるで戦車が通行するような音になった。
ヘルメットは一部のパーツが壊れ始めた。ライダーシューズは本体とソールが離れ始めた。ツーリングを初めて4年,そろそろいろいろ更新しなければならないものが増えてきた。
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