熊野古道・奥飛騨
2004/10/05〜2004/10/10
2004/10/08 下呂温泉〜奥飛騨
出発前
6時30分起床。予想では雨だが，まだ降っていないようだ。
7時に朝食。ホテルのような朝食だった。食堂には私一人。わざわざこの朝食のために食事担当のスタッフが出勤してきたようだ。なんか凄い贅沢なことをしている気分。
8時少し前に出発。フロントのおっちゃんが見送ってくれた。
しかし，雨が降り出した。合羽着ての出発。
美濃加茂〜下呂（クリックすると大きな地図が出ます）
R41
今日はひたすらR41を北上，飛騨高山から平湯に向かい，新穂高を目指す。泊まりは飛騨古川だ。
R41は飛騨川沿いを走る道で，道幅は結構広く，渓谷の中を走るので景色も良い快走路だ。ただし，あまり長く走ると飽きる。
道の駅ロックガーデン七宗で休憩。雨で合羽はびしょびしょだ。館内のTVではメジャーリーグプレーオフが放送されており，松井が映っていた。
道の駅ロックガーデン七宗からの眺め
下呂温泉
R41をひたすら北上し，有名な下呂温泉で一休み。
河原に無料露天風呂があるので行ってみるが，観光客が集まって写真撮影しているような場所で，よほどの度胸がなければ入れないと思った。一応女性のみ水着OKとなっているが，更衣室も無く，周りから見えまくりであり，ちょっと無理だろうなあ。
公衆浴場の幸之湯に入る。外から見るとそうでもないが，中に入ってみると建物は結構年期入っている。
入浴料はわずか３００円。石鹸もない完全に銭湯と同じ感覚。更衣室は古びていて，ロッカーが壊れていたりするが，浴室は意外に新しくなっていて，ジャグジー，打たせ湯，サウナ，露天，通常の湯船，といろいろ楽しめる。
しかし，温泉らしさを残しているのは浴室一番奥にある通常の湯船で，これは源泉かけ流しのようだったが，ジャグジーはカルキ臭がしたし，雨がざあざあ降っているせいか，露天はぬるく，普通のお湯のような印象があった。
この日はなにやらイベントがあったようで，市街地は結構混雑していたのだが，宿泊先のテレビニュースで見たところ，雨のためイベントは一部中止になっていたようだ。
下呂〜高山（クリックすると大きな地図が出ます）
下呂温泉
飛騨高山
R41をさらに北上，同じような景色が続いて飽きてきて，少々眠くなった頃に飛騨高山に到着。
飛騨高山は景観保存地区があって，古い町並みが残されている小京都。陣屋付近では人力車や２階建てバスが走り，良い雰囲気だった。ただし，二輪を止める場所を見つけることができず，ゆっくり走り回るだけで終わった。
飛騨高山市街地
R158
平湯を目指してR158を東に向かう。深い谷底を走る。
かつて埼玉から遠征して乗鞍スカイラインを走ったときは，平湯がゴール地点だったが，今回は岐阜側から平湯に入る。
雨が激しくなり，指が冷たい。交通量は平日にしては多かったが，特に渋滞することもなく，流れは良かった。
高山〜平湯〜新穂高〜飛騨古川（R158〜R471〜R41）（クリックすると大きな地図が出ます）
新穂高の湯
平湯では特に何もせずスルー。R158からR471に入り，新穂高の露天風呂，新穂高の湯を目指す。
R471は３桁国道の400番台にしてはまともな道で，さっきのR158とあまり変わらない。
新穂高への分岐を新穂高方面に向かい，蒲田川を越える橋の直前に新穂高の湯はあった。
この露天風呂は河原の巨大な岩の上にあり，広々とした混浴露天風呂。
橋から丸見えだが，殆どの人が裸で入っている。また，更衣室もあるが，橋の下になる部分が雨に当たらないため，そこで着替えをする人が殆どだった。
残念ながら男ばかり。また，雨のせいか少しぬるかった。
ぬるい分長湯ができるわけで，体をいっぱいに伸ばしてのんびりつかった。
新穂高（R471から新穂高の湯方面を見る）
新穂高。この橋の左下に新穂高の湯がある。
神岡
R471をさらに進み，神岡に到着。かのスーパーカミオカンデがある町で，道の駅風の施設（スカイドーム神岡）は宙の駅なんて名前になっており，大々的に町の宣伝に利用していた。
神岡城を見学しようかと思ったが，雨が激しくなり始めたためあきらめて，今日の宿，飛騨古川YHに向かう。
スカイドーム神岡
飛騨古川ユースホステル
神岡からR41を使って西に向かい，古川市街地に入て森林公園方面に曲がり，丘を登るとユースが見えてきた。
ペンション風の建物。ライダーの利用も多いのか，合羽を干す場所やヘルメット置き場があり助かった。
部屋の中は２段ベッドがいくつもあって，これはいかにもユースらしい作り。
夕食は手の込んだ料理が出てきて満足。ティータイムもある。漫画本がかなり揃っており，暇つぶしもできる。
この日は50代くらいのおっちゃんが同室。高野山の時と同じだ。どうもユースで若者と会う機会が少ない。
本日のまとめ
本日の走行距離265キロ
総走行距離1,125キロ
この日は台風直撃とはならなかったが，明日は名古屋方面に台風が上陸する見通し。明日は長良川沿いに南下し，岐阜から京都に回る予定なのだが，台風を避けるために本気で福井方面を回って京都に入ろうかと考えた。しかし，やはりあまりにも遠回り過ぎるので，岐阜回りで行くことにする。
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