熊野古道・奥飛騨

2004/10/05〜2004/10/10

 

2004/10/09 長良川〜京都

出発前

 6時起床。
 台風22号が接近中だ。今日もろに日本上陸,それも上陸先は紀伊半島だという。これから名古屋方面に南下するのだから,ちょうど台風に飛び込むような形になる。やばい。
 一昨日からこの台風の予報は大々的に報じられてきて,今日の早朝も大雨になっているはずだったのだけど,外を見ても雨は降っていない。少しはずれたか?
 朝食7時15分,8時出発。

 


高山〜大和

 

R158・R156

 今日の目的地は京都。
 今日はひたすらR158とR156を使って南下する予定だ。台風がひどかったら,米原から京都に回るのではなく,福井方面に抜けて北から京都入りすることも考えていたのだけど,雨は絶えず降り続いているが,風はなく,我慢できる範囲の天気なので,南下ルートで行くことにする。
 R158はきちんと整備された道で,快走。白鳥からR156に入るが,こちらもきんと整備された道で,すいすい進むことができた。さすが100番台の国道,400番台とは違う。
 R156に入ってすぐ,分水嶺があった。国道のすぐ横にある分水嶺は珍しいという。ちょっとした小川が太平洋と日本海に分かれて流れて行っていた。

 R156は長良川沿いに進む道で,常に長良川が見えているが,大雨にも関わらず,しばらくは水は緑色のままだった。しかし,美濃あたりまで南下すると濁流の様相を見せてきた。
 道の駅美並で休憩。ちょうどメジャーリーグのプレーオフ,ヤンキースVSツインズ戦が放送されていて,松井がホームランを打っていた。

 


R158,472重複区間

 

R21,関ヶ原

 岐阜からR21に入る。R21は高速道路のような道だったが,至る所に信号があって,結構止められた。
 途中から関ヶ原バイパスに入り,関ヶ原古戦場跡を見学。田園風景が広がる中,石碑がぽつんと建っていた。しかし,周辺に広がる山を眺めると,あの辺に陣地を張ってこの原っぱに飛び込んできたんだろうなあなんて考えさせられる。
 R21を真っ直ぐにっすすみ,玉交差点で左に曲がってR365を進んだが,これはミスコースだった。かなり遠回りさせられた。
このあたりから雨は小降りになり,琵琶湖方面は明るくなっており,青空すら見えるほどだった。台風をかわしたようだ。
 長浜からR8を南下。走っていてつまらなかったので,彦根から琵琶湖の湖岸道路に入って,琵琶湖沿いを進んだ。

 琵琶湖沿いは完全にドライ。合羽も見る見る乾いていく。結局これ以降雨は降らなかった。
 琵琶湖をひたすら南下し,R1に入り西へ進む。

 


関ヶ原古戦場跡


岐阜市〜琵琶湖

 

京都

 R1はこれが国道の1番なのか?と言いたくなるショボイ道で,大津の南はずっと渋滞していた。大津を超えたあたりからはさすがに流れは良くなり,ちょっとした登りでトラック2台を交わしたら,そこが有名な逢坂の坂だった。
 藤尾南ICから京都に入り,京都市街地を抜けて,少し迷いながらもユース到着。16時30分。

 


京都

 

北山YH

 今日宿泊するユースは北山ユースホステル。
 ご飯無し。
 施設は古く,改装もそれほど行われていないようで,ちょっと汚い。
 驚いたことに洗面所に石鹸が無かった。
 風呂にさえ石鹸もシャンプーもなかった。風呂は一番風呂に入ったら熱すぎて入れなかった。追い炊きできないので最初は思いっきり熱くしているようだ。仕方ないので,タライでお湯を体にかけて,タオルで体を一通りこすって汚れを少しだけ落とした。
 外国人2名と同室。しかし,全く会話は無し。

 


北山YH

 

アクシデント

 食事がないので,外に食べに行く。このユースは仏教大学から近いので,大学近くにある食堂に向かう。
 ユースから大学に向かう道には古い家がいくつも建っていて,さすが京都,ナチュラル町並み保存地区だと感心する。
 近いと言っても結構距離はあって,20分くらい歩いてようやく大学前に到着,道路の反対側にラーメン屋が見えたので,道路を渡るべく信号待ちをしていると強い衝撃が私を襲った。

 体が横に一回転。同時に何かががらがらと音を立てて転がった。どうも自転車が私にぶつかってきたらしい。
 私は全くの無傷だったが,自転車に乗っていた若い男性が転がっており,なかなか起きない。
 周りにいた人が集まり,自転車の兄ちゃんを起こそうとするが,最初は口も利けない状態。たまたま大学の職員が居合わせたため,大学の警備員を呼び,事態の収拾を図る。また,これまたたまたま病院の職員もいたため,病院に連絡,検査の予約などを取る。男性はしばらくすると起きあがり,何でもありませんと言って,その場を立ち去ろうとするが,大学職員が呼び止め,検査を受けるように説得した。原因は極度の近視に関わらず眼鏡をかけずに自転車を運転したため,私の姿が認識できず突っ込んでしまったようだ。
 被害者は一方的に突っ込まれた私なんだが,ダメージを受けているのが突っ込んできた自転車の男性の方なので,私も当事者としてしばらく現場にとどまっていたが,警備員に念のため連絡先を教えてその場を立ち去った。男性は大学職員によって強制的に病院に向かわされ検査を受けるようだった。

 

 

本日のまとめ

 本日の走行距離325キロ
 総走行距離1,450キロ

 前半はひたすら雨でさすがに疲れた。そして北山YHにも参った。

 

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