築基参証(修道静坐法門)

第一篇 築基の原理

 

許進忠   撰述
虞陽子   査定
神坂雲太郎  訳

 

第一篇 築基の原理
仙学の静坐の初歩段階について、その原理を解説しています。
  第一章 薬物
内丹で取り扱う体内の薬物について説明しています。
    第一節 陽気について
静坐によって臍下丹田に発生する暖かい力について説明しています。
    第二節 小薬について
静坐を続け、やがて発生する小薬について説明しています。
    第三節 光とその色
小周天の過程で現れる光について説明しています。
  第二章 鼎器
鼎器とは、仙学においては修行者の身体のことを指す。ここでは仙学の静坐における身体の扱いについて説明しています。
    第一節 鼎器について
鼎器の意味を簡単に説明しています。
    第二節 守竅
意識を集中する場所や方法について、その弊害も含めて説明しています。
    第三節 用いる鼎器の分析
主に清浄法と栽接法における鼎器の相違点を説明しています。
  第三章 火候
火候とは文字通りには火加減のことであるが、仙学では元神[先天的な意識]をその働きから火と呼び、呼吸を風と呼んで火 を制御する助けとする。この章では、主に静坐における意識と呼吸の用い方について説明しています。
    第一節 凝神の方法
凝神とは心神を働かせて内面へと意識を凝らすことであり、火を用いることである。ここでは火及び火の用い方について説明 している。
    第二節 呼吸の種類と作用
火候の運用に欠かせない呼吸について説明しています。
    第三節 陽気開関の分析
静坐によって関竅が通ずる様子を分析しています。
    第四節 陽気を巡らせる順序
陽気を運行するときの概要を説明しています。
    第五節 陽火と陰符の生理作用
陽火と陰符は本来は同じ陽気であるが、運用の仕方の違いから二つに区別される。ここではその違いについて説明していま す。
    第六節 内外火候について
主に清浄法と栽接法における火候の違いについて説明しています。

 

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