前立腺ガン治療迷走記


ガンだと言い渡され・・・目の前が真っ暗・・・なんで自分にこんな仕打ちが・・・絶望感の中で助かる道を模索。
なんとか、PSA監視療法で落ち着いたが、長い目で見て得策だったのかどうか、天のみぞ知る。

前立腺癌を宣告されたが、なるべく自分の体を傷つけたくない人の参考のために、私の経緯を記録しておきます。
(体内にガンがあるのならなんとしても除去したいと思っている人には参考になりません。ご理解下さい。)
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3年半抵抗しましたが、結局摘出手術を受ける羽目に陥りました。

H27.6.11の日経新聞によると、「がん」は悪性腫瘍全般を指し、「癌」は上皮細胞から発生する悪性腫瘍を意味する、とのことですが、素人が書いている本ページはもちろんそんなことを区別しておりません。悪しからず!

ネット上には、非常に専門的な頼りになる内容から、素人の闘病日記まで、玉石混交状態ですが、ネット情報との付き合い方に関する記事がありました。興味深いので紹介しておきます。

前立腺ガンへの対応の記録
日付出  来  事
2011年
7月8日退職したら市から検診案内が来た。軽い気持ちで近くの開業医で前立腺ガンの検査(採血)を受けた。PSA値=5.8
過去にPSA検査を受けていないので急に増えたか徐々に増えたのか分からないとのことだが、4<PSA<10はグレーゾーンと判定された。精密検査が必要なので紹介状を書くから主治医を決めてくれと言われ、病院名と担当医のリストを見せられた。咄嗟のことでどこの誰がいいのやら見当がつかない。20年程前の新聞に地元のA公共総合病院に赴任したという記事が出ていた記憶がある医者名をリストから見つけた。20年以上ならもうベテラン医だろうとの判断だけで、その医者に決めた。精密検査には1泊2日ぐらいかかるだろうとのこと。
7月27日A総合病院で入院前の準備(採血・胸部X線・心電図)。精密検査は2泊3日かかる、日帰り検査もできるが、検体を取る点数が少なくなり、精度が落ちるとのこと。PSA=5.2
8月2日
〜4日
検査入院/下半身麻酔にて生検体採取、エコーで見ながら採取用の針を打ち込んでいるようだが、素人目にもエコー像が左右非対称。《それはガンとは無関係》という答えを期待しながら「エコー像でガンがあるかどうか分かるんではないんですか」と聞いてみたら「はい、ガンらしいところから検体を取っているので心配いらない」との答え。ガ〜ン!ガンがあるんだ!
尿道にカテーテルを差し込まれ尿をバッグへ垂れ流しにされる。血尿が出ている。麻酔は短時間で切れたが、尿道のカテーテルがひっかかり、寝返りを打てない。寝苦しい。寝たような気がしない。寝返りできないと腰がとても痛い。カテーテルを引き抜かれるときに尿道付け根に傷み。血尿が止まったことを確認できたら退院。帰宅後も2日間ほどおしっこをするたびに尿道奥に激痛。病院へ電話したら、別に心配は要らないとのこと。射精系も内部で傷ついているのではないかと不安に思い数日後確かめてみると精液というよりどろどろの血が出てきた。痛みはなかった。2週間以上経ってもまだ血が少し混じっていた。過激な検査を受けてしまったようだ。2度と受けたくない。
8月17日精密検査結果、ガンと宣告された。8点検体を取り、そのうち4点にガンが見つかった。検査時のエコーにも異常がみられたので、間違いないとのこと。グリーソンスコアは3>2 (3+2=5)、数値は低いので初期段階。治療方法として、全摘出手術・内分泌薬療法・放射線療法・化学療法があり、有効なのは前3者で患者に治療方法の選択権がある。当院では内視鏡手術、放射線内部照射はやっていない。内部照射を受けたければ別の病院を紹介する。摘出手術は後遺症として尿漏れの恐れがあるが、最近は手術方法が改善され、「漏れた」と感じてからトイレへ駆け込んだので間に合う。内視鏡手術では細かい摘出はできないので、尿漏れの可能性が高い。70歳を過ぎていたら余命が少ないので手術は勧めないが、私は63歳なので前立腺の全摘出手術をして完治を目指すことを勧められた。前立腺癌は骨へ転移しやすいので、骨への転移有無検査(骨シンチレーション、MRI)と臓器への転移検査(CT)をして治療方針を決める。精液に血が混じっているが、と聞いたら、傷つけたから仕方ないでしょう的な返事だった。ちなみに同じ日に同室に入院し精検を受けた人はPSA=7.5だったが、結果は白だった。私はそれより低い5.8なのに癌宣告を受けた。
8月20日持病で毎月通院している内科病院の先生にも状況報告したら、人の体には要らないものはないので切るのは望ましくはないが、検査はちゃんと受けておいてくださいよ、とのこと。
インターネットで食事療法を見ると、白米・白パン・牛乳(カルシウム)などはダメ、トマト・ゴボウ・豆乳・豆類などがよい、とされている。今更手遅れだろうけど、我が家の食事にトマト、ゴボウ、みそ汁、麦飯などが増える。以前から口寂しくなるとつい甘いものを食べてしまうので、体重が増えるのを防ぐため、空豆を揚げた\100均一のフライビーンズをときどきつまんでいるが、更に豆乳(成分調整)も追加した。
8月24日骨シンチの結果、骨には転移なし。CT検査の結果(生検体を取るために針を刺しているので組織が崩れてしまっているが)、精嚢にわずかな浸潤の可能性あり。右肺上葉に小結節の疑い、要経過観察。これら結果を踏まえて、除去手術+内分泌薬療法を併用する。両方とも勃起障害が起きる。バイアグラに頼るしかない。放射線外部照射治療は70グレイの照射が必要だが、当院では60グレイで、2ヶ月ぐらいかかる。放射線の針を打ち込む内部照射は当院ではできない。精嚢に浸潤があり、そこに放射線源の針を打つと他の臓器に影響を与えるため、針は打てない。精嚢まで影響が出ているので、分泌薬療法とともに精巣(睾丸)も取ったほうがよい。取っても特に生活に変わりはない。更年期障害は起きる。具体的には、夜急に暑くなり寝汗をかく。着替えないといけないほどかく。健康なら男は男性ホルモンが徐々にしか低下しないので更年期障害は起きないが、切除すると男性ホルモンが急激に低下するので、男性でも更年期障害が起きる。
セカンドオピニオンを聞きに行ってもよいかと尋ねてみたら、「聞いても同じようなことをいうだろう。内視鏡手術をしている病院では内視鏡の方がいいように言うが、尿漏れはよくない。」(開腹手術でも退院直後は漏れるらしい雰囲気。その後しばらくするとパッドもいらなくなる。)頻尿・残尿感などの自覚症状はないので、もう少し放っておいてもいいかと聞いたら、骨に転移したらもう手遅れになる、背骨を切るわけにはいかんだろう、と言われた。手術は2週間入院。その2週間前と1週間前に自己輸血用の採血。9月中旬の入院を勧められた。8月31日に家族も同行し、治療方法を選択するように言われた。・・・人生が終わったような憂鬱な気分。。。
8月31日妻を同行、8/17,8/24と同様の説明が妻になされた。手術しないなら、放射線療法と内分泌療法を併用する。70グレイ必要だが副作用が現れるので60グレイで行う。通院3ヶ月ぐらい掛かる。化学療法は現時点ではいいものがない。進行は遅いので、決断は急がなくてよいとのこと。暗示に弱い方なので、なんだか尿道の奥が腫れぼったいような気がするし、腰骨が痛いのが気になる(昔ぎっくり腰になって以来腰痛がある)。このまま放っておいたら取り返しの付かないような不安にかられる。手術を選択した。睾丸は取らなくてよいのなら残してほしい。地元行事の都合があるので、入院時期は10月末頃としたいと希望。それまでほっといても大丈夫なのだろうかと聞くと、手術までの間ガンの進行を止めるために内分泌療法をすると組織が変形して手術しにくくなる。手術するなら、手術するまでの間があいても、内分泌療法はしない。睾丸も取ったほうが完治しやすい。睾丸と副腎からも男性ホルモンが出ており、睾丸を残すと後で悪化する可能性あり。その時点で内分泌療法をとることになる(副腎からのホルモンの影響が出た場合も同じ)。 3ヶ月に一度ずつ注射をし続けないといけない。1回10万円いる(保険適用で自己負担3万円という理解でいいらしい)。ほかに1ヶ月に一度の注射の方法もある(症状によるらしい)。入院は2週間。手術時の輸血用に本人の血を使うので、事前に血を採り貯血する。手術の1週間前と2週間前に400ccずつ採血。前立腺癌摘出手術は2時間程度、同時に睾丸もとるなら10分ぐらいでとれる。術後の生活は急な発熱、発汗以外は普通の生活が送れる。前立腺癌摘出で勃起能力は2割ぐらいしか残らないが、バイアグラで出来る(63歳にもなると既にそっちの機能は低下しているのだが・・・)。睾丸もとるとまったくできなくなる。性欲がなくなる。術後2ヶ月ぐらいは性欲が残る。欧米では睾丸をとると離婚訴訟に発展するが、日本ではそれは少ない。尿漏れは、前立腺を除去して膀胱と尿道を縫い合わせるときに、括約筋を切るので起きる。以前は内部で溶けてなくなる糸を使っていたが、尿洩れが多かった。今は糸の先を体外へ出しておいて、それをひっぱって抜糸する方法に変えてからは、尿漏れは少ない。「あっ、もれた」と思ってからトイレへいっても、尿道が長いので下着を汚すことはないと患者から聞き取りしている。アガリスクが癌に効くのではないか、あるいは更年期障害などの副作用を和らげるのではないか、という質問をすると、「そういう話があるのでいろいろ調べたが全く効果がなかった。気持ちの問題程度の効果である。きのこがきくのではないかとの期待感から出ているのだろう。」・・・いずれにせよ2ヶ月後には精検どころではない苦痛を味わい、術後も不愉快な生活を送るであろうことが決定した。お先真っ暗だ。
9月6日年輩の識者から治療についてご意見を頂いた。主治医がセカンドオピニオン聴取に協力的でない以上、無理に聞きに行けば主治医の心証を害するだけ、転院も難しかろう。比較的すんなり他の病院へ行く方法は、今かかっている病院ではやっていない治療方法(例えば先端医療など)をやっている病院へ内容を聞きに行きたいといえば、今の病院では対応できないわけだから、紹介状を書いてくれやすい。(県内のやや東の方にある)大学病院の教授を知っているので、紹介状をもらえるなら話をしてあげる、とのこと。インターネットで前立腺ガン治療の「名医」を検索してみると同教授の名前があがっていた。日本でも屈指の名医らしい。また、前立腺ガンの治療を得意としている病院のセカンドオピニオン外来を検索してみたが、どの病院でも今かかっている主治医の同意書を持参しないと意見を聞けないようだし、意見はいうが治療自体は現在の主治医に戻すというのが条件になっているようだ。病院同士の仁義を乱さないようにしているらしい。これではセカンドオピニオンを聞いたところで、現在の主治医と大きく食い違う意見は聞けそうにないし、聞けたとしても主治医が快くその意見通りの治療方法に変更してくれるとは思えない。治療をしてもらう医者に喧嘩を売るようなことをしても得策ではないことは明らかだ。するなら無理なく「転院」できる機会を窺うしかない。
9月15日セカンドオピニオンを聞きにいっても同じような意見しか聞けないぞといっている主治医から紹介状(=セカンドオピニオン聴取の同意)を取り付けるのは困難な状況だと思われるので、先述の大学病院の教授に「前立腺ガン摘出手術と同時に睾丸まで切除するべきかどうか」のご意見を軽く聞いてもらえないかと上記の識者に依頼したら、取り敢えず準教授に会う機会があったとのことで同大学の治療方針を教えてくれた。それによると、「同大学では同時に睾丸も取ることはしない。先の問題である。しかし県内でも西の方(私の住む地域あたり)では別のB総合病院を中心に盛んに切除しているらしいと聞いている。セカンドオピニオンについては、自分の受ける手術なので遠慮なく言えばよかろう」とのこと。それは当然最初の段階で遠慮なく申し出たのだが、聞いても無駄と言わんばかりの反応だった。またセカンドオピニオン外来の方針から見ても主治医に戻すなら聞くだけ無駄。だが、これで睾丸切除は拒否すべきとの心積もりがはっきりした。
ちなみに、口コミで情報収集したところでは、このB総合病院は私の住む地域では前立腺ガン治療が得意なことで有名で、既往者の噂ではこの病院で摘出手術を受けている者ばかりである。更に調べると、まずこの病院の主治医は宣伝上手で集客のためのPR活動をかつてかなりしたようである。それで今では泌尿器科へ行くならB総合病院、となっているらしい。最初の精検のときの病院名リストにもこの病院はあったのだが、そんなことは知らないからA病院を選択してしまった。A病院で摘出手術を受けた人の感想を聞きたいのだが、そういう人の噂は一人も聞かない。セカンドオピニオンを聞いても良いかと尋ねたときに「内視鏡手術をしている病院では内視鏡の方がいいというだろうが、尿漏れはよくない」といっていたのは、このB病院に対抗意識を持っての発言ではなかったのだろうか。
9月16日別の年輩者から、身内の人が摘出手術を受けているのでその状況を教えて頂いた。その人は75歳で3ヶ月?ぐらい放射線治療を受けていたが、摘出手術を希望した。生殖関係すべて除去した。(睾丸もとったらしい) 手術は前述とはまた別の(更に西の方にある)C総合病院で受けた、経験豊富な病院がよい、精密検査はたいして痛くなかった、再検査されてもよいから転院したらよいとの意見。(この当人はC病院から転院していない。A病院で同室になって同時に検査を受けた人ももう2度とこの精検は受けたくないと言っていたが・・。) 尿漏れは力を入れた時に漏れる、ティッシュを当てておく必要あり、とのこと。
インターネットには、尿漏れは「漏れる」という状態ではなく、「蛇口全開」状態である、との書込もある。近隣の人で摘出手術を受けたという人の口コミ情報では「漏れるという感覚もない(=だだ漏れ)」そうである。手術方法が改善される前の受診者なのかどうかはわからないが・・。
再検査されてでも転院した方がよいとの意見についてであるが、MRI所見には「前立腺の内部は生検の影響もあり不均一」とのコメントが書かれている。強行転院して隠して受診しても分かってしまうのではなかろうか。医者からみて不審患者になってしまわないだろうか。
10月4日上記の年輩者から(この人はたとえ苦しい精検をもう一度受けてでも紹介状なしで転院を強行すべしとの意見)、近隣県の地方新聞に、同県の大学病院で「前立腺ガンを摘出せずに密封小線源を体内に永久埋め込みすることによって4泊5日で手術完了、尿障害もない」と書かれている、との情報を頂いた。これは救いの手ではあるまいか。摘出手術や内分泌薬療法をよその病院で受けたいと申し出れば、現在の主治医の腕を信じないという意味になり、喧嘩を売ることになるが、永久埋め込み線源による治療方法はA病院ではやっておらず説明もなかったから、この療法を受けるため転院を申し出ても良いことになる。放射線の体内照射はA病院ではやっていないが、したければ別の病院を紹介するとの話は最初からあったが、永久埋め込みという話はまったくなかった。
10月5日早速A病院へ新聞記事を持って相談に行った。密封小線源の永久埋め込み方法はかなり以前に流行った療法でいまはやや下火、当時はこの主治医もこれなら受けてみたいと思ったとか。但し、この療法を適用できるには条件がある。癌が小さいこと(PSA<20?)、前立腺が大きくなっていないこと、外部へ浸潤していないこと。私の場合、PSA=5.8でこれはOKだが、精検で8点のうち4点・・これは大きくなっていないか。大きくなっていれば内分泌薬療法で癌を小さくしてからでないと出来ない。精嚢へ浸潤の可能性があるとのCT所見があり、前立腺の外へ出ていれば出来ない。直腸などへの放射線障害が起きる可能性がある。しかし、少しでも後悔が残ってはいけないから、聞いてみたほうがよい。紹介状を書きましょう・・・・となって、紹介状と検査データのCD-ROMもいただいた。 同じ治療は当県の大学病院・隣接A県の大学病院やB県のがんセンターでも出来るが、どこで受けますか、との質問を受けたが、(よそはわからないので)新聞記事通りのC県の大学病院にしてもらった。この主治医のお勧め先とは違うことになるが、快く紹介状を書いて頂いた(紹介状もCD-ROMも封がされているのでどう書かれているかは知らないが)。尿漏れの方は放射線療法でも漏れるとのご意見だった。当院での手術の予約はキャンセルするか、と何度か聞かれたが、とりあえず保留した。農繁期がすぎてこれからは入院する人が増えるので、キャンセルするなら早くしてくれ、とのことだった。(もう摘出手術に舞い戻ることはないと判断しているのだろうか。)大学病院へは予約を取って行った方がよいとのことで、当院内に地域医療連携室というのがあり、C県の大学病院へ受診予約を取ってくれた。
10月7日C県の大学病院へ予約の10時少し前に着。まず採血採尿に100人ほどの順番待ちで小1時間かかり、泌尿器科へ11時ごろ戻ったが、結局1時ごろまで待たされ、待合室の患者がほとんどいなくなってから呼び出された。診察室に入ると4人の医師団が長テーブルの向こうでパソコンを1台ずつながめながら待機していた。紹介状とともに提出したCD-ROMのデータを共有しているようだ。普通の診察室らしからぬ雰囲気にいささか驚き。担当教授から、一人で来たのかと聞かれた。小線源埋め込み治療は低リスク群(=軽度の癌)にしか適用できない、との説明あり。そういえば新聞にそう書いてあったが、素人には「低リスク群」が何のことやらわかっていない。とにかく、2週間入院して痛い思いをした上に尿漏れが残るような手術を避けて4泊5日で済んでほしい、の一心である。これが適用できなければまた重苦しい治療に逆戻りしそうな不安を感じる。暗示に弱い方なので膀胱当たりに腫れ物があるような気がするし、腰骨が痛いと感じるんだけど大丈夫でしょうか、と聞いたら、「そんなこと(症状)はありません」ときっぱり言われた。小線源が適用できなくても他にも方法はいくらでもあります、とのこと。A病院の3+2という診断は専門医の判定らしくない、精嚢への浸潤についても浸潤しているようには思えない、同大学病院で検査しなおすとの事。また精密検査を受けないといけないのかと思ったら、A病院から生検体を取り寄せて大学病院で分析するという。あの検査をもう一度受けるのはイヤでしょうと言われた。その通りだ。小線源埋め込み方式では尿漏れは起きないのかと聞いたら、きっぱりと「ありません」。本日のPSAは5.9だった。1ヶ月後に、小線源打ち込みのための前立腺の大きさ形をCT検査で把握する。
10月9日新聞各紙は、10月7日に米政府の予防医学作業部会が、PSA検査をしても死亡率を減らす効果はほとんどないと発表したとの記事を載せた。自覚症状がない限り自発的にPSA検査を受ける必要はないそうだ。・・・今までの診断は何だったのか、摘出するなんてトンデモナイ。自覚症状がない限りPSA検査を受けても受けなくても寿命に影響はないのなら、このまま何もせず放って置いていいことになる。小線源埋め込みも必要ないのでは・・・。
10月15日市の検診案内で胸部レントゲン撮影(結核・肺ガン検診)を9月26日に受けたが、その結果が来た。異常なしだった。CT検査所見(8/24)の「右肺上葉に小結節の疑い」は一体なんだろう。
11月1日朝日新聞に今度は、前立腺ガンは進行が遅いので、癌が見つかってもしばらく様子をみる待機療法が進んでいる、との記事が出た。10月9日の新聞記事によれば、小線源埋め込み治療すらする必要がなくなるわけだから、私も「様子見」療法(=PSA監視療法・待機療法)に切り替えてもらえないものだろうか。
11月7日C県の大学病院へ今度は妻を伴って受診。今日も採血採尿から始まった。今度は予約時間が12時だったため採血はガラ空き、わずか2人待ちで採血終了。泌尿器科へ戻り、今度はそれほど待たされずに診察室へ。今日はテーブルの向こうに2人だけ、通常の診察室に近くなった。グリーソンスコアは3+3と診断された。精嚢への浸潤もない。A病院の3+2というのは現在では2という判定はしないことに統一されており、そういう意味で判定の仕方が古い、とのこと。(しかし??? この判定法の改変について自分でネットや本を調べてみたが確認できない。どういうことだろうか。) 11月1日付けの朝日新聞を提示、「様子見はできないのだろうか」と聞いてみたら、即座に「いいですよ」との答え、当大学では3+3の人には元来様子見を推奨している。先回は私の方が小線源治療ができないかと申し入れていったため、様子見の話はしなかった。患者の心情として、癌はとにかく治療しないと安心できないという人と、できればなにもしないで済ませたいと思う人とがあるので、治療を申し出てきた人には、様子見は言い出せない。本人は様子見をしたくても、家族が治療を望んでいることもある。そこで様子見療法は言い出さなかったとのこと。人の体は傷つければどうしても害があるのでそのままの状態を維持するに越したことはない。当大学ではなるべく体に傷を与えない方法をとっているとのことで、即座に本日予定の前立腺形状測定の(CT?)検査はキャンセルしてくれた。米政府がPSA検査不要を発表した新聞記事も提示したが、これについては「欧州では反論がでている」と不服のようであった。様子見の場合PSA検査を3ヶ月に1回するとのこと。私の地元のかかりつけの病院で見てもらってもよいかときいたら、当面、当大学でみさせてほしい、とのことで、2月の予約を取られた。PSAが10を超えたら治療を考えたのでよい、とのこと。そのときは再度精検をするのかと聞いたら、即座に「しません」と答えてくれたが、場合によってはするかもしれないとのこと。手術後の(尿漏れなど)障害については世間で言われているほどではないそうだ(最近は医療方法が進んだということかも知れない)。今日のPSAは5.5
 いろいろと絶望的な気持ちに落ち込んでいたが、やっと執行(執刀)猶予の身になれた。それにしても同じ検体なのに病院によって天・地の差である。摘出した方がよかったのか、このまま様子見の方がよかったのか、神のみぞ知る、ではある。当初は「なぜB病院へ行かなかったのか」という声が周囲からかなり聞こえてきたのであるが、今になって思うとこの辺りでは人気があっておそらく患者も多いB病院を選んでいれば、逡巡の余地なくさっさと切除されていたのかも知れない(行ったことはないので何とも言えないが)。A病院で考える期間をゆっくり与えてくれたのと、タイムリーに次々と新聞記事が出てきたので救われた。切除してしまってから新聞記事を見たなら悔やんでも悔やみきれないだろう。五体満足でなによりだった。今、安堵して考えるに、グリーソンスコア5や6なのに監視療法の説明がなかったのもおかしい。県内西寄りの当地域では病院間で全摘出競争をしているのではなかろうかと懸念されるが、それも一因だろうか。10月9日以降の新聞記事がでてからは、下腹部が腫れぼったい感覚や腰骨が痛いと感じる思いはいつのまにかなくなっていた。その反面、トイレへ行きたくなったら急激に我慢が出来なくなり、こらえ性がなく今にも漏れそうな状況が多くなってきた。この傾向はPSA検査を受ける数ヶ月前から感じだしてきたのだが、最近徐々に悪化している。摘出手術を受けなくても、そのうち尿漏れを起こしそうである。これを尿意切迫感というらしいが、私が行ったどの病院でも初診時などの問診票にはこの項目はなかった。先述の識者の方は3ヶ月毎の監視療法中であるが、当初8ぐらいから始まって直近は9→12→10と変動しており、10を超えたからといって直ちに処置に移らない方がよさそうである。
余談ながら、我が嫁女は第1子出産後ぐらいの20歳代だったろうか、かかりつけの産婦人科で子宮癌の宣告を受けた。その当時は白い巨塔間の対立こそあれ、病院間連携などない頃、勤務先の上層部の方が懇意の内科医に頼んで、今回と同じ大学病院へ紹介状を書いてくれて、同大学病院で生検体を採取し直した。前立腺ガンとは異なり、女性の尊厳は別にして、検体を取るのは物理的には簡単であるので、かかりつけの産婦人科医には無断で再検査した。結果は白だった。安心して元の産婦人科医に申し出たら、それはおかしい、もういっぺん検査すると言い出して、また生検体を取った。結果はやはり子宮癌だということだった。本県ではクロ、C県ではシロというわけだ。クロという結果は無視してもう30年以上になるが、いまだに元気である。診断結果の信頼性はあるんだろうか。このとき子宮摘出なんぞをしていればトンデモナイことだ。そういう意味ではセカンドオピニオンではなく、容易に何度でも検査可能なら、別の病院で一から検査し直すことは重要である。異なる結果が出たら、「どちらを信じるかはあなた次第」というわけだ。
11月18日ガン保険が適用になる可能性もあるので妻がA病院へ診断書を書いてもらいに行った。主治医に、「様子見になった」と伝えたところ、それは自分がそう希望したから相手の医師もそう答えただけだ。ガンは悪性である。放っておいてはイカン。新聞記事に振り回されてはいけない。処置をしなさい、と延々と言われたとのこと。いったいどっちが客観的事実なのか。天の裁定をする神は身近にいないものだろうか。せっかく晴れ晴れとした気持ちになっていたのにまた滅入ってきた。多忙の妻は一旦始めたみそ汁作りをこのところボイコットすることが多くなっていたのに。昔、当県に医学部がなかった頃、当県はA県の医学部出身者とC県の医学部出身者とが張り合い、犬猿の仲だったと私は理解している。今でこそ、地域連携などと呼ばれ、白い巨塔同士の壁は見えなくなってきているが、まだまだ根深いものがあるのではなかろうか。A病院の主治医はA県の大学出身であり、C県の大学病院の極端に異なる裁定は許容しがたいかも知れない。いずれにせよ、素人である患者としては何を信じて良いかわからない。神よ!ご加護を!
11月19日また下腹部がつっぱるような気がしてきた。腰も痛い。持病でかかりつけの内科病院へ行った。前立腺ガンの治療は終わったのかと聞かれたので、監視療法になりました、と答えたら、内科にはそんな用語はないみたい。放射線治療もホルモン療法もしていないと言ったら、怪訝な様子。専門が違うのでなんとも言えないが、本当にそれでよいのか、と思っているようだ。PSAが横ばいという話をしたら、同病院の血液検査例にPSAが95もある事例を教えてくれた。ホントにこんなに高くなるということだ。生きた心地がしないのでは?
81歳になっても現役で結構重量物を据え付けている(もちろん機械は使うが)人と話をした。家では無農薬野菜を栽培して自給しているそうだ。健診の検査は受けないそうだ。受けると何か見つけられて治療されてしまう。毎日外で働いていれば病気にはならない、と言っていた。もともと健康なのだろうが、確かに病気を治すために、毒をもって毒を制す医療では、どんどん体を痛めつけているところはあるかも知れない。
11月27日寒くなってきた。布団から出るのが億劫になってきた、とともに夜中にトイレへ起きない日が増えてきた。夜中に尿意は覚えるのだが寒いのでそのまま朝まで寝ていることが多くなった。しかし昼間の尿意逼迫感は相変わらず。もっとも普通は日常の活動時間帯に合わせて支障のないように早めにトイレへ行く(これは若いときも同じ)わけだから、特に問題はないのだが、時に何かに没頭したり外出先からトイレへ行かずに帰宅したときなどに尿意逼迫を感じる。一旦感じ出すと急速に我慢できなくなる。ネット上に書かれている「(玄関やトイレの)ドアノブ尿漏れ」というのがそのうち起きそうである。長年体重を68kgに維持してきたが、10月以降になって急速に体重が増加、70kgになった。豆がいいだろうとの安易な考えからかフライビーンズの消費量がものすごく増えたのが原因か。女房が競争で食べるようになったのも消費量に拍車をかけた。
PSA検査は今までうまい具合に1ヶ月毎ぐらいに受けてきたが、次回は3ヶ月後。果たしてこのまま横ばい状態が続くのか不安。
12月21日心臓病でかかりつけの内科病院へ行ったら、「PSAの血液検査は保険適用に回数制限があるが、3ヶ月に一度の検査では不安な人は、お金がかかっても検査してくれと言ってきますよ。当院でも検査できますが、しなくていいですか」という勧めがあった。4ヶ月間PSAは横ばいであったとはいえ、3ヶ月先の検査でも本当に横ばいなのか、ちょうど不安に思っていた矢先なので、心臓病指標検査の採血のついでにPSAの血液検査を受けてみた。結果は、PSA=4.690だった。かなり下がっている。もう一息で4を切れるのではなかろうか。PSA値がそのまま癌の進行度に比例しているのではなさそうだが、精検では本当にガン細胞が見つかったのだろうか。かかりつけの内科医からは「喜べる値ではありません。精密検査を受けて下さいと言わなければならないレベルには変わりがありません」とは言われたが・・。
12月28日プロゴルファーの杉原輝雄氏が亡くなった。74歳。新聞記事によれば、前立腺ガンがリンパに転移、入退院を繰り返していた。61歳で前立腺ガンであることを公表、手術を拒否し投薬治療を受けながら現役プロを継続。
(癌宣告を受けてから13年間は生きたことになる。ガンを度外視しても、74歳という死亡年齢は特に早死にというわけでもなかろう。)
2012年
1月11日家にいても尿意逼迫感がひどくなってきた。冬でもありトイレの間隔も短くなったようだ。久し振りに少し歩いたせいか、就寝中にこむら返りが起きた。南方勤務中には毎晩のように起きて、あとで水分不足と知ったが、日本で起きたことは今までないような気がする。
本日朝のNHK番組「あさイチ」で「医療保険の落とし穴」の話をしていたが、事例として「非浸潤性乳管ガン」と診断された女性が5日間入院して無事摘出手術は成功したが、保険会社へ癌保険金請求すると1円ももらえなかった。従来のガン保険の多くは、上皮内ガンと一部の皮膚ガンを保健対象外としており、非浸潤性ガンは乳管の上皮細胞内でガンが増殖しており、保険対象外となるそうだ。乳管から外部(乳房内)へ浸潤すれば、保険対象になるらしい。乳ガンに限らずどのガンでも上皮内ガンというのはあるそうだ。私の場合、A病院では「精嚢へ浸潤の可能性あり」という所見だったが、C県の大学病院では「浸潤なし」というコメントだった。これはガン保険適用可否の決定的判定基準になるのだろうか。
2月6日C県の大学病院で3ヶ月目の検査受診、採血&採尿。今日のPSAは5.05。12月21日の検査結果も持参した。PSA値は減少傾向。グリーソンスコアが3+3の場合、下がっていくことがよくあるとのこと。4+4ならば増加していく、3+3の場合でもいずれ増加に転じる、それが1年後に起きる場合もあれば、2〜3年後、あるいは7〜8年後に起きることもある、増加したときにその時点の医療技術で治療すればよい、現在当病院ではロボットによる遠隔手術もできるようになっている、PSA検査は同じ場所で測って比較した方がよい、等の説明があった。地元の近くの病院でPSAを測ってもよいかと聞いたら、先ではそれもよい、例えばPSAが7を超えたときに大学病院へ来てもらえばよい、またPSAが低ければ検査間隔を6ヶ月毎にしてもいい、とのこと。
今朝のNHK番組「あさイチ」で癌特集をしていた。膵臓癌が肝臓へ転移し、もう治療方法がないと言われた人が、癌ワクチンの投与により肝臓の癌が消滅したという臨床試験例がある。アメリカではすでに前立腺ガンのワクチンが保険適用になっている。日本ではまだ癌ワクチンは、膵臓癌と肺臓癌で治験フェーズ3、前立腺ガンではフェーズ2迄しか進んでいない。フェーズ3が終了して初めて申請承認ができ、その段階を経て治療に使えるようになるので、まだまだ日本では数年かかるようだ。早く一般に使えるようになってほしい。
2月12日このところまたときどき腰に鈍痛がある。従来なら、また腰痛が始まったか、で終わるところだが、骨に転移しているということはないのだろうか、と不安が起きる。PSA値は間違いなくガン進行度の指標たりうるのだろうか。
2月16日昨夕から右腹上の方が10分置きぐらいにチクリと痛むようになった。ウェブで見るとこの辺りの痛みは肝臓がほとんどだ。転移???すぐガンとのつながりを連想してしまう。気休めだがシップをはっておいたらどうやら治まった。
3月5日今度はガンは治療するなという本まで出た。治療するから苦しく痛む。ガン検査も不必要か。ますます混沌としてきた。癌はホントはどうするのがいいんだろ? ウェブに前立腺ガン治療体験記ばかりを集めたリンク集のページを見つけたので本ページもリンクをお願いしたがノーレスになった。本ページのような治す気がないのは相手にされないのだろうか。癌宣告された側から見ればこれも貴重な体験記だと思うのだが。もしかすると医者側のPRのため、治療成功事例だけを集めているのかも?
3月14日「PSA検査で前立腺ガン死亡リスク低下」という新聞記事が出た。以下は記事の内容−−−血液中の物質を調べるPSA(前立腺特異抗原)検査で、前立腺ガンによる死亡リスクを減らすことができるとの調査結果を、男性約16万人を平均11年間追跡した欧州チームが、米医学誌ニューイングランド・オブ・メディシンに発表した。ただ他の病気を含めた全体の死亡リスクを減らす効果は見られなかった。前立腺ガンは高齢者に多く進行が遅いため、他の病気で死亡することがあるのが一因とみられる。PSA検査で陽性となった後の精密検査は肉体的負担が大きく、患者の利益や全体的な効果をめぐっては今後も議論が続きそうだ。調査対象はオランダやフランス、スウェーデンなど欧州8ヵ国の55〜69歳。PSA検査を受けた人は受けない人に比べて、前立腺ガンで死亡するリスクが21%低いが、全体の死亡リスクには差がなかった。専門家の間には、さらに長く調査を続ければ全体の死亡リスク低下が期待できるとの見方もある。−−−要は、PSA検査を受けていれば、前立腺ガンで死ぬ可能性は下がるが、他の病気で死ぬため寿命は延びないということだ。それなら苦痛を我慢して精密検査や摘出手術を受けてしかも後遺症に悩むのは意味がない。
4月---プレーンヨーグルトを食べるときにきな粉を混ぜるとイソフラボンもとれていいとTV放送していた。きな粉も豆だ。それならガンにもいいのではなかろうか。早速健康食メニューに追加した。
5月6日新聞記事によると、高齢者の夜間頻尿(夜中に2回以上)は睡眠が妨げられて生存率が低下するそうだ。過度の水分摂取は避けるべきだそうだが、一方で熱帯で生活していると水分不足に陥りやすく、心筋梗塞などを起こしやすくなるのではなかろうか。日本で生活していても夏場の水分摂取控えめは危険だ。どっちへ転んでも寿命は縮むか・・・。
5月11日トマト ゴボウ食事療法でトマトやゴボウがよいらしいので、自給自足(補足?)を目指す。
5月14日PSA推移今回のPSAは5.63、横ばいといったところか。次回からは地元病院で検査してよいとの許可を頂いた。PSAが8〜9を超えたら大学病院で再診を要す。今回の検査の3〜4日前から残尿感、頻尿感がある。検査前のプレッシャーか?
右図はPSA値の推移。一点鎖線で囲んだ範囲ごとに検査機関が異なる。3月5日の項に紹介した本にも書かれているが、検査機関が異なると検査値も少し差が出るそうだ。青印はネット上に公開されていた某氏のデータ(約8年前)。当時認可されたばかりの密封小線源治療を希望し予約殺到で治療が待たされた為、PSA推移データが得られた。この人のPSA値は治療をしなくても回復傾向にあったのではなかろうか?
6月13日ガン宣告恐怖症もややマンネリ気味、自覚症状を感じることもなく、なんとかせねばという気も薄れてくる。毎日25℃以上の夏日が続き、夜間尿意で起きることもなくなったせいか。
ミニトマトは熟れだした。
7月19日猛暑が続く。昨夜寝ころんで書類を読んでいたら視野中央左下に残像のような輝点。ギラギラしているので残像ではない。そのうちみるみる大きくなり左下側だけの半円周上でギザギザしたものがギラギラしている。ネットで調べたら「閃輝暗点」、数十分で大きくなり視野外まで出ていってなくなると書かれている。そのとおり30分余りで視野一杯まで大きくなり消えていった。直後に頭痛があることが多いらしいが、それはなかった。眼科へいったら、初めてなら様子見でよいとのこと。繰り返すようなら検査が必要。ところで1週間以上前から下腹部にときどき鈍痛がある。ガンが大きく成りすぎて前立腺が破裂しかけているということはないのだろうか。あの根本の右上側あたりが痛い。PSAは癌の成長に比例する指標足りうるのだろうか?PSAが増加しなくてもガン細胞は増加しているということはないのだろうか。疑心暗鬼、サターンが横でほくそ笑んでいる。
7月21日下腹部の鈍痛について狭心症で掛かり付けの医師に聞いてみた。そこには睾丸からの腺?が通っているので受診するなら外科。行きがかり上、不安なら泌尿器科でも診てもらうのもよい、とのこと。
8月17日PSA推移地元で採血、今回のPSAは4.92、前回もここでは低めに出ているので、横ばいといったところか。検査の数日前からおしっこが途切れ途切れの出方をする。前立腺肥大か?、連日の猛暑で夜間頻尿どころか1回も出ない。
同時に男性ホルモン値も検査してもらった。結果は8.4、年齢相応の平常値だ。もっとも男性ホルモン値はあまり前立腺ガンには関係ないそうだ。
8月27日新聞のコラムによると、カロチン類がガン予防に効果がある。カロチンはニンジン(Carrot)から名付けられた。代表的なものはカロチン、リコピン、クリプトキサンチン、キサントフィル類で、果物・野菜の赤・黄・橙の色素だが無色もある。この中で最も早く注目されたのはβカロチンで、この血中濃度が高い人はガンの発生が少ないことが明らかになった。その後の研究で、αカロチン、リコピン、βクリプトキサンチンにも強力な抗ガン作用が発見された。特に有名になったのは温州ミカンに多いβクリプトキサンチンで、動物実験ではβカロチンの5倍の効果が認められた。1日に1〜2個の温州ミカンでガンを予防できるといわれている。温州ミカンを多く食べる人はガンだけでなく、高血圧、肝機能障害、骨粗鬆症なども少ない。βクリプトキサンチンは脂肪代謝を促進し、脂肪の害を少なくすることも明らかになった。βクリプトキサンチンは柿にも多く含まれる。
8月28日右下腹部の鈍痛を1日1〜2回は感じるので、別の内科を受診してみた。食後に痛くなるなら脱腸、ふくらんでくるようなら鼠蹊ヘルニアとのこと。ヘルニアは「出ている」という意味であり、体中いろんなところに現れる。出ているものが後ろから押しているときに痛みとなって感じられるのだろう。鼠蹊ヘルニアの場合、手術が必要。今後症状が変わってきたらはっきりするが、一生変わらないこともある。このまま様子見でよい。運動不足とも関係ない。特に気を付ける点はない、とのこと。ウェブで調べたら、脱腸と鼠蹊ヘルニアは同じではないか。そういえば立っているときの方が痛むときが多いような気がする。
9月12日4〜5日前から胸が痛い。ムカムカする。7年前の9月初旬にも同じようなムカムカ感があって、狭心症と宣告された。舌下錠をなめてみたが症状はあまり変わらない。昨夜は風呂に入ったら胸を締め付けるような痛みがある。病院へ行ったら今回は胃薬をくれた。心筋梗塞の方が前立腺ガンより怖い。
ふと気付いたが、右下腹部の鈍痛はいつのまにか忘れきっている。
10月15日先月もらった胃薬1週間分で胸のムカムカは解消。胃病だったらしい。ところが1週間ぐらい前からまたムカムカが再発。舌下錠をなめてみたが症状はあまり変わらない。血圧を測ったらすごく低下していた。舌下錠は緊急に血圧を下げる薬らしい。昨夜は寝付けないほどみぞおち当たりが痛んだ。間違いなく胃病が進行しているらしい。今日は胃カメラ検査をしてはどうかと言われたが、とりあえずまた胃薬をもらってきた。癌の食事療法のため、あれも食べにゃいかん、これも喰わにゃならんと、豆、ごぼう、とまと、早取りミカン等あれもこれも食っていたら、副作用が出てきたのか。体重は漸増、胃疾患まで現れた。
11月17日掛かり付け医でPSA検査の為の採血。PSA値は安定していることを期待して、結果は次回1ヶ月後の通院日に聞くこととした。(結果が出たかどうかは電話で聞けるが、値は電話では聞けないし、値が高かったら連絡をもらうこともできないそうだ。) トマトの季節は終わったが、みかん・合わせ柿、豆乳、豆菓子、きな粉入りヨーグルトは毎日欠かさず。
12月17日PSA推移先月の採血結果を入手、PSAは5.89、期待に反して元に戻ってしまった。食事療法でいろいろ食べるせいか、体重が2kgも増加していた。
12月18日日本将棋連盟会長の米長邦雄さんが前立腺ガンのため死去、69歳。2009年に前立腺ガンで治療を受けていることを公表していたそうであるが、PSAはどのくらいでどんな治療をしたのだろうか?
12月23日寒くなるとともに、尿意を感じることが多くなったが、尿意を感じたら即我慢できない限界に達することが多い。尿道を閉めている括約筋が弱くなっているのか? 下腹部の中央やや右に鈍痛というか圧迫感が増してきた。鼠蹊ヘルニアか前立腺の異常なのか?
2013年
2月16日掛かり付け医でPSAその他検診の為の採血。結果は来月の通院日に聞く。
3月16日PSA推移先月の採血結果を入手、PSAは5.38、横ばいというところか。ちなみにCEA(胃ガン指標)は異常なし。中性脂肪が前回(H23.12)の237に対し、今回は391と大幅増(寒かったし運動不足か)。
5月17日掛かり付け医でPSA採血。(結果は来月の通院日) 体重2kg減(昼食減量のせい?)
6月15日先月の採血結果を入手、PSAは6.84、一気に1ポイント以上増加した。このまま悪化するのだろうか。
体重が減り続けている。4月に比べて3〜4kg減った。内科医の勧めもあって4月中旬から昼食量を半分にした。しかし、朝・夕食はいつも通り、そのうえ間食もしているのに、体重がそんなに下がるだろうか。医者は(水分量によっても変わるから)気にするほどではない、とのこと。
 1月12日 71.5kg
 4月13日 70kg
 6月15日 67.5kg
6月18日下腹部に鈍痛を感じるようになってきた。気にすると痛い。最近左手小指薬指あたりがよくしびれる。足の親指の付け根も時々痛い。以前からの再発としては右胸奥が痛い、右肘が痛い、右目の奥が痛い。左膝が痛い。歯槽膿漏再発。次第にくたびれ行く。
6月29日「世界一受けたい授業」というTV番組がある。お腹を「出して、出して、引っ込め、引っ込め」という運動を続けると、お腹周りの脂肪が減り、体重が減るらしい。たまたまだが、よく似た運動を3月下旬から続けている。
左手小指の痺れは常態化してきた。どうやら肘部管症候群らしい。
8月17日掛かり付け医でPSA採血。(結果は来月の通院日) 体重2kg減は維持。小指の痺れはほぼ解消、代わりに両手とも薬指関節が痛い。右腕が痛いのは余り変化なし。
9月13日PSA推移先月の採血結果を入手、PSAは6.100、前回よりは下がったが、全体的に漸増傾向だ。
11月15日掛かり付け医でPSA採血。結果は来月の通院日に聞く。薬指関節は湿布や痛み止めでほぼ解消、体重は更に1〜2kg減。
12月14日PSA推移先月の採血結果を入手、PSAは6.33、漸増傾向。体重は漸減が続いている。腰が少し痛い。特に普段以上に重いものを持ったわけでもない。寒くなったせいもあるのだろうか。
2014年
1月6日このところ何かと忙しくて時間が取れず、腰痛体操を1ヶ月以上休止している。そのせいか、はたまた骨に転移が始まったのか、腰が少し痛い。また、寒くなると尿意逼迫が始まった。寝る前にお茶を飲んでいるが、冬の夜間は一度(就寝後3時間ぐらいで)トイレに起きる。
2月15日掛かり付け医でPSA採血。結果は来月の通院日に聞く。腰痛体操再開したがときどき鈍痛あり。1月29日と2月12日に血圧が20〜30上がり右耳が聞こえなくなる。1〜2日で回復。体重は減さなくても良いとの掛かり付け医の一言で一気に3kg以上増加。
3月14日PSA推移先月の採血結果を入手、PSAは7.15、困ったことに順調(?)に増加を続けている。それ以外自覚症状など特に異常なし。
3月31日パソコンで文書作成に没頭し始めた3月26日から腰痛が始まった。後ろのやや左側に鈍痛。徐々に痛みが増しているような気がする。ひょっとして骨に転移?
6月14日PSA推移先月の採血結果を入手、PSAは7.12、いつものように少し下がるかと思ったが横ばい。自覚症状など特に異常なし。腰の痛みは消え、代わりに左肩が痛くなり続いて右肩も、そのうち肩の痛みは消えたが右肩胛骨の横辺りがずーっと痺れが切れたような感じ。4月中旬から右奥歯が痛くなり、治療して型取りして次回は詰めて終わりという段階になって強烈な痛みが起こり、神経を抜かれたが治まらず。ネットで調べるとストレス性で神経の薬を飲んで治まった。総じて右上半身が異常続き。
8月16日掛かり付け医でPSA採血。結果は来月の通院日に聞く。昨年から陰茎右根本辺りの下腹部に鈍痛、別の内科で脱腸の始まりと言われ一旦治まっていたが、1〜2ヶ月前から今度は左根本辺りが鈍痛になり、現在は下腹部全体が張っているというか重いというか変なので、掛かり付けの内科医に相談してみたら、「ガスが溜まっているのではないか。前立腺ガンは自覚症状がない。たまに会陰部が痛いという人もいるが、自覚症状としてはオシッコの出具合に変化がある程度」とのこと。下腹部が重いのは別の症状のようだ。
9月13日PSA推移先月の採血結果を入手、PSAは8.60、予想/期待に反して急上昇。8を超えたので約束通り大学病院へ戻らねばなるまい。以前のように腰痛と下腹部が張った感じはあるが他には異常なし。
9月26日C県の大学病院を再診、PSAは8.61、次回MRIを撮る。
10月31日PSA推移PSAは9.50、更に急上昇だ。MRIの結果10mm大の結節あり。再度精密検査を要すとのこと。摘出手術を覚悟せにゃならんか。精密検査からやり直すなら一からやり直しなので、この際手術になってもなにかとアクセスしやすい地元大学病院へ転院を希望。寒くなってきたので、尿意を覚えると急速に我慢できなくなってきた。
11月14日地元大学病院を受診。以前にネット検索したときには日本でNo.2の名医とのことだったが、いきなり「最初の精密検査の時に8ヶ所のうち3ヶ所(実際は4ヶ所)もあったのは重症だ。監視療法なんかやっている場合ではない」とお叱りを受けたが、直腸触診と直腸からのエコー診断の結果、「そんなに悪くはないな。でも急ぎ手術をした方がよい」と意見が変わった。なんじゃ、そりゃ。重症なのか軽症なのか? その後女医(看護士?)から入院の為の問診を受け、2月初旬の手術と決まった。「現在飲んでいる薬は?」と聴くから、「泌尿器科受付に薬一覧表を提出しましたけど」といったら、そんなものない、ということで紛失している。そのうち別の看護士が見つけだしてきた。過去の健康診断で糖尿・肝臓・肺などに異常はなかったか、と聴くから、「一回だけ肺浸潤と言われたことがある」といったら、この女医は「そんな病名はない」と断言。(帰宅して調べたらやはり肺浸潤とかかれている。) 入院に先立つ検査として、採血4本、心電図、肺気量、胸部X線撮影を受けた。次回はMRI検査と、入院に備えて歯科、麻酔科を受診せよとのこと。本日の検査をすべて終えて総合受付へ戻ると、渡すものを忘れたので泌尿器科へ戻れという。戻ったらMRI検査の同意書を書かされた。なんだか知れないが、ミスだらけ。C大学病院とは雲泥の差だ。PSAの検査もなし。手術するんだからもうPSAの傾向をみてもしょうがないんだろうか。
寒くなるとますます尿意が急速に起きて我慢できない。特に原因もなく腰痛も起きる。股間というか下腹部に少し鈍痛もある。癌が浸出していないのだろうか。
12月16日地元大学病院を受診してからしばらく経って、泌尿器科受付から電話があり、次回のMRI検査の予約表はもらっているか、と聴いてきた。「予約表がなくても受診できますから」とのこと。なんで今頃そんなことを聴いてくるのか。ひょっとして予約表が病院内に取り残されているのが見つかったのだろうか。もらっているものを調べたら、麻酔科は「再診時間予約表」、歯科は「受診依頼票」、MRIは「検査予約説明書」となっており、それぞれ予約日時は書かれているのだが・・。
それからまたしばらく経って、日曜日の夕方、突然妻の携帯に(私は固定電話のみ)、地元大学病院の面識のないA氏から電話があり、別の予定が入ったので手術日を延期して欲しい、との要請。本人に確認しないとわからないのでこちらから電話を入れる、と言ったら、手術などで手が離せない可能性があるから月曜日の夜7時にA氏から固定電話に電話するとのこと。当日待っていたが、遂に連絡無し。翌日午前中にまた妻の携帯に電話が入り、次回MRI検査に行ったときに話そう、となったそうだ。しかし3月にかかると年度末で諸団体の行事が増えるから、延ばすなら4月以降にしてほしいので、平日夕方にこちらから電話を入れた。5月でどうかと申し入れたら、それは延ばしすぎ、ということで、4月に変更した。次回MRI検査の日にもPSAの検査はしないようだが、してもらえないかと依頼した。そしたら「その結果によっては手術日を変えるのか」と聴いてきた。そのつもりはないと答えたが、こちらとしてはむしろ数ヶ月先まで延期するなら、その間のPSA傾向を知る必要があるのではないかと思うのだが、そんな気はないようだ。ちなみにA氏はネット検索すると助教のようだ。実際に執刀する人なのだろう。普通、病院側から電話してくるようなことはないと思うが、なんかここはおざなりなことだらけだ。医療ミスは起きないんだろうな!?
12月19日PSA推移PSAは8.81、まず泌尿器科でA医師の診察を受ける。「第2診察室へお入り下さい」という放送があったから、第2診察室のドアを開けたら、別の患者が診察を受けていた。なんだ、まだ前の患者が出てないのか、と思い、診察室前の廊下で待ちながら、ふと第2診察室の名札を見たら、知らない名前になっている。隣の第3診察はドアが開放されていたが、その名札を見るとA医師になっている。呼出放送が第2と第3を間違えている。ホントにこの病院大丈夫か?事務系の間違いとはいえ、1:2:300素因のハインリッヒの法則に照らし合わせれば、そのうち大事故が起きるぞ。続いて麻酔科の説明を受ける。全身麻酔+筋弛緩剤を打つので肺呼吸が止まる。人工的に酸素を送り込むため喉にチューブを差し込むので、麻酔が覚めた後で声がかすれたり喉が痛かったりする。肺停止中の事故はゼロとはいえない。例えば誤ってチューブの接続が外れると死亡するが、事故の確率は10万分の1ぐらいなので飛行機墜落事故程度、滅多に起きない。と恐ろしいことを言われ、同意書を書かされた。(筋弛緩剤といえば昔よく殺人に使われて悪名を轟かせたヤツではないか!)そのあと歯科へ行き、麻酔中に歯が抜けて気道や食道へ転がり込む事故が起こり得るので、グラグラしている歯や取り外せる歯がないか確認を受けた。口内細菌による感染の可能性もあるので、掛かり付けの歯医者で定期的に診てもらっておくように、とのこと。昼食を摂らず長い間待たされてMRIによる撮影をした。手術のためのデータ取りではあろうが、結果は一切言ってくれなかった。C県の大学病院ではその日のうちに結果説明があったというのに・・。
  「筋弛緩剤」による手術に付いてネット検索してみたが、あまり書き込みがない。実例はたくさんあるのだろうか。安全性はどうなのか。近所で開腹手術を受けた人に聞いてみたら「筋弛緩剤は犯罪に使われるヤツだろう。そんなものを打たれたりしていないし、そんな危ないものは病院に置いてないだろう」との認識だった。ロボット支援下で手術をするときにのみ必要なものか?同意書をとれば事故を起こし放題か?ますます不安になる。もう一度C県へ転院したい気持ちだ。
2015年
2月14日泌尿器科からはその後何の連絡もないので、掛かり付け医で個人希望で採血、PSAは9.17だった。自覚症状はない。
4月4日昨日入院、検査用採血、手術、既往症など入れ替わり立ち替わり5回ぐらい説明と聴取を受けた。MRIの結果からガンは前立腺内に留まっているとのこと。まだ進行の遅いガンのままだが、もう除去すべき時期だろうとのこと。事務処理ではまたしてもポカミス発生、体質は変わらない。今日明日は土日の為一時帰宅、月曜朝手術。尿道カテーテルを抜くのに1週間以上かかる。2週間ほどで退院。尿漏れが止まるのに3ヶ月ぐらいかかる。ほとんどすぐ尿漏れが止まる人と1年ぐらい続く人がある。骨盤底筋体操を手術前から始めておくように言われた。
(手術します。4月末になっても書き込みがなければ異変が発生したとお考え下さい。)
4月15日前立腺・精のう全摘出、左右股関節付近のリンパ節除去。無事退院、尿漏れというより壊れた蛇口状態。(手術経過は後日時間がとれれば掲載したい。)
4月19日風呂に入り裸でしゃがんだら、下腹部がぷくっと膨らんでいるのに気付いた。押さえると少し鈍痛がある。
4月20日
22日
病院へTel、手術のせいではなく、年齢と共に起こりやすい鼠径部ヘルニアの可能性がある、とのことで急遽消化器系の予約を取ってくれた。鈍痛場所は左太股の付け根付近になっている。
4月23日消化器系の外来科を受診、問診・触診。ヘルニアとは腹の筋肉の途中に血管の通り道用の穴が開いており、年齢と共にこの穴が広がってくる人がいて、広がった穴から腹膜が飛び出て、その中へ腹の脂肪分が落ち込んで起きるが、私の場合触診の結果、穴は広がってない。今はヘルニアの可能性はない。急に重い物を持ち上げるとヘルニアになるので要注意、とのこと。陰茎・睾丸へ行く左右2箇所の血管の通り道から出るのが鼠径ヘルニア、太股へ出ていく血管の通り道から出るのが大腿ヘルニア、とのこと。下腹部の腫れと鈍痛はなぜ起きているのか尋ねたら、(手術で)神経を圧迫したのではないか、とのこと。治るには月単位の長い時間がかかるとのこと。中には悪化する人もいるということなので、もし悪化したらまたここを受診すればよいか、と聞いたら、明確な回答がない。どうやら泌尿器科の責任範囲と考えているのではなかろうか。取り敢えず5月1日の所定通院日まで様子をみるしかないか。帰りには左脚の膝の内側辺りまで違和感が広がってきた。翌日も左膝の内側がもぞもぞした感じが時折あったが、その後消滅。左下腹部の太股付け根付近の腫れと鈍痛が続いている。今のところリンパ浮腫の症状はないようだが、リンパ節切除との関係はないのであろうか。
4月20日
〜24日
出勤して勤務に就く。朝のラジオ体操は辞退。1日中椅子に座った仕事だが、座っている間は全く漏れない。1〜2時間毎にそーっと立ち上がり漏れないようにトイレへ行く。電車・バスを乗り継いで通勤しているが始発から乗るのがほとんどのため通勤途上も座れる。その結果、尿漏れパッドを交換することなく帰宅できる。ただ、トイレ間隔が1時間余り毎なので、帰りは駅でトイレへ行かないと家まで我慢しかねる。家にいるときは少し姿勢を変えようとしただけでジュルッと漏れる。
4月25日
春の苗物を購入して畑へ植えた。耕すのは体に負担がかかりすぎるので、植える部分だけ穴を掘って植えた。体を動かしている間、ジュワジュワーと何度も漏れまくり。帰宅してトイレへ行ったら少しも出ない。膀胱に溜まる都度全部漏れたようだ。家では横になっていると漏れないが、畳の上に横座りしていても何かの拍子にジワーッと漏れる。漏れるときは、骨盤底筋体操で締めている筋肉とは違う所が勝手に開いている感じ。全くコントロールできない。
5月 1日手術後第1回目の泌尿器科通院日、左下腹の腫れと鈍痛は、少し位置が上へずれて、腰骨のすぐ下あたりになっている。昨日あたりから下腹部中央及びその少し右寄りが時々差し込むように痛むこともある。エコー検査したが腹に水は溜まっていない。CT撮影の結果も特におかしな所はない。左側に縦に2本腸管が通っていて、その辺りが膨らんでいる。様子見とする、とのこと。
摘出した結果は、前立腺の外まで少しガンが広がっていた。勃起神経の片方は残したがその回りにもガン細胞があった。リンパ節にもあった。勃起神経はガンが回りにあったのに残したので、今後要注意である。
尿漏れは退院後まったく改善してないようだが、勃起神経を残しているので、そのうちよくなるでしょう、とのこと。
要注意ならPSA検査が不可欠ではないかと思うが、採血は指示なく、CTを撮って帰ってからやっと採血の指示があった。しかしPSA結果は今日のCT後の診断説明に間に合わず、次回まとめて、ということになった。最初から採血していれば今日聞けたであろうに。
5月 5日左下腹部の腫れはひいた。しかし鈍痛は変わらず。仰向けに寝て脚の付け根を触ってみると左側に相当大きな縦長の固いしこりがある。右側にはない。リンパ節が腫れたのなら丸いグリグリになるだろうが、縦長ではるかに大きい。
尿漏れは相変わらず体重移動するときに何か要因でジュルッと漏れる。ネット上に尿漏れを早く改善した体験記はないかと捜してみるが、骨盤底筋体操をして3ヶ月待て、というのがほとんど。今日から、オシッコの途中で3〜4回止めてみる、という行為を試してみる。
今更ではあるが、ネット検索していると、摘出手術で精管を切断しているので射精はできないと書いてあるのを見つけた。病院からはそんな説明はなかった。年齢と共に機能は衰えているとはいえ、射精不能とは余りにも衝撃的。ますますQOL(生活の質)の低下である。日本人の平均寿命80歳として、あと13年。もし摘出手術をせずに放っておいたら、これは誰にもわからんことだが仮に75歳まで生きるとすればあと8年、晩年は痛みでQOLが下がるとしても5年ぐらいは自然な生活を謳歌できたのではないだろうか?後悔先に立たず。覆水盆に戻らず。余命を捨てるか、快適な生活を捨てるか、の選択をしてしまったようだ。
5月18日腹帯やめた。左下腹の腫れは左右対称に戻っているが、その上、左脇腹(傷口の高さ)に腫れが移動していて、鈍痛もそこに移動。
5月23日地元大学病院ではいつになるか分からないので、掛かり付け医でPSA採血。PSAは0.034。取り敢えずはガン細胞摘出成功のようだ。リンパ節までガン細胞が移動していたというから、微少なガン細胞が体のどこかに散らばっていてそれが成長すればいつかはPSAに表れてくるのだろうが・・・。
7月 2日近親に不幸があり通院予定を1週間遅らせて本日受診。PSAは5月1日のが0.118、本日が0.065、少し高いとのこと。初診時と手術直前のPSA値も今日まとめてくれた。手術直前は8.89だった。
左脚付け根の大きなしこりはリンパ節の腫れかな?という程度で判然とせず。左脇腹が右に比べてまだ少し腫れているが・・・、といったら、気にしなくてよい、とのこと。
しゃがむとよく漏れるが、治すにはしゃがんでいる方がよいのか、それともなるべくしゃがまない方がよいのか、と聞いたら、そんなことより膀胱にたくさん溜まるようにしないといけない、薬を出します、とのことで、膀胱拡張剤を90日分もらった。
8月22日掛かり付け医でPSA採血。PSAは0.130。減らずに増加傾向にあるようだ。どこかに転移している?
10月 1日大学病院でPSA測定。PSAは0.157。7月2日の0.065に対して3ヶ月間で2倍以上に増加している。早すぎる。次回は3ヶ月を待たずに測定し、結果によっては放射線治療などを考える必要あり、とのこと。手術を逃げてきた仕返しがこれか。
11月 5日例年なら初夏に予定の人間ドッグだが尿漏れが落ち着くのを待って秋に受診。オプションでPSA測定。PSAは0.15。10月から1ヶ月では横ばいというところか。
12月 8日術後のPSA推移10月のPSAが急上昇したため、前回から2ヵ月後に大学病院へ。今回はPSAは0.126。若干ではあるが減少。今回から担当医が変更、PSA>0.2なら放射線治療をするつもりだったとの事。もっと高齢(70台半ば?)ならホルモン療法を勧めるが、まだ若いので放射線治療がよかろうとの事。もし放射線治療するなら2ヶ月間毎日(月〜金)通院必要(治療自体は所要10分程度)。勃起はせずにほおっておくと退化するので、勃起させたほうがよい。そのための薬は保険がきかない。心臓病でニトロ錠を飲む人は使用不可、との事で、私は薬に頼れない。術後9ヶ月経ち、尿もれパッドはしてないが、家でゴロゴロしていると漏れる。特に夕方しゃがんで作業しているとズボンにシミが出来るほど漏れることがある。出勤しているとまったく漏れない。医者によると勤務中は緊張しており、緊張していると尿道が締まっている、とのこと。
12月27日
4日前ごろからパソコンに熱中していると胸がムカムカする。パソコンをしていないときにもムカムカするときがある。2度ほど舌下錠を口に含んだが、過去にも舌下錠ですっと治まるということはないので、狭心症の発作かどうかよく分からない。血圧はいつもと同じ、というより今年の冬は下も90以下のことが多く、低目を推移している。前立腺の治療よりも心臓病の心配をしないといけない。
昨夜明け方におねしょをした。退院後暫くしておねしょをし、全量出たためパッドの吸収量を超えて下着をぬらしたがすぐ起きたため蒲団までは濡れなかった。今回でおねしょ2回目であるが、今回はパッドも着けておらず、漏れたのに気付いてすぐにトイレに飛んでいったが、下着から寝間着のズボンまで濡れた。今回も蒲団までは濡れなかった。尿漏れは治りつつあるのか悪化しているのか?
2016年
1月 7日
胸のムカムカに加えて、胸の痛苦しさまで加わってきたので、最初に狭心症と診断された病院へ行った。建物は新しくなり、検査装置も最新のものに変わっていた。病院に最新設備が入ると元を取らねばならないと思うのか、よく被検者にされてしまう。心臓CTを撮られ、冠動脈を詳しく検査されたが、その直前に舌下錠(ニトログリセリン錠)を服用させられた。私は安静時狭心症(冠攣縮)なのだが、舌下錠なんか服用したら血管拡張してしまい、悪い箇所が見つからないのではないかと思うのだが、看護師は「わかります」と断言。結果は、全く異常なし。ムカムカは消化器系の異常ではないかとのこと。心臓病の薬も止めてよい、とのこと。本当か?冠攣縮は昼間の活動中にはわからないのではなかろうか。しかも舌下錠で血管を広げて調べてわかるのだろうか。ネット検索しても、冠攣縮はよく問診しないとわからないと書いてある。また一旦飲み始めた心臓病の薬は止めてはいけない、とも書いてある。世の中信じられないことばかり。そういえば今回のムカムカは昼間に起きている。安静時ではないようだ。
尿漏れは相変わらず。勤務中は不思議に漏れないが、飲み会とか休日で家に居るとチビチビと漏れる。
1月23日
11月の人間ドックで糖尿病も要注意、ということで採血。結果は翌月通院日に聞いた。糖尿の方は要注意のまま。PSAは0.144。減ることを期待したが、横ばい。
もうすぐ手術後1年が来るというのに、尿漏れはこのところ少し悪化。退院直後に比べたら漏れは随分少なくなったのでいつの間にか骨盤底筋体操がおろそかになっている。尿漏れが少なくなってきたとはいえ、底筋体操を手抜きせずに続けなければ、漏れが逆行するのかもしれない。
3月14日
本日TVで芸能人の病気のその後を追跡する番組が放送されていた。その中に前立腺ガンもあり、トモセラピーで手術せずに1ヶ月でがん細胞が消滅したといっていた。トモセラピーはCTのように回転するドラムの中にライナック(放射線発生装置)を内蔵したもので、一方向から照射する放射線治療に比べて360度方向を変えながら照射するので、周辺組織への副作用が少ないとの事。詳細は分からないが、手術しないんだから、もしかすると尿漏れの心配もなければ、精液パイプを切断することもないのだろうか。もしそうなら大きな負担軽減だ。ネットを見ると保険も効くようだし、まだ全国46箇所しかないとのことだが、県内に1箇所ある。しかも大学病院よりも近い。手術を決意する前に知っておれば、これも選択肢に入ったはずだ。セカンドオピニオンといっても、主治医は自分の病院よりも優れたところは言ってくれないから、自分で知るしかない。昨年に知っていたら、治療選択は変わったかもしれない。肺がんのように動いている部位を追っかけて照射するサイバーナイフというのもあるそうだ。
3月23日
10年以上前からときどき胸が締め付けられるように重苦しくなり、その都度あちこちの病院へ行ったが肺以外に何もないところで異常は見つからない。神経痛でもなく結局筋肉痛のようなものだろうということになって今日に至っている。今日もデスクワーク中に胸が重苦しくなったので、念の為舌下錠を口に含んだが、胸の苦しさになんら変化はない。心臓病ではないようだ。そのうち突然頭がふらふらしてきた。これは・・・?貧血の症状だぞ。どうしたことか?だんだんひどくなり辛抱できなくなった。横になる必要を感じるが、嘱託勤務を始めて2年弱で、保健室のようなところがあるのかどうかわからない。近くのおつぼねおばさんに「どこか横になれる場所はないですか」と聞いたら、「ありません」という簡潔かつ冷酷な返事。 やむなく自席に戻ったが、もう体力限界。ほかの男性社員に助けを求める気力も無くなった。そのまま床に崩れ落ちるのも情けなく、かろうじて机にしがみついていたが、そのまま机の上に突っ伏してしまった。ようやく男性陣が気付いてやってきて、顔面蒼白、唇変色、汗をかいていると教えてくれたが、もう意識朦朧。気付いたら総務の人がやってきていて「救急車を呼びましょうか」とのこと。「とりあえず横になりたい」とお願いしたら、安全管理者と思しきベテラン女子社員がやってきてテキパキと指示、男性社員の肩につかまり、応接室のソファーに寝かしてくれた。横になった途端に回復し始めた。一時は死ぬかと思った。おつぼねさんが臨機応変に対応してくれていればなんでもなく回復していたと思うが、気が利かないにも程がある。ソファーに寝た状態で安全管理者?に症状を聞かれて説明し始めたが、その時点で原因は舌下錠だと気付いた。頭がふらふらし始めたときは気付かなかったが、発症し始めたのは舌下錠が口の中で溶け切ってから数分後だったのではなかろうか。10年以上舌下錠は持ち歩いているが、安静時狭心症であり、昼間に服用したことはなかった。服用方法としては、椅子に腰掛けた状態か座位となっており、服用方法に問題は無かったはずだが、すぐ横になれるところ以外では服用は危険だと理解した。危機状態だったはずだが尿漏れは起きなかった。翌日病院へ行ったら、作業中は服用しないで下さい、とのこと。作業中といっても机の前に座って・・と説明を始めたが、遮られ、聞いてはもらえなかった。受付で「舌下錠が原因ではなかろうか」と申し出たため、医者が拒否反応を起したようだ。
4月5日
手術後ちょうど1年目の検診。PSAは0.151、上がったり下がったりの繰り返し。ガンが残っているなら上昇を続けるはずだが、たまに良性の組織がPSAの蛋白を出していることもあるそうなので、しばらく様子を見るしかないとのこと。いつ有罪判決になるのかとビクビクしながら待つ生活がまだまだ続く。トモセラピーについてご意見を求めたら、同じような治療方法をとっているとのこと。1ヶ月で治療するか2ヶ月かけて治療するかはその医師の方針によるだけで、トータル照射量は同じ、とのこと。トモセラピーをしている病院側の意見も聞いてみないとなんともよくわからない。尿漏れは、しゃがんでいるとき、中腰のとき、長い下り坂を歩いているとき、に少しだが漏れると言ったら、腹に力が入ったときに漏れのであろう、勤務中に漏れないのは緊張していると漏れを止める力が働くため、とのこと。パッドは今日はあてているかと聞かれたので、家に居るときは漏れる姿勢が多くなるので当てているが、今は当てていないと答えた。医者としてはこの程度なら漏れは治ったと考えているかもしれない。ネットを見ると、両分子フコイダンというサプリメントががん細胞に聞くという体験談が書かれているが、どうなのか、飲んでみる価値があるのだろうか。
4月17日
手術後退院してからでも1年が過ぎた。尿漏れは、寝転がっていたり座っていたり近くを散歩しているときに何気なく姿勢を変えると、ジワーッと滲み出る感じ。勤務中は漏れないので、家に居るときや飲み会のときだけパッドを付けている。漏れ量はわずかなので、ライフリー男性用さわやかパッド200cc用は大きすぎて邪魔になる。飲み会のときはまだ大量漏れの不安があるが、家では女性用nepiaインナーシート60cc用に替えている。漏れ量は少なくもったいないので毎日替えずに数日間付けているが、ライフリーは臭いがしてくるのに対して、女性用は臭いがあまり強くならない。徐々に徐々に漏れ量は改善しているのだろうが、いつまで経っても漏れる。
フコイダンはそこらの薬局で聞いてみても、名前すら知らない。あまりにも狭い範囲に特化しているようだ。ネットをみるとフコイダンは沖縄産のモズクから抽出している、とある。酢漬けのモズクはすっぱくてあまり好きでないのだが、入院中に1回だけ食事に付いていて、食べるとなんとも言えずおいしく、生還できた幸福を実感した。その味が忘れられず、退院してからも暫くの間、ときどきモズクを食べた。そういえばPSA値は5月23日が最低の0.034となっている。どのくらいの期間モズクを食べていたのか覚えてもいないが、ひょっとするとPSA低下にモズクが効いていたのではなかろうか。次回採血まで酢漬けモズクを食べてみることにする。
4月18日
フコイダン薬局にフコイダンをきいても2店とも「フ・コ・イ?・・・、聞いたことありません」というし、もう1店では「ちょっとお待ちください」と言ってガーゼや包帯を探し始めた。というのに、ナント、フコイダン含有というモズクを売っているではないか。ということはフコイダンは既に市民権を得ているということだ。
トマトのリコピン、納豆や豆乳の高蛋白、ブラックチョコのポリフェノール、モズクのフコイダン、・・・食べないといけないものが増えすぎ、食べ過ぎになる。
5月21日
掛かり付け医でPSA採血。PSAは0.162。ゆっくりだが増加傾向にある。フコイダンもモズク程度の低濃度では効かないか?
7月5日
PSAは0.193、0.2を超えると放射線治療を開始する、との見解であったが、もう超えたも同然、時間の問題。転移しているのであればもっと急速に上昇するが、徐々なので取りこぼしが残っているのだろうとの見解。治療開始は早いほうがよいとの判断で、来週、放射線科との治療日程調整に入る。切除を延ばし延ばしにしたツケが遂に来たか。フコイダン表示のモズクは何の効果もなし。尿もれはしゃがんでいるときなど、低い姿勢のときに少しずつ漏れる。極めてゆっくりと改善はしているのだろうが、いつまで経っても漏れる。
7月22日
照射位置決めのためCT撮影。照射開始は7月28日からとする。2グレイ/日x33日間。照射位置マーキング(7月28日欄の右図)の赤いインクが下着に染み付いて取れなくなるので、黒っぽい下着にするか、2着を交互に洗い代わりにして治療が終われば棄てればよい、とのこと。
高額医療費支払い限度額証明の観点からは、1ヶ月間の治療費が限度を超えれば有効となるため、8月1日から照射開始すればよかった。
7月23日
掛かり付け医で照射開始前としてPSA採血。PSAは0.198。7月5日以降フコイダン表示のないモズクに切り替えたが、これも効果なし。毎日のモズク摂取はやめる。
7月28日
再度位置決めをし直して、第1回目照射。右図が照射範囲を決める「多分割絞り」(他大学HP参照)の形状であろうか。この範囲内だけが照射される。照射は前後左右の4方向、1方向当りの照射時間は2〜3秒間のようだ。照射装置が各位置まで回転する時間を含め、実質治療時間は2分程度。ただ照射1時間前に排尿・排ガス・排便を済ませておかなければならないのが、通院の移動時間との兼ね合いで面倒。1時間前の排尿は、それから1時間分尿を膀胱に溜めることによって、膀胱を膨らませ、膀胱への放射線障害を軽減するため。照射前までに排便・排ガスを済ませておくのは直腸をからにして直腸への放射線障害を軽減するため、とのこと。尿漏れについて、家に居るときもパッドを付けないようにした。漏れてはいけない、という気が強くなり、尿漏れは更に改善したような気がする。1日1〜2回、1回当り数滴漏れるだけと思われる。但し飲み会に参加するときだけは、飲むと気が緩むのでまだパッドは必須である。
7月29日
今日から位置決めはなく、いきなり照射(後で分かったが、その都度X線で位置を追跡しているIGRTらしい。素人の患者には詳しい説明をしないのはいかがなものか)。今後9月中旬までこの繰り返しとなる。照射前後の衣服着脱も含めて10分間で1日の治療は終了。照射そのものは、目分量で前後各5〜6秒間、左右各6〜8秒間の4方向照射。痛くも痒くもない。目測ではあるが、左右の照射時間にバラツキが多いような気がする。自動操作ではないのだろうか。午前中に通院して、その足で出勤する毎日となる。

今更ながらではあるが、ネット検索すると、摘出手術ではなく、最初に放射線治療すべきであったようである。そうすれば尿漏れもなく性機能障害にもなっていない。でも医者は手術を好む(日本では外科医の数が多いのが原因との説もあるが?)。自分に選択能力が必要であった。後悔先に立たず。このネットには「一方的に手術を勧め、入院日まで急かすような場合は、とりあえず『考えさせて下さい』といって逃げたほうが賢明でしょう」とまで書かれているが、考えてみれば地元県内の2病院とも、手術を強く勧め、入院予約を急かされたと思う。ガンなのだから急がねば!という説明と、どちらが正しいのであろうか?
8月13日
治療期間のほぼ1/3が終了した。2日前には1回だけだが、排尿中に尿道奥にピーンと痛みが走った。排便は1日に何度も催すようになった。その都度軟便だが、夏の食あたり気味のせいか、それともこれが放射線障害によるものなのか?
8月20日
治療期間のほぼ半分が終了した。掛かり付け医でPSAは0.168。この程度は通常の変動範囲か。ネット検索すると、放射線治療によるPSAの推移は個人差があるようだが、照射中はほとんど減らず、治療後2〜3ヶ月経って下がり始めることが多いようだ。
排便は1日に数回催し、軟便が当たり前になった。排尿直後には頻繁にジワーッと残尿感があるが、力を入れて出すフリ(実際にはもう出ない)をすると、残尿感が消える。これらが放射線障害だろうか?
8月26日
(木曜夜〜金曜朝)就寝中に尿意を感じたが、まだ持ちそうなのでそのまま眠った。AM4時過ぎに尻が冷たいのに気付いた。いつ出たのかもわからない。術後に2度ほどおねしょしたことがあったが、すぐに気が付いて飛び起きたので、蒲団までは濡れなかった。今度は気付かず全量漏れてしまい、蒲団もぐっしょり。体を治しているのかそれとも壊しているのか?気の重いことである。体に自覚症状はなかったのに、本当にこんな思いをして摘出→放射線と治療を続けないといけないのだろうか。
8月27日
治療期間のほぼ2/3が終了した。就寝中に尿意を感じても放っておくと、尿意が強くなるのではなく、緩んで出てしまうことが実証されてしまったので、昨夜は尿意があるとすぐ起きてトイレへ。お陰でほぼ1時間毎、朝までに5回もトイレへ行った。これを頻尿と称しているのだろうか?
放射線障害は、それ以外に、排尿直後にジーンと違和感、これは残尿感と呼ぶべきかそれとも排尿痛か。排便回数の増加/1日2〜3回、都度軟便。排便のとき肛門がヒリヒリ痛い。尻の上部辺りの皮膚のただれ、照射台に寝ると尻の皮がよじれたような圧迫感があるので、つい脚に力が入ってしまう。照射位置を毎日同じに保つ必要から、力を抜かないといけないのだろうが、つい力が入っている。位置を直す為一旦尻を持ち上げるとまた脚に力が入ってしまう。
8月31日
治療内容を見直し、照射範囲を狭めた。対象が小さくなってきたため、とのこと。詳細不明。台風10号が朝鮮半島の寒気団を引き寄せたせいで、夜中32〜33℃あったのが昨夜から27℃ぐらいになった。夜中トイレに起きる回数が3回に増えた。1時間半に1回ぐらいの頻度で起きている。看護師の説明によると、膀胱に炎症が起きているためなので、治療中は耐えるしかない、とのこと。
9月 2日
先生の診察。照射量が50グレイになり、直腸は耐量が少ないので、照射範囲に直腸の半分ぐらいがかかっていたのを、直腸全部範囲から外した。これは当初からの予定である。直腸関係の症状は改善していくのを感じられるはず。治療を始めてから起きた症状は治療後3〜4週間で消滅するとのこと。
9月 9日
尻の皮膚のただれは大幅回復、何度も便意を催していたが、これも1日2回ぐらいに落ち着いてきた。ところが今朝(金曜)、就寝後1時間半でトイレに起き、その後1時間経って再び尿意で目覚めたときには既に下着が濡れていた。いつ漏れたのかも分からないが、シーツは濡れていなかったので、漏れ量は少なかったのであろう。逆に言えば、半分ぐらいしか溜まっていないのに、漏れてしまったことになる。悪化している。尿漏れパッド必須に逆戻り。本日診察があり、照射範囲を狭くして直腸を外しているといっても、これは左右方向の話で、前後方向は直腸にも当っているとのこと。それでも症状は軽減している。
9月11日
日曜日で畳の上に座ってTVを見ていると、ときどき数滴だろうけど漏れる。何度も漏れると下着が濡れる。排尿直後のジーンとする排尿痛?はやや軽減、排便するとき肛門の中のただれてとがったところを便が通過していく感じで少し痛い。軟便なので助かっている。治っていた尻のただれが、今度は縦筋の水ぶくれ状になっている。すわると尻の皮が固くてごわごわしている感じ。昼食後眠くなるのは治療のせいか、夜間頻尿で眠れないせいか、それとも別問題の皮下出血の飲み薬のせいか?
9月13日
33日=66Gy完食 !? 治療終了。日焼けが後日に皮がむけたりするのと同じで、治療完了後も治療効果も副作用もともに進行するとのこと。もともとガンの自覚症状はなく、先生からガンだといわれているだけで、放射線治療をしても、自覚症状はないのだからよくなっているという自覚もない。放射線障害は自覚症状があるから、結局悪くなっている自覚だけがある。極端に言えば、元々悪くもないのに、手術され、放射線まであてられ、どんどん障害を大きくしているだけ、という気もしてくる。医者にだまされているとしてもおかしくはないな。治療効果は次回10月初旬予定のPSA検査までわからない。
9月14日
ネット検索すると、放射線治療の効果は、1〜2ヵ月後、あるいは数ヶ月経たないとわからないようだ。理由は、放射線でDNAを破壊されたガン細胞が増殖できなくなっても、今あるガン細胞はしばらく生きており、やがてそれが死滅すると、やっとガン細胞がなくなる、ということらしい。また、「医師が提示してくれる治療法が必ずしもベストな治療法と言い切ることはできません」とあり、外科手術の得意な日本の医師は摘出手術を勧めたがる。欧米では6割が放射線治療だとか。放射線治療の方が臓器を温存するので、機能が維持できる可能性も高いらしい。先に摘出手術したのは失敗だったか?
9月24日
排尿痛か残尿感のようなジーンとする感じはかなり軽減、尿意逼迫が頻繁に且つ急に来る。お尻のただれはかさぶたになってきて少しむずがゆい。2週間目の木曜〜金曜日ごとのおねしょは今週はなし。排便時は肛門の中に突起があってそれに触れながら出て行くみたいで痛い。放射線治療中は照射1時間前に排尿を済ませ、直腸は空にしておかなければならなかったので、電車バスを乗り継いで通院し、途中駅で大便・小便を済ませていたから、排泄が規則正しくなって、キチンと出ていたが、また不規則になってきた。大便は1日に2〜3回する。就寝前に水分はたくさんとって寝るが、夜中に2〜3回はトイレに起きている。
9月27日
放射線治療を終えてちょうど2週間が過ぎ、今までの軟便がやっと固くなった。まだ排尿直後のムズムズ感と、夜間頻尿と、家ですわったり入浴でしゃがんでいるときの尿漏れは治療前より悪化したまま。
9月29日
2週間毎に起きた木曜夜の失態もなく過ぎ、安心していたのに、悪魔の木曜日が再来。今日木曜、会社を休み、家でいると昼も頻尿、1時間弱ごとにトイレへ行きながら、溜まったビデオを整理していたら、ときどき居眠りをしていた。トイレから戻ってしばらくすると、下着がなにやら湿っているのに気付いた。トイレ中に垂れて下着にかかったのか、ぐらいに思っていたが、どうもおかしい。下着を下げてみると内側に10cm大のシミができている。肌も湿っている。20cc用のパッドは付けていたのだが、うたた寝している間にパッドの横から漏れたとしか考えられない。しかも漏れたことにまったく気付いていない。これは大問題だ。勤務中に居眠りしたら、気付かない間に漏れる可能性があるということだ。これでは外出はままならない。
10月 4日
今日は泌尿器科での3ヶ月ごとの定期診察日。PSAは0.042。激減した。目標の0.001にはまだ程遠いが、医師は治療は「当たり」だとのこと。放射線治療後のPSA低下には半年ぐらいかかるそうだ。もし途中で上昇に転じたら、今度はホルモン療法を行うとのこと。次々と治療法を変えられ、なんだかカモにされかかっているような気もしないではないが・・・。次回の定期診察日は放射線治療終了から3ヶ月目の12月。
排尿直後にジーンとなる違和感はいつのまにか気にならなくなった。残るは、家でゴロゴロしているときの尿漏れである。特にしゃがみ続けているとチョコッと漏れ、一旦漏れ始めると続いて何度も漏れ、下着を濡らす。まだ家ではパッドを外せない。
10月 7日
本日は放射線治療科の定期診察日。こちらは、放射線照射後の副作用の経過聴取(即ち大学病院としてのデータ収集?)が目的のようだ。大便の回数・軟便の有無、尻の皮膚のただれの回復状況、頻尿・尿漏れ状況など。経過報告するだけでは患者としてはあまり意義が感じられない。こちらも次回は放射線治療終了後3ヶ月目、泌尿器科の定期診察と同じ週だが、別の日に設定された。大学病院までの通院には長時間かかる。同じ日にならないものか。
10月21日
今週のNHK番組「ガッテン」で、排尿の平均時間は約20秒(これは他の哺乳類もほぼ同じ)、と放送していた。高齢になるとそれより長くなるのは膀胱の排尿圧力が弱くなるため。短くなるのは膀胱が固くなり溜められる量が減るためだそうだ。ところで、自分の排尿時間は普通で5秒、我慢してからトイレへ行っても7〜8秒しか出ない。
10月22日
掛かり付け病院でパンフレットをみていると、新しいがん免疫療法という記事を見つけた。TVでも放送されていたが、免疫細胞のキラーT細胞にガンが敵であることを教え込んで、ガン細胞を攻撃させるものだ。既に保険適用になっているが、対象は次の3種のみ:1.根治切除不能な悪性黒色腫(メラノーマ)(2014.7)、2.切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(2015.12)、3.根治切除不能または転移性の腎細胞がん(2016.8)。効果は、効く人が2〜3割、効かない人が7〜8割。というとあまり効かないようだが、従来の抗がん剤が効くのはざっと1割程度、とのことなので、免疫療法は有効なのだそうだ。治療方法は180ミリグラム程度の薬剤を2週間間隔で点滴。効き目があれば継続、なければ中止する。治療費は2回投与で約300万円、保険3割負担で約100万円だが、高額医療費限度額申請をすれば、月に3〜9万円程度(収入金額による)。副作用は、キラーT細胞が正常な臓器まで攻撃する可能性があることだそうだが、それはともかく、早く前立腺ガンにも保険適用してほしいものである。
11月 8日
人間ドック+PSA検査受診。結果は2〜3週間後に一括送付される。先月頃から、入浴中にしゃがんで洗っている間にかなり漏れるようになってきた。頭髪が薄くなってきたのは歳のせいだろうが、下の毛も先月頃から急に薄くなってきた。放射線の晩発性症状だろうか。
11月28日
人間ドックの検査結果はPSA=0.03、もう低下が鈍ってきた。ホルモン療法が近いか?
人間ドックの所見は病気だらけ。治療中の高血圧・高脂血・狭心症に加え、聴力低下、糖尿病予備軍、脂肪肝、腎石灰化、に加えて、肺年齢なんか去年83歳だったのに今年は90歳。高成長である。前立腺ガンより先に治療すべきものがあるのではなかろうか。
12月13日
今日は泌尿器科での3ヶ月ごとの定期診察日。PSAは0.025。減少が緩やかにはなったが、減少を続けている。放射線治療後の減少率としてはこんなものだそうだ。尿洩れは家でゴロゴロとしていると滲み出る。手術後よりも改善が進まない。なんと今朝はおねしょをした。夢を見ているうちに股間が濡れているのに気付いて目が覚めた。特にトイレに行きたいという意識もなかった。手術後にも飲んだ事のあるベタニス錠(膀胱拡張剤)を3ヶ月分処方された。
12月17日
またおねしょをした。トイレに行きたいけど寒いので我慢して眠っていたら、知らぬ間に洩れていた。寝るときは大きなパッドが必須のようだ。
2017年
1月 5日
またおねしょをした。夢を見ている間に、トイレに行きたいという意識もなく突然放出しているのに気付き、すぐトイレに行った。当初の「白十字の尿とりパッドスーパー(150mlx2回分)」を巻きつけていたから下着は濡らさずにすんだ。Padの重さ増分は16g。前回のおねしょからかなり経ち、寝るときに巻き付けパッドをするのを忘れては眠りかけ、もう必要ないのになぁとは思いながらも、気付いてパッドをする毎日だったが、大きいパッドは今後ずっと必需品になるのだろうか? ちなみに家でゴロゴロしていると数滴ずつしみ出ることがあり、いまだに風呂で陰部を洗っているとかなりピュッピュッと噴出する。
1月19日
掛かり付け医で採血、結果は来月聞く。⇒2/18掛かり付け医で確認 PSAは0.022。あまり下がらなくなってきた。
1月22日
前回以来「白十字の尿とりパッドスーパー(150mlx2回分)」を付けて寝ているが、今朝トイレに起きたらパッドがずっしり重いような気がする。途中2時前にもトイレに行ったが気付いていないので、その間に洩れたか。パッド増分は27g。数日前から左後ろの腰が鈍痛。野良仕事で重いものを運んだせいか?
2月 9日
1月30日に市販のノコギリヤシという栄養補助食品を買って来た。1日3粒ということなので、朝1錠、夕2錠ずつ飲み始めた。夜中は2時間おきぐらいにトイレに行っていたが、1週間飲み続けると若干延びて3時間おきぐらいになることが多くなった。しかし1回の排尿量はあまり変わらないような気がする。ということはどういうことなのか。健康な状態では夜中には汗などで発散させて、トイレ回数を減らすようにコントロールされていた筈だから、その機能が戻ってきているなら問題ないが、別の方法で尿量を減らしているのなら、それはそれで別の病気になるのではなかろうか? ベタニス錠は膀胱に溜める量を増やすように作用する薬だが、今回はあまり効いていないのではなかろうか。以前に書いた1回の排尿時間は、我慢していっても今も、せいぜい8秒である。
3月 7日
新聞の健康欄に鼠径部ヘルニアの記事が載っていた。男性の場合、前立腺肥大や前立腺ガンなどの手術後にヘルニアを起すケースは少なくない、とある。2015.4.20の痛みは鼠径ヘルニアだったのでは?
3月10日
泌尿器科での3ヶ月ごとの定期診察。PSAは0.032。増加に転じた、と思えるのだが、誤差のうちでありこんなものだそうだ。下がりきることはないとのこと。ベタニス錠(膀胱拡張剤)の効果は、心象的には夜中のトイレ感覚が1時間ぐらい延びたように感じるが、トイレ回数の記録データからみると夜中に2〜3回起きる状態が続いている。しかしベタニス錠はゆるやかに効く薬なのでそんなもの、とのことで服用継続する。暖かくなれば漏れは改善するとのこと。手術後も夏には改善した。骨盤底筋体操を継続せよとの事。
4月30日
3月に入りジャガイモ植え、年齢を考えて数回に小分けして少しずつ植え、3/16に残り少しなので一気に植えたら右後に腰痛。(3/17にたまたま勤務先で椅子が最新式の色々調節できるものに一斉取替え、普段最下位まで下げて使っているが、新式では最下位の位置が少し高い。これも悪影響したか) 3/25右股関節痛み、4/6頃右脚膝下痺れ、その後痺れか筋肉痛か分からない症状が、右脚太腿まで範囲拡大。整形外科へ2度行ってレントゲンを撮ったが、骨及び骨の隙間には異常なし。4/27症状拡大が続くのでMRIのある病院へいき、椎間板ヘルニアと診察された。腰ベルトで保護開始。
気温上昇とともに漏れは少し改善、夜の大きいパッドは4/27からやめた。経験的に、椅子に座っている位置より腰が低くなると(しゃがむ、寝転がる等)漏れやすくなるようなので、家にいるときは小さなパッドは必須。外出・通勤などでは立ち姿勢か椅子に座る以外の低い位置になることはまずないので、以前から小さいパッドもしていない。
5月26日
泌尿器科での3ヶ月ごとの定期診察だが、6月の予約が多いそうで、少し早いが5月になった。PSAは0.010。放射線治療したケースではPSAがこんなに下がるのは珍しい、とのこと。ホルモン療法を始めるつもりだったが、当分見合わせるとのこと(なんだかカモにされている気分)。半年前ぐらいから始めたものとしては、カカオ72%や86%のチョコレートを食べ始めたことと、今までほとんど飲まなかったコーヒー(インスタント)を飲み始めたことぐらいか。こんなものがガン抑制に効いているとも思えないが・・。尿漏れの方は、気温が上がったが就寝中に2〜4度トイレに行くようになった。寒いときには1〜2回だった。おねしょはなくなった。日中は、家でしゃがんだり寝起きしたりしていると少し漏れる。下着が濡れて着替えないといけないほど漏れるときもたまにある。咳き込むとちょっと漏れるときがある。外出して立ち位置・椅子に座っている位置では漏れない。ベタニス錠は継続
6月 4日
上記に「半年前ぐらいから始めたものとして、カカオ72%や86%のチョコレートを食べ始めたこと」と書いてしまったが、よく考えてみると、銘柄が異なるものを、数年前から食べていたから、関係なさそうだ。
6月23日
寝る前にお茶を飲む習慣があるので、就寝後2時間ぐらいでトイレに起き、水分補給するので、その後2〜3時間おきにトイレへ行くのだが、このところ就寝1時間後にトイレに起き、その後2時間置きぐらいでトイレへ行くことが多くなった。ところが昨夜は夜明けまで目が覚めず、トイレに起きたら、下着が全部湿っている。どうやらオネショしたようだ。小さいパッドしかしていないので、勢いよく出るとほとんど左右にもれてしまう。気温があがってからはオネショはなくなったと思っていたのに、・・・。
6月24日
数日前から何もしてないのに腰痛再発。以前はやや右だったが、今日は中央背骨の辺りに鈍痛、腰の曲げ伸ばし運動にも支障。PSAは低いので骨に転移ということはなかろうと思うが・・。右脚の痺れは少し改善したというか、馴れたというべきか、まだ解消はしていない。
8月25日
泌尿器科で3ヶ月ごとの定期診察、PSAは0.013、ほぼ横ばい、少し増加ではあるが値が低いので問題なし、とのこと。尿漏れの方は、しゃがんで5分?ぐらい経つと少しずつだが洩れ始める。そのままの姿勢で居ると、パッドがなければ下着まで濡れる。あわてて尻を下ろして座る。7月の猛暑中は夜中にトイレに起きない日がかなりあった。ベタニス錠はとりあず中止。
8月26日
放射線治療後のPSAは、(10/4)0.042→(11/8)0.03→(12/13)0.025→(1/19)0.022→(3/10)0.032→(5/26)0.01→(8/25)0.013 である。この変化をどう見るべきか?放射線治療後のPSA低下には半年ぐらいかかるそうだ。半年経過後の効果が(5月26日)0.01に急に現れたのか。それとも3月10日から5月26日の間の生活習慣に効果のある変化が起きたか。はたまた3月/10日の0.032だけ高値異常だったのか。これが0.02以下だったならば、徐々に下がっていることになるのだが・・。
10月31日
夏を経過して尿漏れはかなり軽減したかに思えたが、家の内外でゴロゴロしていると1回に数滴、1日に数回は漏れる。まともに外出している間は漏れないのに、家にいると、これをしたら漏れるというわけでもなく突然漏れる。昨夜風呂でしゃがんで洗っていると久し振りにピュー、ピューと何度も漏れ飛んだ。このところ骨盤底筋体操は忘れているが、術後の状態に逆戻りしつつあるのか。
今月初めに歯が痛くなり、行きつけの歯医者が閉院してしまったため、別の歯医者へ行ったら、神経を抜かれた後いまだに最終処理が終らない。前の行きつけの歯医者なら1〜2回で終っていたのに!
11月 6日
昨夜またおねしょをした。下腹部が温かくなりハッと気がついて飛び起きたが、トイレへいくと下着は広範囲にびしょぬれ。このところ数ヶ月おねしょはなかったが、寒くなると駄目なのか。
11月28日
泌尿器科で3ヶ月ごとの定期診察、PSAは0.022、6ヶ月前に比べて倍増。先生の診断では、値そのものが非常に小さいので問題ないが、このまま増加を続けるようならホルモン療法をするとのこと。ホルモン療法を開始する値までは聞かなかったが、放射線治療開始の目安であるPSA=0.2と同じなら、あと1年半〜2年で超えるのではなかろうか? 生半可な民間療法・食事療法ではガンには効かないか。早期発見早期治療しなかったツケがまわってきたか? しかし、掛かり付けの内科病院や整形外科病院に来る患者の中には前立腺ガン治療経験者もいて、治療後3〜5年で増加し始めるという話をちらほら聞く。
歯の治療は明日やっと治療完了するようだ。なんと2ヶ月近くかかった。長すぎ。
12月 1日
今まで泌尿器科と放射線治療科の診察日は同一日に合わせてくれていたが、先生の都合で今後は別々の日になった。今日は放射線治療科で照射後の経過聴取。排便は問題なし、尿漏れがときどきあると報告。PSAが半年で倍増した件についてお聞きしたら、PSAは男性ホルモンに依存、性的興奮すると高くなる。1日のうちでも変動はある。値は低いので、1桁、2桁と上昇するのでない限り問題はない。上昇が続くかどうかのトレンドが大事。どこかにガン細胞が残っているとしても今は小さすぎて測定できない。もっと大きくなればCTやMRIで見つける方法もある。私の場合、ステージが3−3のおとなしいガンなので、監視を続け、悪くなる前に次の処置が出来るので、生命の心配はない。それより人間ドックなどにより、肺ガンなど進行の速いガンの早期発見に努めることが重要。前立腺ガンは「ちょっと尿漏れが残った程度で済んでよかったなぁ」と安心すればよい、とのこと。
今日の新聞によれば、歌手で俳優の西郷輝彦さんが6年前に前立腺ガンの手術を受けたが、最近の検査で再発がわかり、出演は降板して治療を優先する、と出ている。放射線治療でもするのだろうか? 手術したあと数年で再発する、という話をときどき聞くが、最初に放射線治療を選択した人はどの程度の割合で再発しているんだろうか?
12月 7日
小春日和なので屋外を散策、近くにトイレがある場所なので安心していたが、ナント10分か15分間隔でトイレへ。その都度まぁまぁ出る。これは異常だ。
テレビで「主治医がみつかる診療所・おしっこのトラブル」という番組をみていると、(1)骨盤底筋体操として「お尻の穴を5秒間すぼめる」というのに加えて、(2)お尻の左右の筋肉を中央にぐっと5秒間引き寄せる、とか、(3)足の指を、物をつかむように閉じる、などが効果があるそうだ。男性の場合は(4)おしっこしたあとそのまま爪先立ちの背伸びを2〜3回するのもいいとか。膀胱が一杯になっているのを感知する神経とか、オシッコをさせる神経が通っている仙骨(お尻)を温めるのも効果があるらしい。スダチに似た沖縄のシークワーサーも尿漏れ・認知症予防など多くの効果があるそうだ。この番組をみながら、骨盤底筋体操を繰り返し、電気座布団でお尻を温めていたら、この夜はオシッコで起きる間隔が一気に延び、通常2〜3回起きているのに、夜中1回起きただけで済んだ。(但し効果は1〜2日で元に戻った。)
12月11日
本題と関係ないが、65歳ごろから3年半、第2の就職をした。その間の厚生年金保険料として約百万円徴収された。退職したので今後の年金支給額が上がるという通知が来たが、掛け金の元が取れるのは14年以上先。日本人男性の平均寿命をはるかに超えている。こんなに長くは生きられないのではないか。掛け損になるように徴収されているようだ。
12月18日
今朝のNHKあさイチは患者力というテーマだった。最近治療方法を医者が決めるのでなく、患者に選択させることが増えているという。例えば関節障害で歩けない場合なら、手術か、リハビリで治すか、という選択だそうだ。ガンなら、摘出手術か、放射線か、抗がん剤か、といったところか。しかし患者によっては、一番いい方法を医者が決めてほしい、と願っている。ここで他の例を挙げていたが、例えば車を買う場合、車のディーラーの推奨は勿論聞くであろうが、性能・価格などを比較して最終は自分が決めているのではなかろうか。メーカーにこだわらない人なら、トヨタ・ホンダ・ニッサンなどを廻って比較してメーカーを選択するのではなかろうか。もっといえば、冷蔵庫を買い換える場合、電器屋さん廻りをして、どのメーカーのどの機種がどんな機能があってどんな価格か聞いて廻って、どれを買うか自分で決めている。ところが病院の場合、複数の病院を自由に訪問して、比較検討はしづらいシステムになっている。セカンドオピニオン外来は紹介状が要る上に、保険が利かない。1時間で2〜3万円取られるらしい。勝手に別の病院へ行けばよいが、レントゲンを何度も撮られることになったりするのも問題だし、入院精密検査が必要な病気なら、痛い思いをして何度も検査をする気にはならない。ちょっとした病気なら平気で複数の病院をハシゴできるが、大きな病院へ行くと、紹介状を持ってこないと高い初診料を請求しますよと(脅しにも似たようなことを)いわれる。かといって、車屋さんのように病院も自由競争にしたらこれまた治療が過当競争に陥るのかもしれないが、ともかくも医療制度は、もっと改善できないものだろうか。
12月29日
12月7日欄のおしっこトラブル対策のうち、(2),(3)を起きる前蒲団の中で「5秒間力を入れて緩める」を5セット、起きてから腰痛体操に加えて5セット、トイレでは周囲に支障ない限り(4)を繰り返しているが、夜間頻尿は少し改善されていくようである。一時的なものか、継続的に有効か、今後も続けてみたい。(1)は尿漏れ防止、(2)〜(4)は夜間頻尿防止に効くのかも?(2)は両手を尻に軽く当てて、左右から寄っているかどうか確認しながら行わないと、違うところに力が入っているだけのときがある。
2018年
1月 5日
頻尿防止体操は、それまで一晩に2〜3度トイレに起きていたが、体操の結果3〜4日間就寝中のトイレ回数が1回になったので有効だと思ったが、その後また元に戻ってしまった。有効な防止体操はみつからない。尿漏れの方はいまだにお風呂でしゃがんで洗っていると数滴漏れる事があり、普段の生活でも何気ないときに漏れることがある。特に長い下り坂は要注意である。
1月25日
頻尿防止体操は効果があるのかないのか、すぐには結果が出ないので続ける根性が萎えるが、3ヶ月単位で続けるしかないらしい。骨盤底筋体操と仙骨体操(と呼ぶことにする)を1日1セットぐらい続けているが、1月18日にオネショした。下腹が温かくなって目が覚めたが、幸いパッドの位置がよかったらしくて下着はあまり濡れなかった。トランプ大統領が、地球温暖化説はまやかしだとして、対策会議から脱退したが、それが正しいのかと思うほどの近年最高の寒波(日比谷公園では48年ぶりの寒さ)。その割にはオネショ回数は半減したと捉えればよいか。
2月13日
1週間ほど前の「たけしの家庭の医学」で頻尿改善のツボである三陰交を1分x1日3回押すと1週間ほどで劇的に改善するという放送をしていた。夜トイレに起きる回数は1回の日が多くなったが、以前にも夜1回だけというのはかなりある。改善したのかどうか。頻尿改善しようとすると、尿漏れの方が起こりやすくなる気がする。おねしょは1月2回、2月現時点で1回である。
2月15日
三陰交が頻尿改善に効くかどうかはさておき、たまたまかもしれないがこのツボを押してからは尿漏れが再び悪化したような気がする。漏れる時間は短いのだが、もれ始めるともうどこに力をいれても止まらない。すぐに止まるけど、自然に勝手に止まるまでただダラダラと流れ出る。漏れが止まらない人とすぐ漏れなくなる人とは、手術時に決まっているのではないのだろうか。
2月21日
多少の生活不便はあるが、PSAがこれだけ低い値になっているということは、今後上昇傾向に変ることはあるとしても、今後の転移の可能性も低いだろうし、余命に影響するほどではなかろうと思う。
それよりも持病の狭心症の方が心配。今年の冬は寒さが厳しかったせいもあるのか、左肩が痛いのを通り越してしょっちゅう痺れている。おまけに右下奥歯の隙間が痛い。歯医者へも行ったが2ヶ月ほど前からすっきりとは治らない。おまけに今日は右胸が少しだが締め付けられるようでやや苦しい。昨日掛かり付けの内科へ行ったら心電図をとられたが異常はなかった。もっとも安静時狭心症(冠攣縮)なので、心電図をとっても判らないのではなかろうか。近頃TVで医療番組が増えていて、いろんな症状が伝えられて余計に不安を掻きたてられるが、どうも心筋梗塞直前の症状がそろってきているのではなかろうか。これは命に係わる。
2月27日
泌尿器科で3ヶ月ごとの定期診察、PSAは0.043、確実に倍々ゲームになってきた。まだ値は低いが、ホルモン療法は0.1か0.2ぐらいで開始するとの事。このままだと今年中には開始されそうだ。その後もPSAが同様の値に達するたびにホルモン療法を繰り返すことになるようだ。
肩の痛みに加えて今週から左背中が腕が上がらないほど痛くなった。泌尿器科で症状を話し、総合内科の診察を受けた。胸部レントゲン・脳から腰までのCT・血液検査・心電図検査を受けたが、心臓・肺には異常は見つからなかった。しかし心臓発作を起した近所の人の話では、前駆症状として肩が痛くなったとか、左背中が痛くなったと話しており、左背中が痛くなった人は血管移植をしているが、どの辺りが痛かったのかと御聞きしたら、この辺りだといって押してくれた場所は、まさしく現在痛みのある位置だった。何を信じていいのか?
3月21日
暖かくなってきて左肩以外の症状はほぼ治まってきたと思ったのに、今日は左胸がチクリチクリと痛い。と思ったら急に左肩がかなり痛くなった。湿布を貼った。
3月31日
急速に暖かくなって漏れの心配は遠のいたのか思ったらまたおねしょ。どうやら老化とあいまってこれ以上は回復どころかだんだん悪くなっていくのだろうか。
5月29日
泌尿器科で3ヶ月ごとの定期診察、PSAは0.051、倍々ゲームは一休みした。ホルモン療法は先送りとのこと。この前は肩のしびれや背中の痛みがあったが、あの後背中の痛みは一旦治まっていた。ところが1ヶ月ほど前から腰痛が再発しほぼ慢性化、続いて背中の痛みが10日ぐらい前から再発。今回は右背中が痛い。
診察を待っている間に、かつての勤務先の同僚2人と出会った。一人はPSA=9で前立腺がんと診断され、手術の手続きに入ったらしい。もう一人は前立腺ガンだが肥大もあって、小さくしないと処置できないとのことで小さな放射性物質を埋め込んでいるとのこと。ホルモン注射も打ったとのこと。前立腺ガンは身近な病気だ。
8月28日
泌尿器科で3ヶ月ごとの定期診察、PSAは0.060、上昇を続けていることには変わりがないが、上昇率はかなり下がっている。一安心かと思ったら、切除してなくなっているのに上昇しているというのは問題で、もう1桁上に行ったらホルモン療法をするとのこと。てぐすね引いて待っている感じ。肩や背中や腰の痛みは整形外科で筋肉のこわばり改善と痛み止めの薬を処方されて飲んでいる間は解消しているが、薬が切れるとあちこち痛み出す。しかし泌尿器科としては骨転移の有無を確認したいとのことで、次回は骨シンチとCTも撮ることになった。
8月30日
左肩の痛みが急速に悪化、仰向けに寝ているときはよいが、左右へ寝返りしようとすると首に激痛、頭の重さを支えきれないようだ。鞭打ち症のときと同じ。ところが起き上がろうとして頭が垂直になると、今度は左肩に激痛、頭の重みが左肩の背中にずっしりと覆いかぶさっている感じ。数秒間激痛で立ち上がれない。5秒ぐらいで痛みに慣れるのか軽減されるのか、やっと立ち上がれるようになる。起きたままでいると、常時左肩の背中側に鈍痛があるが、耐えられないほどではない。ところが一旦横になって寝ると起き上がるときに激痛。一体これは何か? 整形外科へ行ったら首の神経への栄養補給ができていないのではないかとのことで、血の巡りをよくする点滴を受けた。
9月25日
1週間に1度ぐらいの頻度で点滴を受けに行っているが、首の左側と左肩がいつもかなり痛い。今日は午前中に点滴を受けた後、午後になって今度は右の背中に激痛、息を吸うのも痛い。一体どうなっているのか。PSAは低いけど骨に転移?
11月 3日
頚椎ヘルニアとおぼしき首痛と左肩の痛み痺れが、薬が切れるたびに悪化する。痛み止めが効いている間は痛くないので首に負担をかけてしまうせいか、次第に悪化しているのではなかろうか。痛み止めもよしあしか。
11月12日
PSAは低いが体のあちこちが痛いのは骨への転移の疑いもあるということで、骨シンチグラフィとCT検査、ついでにPSA検査用の採血、結果は後日。TVの健康番組で頻尿解消には青竹踏みがよいといっていたので、100\ショップでイボイボのついた足踏み器を買ってきた。踏むとイボイボが固くて足裏が痛い。
11月16日
昼頃から首と左肩の痛み再発。夕食後寒気、37.2度、入浴前37.8度。1週間ほど前にも首の痛みが少し増したときに寒気がしたが36.8度程度だった。炎症による発熱か?横になると起き上がるときに激痛が走り起き上がるのに苦労する。消炎鎮痛の薬が切れて2週間ぐらいになる。
11月19日
夕食後入浴前に左肩から背中に欠けて激痛。今まで首と左肩だけだったのに、左背中まで激痛が広がった。ますます起き上がるのが苦痛。
11月20日
今日は定期診察日。昨夜からの首・左肩の痛み痺れ・左背中の激痛が継続、歩いても振動が響いて痛いが、病院へは行かないといけない。骨シンチの結果、首にも黒い集積点、胸にも集積点が1つ増えているが、転移ではないとの診断。CTからも転移は見当たらないとの診断結果だった。PSAは0.080、確実に上昇を続けているのでガンがどこかに残っているとのこと。0.2になったらホルモン療法をするとのこと。
頚椎ヘルニアは半年ほど経つとケロッと治ることが多いようだとのTVや複数の医者(専門外)の話を聞いたので、消炎鎮痛剤は飲み続けた方がいいらしい。薬の数が少ない方の整形外科へ行って薬だけもらったら1週間分\360(2割負担)。これなら継続できそうだ。夕食後に服薬したらかなり楽になった。
11月23日
寒くなるにつれて毎朝の血圧が高くなることが多くなった、今朝は145/107。心臓病の毎月通院で計るといつも低く11月20日には104/70だった。
12月12日
11月のTVの健康番組でまた青竹踏みが頻尿に効果ありと放送されていた。1回に2分、1日に2回で2週間続けると効果が出るので、朝夕の歯磨きの時に青竹踏みも同時にするといいといっていたので、11月30日に洗面所にイボイボ青竹踏みを置いた。今まで就寝中のトイレ回数は3〜4回だったものが、1週間ぐらい青竹踏みを続けると1〜2回に減ってきた。昼間のトイレ回数やしゃがんでいると漏れるのは相変わらず。先週末ぐらいから急に真冬の気温に下がったが、夜間トイレ回数は少ないままだった。ところが今朝がた2回目のトイレに起きてみると股間が濡れている。気づかぬ間にパッドを超えて少し漏れたようだ。血圧は乱高下、いつもより異常に高い日が多い。
12月29日
もうすぐ正月休みに入るので頚椎ヘルニアの薬は2週間分ほしいので先日整形の診察を受けたら、この薬は胃を痛めるから勝手に続けて服用するなと怒り出した。1ヶ月ぐらい前からときどき右背中と左脇腹の鈍痛も起きているのだが、内科に相談したら、胃炎や膵炎が考えられるが場所があちこち変わるのは神経痛か筋肉痛と言われた。整形でも右背中と左脇腹の痛みがあると言ったら、それ見ろといわんばかりにそれは内科の病気だ、と言い出したので、内科では神経痛か筋肉痛といわれているといったら益々怒り出し、泌尿器科では頚椎ヘルニアは薬を飲み続けた方がいいといわれていると言ったら、もう完全に態度硬化、2度とこの整形へは行けそうにない。くれている薬をネット検索したら胃薬もちゃんと入っている。継続服用したら胃を痛めるというのは正しいのだろうか。もう1つの整形外科ではいきなり2週間分薬をくれる。
青竹踏みで夜のトイレ回数は半減したが、過去の記録をみるとここ1〜2年で夜のトイレ回数が増えている。その前は就寝中のトイレ回数は1〜2回だった。最近次第に増加していたのが青竹踏みで元に戻ったということらしい。その代わり昼のトイレ頻度は増えたような気がする。腰を落としてすわると漏れる量も増えたようだ。
2019年
1月 6日
正月休みの間、洗面台の前の邪魔な足踏み器が脇へどけられた。朝夕の歯磨きのときは元に戻して青竹踏みをしたがすぐに片付けられる。おもしろいことに正月2日・3日は夜のトイレ回数が3回に増えた。4日には足踏み器を元に戻し手洗の度に数秒間ずつではあるが踏んだところ、夜のトイレ回数が2回に戻った。青竹踏みは1回2分x1日2回では有効ではないかもしれない。数秒間ずつでも小刻みに踏んだ方が有効か?
今日の新聞記事によると、厚生労働省は、放置しておいても命取りにならないガンを見つけて治療する過剰診断や、精密検査に伴う合併症など不利益になるがん検診は推奨外としていることを国の指針に明記する方針を決めた。前立腺や卵巣がんなど推奨外の検診を87%の自治体が行っている現状を改善するため、としている。だが日本泌尿器科学会は50歳以上の住民を対象に検診を行うべきと主張している。私の場合、もし自治体の検診を選ばずに前立腺ガンに気付かなかったとしたら、果たして死亡する原因は前立腺ガンだっただろうか。
2月19日
3ヶ月ごとの定期診察、PSAは0.176、最悪だ、一挙に倍以上になった。ついに残存ガン細胞が倍々ゲームで増殖できるレベルまで成長したのか? 次回検査は1ヵ月後とし、再度CT・骨シンチ、さらに臨床研究中のPET診断も来月行うことになった。3月は検査の連続だ。但し放射線治療科の先生によれば、まだまだPSA値は小さいので、おそらく精密検査でも何も発見できないだろうとのこと。特にガン細胞はまだ見えない、という確認になるだろうとのこと。
3月中旬
骨及び石灰化のPET検査・CT・骨シンチの検査を延べ3日間に渡り受けたが、放射線治療科の先生の予想通り何も検出されず、泌尿器科の先生の興味を満たした程度で終ったようだ。PSAは0.185、倍増する前の傾きぐらいで増加を続けている。
5月 /日
次回の定期診察日は元のペースに戻して5月(2ヶ月後)
・・・の予定だったが、直前になって突然不可避の急用が発生したため、病院へは延期を依頼、1ヶ月先へ延びた。
6月 3日
2月から毎月1回ずつおねしょ、暖かくなった6月のおねしょは2年ぶり。今回は地元の対人ストレスが原因か。
6月28日
1ヶ月延びた定期診察日、PSAは0.299、前々回同様急上昇、即決でホルモン療法が開始された。初回は腹に2本注射、今後は毎月1本ずつ注射する。
注射後は腹が腫れて痛くなる、腹がかゆくなる。でもあまり触ってはいけない。痒み止めはきかない。男性ホルモンを押えるので、胸が大きくなる、体に脂肪がつく、更年期症状のようになる。説明書によると、骨粗しょう症にもなりやすい。PSAはすっと下がります、とのこと。歳とともになんだかんだと体中が悪くなる一方だ。
7月 1日
首の痛みは次第に左肩が痺れたままの症状に移行しているが、昨夜は右肩の後ろに痛みが起きて起き上がるのが苦痛、今朝消炎鎮痛剤を服用したら治まったが、同時にホルモン注射による腹の痛みも軽減した。(注射後2〜3日で治まる頃だったかも)
7月 3日
脂肪がつくので体重が増えるということだったが、長い間安定していたのに急に1〜2kg増えた。就寝中のトイレ起きは注射前2回前後だったのに、梅雨入りしたとはいえそれほど気温は下がっていないにもかかわらず4回に増えた。
すでに先行して前立腺ガンの治療をしている知人にたまたま出会った。ホルモン療法を始めて6年目になっており、PSA=0.001まで下がったので、そろそろ治療を停止しようかという段階になっているとのこと。骨密度は0.9ぐらいだったものが0.75まで下がり、胸は膨らみすね毛は薄くなったとのこと。治療開始するとPSAはすっと下がる、注射後腹が痛いのは4〜5日、とのこと。
7月 8日
注射後10日経ったが、腫れもほぼなくなり痛みも消滅した。痒みは注射後今までそれほどたいしたことなし。体重も元に戻ったようだ。注入した薬剤は1ヶ月かけて徐々に体内に吸収されるのかと思ったが、10日でほぼ吸収されたのか?
7月12日
久々に重症の夏風邪にかかった。38度を超える発熱で、内科医院で薬をもらって飲んだら、初日は強烈な眠気に襲われ、9時間以上寝た。その間トイレに起きたのは1回だけ。普段は2〜3時間おきにトイレに起きていたのに、4〜5時間に延びた。にも拘わらずオネショもなかった。風邪薬の何かが夜の排尿間隔に戻したか?
7月26日
PSAは0.026、1ヶ月で1桁下った。ホルモン療法2回目の注射、今後は毎月1本ずつ腹の左右に交互に打つ。早速また腹が痛くなったが片側だけなので少しマシ。それにしてももう真夏、暑い。
7月27日
昨日も今日もエアコンの利いた部屋に入ると涼しいなと感じる。ところが5〜10分ぐらいその部屋にいると急に暑くなり汗が噴き出す。さらに5〜10分経つと最初の涼しさに戻る。1ヶ月前からの夏風邪が治らないせいか、急に真夏になったので、体がついて行けていないのかと思ったが、どうやらこれがホットフラッシュではなかろうか。ホルモン療法の副作用らしい。
8月23日
PSAは0.024、先月は1桁下ったから、今日は0.002ぐらいになるのかと思ったのに、ほぼ横ばい。早くも薬剤耐性? 今日はホルモン療法3回目の注射、今日は左腹に打ちますといいながら、右側をアルコール消毒しているから、そこは右です、と言ったら、左側を消毒して打った。大丈夫か? 毎日暑いが、急に汗ばんでくるときがある。ある程度周期的に汗が出ているような気もする。
8月25日
ホルモン療法は男性ホルモンを押えるので、骨粗しょう症にもなりやすいという。近所のホルモン療法を長く続けている先輩も骨密度が大幅に下り、骨を強化する薬ももらっているとのこと。
ところで1年ごとに受けている人間ドックを去る7月31日に受けた。今回は腎機能の低下が進むとともに、ヘモグロビンA1cが昨年までの5.8から今年は6.4に急増した。8月7日にNHK「ガッテン」で今までの役に立つ技の総集編が放送された。その中で「かかと落し」で骨に衝撃を与えると、骨粗しょう症の予防になり、あわせてすい臓に働きかけてインシュリンが増加し血糖値を下げる効果があるとのこと。そこで山の畑へ行くたびにジャンプを繰り返して骨に衝撃を与えることにした。ジャンプして着地すると頭や奥歯まで衝撃が伝わる。2年前に録画した「ガッテン」の骨ホルモンと内臓とのつながりや「かかと落し」のビデオを改めて見直した。それによると骨はいろいろな臓器につながっており、脳の認知機能の改善効果があったり、精巣とつながっていて男性ホルモンを増やし生殖能力を高めるそうである。
今回はPSAがほとんど下らなかった。改めて考え直すと、ホルモン療法により骨が弱くなり、血糖値を上昇させ、それを防ぎたくてかかと落し体操をしたため男性ホルモンが増加し、前立腺ガンが活発化する、ということになっていないか?前立腺ガンが怖いか糖尿病が怖いか、骨粗鬆症による骨折が怖いか、どうにも抜け出すことのできない泥沼に落ちつつあるのではなかろうか?体重は少しずつ上昇傾向になり、周期的にというか不定期にというか1日に何度も暑くなり汗ばんでくる。今までは猛暑で気付かなかったのか、それとも3回目の注射ではっきりとした症状になってきたのか、1〜2時間ごとに急に暑くなり汗がにじんでくる。5分ぐらい続くと元に戻る。
9月27日
PSAは0.008、先月はほとんど下らなかったが、今回はやっと最下位桁台になった。先月の注射後は赤くはれ上がり、服の上からもはっきりと膨らんでいるのがわかったが、今回は2〜3日で腫れが引いた。薬効はあるのだろうか? 副作用のせいか時・場所構わずふいに汗が噴出す。困ったものだ。
10月30日
TVの健康番組で、頻尿・尿漏れの改善策として、「トイレへ行くのを我慢する時間を少しずつ長くしていくのが効果がある」と認められているとの事。ただ我慢しようとすると余計に尿意が強くなると思うが、いろいろな名前を逆に読むことで気をそらすのがよいとのこと。その通りにはしなかったけど、早速気を紛らしながらトイレを我慢してみたら、トイレを済ませてしばらくしてから急に漏れ始めた。一旦洩れ始めると何度でも洩れる傾向に有り、パッドからはずれてついにズボンにまでしみ出てきた。せっかくこのところあまり洩れなくなっていたのに、やはり『身の丈』にあった療養の方がよさそうだ。「身の丈に合った教育」発言が批判されているようだが、世の中狂ってきていないだろうか?身の丈がキーワードではなかろう。
11月 1日
PSAは0.003以下、0.003が測定限界とのことで、測定できないレベルまで下ったということだそうだ。しかし0.002とか0.001というのも別の患者さんから聞いたことがあるような気もするが・・・。ホルモン療法でPSAが下らない人もいるとのこと。1日に何度もカーッと暑くなると言ったら、漢方薬を処方してくれた。放射線治療科では、更年期症状のようなのが強く出るのは男性ホルモンが強かったということだろうとのこと。放射線治療後の後遺症や副作用の症状も変化がなくなって一定になってきたし、PSAも検出限界以下になったので、今後もそれが続くと思われるから、放治科の次回の問診は3月となった。
11月24日
どうやら風邪をひいたようだ。喉の痛みから始まって、咳・鼻水、そして遂に37度をすこし超える微熱が出だしたが、風邪の熱もホットフラッシュに似ている。突然暑くなり汗がにじむがすぐ元に戻る。そしてまた突然暑くなる。この繰り返し。ホルモン療法のせいか風邪の熱かよくわからない。
11月29日
今月のPSAは0.003以下、先月に引き続き測定限界以下。直近の減少率は1ヶ月で1/3であるから、これを延長すれば来年11月までホルモン療法を続ければPSAは百万分の一になる。いつまでホルモン療法は継続するのだろうか。こんなに効くなら最初からホルモン療法をやればいいようなものだが、効果のない人もいるそうだ。
ところで、放射線治療後2017/5/26にPSAは最低の0.01からほぼ2年後の2019/6/28にPSA≒0.3になっているから、ほぼ2年で30倍になると考えれば、4年後に900倍、6年後に27,000倍、8年後には810,000倍、10年後には約2千4百万倍になるから、ホルモン療法を1年続けて百万分の1になっていたものが10年で元以上に戻ってしまうことになる。でも10年後なら別の原因で寿命を迎えているのではなかろうか。
尿洩れの方は年齢と共に次第に締りが弱くなっていくようで、クシャミは勿論、なにげなく立っているときでもふとチョイ洩れするようになってきた。尿意を我慢すると耐えられず余計に少しずつ洩れるようだ。
12月18日
就寝中のトイレ回数は4〜5回、1時間毎にトイレに行っているような気がするが、よく目が覚めるものだと思っていたら、遂におねしょした。冬になるとダメだ。手術の後遺症が尿漏れ、ホルモン療法の副作用が突然の発汗。副作用は投薬が終れば消滅するのかもしれないが、後遺症はこれからも一生続くことになるのか。
12月20日
NHK・TVで「フェイク・バスターズ」という放送があった。ネットの情報は事実無根のものがかなり含まれている、というものだ。「医療情報は検索厳禁!?」とまで書かれている。病気になるとネット検索で治療の仕方を検索できて非常に便利になったと感じているが、正しい情報は10%程度しかなく、あとは根拠のないものばかりだそうだ。しかしネット検索して自分が納得できるような記載があると信じてしまう。かくいう自分も、ガン宣告されたときにネット検索して、トマトのリコピンとか高蛋白が有効、カルシウムはよくない、と書かれていたので、いまだに冬でもトマトを欠かさないし、牛乳はやめて豆乳にしたり、きな粉を毎日摂取している。そういわれれば、ガン抑制にちっとも効いていないといわれればそれまでで、効果があった実感はない。しかし最初に刷り込まれた情報は安易に捨てられない。病人にとってはワラをもすがる思いなのだ。しかし医者に意見を求めるとたいてい、民間療法は根拠がない、と否定されてしまう。また実体験を書いたページがあると、貴重な情報として真剣に読んでしまうが、TV放送ではこんな素人が書いたページはまったく信じるに足らないそうだ。ということはこのページも個人の感想であって、医者から見ると役に立たないのかもしれない。このページをお読みの方も自己責任で対応をお願いします。
12月27日
今月のPSAは0.003以下、3ヶ月続いて測定限界以下。先月打った注射も早々と痛みは消え、2週間ぐらいでしこりもなくなった。1ヶ月間効果は持続していたんだろうか?PSAが検出限界以下なので効いているのかいないのか、判定しようがない。ところで、ホルモン療法が効く人と効かない人がいるので毎月注射をしてきたが、効いていることがわかったので次回からは3ヶ月間有効な注射に変更するとのこと。
2020年
1月31日
今回も検出限界以下。今回は3ヵ月分ということで腹両側に合計3倍量を注射された。夕方にはもう腹両側とも痛くなった。夕食後、体が震えるほどの寒気に襲われたが体温は37.6℃。ストーブをつけてしばらく寝たら悪寒はなくなったが体温は38.4℃まで上昇。武漢の新型肺炎ではなかろうが、翌日病院へ行ったら普通の風邪と診断。インフルエンザの検査でも陰性。今月は最初の2週間で3回もおねしょ、後半でも1回おねしょ、通常の冬季の倍以上だ。泌尿器科では、それはしょうがない、と相手にされなかった。
2月20日
ホルモン注射跡は右側が特に大きく腫れ、痛みは1週間ぐらいで治まった。しこりは2週間後には左はかすかにある程度、右はまだかなりあるものの、これが3ヶ月も残るとは思えないほど小さくなった。今冬最強の寒波襲来という日におねしょが一晩に続けて2回もあった。絶望的。熱は内科で感冒薬をもらってからはときどき37℃を越えるときがある程度だが、2週間経ってもまだときどき37℃を越えるときがある。ホットフラッシュで1日数回は汗がにじむほどカーッと暑くなる。
3月15日
3月前半で既におねしょが2回、2月20日以降は手術直後にしていた白十字社の大きいPAD(22x40cm,150ccx2回用)で寝ているので、すべてPADが吸収してくれて、下着は濡れなし。寝るときは大きいPADが必須になってしまった。ホットフラッシュは寒さが緩むに連れて1日何度も起きるが、体温が37度を越えることはなくなったようだ。。
5月 8日
3月までオネショが月4回あったが、4月はオネショなし、気温が上がると共にホテリで汗がにじむことが多くなった。右側のしこりは小さいがまだ残っている。
コロナの3密を避けるため朝早く通院、PSAは0.006以下(測定方法が変わったのでこれで検出限界以下)。今回も3ヵ月分ということで左右の腹に合計3倍量を注射。午後にはもう両腹とも強烈に痛い。この注射で数日間発熱する人もあるとのことで、次回は薬を変えてみるとのこと。
5月 9日
昨日は早めに病院へ行ったせいで、午後4時ごろには少し寒気がしてきた。5時半には37.7度、夕食後は38.8度、7時半には39.2度まで上昇、風の熱さましを飲んで頭を冷やしながら横になり、10時半ごろにやっと38.2度ぐらいに下り、起き上がれた。そのまま早めに就寝。3ヶ月前の発熱もホルモン注射によるものだといえる。次回からは薬を変えてくれることになっている。
5月10日
注射の腫れは赤くなり横長の楕円型でしこりの横の長さは右腹が9cm、左腹が7cmぐらいあり痛い。注射翌日後の微熱は3ヶ月前は2週間ぐらい続いたが、今回は注射翌日の午前中に37.2度になったことがあったが、その後は熱のある感じはしないので体温測定もたまにしかしないが、平熱。
7月 6日
注射の腫れは2ヶ月以上経ってほとんど気にならない小ささだが、体重が少しずつ増えて腹回りが大きくなりズボンが合わないものができてきた。
この季節、暑いのか寒いのか気温が分からない。相変わらず就寝中にトイレに3〜4回起きるが、再び横になると肌寒く、数分後には逆に暑くなって汗ばみ、更に数分後には正常に戻る。暑いのか寒いのかわからない。昼間もちょっと移動すると汗が噴き出ることがある。
7月31日
3ヶ月近く経ったが注射のしこりは左右ともまだ残っている。PSAは0.020、前回のPSAは「0.006以下」(測定方法が変わったのでこれで検出限界以下)とのことだったが、前回から既に上昇に転じていたのでは?。いずれにせよ値はまだ小さく、薬の耐性ができたかどうかはまだ不明とのこと。そういえばホルモン療法開始直後のレベルに戻っただけともいえる。今回も3ヵ月分だが薬を変えたので、右の腹をアイスノンのようなもので冷却しておいて、注射を打たれた。瞬時に終った。今までは注射の時間が長く、その間強烈に痛かったが、今回は全然痛くない。注射後も痛みなし、腫れもないようだ。前回は薬量が240mgとなっていたが、今回はたったの8mg?、一瞬で終るはずだ。
10月 3日
前立腺ガンが完治しないというのにナントあろうことか、胃がん検査で黒になった。胃2/3除去を前提としてサッサと処理が進行している。本当に胃切除しか道がないのだろうか。「二人に一人がガンになる時代」と言われているが、「一人が2つのガンにかかる時代」になってしまったか。
10月30日
注射のしこりは左右ともまだ残っている。PSAは0.027、漸増。今回もアイスノンで冷却後一瞬で注射は終わり、注射も痛くないし、注射後も痛くない、腫れもない。
2021年
1月21日
胃がん摘出手術で2週間入院中、室温一定の快適環境で生活した名残か、退院後1ヶ月半までおねしょが1回もなかったのに、1月中旬になって急になんどもおねしょ。室温が低いせいかもしれないので1月14日から電気座布団を尻の下に敷いて寝るようにしたが、本日までオネショは止まっている。今まで5月になってもおねしょがあったので、5月に電気座布団では暑かろうと思い、温度を強弱(表面温度約45℃/38℃)切り替えられる電気座布団を買ってきた。新しい電気座布団に替えた途端にPADが重くなりオネショしたらしい。また古い電気座布団に戻した。古いのは強弱切り替えはなく、表面温度もいくらに設定されているのか分からないが、現在売られている電気座布団は切替無しのもので表面温度50℃というのが一般的である。古いのも同じか?
1月22日
PSAは0.040、胃がん手術後の食事制限が気になって、今までの前立腺ガン対応の食事療法が疎かになっているが、そのせいかどうかPSAは増加を続けている。
2月16日
古い電気座布団を尻の下に敷いて寝て約1ヶ月経ち、おねしょはない。効果があるようだ。
2月23日
就寝中の尿漏れPADの重さを毎日計ってみた。一晩で数g〜30gぐらい漏れている。トイレに行くまでに我慢できずに少しPAD内に漏れてはいるが、10g以上の漏れはいつ漏れているのだろう?気付かないうちに多少おねしょか?しかしオネショならそのくらいで止まるのもおかしい。
昼間でも漏れ出したら止まらないことはある。骨盤底筋体操はしばらくしたこともないが、括約筋がかなり低下しているか?
4月16日
PSAは0.094、3ヶ月前の2倍以上に急上昇、絶対値はまだ低いので検査でガン箇所を特定はできないだろうけど、CTと骨シンチ検査をすることになった。
5月18日
骨シンチには変化は見られなかったが、CT検査で骨盤内のリンパ球の片側に変化があり、PET検査することになった。またPSAが上昇していることから新薬(飲み薬)を追加することになった。
6月05日
PET検査の結果、やはり骨盤内のリンパ球の片側に、ごく小さいが放射性同位元素の集積点がある。新薬(飲み薬)の副作用の自覚症状は特にないが、肝臓や腎臓(?)に障害が起きる可能性があるので、新薬を更に2週間継続した後、血液検査をする、とのこと。肝臓などに障害が出るとの事前説明はなかった。体よく新薬の治験に使われているのではないか。気温が上昇したせいか、それとも新薬のせいか、ホットフラッシュが頻繁に起きるようになった。
6月18日
PSAは0.012、新薬併用4週間後の値。来月再度CT検査予定。
7月 9日
今日は3ヶ月毎のホルモン療法注射&放射線治療科の問診予約日。ところが受付機には何もでない。受付カウンターへ行き、泌尿器科と放射線治療科の予約票をを提示したら、健康保険証をみせろという。受付嬢は健保証を丹念に調べていたが、健康保険の問題じゃないだろ。予約が消えているのが問題であって、健康保険の有効期間が仮に今月切れたとしても健保証を提示する前に予約が消滅しているとすれば、それはおかしいだろ。担当科へ問合せて本日の治療票を新しく作ってくれたが、予約票にあった採血が無くなっている。とりあえずこれを持って泌尿器科へ行け、というので、泌尿器科へ行って治療項目票を出したが、泌尿器科でもなぜ予約が消えたかわからないらしい。6月に何度も受診しているがそのときに予約変更と言われてないか、というが、そのためにホルモン注射と飲み薬を併用することを確認している。先生に聞くからしばらく待てとの指示。しばらくして、本日の注射はない、来週CT撮影とその結果説明が予約されているので、結果説明のときに注射もする、とのこと。それなら連動している放射線治療科の予約も変更してくれ、と要求して引き上げた。遠い距離を診察のために、しかも梅雨末期の豪雨のなかやってきたのに、バカにしている。CT結果説明の日の予約票には新薬の継続処方は書かれているが、採血もホルモン療法注射も書かれてはいない。だから飲み薬と注射は併用するか確認したし、併用するとの答えだったから、注射の予約は今日しかない。杜撰である。
7月16日
PSAは0.006(検出限界)以下、今回もアイスノンで冷却後右腹へホルモン療法注射。CT検査結果、骨盤内リンパ球の腫れは解消した、とのこと。今後も新薬(飲み薬)併用を継続する(高価なのが欠点)。
8月27日
PSAは0.006(検出限界)以下、新薬(飲み薬)併用を継続。今年は8月に2週間ほど雨が降り気温が下ったのに、かえって汗がよく滲み出るようになった。汗は飲み薬のせいではなく注射薬のせいだそうだ。漢方薬を処方してくれた。
10月 8日
PSAは0.006(検出限界)以下、新薬(飲み薬)併用を継続。気温が下ってきても、汗がよくにじむ。漢方薬の桂枝茯苓丸が処方されているが、胃がんの消化器内科からは漢方薬の六君子湯が処方されており、六君子湯にも成分として茯苓が含まれているので、どちらかを止めるよう勧告があった。結局気温が下ってもホットフラッシュはひどいまま。
2022年
1月 7日
3ヶ月毎のホルモン療法注射に戻った。PSAは0.006(検出限界)以下、新薬(飲み薬)併用を継続。12月になって真冬の気温になり、ホットフラッシュはなくなった。その代わり突然尿意が来るようになり、すぐにはトイレに行けずに2回ほど尿意切迫を我慢すると、少しずつ漏れ始めて止めることができない。今まで夜間頻尿対策として膀胱を緩める薬をだしてくれていたが、膀胱の収縮を抑える薬に変えた。途端に夜間のトイレ起床回数が元通りに増えた。
2月22日
西郷輝彦さんが前立腺ガンで亡くなった。昨年最先端医療を受けるためオーストラリアへ行くことをドキュメンタリー風に放送していた。庶民では手の届かない高額な治療を受ければ治るのであろうと期待した国内の前立腺ガン患者は私だけではなかったのではなかろうか。フジテレビ系の放送ではガンが減少したときもあったようだ(右図)。詳しい説明がないのでよくわからないが、一部の骨転移は縮小したようだが、残っているものもあるように見える。結果としてはPSAは下らず、期待はあっさり裏切られた。落胆である。10年ほど前に全摘出したが、6年後に再発したとのこと。私もPSAが上昇に転じるたびに薬を変えているが、そのうちどの薬も効かないときがやってくるのだろうか?
3月17日
12月からおねしょがほぼゼロになった。冬季には毎月2〜4回ぐらいおねしょがあったのに、何が効いたのだろうか。12月17日からは、夕食後は何も飲まないように変えた。一方では11月末から毎日健康サプリメントの説明会を聞きに行くようになり、順次酵素・胡桃・プルーン・牡蠣エキス錠などを常用するようになった。寒くなると尻の下に電気座布団も敷いて寝ている。1月7日からは膀胱拡張収縮に関わる薬も変えた。何が効いたか。ところで、歯茎の奥の炎症で疼痛が継続していたが、胃がんの手術直後は抗生物質を点滴していたせいか、疼痛がなくなっていた。しかし退院後また歯茎の奥の疼痛が再発していたのに、1月頃から疼痛が消滅した。オネショがなくなったのとほぼ時期を同じくして症状が消えたのは、前述のサプリメントなどのどれかがおねしょと歯茎の疼痛の双方に効いているのではなかろうか。
4月 9日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中、12月からおねしょがほぼゼロになったのはサプリメントのせいか、尿漏れ抑止用の薬変更が効いたのか、今冬季はオネショなしで過ごせそう。
6月26日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中、おねしょは4月下旬に1回あったが、今冬季はその1回だけだった。大幅に改善された。
9月16日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中。真夏の間は汗をかくことが多いのでホットフラッシュは目立たなかったが、少し気温が下ってきたのに突如汗がにじむことが増えてきた。また桂枝茯苓丸が処方された。
12月 9日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中。桂枝茯苓丸はホットフラッシュには効かないようだ。真冬になったので、ホットフラッシュは目立たなくなり、薬は中止。寒くなって尿漏れが増えた。あるいは寒くて漏れたのが乾かないから目立つのか。
2023年
2月21日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中。おねしょは12月に1回大量に漏れた。その後も毎月僅かに漏れるのが1〜2回ずつある。
3月 1日
前立腺ガン・胃がんの次は白内障手術
3月 9日
白内障手術を右・左とも終えて退院した途端に、フラツキが始まり、下痢・嘔吐。
3月10日
耳鼻咽喉科でフラツキの薬を3種類処方された。そのうちイソソルビド内用液という液体の薬があり、どうやらこれを飲むと、就寝中のトイレ回数が1回程度まで減少するようだ。しかし残念ながらめまい改善薬なのに、めまい・フラツキの副作用があるらしく、継続しては飲めない。
5月19日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中。おねしょは2月に1回、3月に1回。薬を変えたせいか2年前の冬よりは大幅減少。
8月 4日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中。軽いホットフラッシュはかなりある。
8月 5日
就寝途中で下痢、時間的にちょっと珍しい。
8月 6日
夕方37.1度、微熱。夜38.2度、これは夏風邪かコロナか?
8月 7日
37度超え〜38度超えを行ったり来たり。内科医院で綿棒の長いようなもので鼻の奥から検体を採取、インフルエンザとコロナ検査した結果コロナと判明。風邪薬処方される。
8月 8日
朝38.1度。その後37.5度〜36.8度を行ったり来たり。(夕方家内が37.1度、翌日38度、潜伏期間2日。とすると私の感染は8月4日。病院内or調剤薬局?いったいどこで感染?)
8月 9日
朝36.8度。どうやら常時平熱に戻ったようだ。今になって考えると8/5の下痢からコロナ感染症状が始まっていたのではなかろうか。嗅覚障害があるかといわれればよくわからないが、味覚障害は通常の風邪でも食事がおいしく感じられなくなる程度の障害はある。
令和5年5月8日以降新型コロナは5類感染症に移行し、法律に基づく外出自粛は求められなくなり、外出は個人判断となりました。だからといって大病院が来院者の体温監視をやめてしまうのは問題ではなかろうか。発熱者も自由に出入りが出来るようになり、通院患者にコロナ感染を広めてしまう惧れがある。病院へは行くのをやめるわけにはいかない。キチンと体温監視してもらいたい。
8月10日
夕方以降何を食べても似たような味しか感じないような気がする。
8月13日
味覚も嗅覚も少し衰えているようだ。昨朝薬が切れて、夜には喉痛が再発。咳は少しだが続いている。
TVでお盆帰省の新幹線自由席乗車率110%とか在来線130%とか、徳島では阿波踊りの観覧席がほぼ満席・・・こんな状態でコロナ感染者はでないのか?逆に私は何が決め手で感染したのか?受付順番カード、受付行列、受診シートホルダー、採血、ホルモン注射、会計順番シート、薬局順番カード、薬剤受取り・・・このぐらいしか接触はないし、これはいつものことである。
10月27日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中。異常に暑い秋もやっと寒くなってきたが、かなり軽いホットフラッシュはまだある。今日は病院に入るとき自動体温測定器の方へ係員に誘導された。(この前は自動体温測定器もなかった?) 来院者の体温監視は重要である。
2024年
1月20日
PSAは0.006(検出限界)以下継続中。寒くなりホットフラッシュもなし。代わりに年明け早々夜尿。頻尿・我慢できず尿洩れは多発。



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