今回のこの本を作ることになったきっかけは、1997年の会社の社員旅行が「インド」だったからです。初めての海外旅行、初めての飛行機、何もかもが初めて尽くしだった今回の旅行。滅茶苦茶楽しかったインド旅行。「これはインド本を作らないとインドに悪い!」という訳で、こんな本ができてしまいました。
みなさん、短い時間ですが、るてんのインド旅行にお付き合い願います。旅行の入り口はこの「るてんしとのインドノート」、添乗員は私「るてんしと」が勤めさせていただきます。
p1(ご挨拶、買う、食べる) p2(飲む、象、牛) p3(楽器、TAXI、アショカさん) p4(鉄道、飛行機、大道芸) p5(チップ、お金、名所) p6(マハラジャと物乞い、H、外国語、テレビ) p7(旅のしおり、日程表、後書き) |
大抵、彼らがしゃべる台詞は同じです。彼らは、観光客が少しでもかまうと、その後ずっとついてきます。そんな彼らにもルールはあるようで、ガイドが説明している間は、話し掛けてきませんでした。
☆2)インドの物売りは、皆日本語が(片言に)しゃべれて、必ず日本に友達がいます。多分、彼らに反応した私たちも、「お友達」リストに加えられているに違いありません。
そんな彼らの中には「変」な人たちもいます。私たちの旅行中で最も人気を博した物売りは、少年の物売りでした。彼は非常に幼く、誰かから教わった「間違った」日本語で迫ってきました。「これ25ルピー、25ルピー、高いね。非常に高いね。これ高いね・・・。」あろうことか「高い」と自分で公言しているのです。きっと意地悪な日本人に騙されたのでしょう。私たちは、少年の将来を心配せずにはいられませんでした。
食べる
☆2)カレーは、マトン(羊肉)、チキン、豆、ほうれん草、チーズといった種類があり、マトンとチキンが日本人好みでおいしかったです。ほうれん草カレーは、緑色なので最初はびっくりしました。でも、食べてみると、案外普通の味でした。
☆3)私以外の同行の人たちはみんな海外旅行経験者でした。そして「海外でこんなに(おいしく)食事が食べられるのは初めて」と言っていました。私は、他の国に行ったことがないので「そんなものなのか」と思いながら、普段の2倍くらい食べていました。帰国後、案の定3kg体重が増えていました。
☆4)レストランやホテルの食事で不思議だったのは、バイキング形式の食事の場合、必ず焼きそばがついてきたことです。カレーがあるのは納得できるのですが、なぜ焼きそばが? さすがインド、謎の国です。
☆5)さて、インドと言えば下町! というわけで、商店街ではサモサ(3ルピー)を食べました。サモサは、カレー風味肉じゃがを皮でつつんで揚げたものです。ホクホクしていて、なかなかの美味でした。また、唐辛子たっぷりのせんべい(1ルピー)も食べました。水無しでは食べられない激カラせんべいでした。このせんべいを食べた後、同行の人たちと一緒に飲み物を探し歩きました。結局みんな、一袋食べきれませんでした。
☆6)インドの料理は非常においしかったのですが、ひとつだけ難点もありました。それは、ホテルやレストランで食事をすることが多かったために、毎回同じような食事しか出なかったことです。おかげで食事の話題といえば「豆カレーは○○の方がおいしかった・・・」といったものでした。ちょっと悲しいですね。