るてんしとのインドノート

最終更新日:1998.11.14




ご挨拶
☆1)はじめまして、もしくはお久しぶりです。「るてんしと」です。今回の同人誌は「インド旅行記」です。こんなまともな同人誌は普段作らないのでちょっとだけ楽しみです。いつもは「お馬鹿な本」ばかり作っていますから。

今回のこの本を作ることになったきっかけは、1997年の会社の社員旅行が「インド」だったからです。初めての海外旅行、初めての飛行機、何もかもが初めて尽くしだった今回の旅行。滅茶苦茶楽しかったインド旅行。「これはインド本を作らないとインドに悪い!」という訳で、こんな本ができてしまいました。

みなさん、短い時間ですが、るてんのインド旅行にお付き合い願います。旅行の入り口はこの「るてんしとのインドノート」、添乗員は私「るてんしと」が勤めさせていただきます。

1997某日、インド帰りの「るてんしと」拝

[ 目次 ]
p1(ご挨拶、買う、食べる)
p2(飲む、象、牛)
p3(楽器、TAXI、アショカさん)
p4(鉄道、飛行機、大道芸)
p5(チップ、お金、名所)
p6(マハラジャと物乞い、H、外国語、テレビ)
p7(旅のしおり、日程表、後書き)




買う
☆1)インドで一番熱いものは買い物です。いえ、正確に言えば物売りたちです。正価の100倍にふっかけるのは当たり前。観光客を見つければ、大人も子供も「これ100ルピー(1ルピー = 約3.5円)安いね」「10ドル私友達ね」「東京? 大阪? お〜ぉ、神戸! 友達いるよ」と迫ってきます。

大抵、彼らがしゃべる台詞は同じです。彼らは、観光客が少しでもかまうと、その後ずっとついてきます。そんな彼らにもルールはあるようで、ガイドが説明している間は、話し掛けてきませんでした。

☆2)インドの物売りは、皆日本語が(片言に)しゃべれて、必ず日本に友達がいます。多分、彼らに反応した私たちも、「お友達」リストに加えられているに違いありません。

そんな彼らの中には「変」な人たちもいます。私たちの旅行中で最も人気を博した物売りは、少年の物売りでした。彼は非常に幼く、誰かから教わった「間違った」日本語で迫ってきました。「これ25ルピー、25ルピー、高いね。非常に高いね。これ高いね・・・。」あろうことか「高い」と自分で公言しているのです。きっと意地悪な日本人に騙されたのでしょう。私たちは、少年の将来を心配せずにはいられませんでした。


食べる


☆1)旅行中インドで食べたものは、ほとんどターリー料理と中華料理でした。食事はホテルやレストランで取ることが多く、毎日、きちんと朝、昼、晩と食べていました。

☆2)カレーは、マトン(羊肉)、チキン、豆、ほうれん草、チーズといった種類があり、マトンとチキンが日本人好みでおいしかったです。ほうれん草カレーは、緑色なので最初はびっくりしました。でも、食べてみると、案外普通の味でした。

☆3)私以外の同行の人たちはみんな海外旅行経験者でした。そして「海外でこんなに(おいしく)食事が食べられるのは初めて」と言っていました。私は、他の国に行ったことがないので「そんなものなのか」と思いながら、普段の2倍くらい食べていました。帰国後、案の定3kg体重が増えていました。

☆4)レストランやホテルの食事で不思議だったのは、バイキング形式の食事の場合、必ず焼きそばがついてきたことです。カレーがあるのは納得できるのですが、なぜ焼きそばが? さすがインド、謎の国です。

☆5)さて、インドと言えば下町! というわけで、商店街ではサモサ(3ルピー)を食べました。サモサは、カレー風味肉じゃがを皮でつつんで揚げたものです。ホクホクしていて、なかなかの美味でした。また、唐辛子たっぷりのせんべい(1ルピー)も食べました。水無しでは食べられない激カラせんべいでした。このせんべいを食べた後、同行の人たちと一緒に飲み物を探し歩きました。結局みんな、一袋食べきれませんでした。

☆6)インドの料理は非常においしかったのですが、ひとつだけ難点もありました。それは、ホテルやレストランで食事をすることが多かったために、毎回同じような食事しか出なかったことです。おかげで食事の話題といえば「豆カレーは○○の方がおいしかった・・・」といったものでした。ちょっと悲しいですね。


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