VUレベルメーターの製作  基板のご注文予約は、部品調達に関わるためお早めにお願いします。

注文があった時、余計に作りますが、5枚づつ作らないと効率が悪いため、余計にに製作したものは余剰在庫を多数持つ余裕が無いためヤフオクにも出品しています。このためすぐに売り切れる場合があります。反対にヤフオク出品中に注文があったっ場合、早期終了しています。入札が無いのに突然早期終了するのはこのためです。ご了承ください。尚仕様変更などもお気軽にご相談ください。基板の種類のボタンにあるものが対応した実績です。


はじめに
品質と実用性重視の設計と国産部品へのこだわりから高額と思われる方もごく稀にいますが、もし仮に雑誌に製作記事があり、ご自分で秋葉から部品を取り寄せ1から作ってもこの価格で製作出来ません。製作調整工程は効率良く行っています。調整機材、その他工具まで考えると、相当安価に、ご提供していますが、量産品と比較される方がいるのは残念なことです。ヤマキやサイファムのメーターユニットを採用したものは業務用では10万〜20万が相場です。民生用として使い勝手の良い-20dB、-10dB、0dB、+4dBのレンジ切替で実用的なものが、自作すればメータユニットやケースにもよりますが、このアンプを使うことにより、調整無しで総予算2万円〜で自作出来ます。これは画期的なことで多くの方から支持を得ています。実際に作られた方から写真入りのメールをいただいていますが、ユニークなものから洗練されたデザインのものまで様々です。自作は個性あふれるものが作れる強みがあります。特に民生用オーディオ機器はレベルが統一されていないため、レンジ切替は重要な項目です。またメーター誤差調整機能など実機検証して多くのものに適合させています。その辺を十分ご検討いただければ納得いただけると思います。お客様の声などはあえて掲載いたしません。世の中【個人による感想です】の逃げ口上が氾濫しています。良いものはその人が使って初めてわかるものだからです。お客様の声よりお客様の製作完成写真を見ていただければご理解いただけると思います。
駆動基板ご購入者様以外への回路図供給は一切いたしません。またネット公開も予定はありません。VU計駆動回路でネット公開されているものは、VU目盛ラジケーター駆動回路が多く、混乱を招いています。当方は正確さを大切に考えていますので、針が振れれば良いとか見て楽しむだけなので出来るだけ安くとか言った質問にはお答えできません。一度購入された方は回路図を持っていても再度ご注文されることが多いのは、品質が物語っているからと自負するところです。

この針の振れ方と照明ランプは、古い時代の人たちには何とも言えない喜びがあります。温かいです。VUメーター
メータ単品を手に入れたら、ぜひともVUメーターを使えるように組んでください。オジサンたちが萌えるVUメーター

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VU基板詳細

メータ検証のためこれだけ集めました
VU計の色々

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組立は簡単に

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基板の調整

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基板の種類

以下は製作当初の記述です

デジタルの時代になってから、レベルメーターは、不要になりました。それで市場に完成品のVUメーターがなくなり自作しかありません。VUメータの製作が結構人気が出ています。メーターそのものは比較的入手が容易ですが、民生用に使うには+4dBで0VU表示ではとても使いにくいです。そこでVUメーターアンプの出番です。製作者急増中は事実ですです。またこのメーターアンプが支持されている理由は実用的な設計となっているからです。レンジ切替出来ないメーターアンプを使っても実用的なVUメーターは製作出来ません。ネットでVUメーターで検索すると誤った記述の多いのには注意が必要です。VU目盛のラジケータは正しい値を表示しません。規格品のVU計に、整流ダイオードやオペアンプを使った整流回路は不要です。そこで一番良かった昭和の時代を懐かしみつつも、まともな、VUメーター装置を製作してみました。VUメーターの規格は、元々+4dBを0VUとする業務用規格で、本当のVUメーターは3.6kΩの抵抗を介してつなぐだけで使用できます。しかし民生用機器のレベルとは合わないために、このままでは非常に使いにくいものとなっています。とりあえず+4dBを0VU(約1.23V)にするのと0dBと-10dBを0VUにする構成でメーターアンプを作りました。世の中が正しければ、CDプレーヤーでテストCDの-20dBを再生してそれを、基準の0VUにすれば良いはずです。それが合っていれば非常に精神衛生上好ましい訳ですがそうなることはありませんでした。テストCDの-20dBを仮の0VUをにすれば、絶対最大値0dBに対して20dBのマージンをもって-20dB/0VUとして録音しているいるはずですが、それを元にやったらば針は振り切れ状態になります。CDプレーヤーの出力規格も±3dB程度ですからなおさらです。各社のケチな戦略で、できるだけ大きな音で放送されるようにレベルを高めにしてマージンいっぱい(VU計で5dB前後のマージン)に録音しているからです。ラジオなどで小さい音で聴いていても大きな音で流れるような戦略でしょうか?、絶対最大0dBを超えない様にリミッターをかけるしかありません。(本来20dBもマージンがあったはず)音の悪いCDではいくら良い曲でも聴くに耐えかねません。平坦化されてLPレコード時代よりDレンジの狭いのは目で確認できるのがVUメーターなのです。レベル監視で、録音が悪いCDと一蹴してしまいましょう。そのためにもVU計が必要なのです。良い録音は10dB以上マージンをとってあります。いろいろなCDをかけて、しばらく遊べます。

VUメーターの入手
VU計は、今でも市販で多くありますが、一応+4dBm=0UVに合致しているようです。もちろんこれは磁石の大きな、もののみで、いわゆるラジケーターと呼ばれる昔のカセットテレコにおまけに付いていたようなものはVU計ではなく、VU目盛りのラジケーターというものです。そのような中で、復刻版VUメーターを出しているアプライドサイエンス社の大型VU計を使って本格的VUメーターを製作してみました。数年前よりこのHPよりリンクさせていただいていましたが、なかなか使う機会(忙しさにかまけていました)がありませんでした。今回VUメーターアンプを製作して、いろいろなジャンク(取りはずし品)VUメーターを駆動していると、発振器での指示値は同じことがわかり、メーターアンプは基本的にそれぞれ調整を一度すればOKであることがわかりました。それで余分に作った基板をヤフオク出品したら、予想外に落札されたのはレベル計の必要性がわかっている方々が多いのかも知れません。そんなこんなで、メーターシステムとして実用となるように作ることにしました。サイファム(英国)がスタジオ機器には多く採用されていますが、そのジャンクを探しても相当使いこんでいるので、機構的な部分でもあり、古いメーターは少し心配です。堅牢な造りの国産復刻版は本当にありがたいものです。他に丸型やこのタイプの小型版もあるので、興味のある方は確認ください。安いものも市販されていますが、10年から20年使うと思えば、思い切って良い物を使うのが得だと私は思っています。多分、今回製作したVU計は私が生きている間、動くものと思います。

クラシックデザインのメーターがひときわ輝く、レンジ切り替えに矢形のつまみも雰囲気をあわせた。

仕様
0VUとなるレンジ切り替え=+4dB、0dB、10dB、AUX
AUXは背面VRで可変
使い方、プリアンプの録音出力に本機を接続します。パラ出力から録音機につなぎます。ケースは市販品リードCM380を使用。

使用VUメーター アプライドサイエンス MR-85

ちなみに自分で作って安いのは、VUメーターシステムくらいかな?それは市販に無いから特注製作を依頼する以外ないからです。

VU計のいろいろ、手前に置いてあるのがVU計と呼べるもの。くり抜く、丸穴のサイズで型番は普通付けられている。
手前左SU-55、HYFAXという卓から外したもの。
中央VU-52、昭和36年東京計器製。ここでお分かりいただけますね。後ろのMR-85と同じデザイン。
右VUF-45、富士計測器製。秋葉などで良く見かける透明プラスチックカバー製。安く作るならこれも良いかも知れません。私が32年前に買ったのもこのタイプのもっと小さいVUF-38でした。なんか懐かしいです。大昔に自作したミキサーに付けたもの。どれでもほぼ同じ値を示します。

基板周りの配線状況写真です。ちなみに入力の配線はピンに絡まないで配線してありますが、あとで平衡入力可能なように、改造するためです。
これは初期の3レンジ基板です。現在のコネクタタイプとは異なり半田で引き出していました。
これから改良を加えて4レンジ化→コネクタ化→メーター誤差補正回路と使いやすいものになりました。(改良の足跡です)

後ろからの写真です。AUXの可変VRが見えます。あまり使うことはないと思います。

あとから追加したXLRコネクターと変換基板。スイッチの切り替えでバランス入力(平衡入力)とアンバランス入力(不平衡入力)が切替できる。

新しく製作中した基板 入出力およびレンジ切替えスイッチがコネクタになって使いやすい

従来の基板が相当数世に出て好調に動作しているので、今回改良してさらに使いやすいようにしました。すべての入出力はコネクタで接続とします。レベル計として使えるように+4dB、0dB、-10dB、-20dBの切り替え可能基板にグレードアップ。実質-30dBから+7dBまで見れるのでオーディオ用レベル計としておおよそのレベルがわかる。10dBスパンで3ステップの切り替えが出来れば、結構使えると思う。興味のある方は直接メールください。頒布いたします。切換スイッチと配線まで付いています。作り置きが無い場合はしばらくお待ちいただきます。何しろ部品購入と基板製作するのに時間がかかるのと1枚作るのでは安く出来ないので5枚単位で作ります。5台分にもなると部品代も大変なので、ご理解ください。【最新改良版メーターアンプ基板へ】

メールアドレス yap@myad.jp

製作篇 製作の参考にしてください。

ジャンクのメーターをバラックのまま駆動しているところ。これは精度の要求される局向け国産卓から外したVUメーターです。
取り外したものを使う場合は事前に確認をします。

これがアプライドサイエンスから復刻版で出ている。大型VUメーターMR-85型。このスタイルはなかなかカッコいい。形だけではなく1.5%級だから確度も良い。迫力の大きさです。箱から出したばかりのこれは新品。どこのVU計を使うにしろ、かなりの高額なので驚くはずです。
パネル穴をどうやって開けるかは意外に簡単。昔ながらに連続丸穴を開けて、ニッパ
で切り落とす。穴が90φ巨大すぎます。
あとは半丸ヤスリで丁寧に仕上げる。
メーターアンプはプリント基板化して調整済みなので、配線工数は大したことは無い。調整済みメーターアンプ基板。日本製の部品で製作したのもこだわりでもある。今から十年以上動作させたいので変なパーツは使えない。【今となっては作るしかない】それがコンセプトです。リピーターで注文される方の多いのには驚いた。友人の分も作るためとのことだが、やはりVU計を作って使用したら面白かったからだと思う。現在はレベル計として使えるように+4dB、0dB、-10dB、-20dBの切り替え可能基板にグレードアップしている。
照明付きなので見た目も良い。昔ながらのリードのケースCM380も一役買っている。もうひとつ困ったことが、インスタントレタリング入手困難。パネルに文字入れは従来からインスタントレタリングに頼ってきたがテプラなどのラベルシールが普及すると姿を消しつつある。サンハヤトがずいぶん廃止し始めた。
メーター先端の矢形の針が見やすい。動きは本来のVUメーターの遅い動きで見やすい。

音の悪いCD試聴会で大いに役立つVUメーター

今流行(いまはやり)のCDの音

流行っている曲で偶に良いと思って買っても、がっかりすることが多い。はっきり言ってまともな録音をしていないだけなのだ。今時は小型のスピーカーでモニターしている。ラジカセ基準、カーステレオ基準だの判った振りでいうやつがいる。はたまた、でかいスピーカーだの、旧型JBLだと、悪いという人がいるので、遠路、埼玉からK氏に適当な小型のスピーカーを持参いただいた。しかし何で聴いても悪いものは悪い。その悪さがわからなくなるまでスピーカーの、グレードを落とせとでも言うかの様だ。携帯電話にすればみな同じとでも言いそうだ。今の録音は現代のスピーカーに合わせてあるだの、評論家の言うようなことを言う人には無用のVU計。しかし普通の人は、聴いて判らないのだろうか?針が振り切れっぱなしの状態で歪んで圧縮したような、この酷い音、そんな音楽はもううんざりです。やっぱり後発で、レコード業界を狂わせた。あのレーベルを恨むしかない。やっぱり70年代後半が一番良かったかな?。何で聴いたって元が悪いCDではどうしょうもない。逆に何で聴いても良く聞こえるCDもある。簡単に言えばVUメーターが大きい振れ幅のCDは総じて録音が良い。録音の絶対0dBを1それ以下は0といったデジタル的考えだとそのような録音もありということか?
猛暑の中、お出でくださった、埼玉のKさんと、仙台のKさん。ありがとうございました。