6月30日(土) きゃ〜、6月もおしまい!くうっ、銀河通信6月号、間に合わなかったか!クヤシイ〜。

 いろいろと買ってきたマンガを読みまくり。『最終兵器彼女』5巻(高橋しん、小学館)は号泣。ただただ号泣。最初からこうなるとはわかってたけど。

 『瞳子』(吉野朔実、小学館)は、「…あれ?これ、10年くらい前に描いたヤツなのか?」と後ろの初出を見てしまいましたよ。あとがき読んで納得。主人公がちょっとSFの話をするシーンがあって、「おっ!」と喜んでしまう私はナニモノ?(笑)関係ないけど、驚いたのは、ダイジマンがこのマンガを見て「くらもちふさこの、昔の絵にそっくり」と言ったこと。なるほど、言われてみれば描線とか似てるかも。

 『西洋骨董洋菓子店』2巻(よしながふみ、新書館)。うっ、なんか1巻よりもエッチネタが多い(笑)。でもオモシロさは変わらない!いい〜!続きが読みたいぜ!『火消し屋小町』2巻(逢坂みえこ、小学館)はこれから読みます。

 なぜか『ちょびッツ』2巻(CRAMP、講談社)もうちにある。ということはストラップつきとダブリ買い?とほほ〜。うっわー、ますますもって、煩悩に走ったマンガだこと!(赤面)ヤバすぎます!ちなみに、「『ちょびッツ』ってどんな話?」と聞いてきた同僚(女性、車田正美ファン)に「紫竜の姿形をしたパソコンがさあ、いつもそばにいてくれるのよ!どうよ?」と言ったら、「…それはいいなあ〜」とニヤけておりました(笑)。

 新刊ネタ。当店にも、本日『オルガスマシン』(イアン・ワトソン、コアマガジン)入荷。うっわー、これもなんだかヤバそうっすね(笑)。表紙からして既に。帯の言葉は大森望さん。『上海哀儚』(藤咲淳一、富士見書房)も入荷。映画「ブラッド ザ ラストバンパイヤ」のノベライズ、でいいのかな?ホラー大賞2点も入ってきました。とにかく月末はどかどか入ってくるのだ。『古川』(吉永達彦、角川書店)の「癒し系」ホラーという帯にはちょっと笑いました。

 角川からは、ティム・バートン版『猿の惑星』が3点ほぼ同時発売。ハードカバーと、普通の文庫スニーカー文庫。しかし、ハードカバーと文庫、全く同じ内容の本を同時に出すってのはどうよ?>角川様。でもダイジマン的には「あ、解説が違うんだ!だったら全然オッケー」だって(笑)。…そういうものか?(笑)

 『ゴスペラーズ パーフェクト・ハーモニーブック』(ヤマハミュージックメディア)も入ってきたよ〜。CD、楽譜つき。>エマノン嬢

 (ああ、なんか今日の日記は煩悩ネタが多くてイヤだ〜)


6月28日(木) 昨夜は暑くて眠れなかったよ!

 今日発売の「週刊文春」に、『フロン』のこと載ってましたね。「著者と60分」のコーナー。本とだいたい同じこと言ってましたが。この本、既婚者には賛同者が多く、未婚者には少ない気がしますね。もちろん全員じゃないけど。

 あ、「ちょびッツ」2巻のストラップつきは7月上旬に延期だそうですよ。本だけは明日発売されますが。

 『ルー=ガルー』『スカイ・クロラ』『墜ちていく僕たち』をまとめて買っていかれるお客様が多い模様。さらに『封印サイトは詩的私的手記』も出たから、4冊セットか。思いがけない相乗効果で、書店としてはありがたいです。

 そういえば、今日面白い話聞いちゃった。東野圭吾は、西のほうがよく売れるんだそうです。真保裕一は、東も西もそんなに変わらないそうですが。

 『ミドリノツキ(上)』(岩本隆雄、ソノラマ文庫)の表紙のとりあたま人間はいったいナニ?(笑)私が「キツツキだー」と言ったら、同僚は「ガルーダじゃないんですか?」。「ガルーダってナニ?」と聞いたら絶句されてしまった。どっかの神様だって、ご存知でした?常識なの?私の常識の範疇にはなかったニャー。

なーんか忘れてるなあ、と思ったら、SFマガジンを買い忘れてたよ!!あわてて本日購入。おうっ、コミックレビューに『千の王国 百の城』(清原なつの、ハヤカワ文庫)が!7月にも『アレックス・タイムトラベル』が出るんですね。新刊速報に入れ忘れてましたよ。ああ、関係ないけど内田善美を文庫化して欲しいっすねえ〜。売れると思うぜよ。なってないのが不思議なくらいだ。高野文子も。

 同じくSFマガジンの「20世紀文化選録」を見ててびっくり。『ジェニーの肖像』(ロバート・ネイサン、ハヤカワ文庫)の書影が載ってるんですが、あたしの持ってるのとちがーう!!カバー違いがあるのか。この表紙、いいなあ。これが初版なのか?情報求む!

 昨夜、マサトクさんオススメ『西洋骨董洋菓子店』1巻(よしながふみ、新書館)読了。ううっ、おかげで今、めちゃめちゃおいしいケーキが食いたいっ!!だってホントにおいしそうなんだもん!!いいよなあ、深夜2時まで開いてるケーキ屋。憧れるわあ。いや、常連になってしまったらヤバイかも(>体重)、って本気でそんな心配をしてどうする(笑)。めちゃめちゃ面白かったです。しかもハートフル。伝説のホモ(爆笑)と、なぜか彼に決してなびかないオトコと、ケーキをこよなく愛する元ボクサー青年のやってるケーキ屋さんの話。あー、でも決して耽美じゃなくてごく健全なマンガですのでご安心を(笑)。早く2巻が読みてえ!

 なぜかうちの本棚から発掘された『神戸在住』1巻(木村紺、講談社アフタヌーンコミックス)も読みました。なにげない日常を描いた、絵日記マンガ路線。神戸の震災の話は、胸に迫るものがありました。その淡々とした描き方が、現実味を感じさせます。気がついたら、涙がこぼれていました。私もあの時は、ニュースを見てひどくショックを受けました。その秋に神戸に旅行したばかりだったので。そのとき訪れたガラス細工屋さんや、異人館や、そこの人たちはどうしたんだろう。「何かしてあげなくては」と強く思い、でもごくささやかなことしかできなかった。まだまだ傷跡は残っているんだ、とこのマンガを読んで知りました。

 通勤本は『九つの殺人メルヘン』(鯨統一郎、光文社カッパノベルス)。鯨さんはやっぱこの路線がいいね。面白い。オススメです。短篇だから読みやすいし。しかしなあ、「宇宙戦艦ヤマト」のキャラ配置が、あの名画のキャラ配置と全く同じ、という説にはびっくりだね(笑)。こじつけと紙一重ですが。

 新刊速報、コミック関係入れました。


6月27日(水) あうう、じっとしてても汗が出るよ〜。会社に行ったほうがマシだ〜。(6月のうちは、まだ冷房つけたくないのよ)

 娘の時間の測り方。「ねー、あと3時間って、(名探偵)コナン何本ぶん?」…30分番組が始まって終るまでの所要時間が、彼女の1単位らしい。(笑)

 やった〜!すいんぐあずまんが2、発見!娘と真剣にガシャポンしまくる。「ねこねこさかき」が2つゲットできたので、仲良く半分コ。「てるてるちよちゃん」は1つしか出なかったので、娘に取られた。ちぇっ。今度こそ!しかしなあ、すいんぐあずまんがを10コも保育園の鞄につけて意気揚揚としてる園児って…(苦笑)。あ、前の「ちよちゃん&忠吉さん」は、無残にも保育園のおともだちに、首をもがれてしまったのだった(泣)。

 『千の王国 百の城』(清原なつの、ハヤカワ文庫)を読む。この人の作品を真面目に読むのはたぶん初めて。おおっ、確かにこの「真珠とり」はまごうことなきSFだ!しかも、『20世紀SF 40年代』(河出文庫)あたりをほうふつとさせる、どこか懐かしい味わいのSF。描かれたのがそもそも81年だからな。ぶーけオリジナルは、当時私は読んでなかったのかな?大森望さんの解説を読むと、世代的にもうほんのちょっと上の方々がどんぴしゃだったみたいですね。しかしこの解説、思い切りワタクシ事に走ってますね(笑)。「大森望」のペンネームが、清原なつののマンガの登場人物から取られていたとは初耳(ダイジマン、知ってた?)。そりゃあ、「トキオ」といえば須和野時夫(by『綿の国星』(大島弓子)だよね〜!ああ、私もマンガの登場人物の名前を子供につけるのが夢だったよ。

 昨夜、『なるたる』7巻(鬼頭莫宏、講談社)読了。あうう、どんどん痛い話に!今日はマサトクさんオススメ『西洋骨董洋菓子店』1巻(よしながふみ、新書館)をようやくゲット。へえー、コマ割りがなんか変わってる。のむのむさんオススメ(6月25日の日記)の「小説トリッパー 夏季号」は見つからず。明日また探すか。『神戸在住』も見つからん。


6月26日(火) 今日も暑かった〜!ああ、これから毎日こう書くのか?(涙)

 不平不満を口にしないあなたが好きです。私は弱いから、すぐに黒い言葉を吐いてしまう。自分の耳も心も、自らの発した言葉で汚れてしまうとわかっているのに。そんな自分がさらにイヤになるくせに。後ろ向きな言葉は、さらによくないものを連れてくるだけで、ひとつもいいことないよね。そういうのをぐっとこらえられるくらい、強くなりたい。いつも穏やかな湖みたいな、あなたのように。
 「いつの日も あこがれていたのは きみだよ」(「ヨハネがすき」(『全て緑になる日まで』収録 by大島弓子)

 ひさしぶりにお料理本などパラパラめくってみる。よく売れてる『血液サラサラレシピ』(NHK出版)。ちょっとコワくなる。う〜ん、私、ベタベタ血かも。改善しよう。魚を1日1食は必ず食べること、だそう。あと果物と野菜は3食ともね。

 恒例の月末新刊ラッシュ。オモシロそうなのがいろいろ出たよん。まずは絶好調の森博嗣(今月3冊目!)、『封印サイトは詩的私的手記』(幻冬舎)。これは例のネット日記の単行本化なんだけど、古屋兎丸のマンガが爆笑モノ!しかも、「トーマ日報」っていう挟み込み新聞のオマケつき。これがまたオカシイのよ。ぜひ店頭でご覧になってみてくださいませ。

 こちらも今月3冊目となるシーナさんの新刊、『海浜棒球始末記』(文芸春秋)。浜辺で、ホントにその辺に転がってる「棒」と「球」だけを使って遊ぶゲームらしいんだけど、いやあ、実に楽しそう!シーナさんて、遊びの天才だね。写真もまた爽やかで、皆の笑顔がとびきり素敵なのです。

 あとの注目作は、『運河の果て』(平谷美樹、角川春樹事務所)とか『センセイの鞄』(川上弘美、平凡社)。後者は読んでしまうかも。ん?と思ったのは『プロになるための文章術 なぜ没なのか』(ノア・リュークマン)。これ、横書きなんです。売り込み方とかまで書いてあって、なかなか興味深い。あくまでアメリカ(だったかな?)の例ですが。そういえば、よく売れてる『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』(福田和也、PHP)ですが、これの「どんな時でもプロの目でモノを見、考える」(かなり意訳)ってのには感銘を受けましたね。私も仕事の本を読むときは、気になったところは遠慮せずにページの端を折ります。小説はゼッタイやらないけどね。でも乱読書くときなんか、付箋はさんでおけばよかったと思うことはよくあるな。


6月25日(月) 今日も蒸し暑かったですね。紫陽花の青が涼しげ。もう桔梗も咲き始めてます。そちらはいかがですか?

 昨夜遅く、乱読の更新が終ったと思ったら、いきなりモデムがヘソを曲げてしまいました(泣)。「見つかりません」っておいおい、今使ってたやんけ!パソコンの裏を覗いたり(きゃ〜ホコリが〜)、もう汗だく。電話もダメなのか?と思って試したら、突然回復。何かの天罰?(笑)

 昨日の日記に追加。「第14回次世代ワールドホビーフェア」に行ったときのこと。何に並んでるんだかよくわからないんだけど、会場のあちこちに小さな行列ができてたんです。で、子供が、その暇つぶしに「ハリポタ」を読んでるのを発見!あの重いA5サイズのハードカバーを、わざわざこんなとこまで持ち込んでですよ!ちょっとうれしかったですよ。他にも、講談社青い鳥文庫なんかを小脇にかかえてる子なんかもいたりして。一番多いのはやっぱりコミックを読んでる子でしたがね。

 Zero−CONの立派なアフターレポートが届いてびっくり。いやあ懐かしいね。楽しかったね。しかしイベントって何度も行くと、あの思い出はいつのどこのイベントだったのかって記憶が全部ごっちゃになるね。ってそんなアホは私だけか?(笑)


6月24日(日) 雨があがったと思ったらこの暑さ!あぢい〜!

 幕張メッセで開催された「第14回次世代ワールドホビーフェア」に行ってきました。ずいぶん混んでた。当然ながら、小学生くらいの子供の親子連れ多し。入場料タダなので、親としては助かるよね。しかし、小学館のブースで、名探偵コナンのあーんなものやこーんなものを買いあさってしまうダメダメな母(笑)。何よりうれしかったのは、コナンの声をやってる高山みなみさんを見られたことだ!!わー、なんか谷山浩子に似てるぞ(笑)。素敵な方でした。サイン入りポスターをくれるっていうから、会場クイズに必死で手をあげたけどさされませんでした。残念。

 『みき&ユーティ』(成田美名子、白泉社文庫)を読む。懐かしい。男の子たちの、学園友情マンガ(やお○ではありませんよ)。最近の『Natural』と傾向的には近いですね(もっと若さにあふれてるけど。最近のは円熟味を増してて深みがある)。

 これを読んでると、中学時代に私に「LaLa」を教えてくれた友人を思い出します。ちょっと個性的な子で、いつも人の1歩先をいってるような子でした。だから周囲から浮きがちで、ワケもなく教師から目をつけられたりもしてました。何事にもトロかった私には、彼女の持つ心の翼は密かな憧れでした。全然性格が違うのにウマがあって、よく彼女の家に遊びにいったものです。ずいぶんいろんなマンガ教えてもらったなあ。『ワイルド7』や雑誌OUTも彼女から教えてもらったんだ。懐かしい本やマンガは、かつてそれを読んでいた頃の気持ちや時代の空気まで一緒に解凍します。本の中身だけが懐かしいわけじゃないのです。

 たまりたまった乱読をやっとこさ更新。書ききれないので、ひとことバージョンにも。でもまだまだあるんだよなあ。


6月23日(土) ぐあああ、いろいろとピンチ。まいったなあ。本格的にヤバイかも。

 今日うれしかったのは、レジに入ってたら、とってもカワイイくりくり頭の小学生3年生くらいの男の子が、『刑事ぶたぶた』(矢崎存美、徳間デュアル文庫)をお買い上げくださったことだ!少年よ、キミはえらいっ!将来有望だぞ!!(笑)ところで、『刑事〜』を買っていったってことは、前の巻はもう読んだのだろうか?それとも、あえて刑事を?

 娘のおみやげに、こないだの「東京人」7月号で見て感動した『パパ、おつきさまとって!』(エリック・カール、偕成社)を買いました。が、娘はすでに読んでいたのだった。保育園かな?でも喜んで開いてたけどね。ご存知の方も多いと思いますが、この絵本は本当にすごいよ。画期的。私が子供の頃に読みたかったなあ。

 『合本版・火星シリーズ3 火星の秘密兵器』バローズ(創元SF文庫)、本日入荷!


6月22日(金) 遅番だったので、午前中に髪を切りに行く。が、会社に行っても誰にも気づかれないってのはどうよ?

 昨夜はお騒がせしました。日記の過去ログ、親切な方に送っていただき、無事復旧。Kさん、ありがとうございました!

 本日、『スカイ・クロラ』(森博嗣、中央公論新社)、『墜ちていく僕たち』(森博嗣、集英社)入荷。いやあ、この装丁見事に違うね。並べてても、同じ作家とは思えない(笑)。前者は、青空の写真がとても爽やかでキレイ〜。後者は、なんか島田雅彦っぽいなあ(笑)。

 『ルー=ガルー』(京極夏彦、徳間書店)はまあまあ好調に売れてるようです。

 鯨統一郎のノベルス新刊、『9つの殺人メルヘン』(光文社カッパノベルス)。これ、どうも『邪馬台国はどこですか?』(創元推理文庫)の続きみたい。白雪姫とかのメルヘンにからんだ推理。オモシロそうだよ。東野圭吾の『超・殺人事件』(新潮社)も、なんか出版界・読書会を皮肉ったものだとかで、興味あるなあ。

 昨夜、『本の業界 真空とびひざ蹴り』(本の雑誌社)読了。いろいろ考えさせられました。とにかく、本に携わる者のひとりとして、頑張っていきたいです。だって、やっぱり何より本が好きなんだもん。本の仕事するの、楽しいんだもん。そりゃあ、つらいことやがっくりすることもあるけど、でも一日中本に囲まれているこの幸せに比べたら!…ってやっぱただの本フェチ?(笑)


6月21日(木) きゃ〜!またやってもうた!どなたか、当サイトの19日(火)の日記のログが残ってらっしゃる方、おりませんでしょうか?(涙)よろしければぜひご連絡を!

 昨夜見たテレビの「ハモネプ」は感動したね。アカペラの高校生グループたちの関東選手権だったんだけど、いやあ、皆、ハーモニーがとっても綺麗。今、ゴスペラーズとか出てるけど、ああいう純粋にひとの「声」だけで作られた音楽って、すごく素敵。声って、立派な楽器なんだね。何より、うるさくないのがいい。会場も水を打ったようにしんとなって、皆が一生懸命耳を澄まして聞いているのもよかった。歌うほうも聞くほうも真剣。なんか気持ちいい。ああいうのだったら、駅でやってても許すぞ。(よく駅でやってる歌はあまり好きじゃない。うるさいんだもん。がなりたてるばっかりで。もっと綺麗に歌えないものだろうかといつも思う。)

 全国のぶたぶたファンの皆様、お待たせいたしました!本日、『刑事ぶたぶた』(矢崎存美、徳間デュアル文庫)入荷〜!!あんまり表紙がキュートなので、3冊並べてみました。このかわいさを存分にご覧下さいまし!

ぶたぶた ぶたぶたの休日 刑事ぶたぶた

 昨日、『ルー=ガルー』(京極夏彦、徳間書店)も出た模様。売れるといいのですが。設定はSFっぽいよね。巻末に、協力者のお名前一覧がついてます。知り合いを見つけて笑ってしまった。

 ところで、昨日の新刊でびっくりしたのは、『夢魔の旅人』(篠田真由美、白泉社)。棚に入れようとしたら、同じタイトルの『夢魔の旅人』(篠田真由美、廣済堂出版)がすでに入ってるのに気がついた。あれ?続編か?と思ったら、中身の目次も同じ。あれれ?何これ?去年出たばかりなのに、もう出版社が変わったの?で、これ、書店はどうしたらいいんでしょう?うーむ。とりあえず両方さしておいたがな。


6月20日(水) というわけで、本日、おかげさまで当サイトは3周年を迎えました。ここまでやってこれたのも、皆様のおかげです。本当にいつもありがとうございます!カウンタも3年で27万6000という、想像をはるかに越える数字に。ただただ本の話がしたいだけで始めたサイトですが、こんなに多くの方にアクセスしていただき、ひたすら感謝です。これからも、いっぱい本の話をしましょうね!あ、それから銀河通信の影の支配者(笑)、ダイジマンにも心からの感謝を!

 えー、3周年企画の《解説ベストアンケート》結果を発表いたします。ご協力下さった皆様、ありがとうございました。こんなに熱のこもった解答が集まるとは思ってもみなかったので、感激です。ぜひご一読を!

 風野ドクター6月15日の日記。この気持ち、わかるなあ。私もネットを始めた頃は、こういう感覚だった。引用させていただきますと、「誰でもない他者、漠然とした「誰か」に宛てたメッセージ」。そう、海に手紙の入ったビンを流すような気持ちで、日記を書いてた。ひとりごとみたいな、自分にしかわからないことを書くのも多かった。それはそれでとても楽しい日々だった。でも、ある頃から、これを読んでる相手が幻なんかではなく、実体であるということに気がついてしまった。相手の顔が見えるようになってしまったのだ。そうなると、あまりアホなことは書けないなあ、とセーブ機能が働いてしまって…いるつもりなんだけど、えっ、最初の頃と全然変わってないっすか?(笑)でも私の中では、この感覚のひっくり返りというのは確かにあったよ。

 あ、ただ強く申し上げておきますが、私は感想メールや掲示板の書き込みは心から大歓迎でございます。ホント。王様タイプだから(笑)。チャート式タイプ判別問題集だと、軍人以外の素質はほぼみな同じくらい持ってるという結果が出たんですが、エピソードとか読んでると、どうも私は王様くさい(笑)。人が喜んでくれるのが何よりうれしい、情にもろくて目立ちたがり。ってそんなに目立ちたがりではないつもりだけど、はたから見るとどうなんだろう?じゅうぶん目立ちたがり?(笑)(参照:人生の取り扱い説明書

 『本の業界 真空とびひざ蹴り』(本の雑誌社)を2/5ほど読了。ああ、ひとつひとつのコラム全部の感想を書きたいくらいです!!


6月19日(火) なんかむしむしと暑い夜。ああ、夏が来るのね。もう秋にワープしたいよ>暑いの苦手

 今日は、驚きのお客様がご来店。お子さんがそっくり。いいお話を聞けて、とてもうれしかったです。

 本日、『本の業界 真空とびひざ蹴り』(本の雑誌社)入荷。待ってたよ〜!!即ゲット。さっそくパラパラ読んだけど、予想通りにすごく面白いです。ここに書かれている業界への言葉は、どこをとっても実に深く、ずっしりと現実的重みがあります。何より本への愛がある。この帯にあるように、「本を愛するすべての人へ!」です。特に業界人は必読。出版界の諸問題を、こんなにぐっさり書いた本ってほかにないんじゃないでしょうか。もし、うちに新入社員が入ってきたら、まっさきにこれを読ませてあげたい。勉強になるよ。

 日経文庫とかのビジネス実務書を3冊ほど斜め読み。自分の中でもやもやしてたことが、こういうふうに図や文字できっちり書いてあると、とてもスッキリする。脳みそのハードディスクが、ガガガッと音を立てて回ってるカンジ。

 なぜか星間宇宙船では少女マンガネタが盛り上がっています(笑)。


6月18日(月) 今夜の空気は、潮の香りがします。南風。

 ううっ、眠いよ〜〜〜〜。娘の保育園は、本日プール開きでした。娘よ、うれしいのはわかるけどさあ、何も6時半に起きなくても〜(泣)。お風呂で見たら、さっそく背中がUの字に焼けてました。

 「解説ベスト3」アンケートのご協力、まことにありがとうございました。おかげさまで、なかなか熱の入ったコメントが集まりましたよ!これを読むだけで「へー、オモシロそう!この本読んでみたいな」と思う解答がいっぱい。アップはもう少々お待ちを。「あうう、応募しようと思ってたのに〜」という方は、まだ受け付けますのでよろしくお願いいたします。

 やることはいっぱいあるんだけど、ちょっと今posの勉強を始めました。っていつまで続くかな?(汗)


6月17日(日) 昨日の日記、少し手直ししました。ああ、今日は「コメットさん」を見るの忘れたよ!あのエンディングテーマは、今の私の心の支えだというのに!「かーがやいて、ティンクルスター♪」

 さらに昨日のメモに追加。

・πRさんに「SFマガジン」75年7月号を売っていただく。ありがとう!これは、シマックの『都市』の最後の一章(単行本未収録)が入っているのだ。kashibaさんからいだたいたのは、キャプテン・フューチャー2冊と、味戸ケイコのイラストのサンリオギフトブック『愛があるとしたら』。3冊オール100円(笑)。いつもありがとうございます!

・皆の暴言に徐々に明らかになるkashibaさんの実態に、奥様がちょっとひきはじめたら、あわてて「嫌いにならないでね!」と一生懸命言ってたkashibaさんの姿がとてもほほ笑ましかった(笑)。いやあ、アツアツ。あの奥様だったら、そりゃあもう自慢しまくっちゃうよなあ。つくづく強運なお方であるよ。まあ、人徳ですわね。(そうそう、銀河通信コンビと彼との出会いも、MZTさんのおかげであった。感謝。)

・私とMZTさんとのなれそめ。当サイトがスタートしたのは98年6月。その前月の5月に、SFセミナーでダイジマンがMZTさんに遭遇しているそう(といっても話したりはしてないらしい)。ダイジマンはずっと前から「書物の帝国」を密かにROMってたそうなのですが、なんとかそのあたりのネットSF者にお近づきになりたいと企み、私をそそのかして、当サイトをオープンしたときに真っ先に「書物の帝国」にリンクさせることにまんまと成功(笑)。これがご縁でMZTさんが、98年9月に開催された初の「SF者オフ会」に銀河通信コンビをお誘いくださったのです。その当時私は全然SFについて何も知らなかったので、「ひょえ〜そんな集まりに行ってもいいのだろうか?」とビビりぎみだったのですが、行ってみたらめちゃめちゃ楽しく、かくて今に至るわけでございます(笑)。ということは、つまりはダイジマンの野望の賜物?さすがkashibaさん6月16日の日記)に「黒魔術しか使わない」と言われるだけのことはあるよ(笑)。

・そうそう、山岸さんだったと思うけど、MZTさんへの餞別の言葉として、「慶応大で、SFで、留学した方といえば、巽孝之という方がおりまして」というくだりで、全員が「おおお〜っ!!」と声をあげる。皆、言われて思いついたというカンジ。巽さんが留学したときにちょうどアメリカでサイバーパンクがブームになり、それを日本に持ち込んだのが彼だとか。「ぜひ、MZTさんには第二の巽孝之になって帰ってきていただきたい」という言葉に、全員が拍手!!巽さんにならって、お嫁さん探しも頑張ってください(笑)。

u-ki総統は「ぜひ後ろ向きに歩けるようになってきてください」、浅暮さんは「私の著作を英訳するよう便宜をはかってください(笑)」など、餞別の言葉もいろいろ面白かった。どうか体に気をつけて(カナダは寒いだろうからね)、頑張ってきてください。でも本当にさみしいよ〜。

みらい子さんとちょびっと『フロン』話など。ジェンダーに詳しい方からのご意見として(私はジェンダー方面は全くの無知)、あれは考え方としては既に言われ尽くされてることらしいが、男性側からああいう意見が出た、というのが何より重要なことだそう。ほほお。

 話は変わって。

 森山さんの私的レポ。出版労連の研究集会で、「ネット書店で本の世界はどう広がるか」という企画が行われたとか。アマゾンの話がいろいろと興味深い。なんかなー、リアル書店ももっと売行きデータを重要視しないとダメだと思うんだけどなあ。せっかくのポスレジを、まだまだ生かしきれてないと思う。このあたりは、ネット書店に大きく遅れをとってる気がする(ネット書店はお客様の顔が見えない分、データが命だというのもあろうが)。歯がゆい。つまりはもっと自分がデータ活用法を勉強しろってことか。

 あ、《銀河通信3周年企画 解説ベスト3アンケート》はいちおう本日締め切りです!なにとぞよろしくお願いしま〜す!!


6月16日(土) 今夜は仕事を終えた後、7月からカナダの大学に留学なさるMZTさんの壮行会(&kashibaさんのご結婚祝)に参加しました。いやあ、なんだかむちゃくちゃ楽しかったなあ。書きたいことはいろいろあるんだけど、とりあえずメモモードで。

・kashibaさんの奥様は、マジでお美しい!しかもおっとりと女らしい上品な方で、いやあkashibaさんズルすぎ!(笑)あ、でも本を3冊もいただいてしまったのにこんなこと言っちゃいけないわ。おめでとうございます。ほんんっとおおーに三国一の幸せ者ですわ。えっと、皆でいろいろ奥様にkashibaさんのことを吹き込みましたが、すべて実話ですからね、奥様(笑)。あ、うちのサイトもトップページは黒いけど、これは星空ですよ、念のため。

・MZTさんとのなれそめ(笑)を皆で発表しあう。どのコメントも爆笑の渦。特に記憶に残ってるのは、「日月堂の古書価を変えた男」(byおーかわさん)、「清濁併せ持つ、白と黒の両面を持つ男」(by kashibaさん)、「ここがすべての始まりだった」(by u-ki総統)などなど。

・しかしMZTさんのフットワークの軽さには改めて感心しましたよ。ほんっとに、あらゆるところにこまめに顔出してたんだなあ。そのパワフルさには脱帽。しかもこの方が偉大なのは、ネットやオフ会という「場」を作って、人と人とをどんどんつなげていったことだ。彼自身にそういう意図がどのくらいあったのかは不明だが、この功績は実に実に大きいと思う。ぽちぽちと点在していたネットSF者をひとつにまとめていった中心人物。集まった人数の多さとその顔ぶれを見て、つくづくそう思いました。私だって、彼と出会わなかったら現在の「安田ママ」はいなかったと思うもの。マジで。ありがとうございました。今日は全然お話できなかったけど。

・そうそう、MZT邸のひみつがついに明らかに!(笑)黒板に書かれたMZT家の間取り図面を写真に撮りまくる皆の姿は妙に真剣だった(笑)。しかし部屋の中央に段ボールっすか。で、秘密の地下室はあるんでしょうかやはり?

・山岸さん、ごめんなさーい!!『祈りの海』乱読、近日中に必ずアップします〜!!

・2次会でお話した古本界の女王、石井さんはやはりすごいお方だった(笑)。ホントーにネットの噂にたがわず黒いお方だ(笑)。フクさんもなかなか。

ニムさんに言い忘れたこと。私はおそらく王様タイプだと思うなりよ(笑)。

 とりあえず思い出せたのはこのくらい。あ、《銀河通信3周年企画 解説ベスト3アンケート》は明日締め切りです!よろしく!!


6月15日(金) あ〜〜、きょうはつかれました〜>おしごと。あしたのために、はやくねます〜。「目黒考ニのオススメ本フェア」、本日終了。お買い上げくださったお客様、ありがとうございました。

 入れ忘れてた特集をアップ。コミックも。去年はコミックの乱読をほとんど書いてなかったんだなあ。書きたいんだけど、もう普通の本で手一杯だからなあ。

 しかし、「カリ城」はいつ見てもいいねえ(笑)。


6月14日(木) 出版社の海拓舎から、店に販促のファックスが届きました。「『フロン』たちまち増刷決定!」まではいいんですけど、「インターネット書評や個人サイトの日記・掲示板などでいま大変話題になっている!」って…ひ〜それはなんだか心当たりがあるような(笑)。とか思ってたら営業の方から電話があって、「あの、安田さんて確かホームページやってらしたんですよね」…ひ〜バレてる〜(笑)。しかも6月18日の「女性のための『フロン』についてアレコレ話す会」にまで誘われてしまった。うーん、仕事あるからなあ。ちょっと考え中。あ、これは女性だけのCLOSED EVENTだそうです。21日のジュンクでのトークセッションは男性もオッケーですよん。

 あ、『フロン』はテレビや雑誌(アエラ、週刊文春、婦人公論、週刊ポストなどなど)から取材が殺到してるそうなので、そのあたりのパブが出てから売行きに火がつくかもしれないですね。ちなみに、まだ書店での売行きは地味めです。

 今日は講談社文庫の新刊がどばどばっと出ました。きゃー、『船上にて』(若竹七海)が!これ、読みたかったんだよお!即ゲット。あとはコミック文庫の『あいつ』(成田美名子、白泉社文庫)も。何もかもみな懐かしい。とか思って再読してたら!主人公の敵役である楡さんがなんと!SF作家を志していて、雑誌「奇想天外」に応募しているではないか〜!!(笑)そういう話だっけか?すっっかり忘れてましたあ〜!や、涼くんのシルクロードの話ばかりが印象に残ってたらしい。成田さんてSFファンだったのか、もしや?(ちなみにこのマンガが描かれたのは1979〜80年)「まっすぐに夢を追いかける」ってことを教えてくれた、とても素敵な元気がでるお話。大好き。今読んでも本当にいいです。

 昼休みに『非・バランス』(魚住直子、講談社)読了。ううっ、泣けました。森絵都の『つきのふね』(講談社)をほうふつとさせる話。テイストはちょっと違うけど。今、つらいことに向かいあって苦しんでる子供やおとなにぜひ読んでほしい。そうだよ!いじめられたらちゃんと怒っていいんだよ!苦しいことがあったら、逃げずにそれと闘わないと、結局はいつまでも解決しないんだよ!クライマックスシーンの気持ちよさときたら、こちらまで震えがくるほどでした。傑作。未読の方はぜひ。(しかし、これを映画化するにあたって、なんであの女性をオカマの設定にしたんだろう?普通に女性でいいのに。それだとあまりに地味すぎちゃうからかなあ?そのままでいいと思うのだけど。)

 あ、先日『ジェニーの肖像』(ネイサン、ハヤカワ文庫)も読了。よかったです。描写も文章も人間の心も愛も、美しい話でした。でもインパクト的には『ライオンハート』(恩田陸、新潮社)のほうが強かった気が。あの最初にふたりが出会う話の強烈さ、樹の下で出会う話の鮮やかさはいまだに強く心に残っています。先にこちらを読んじゃったからかもしれないけど。あ、あとやっぱり萩尾望都の『マリーン』というマンガとよく似てると思いました>ジェニー。


6月13日(水) 昨日この日記で、同僚が『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(田中啓文、ハヤカワ文庫)「弘法大師は空海だ」の歌詞に曲をつけたと書きましたが、メールを送ったところ、田中啓文氏からレスをいただきました。以下、そのメールからの引用です(ご本人了解ずみ)。

 弘法大師の歌は、実質30分ぐらいしか時間がなく、その間に4曲分(1曲不採用になりまして)の歌詞を作って、メールで送って、そのまま忘れていたようなもので、今思い出そうとしてもどんな歌詞だったか全然覚えておりません。本もテキストもなぜか手元になくて、必死で記憶をたぐったのですが、「この空海がひっとらえ西の海にさらり」とかいう箇所しか思い出せんなあ。

 わはは!なんとあの3曲(+ボツの1曲)、30分で書いたんですと!すごい!(笑)曲も面白がって聞いてくださったそうで、何より。

 麻弥さんリンクに関するアンケート。何よりすごいのは、投票がなんと791もあったことだ!すごい!!皆が、リンクに対する関心が非常に高いということですね。ちなみにうちはリンクフリーですが、ご一報くださればとてもありがたいです。って前はトップの一番下に書いておいたのだが、あれっ、いつの間に消えている??(笑)いつ消したんだっけか?今度また書いておこう。

 《銀河通信3周年企画 解説ベスト3アンケート》、に関連して、解説についてちょっと書いてみます(おおたさん(6月13日の日記)、ご紹介ありがとう〜!)。実を申しますと、私が解説の重要さに気がついたのは、恥ずかしながらホントにここ最近のことなんですけど。

 私が考える「よい解説」とは
1、読後感を盛り上げるものでなくてはならない。
今読み終えた物語の、感動の余韻が残っているところに、さらに拍車をかけて「ああ、そうだよね、これって本当にいい本だったよねえ!」と思わせてくれるものでなくてはならない。もしくは、今読んだ本がピンとこなかった場合、「えっ、これってそんなにすごい本だったのか!」と自分の気づかなかった良さを教えてくれるようなもの。さらに言うなら、解説者がその本をとても愛していて、それが読者にひしひしと伝わるような熱の入った文章なんかだとなおさらうれしくなります。

2、ちゃんと解説してくれてる文章でなくてはならない。
その物語をきちんと読み解いてくれていることはもちろん、時代背景や、出版事情、著者について、著者の他の作品について、などの情報・データを載せていてくれているものでなくてはならない。「この著者の、他の作品も読みたいな」と思ってるところに、さりげなく「こんなのもあるよ」紹介してくれると、更なる興味がわきますよね。

 解説によって、その本の評価がすごく上がったり、逆にとてもいい本だったのに、解説が悪くてガッカリすることなど、解説というものは目立たないけれどけっこう重要な役目を果たしていると思います。個人的に言いますと、乱読を書く気力がなくなるほどの、「もうこの解説だけ読めばじゅうぶん!もう私なんぞが言うことは何もない!」といった解説がベストですね。とりあえず、私も3つほど、そういうのを選びましたので、後日アップしますね。ほかにもいっぱいあったと思うんですが、ちょっと探しきれなかったので。(ダイジマンも星間宇宙船でちょろっと書いてましたが、SFの解説は確かにいいのが多いよね。特に海外SF。情報も多く、何も知らない私にはとても勉強になります。)

 (蛇足ですが、ひとの解説で自分語りをしてるようなのは言語道断。こんなのならジャマだから書かんでいいぞ。たとえば『今はもうない』(森博嗣、講談社文庫)の土屋賢二!せっかくの傑作にこれはないでしょう。)

 ちょっとえらそうなことを書いちゃいました。すみません。

 『三人目の幽霊』(大倉崇裕、東京創元社)読了。ふむ、落語ミステリですな。そこそこ面白いんだけど、もう一歩ってとこかな。読者の心をぐっとつかむような、何か著者独特の強いものが足りないカンジ。クセがなさすぎるのかな。うまいだけにもったいない。


6月12日(火) 同僚で、ピアノが上手で最近はパソコンにキーボードくっつけて作曲なんかもしてる子がいます。彼女、『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(田中啓文、ハヤカワ文庫)を読んでめっちゃツボにはまってしまい、なんとイキオイで巻末の〈人類圏〉歌謡全集の「弘法大師は空海だ」の歌詞に、自分で曲を作ってしまったんです〜(笑)。フロッピーに入れてもらったんで、今うちのパソコンで聞いたんですが、いやー、オカシイ!!昔のヒーローもののノリで、けっこうそれっぽく出来てるんですわ。ふっふっふ、さーて、田中啓文氏にメールで送ってあげようっと。歌は入ってないので、ご自分で歌ってくださいね。ああ、皆様にお聞かせできないのが残念ですわ。(やり方がわかんないのだ〜)

 シーナさんの『波のむこうのかくれ島』(新潮社)が売れてます。これ、島の写真がいっぱい入ってていいのよね。表紙の写真もすごくいい。シーナさんが青い海をバックに潮風に吹かれてる表情が、なんとも気持ちよさそうで。この表情に惹かれて買っちゃった方、多いんじゃないかなあ。思わず海に行きたくなっちゃうよ、ホント。

 たびたびのお願いで恐縮ですが、《銀河通信3周年企画 解説ベスト3アンケート》、なにとぞよろしく〜!


6月11日(月) 主婦だって、自分だけの部屋が欲しいと切に思う今日この頃。ひとりになれる場所が欲しい。たいていどこの家でも、ダンナばっかり書斎持っててさあ。なんでオンナにはないんだ。超ずるいぞー。

 新刊速報、更新。7月の文庫をどばっと入れました。『三月は深き紅の淵を』(恩田陸、講談社)が文庫に!


6月10日(日) ちょっと疲れぎみ。睡眠とろう。

 千葉そごうの三省堂書店まで、「椎名誠フェア」を見てきました。おお、シーナさんの生原稿だあ!達筆すぎて読めないぞお!(笑)でも彼の字は丸っこくて味があって、とても好き。彼の著作はもちろん、彼のオススメ本も並んでました。おっ、『ハイペリオン』(ダン・シモンズ、早川書房)もあるぞ。ふふふ。

 『月にひらく襟』(鳩山郁子、青林工藝舎)、読了。ううむ、まさに長野まゆみの描く少年世界そのもの。絵の雰囲気も、会話も、文章のキーワードも。でも彼女の小説からこの漫画が生まれたというわけではないらしい。よくは知らないけど(長野まゆみ本人の考察がついてるのだが、それを読んでも謎は解けないのであった)。単なるシンクロ?だとしたら、このシンクロ率はすごいものがあるぞ。あ、これ、新刊だけど、実は91年2月に青林堂から出たものの改訂版だそう。ちなみに、ときどき長野まゆみの著作の表紙に使われてる、本人の描いた少年イラストもいいよね〜。


6月9日(土) まだ昨日の事件のショックが尾をひいています。新聞を読んではタオルに涙をこぼしています。もし、もし仮に犯人が精神異常だったとしても(私はそうは思っていないけど。あえて弱者を狙ったとしか思えない。しかも泣き叫んで逃げる子供を、だ)でも罪は罪だ。他の誰のせいでもない。失われた8つの命は戻らない。どうか罪にふさわしい罰がきちんと下ることを祈りたい。

 本当に異常な世の中だ。強者が弱者を襲う、という事件があまりに多すぎる。オヤジ狩り、学校でのいじめ、児童虐待、ドメスティック・バイオレンス。強いものは、弱いものを守ってあげなければならないのに。狂ってるよ。モラルがなくなったら、社会なんておしまいだ。どうか、力の使い方を間違えないで。

 

 

 気を取り直して。

 『夜のフロスト』(ウィングフィールド、創元推理文庫)がついに、ついに出たぞ〜!!!ううっ、分厚いよ!1300円だよ!(笑)昨日買ったのは『千の王国百の城』(清原なつの、ハヤカワ文庫JA)。もちろん、コミックっす。

 おとといの読了本は『上と外 5』(恩田陸、幻冬舎文庫)、『椰子・椰子』(川上弘美、新潮文庫)。『上と外 5』はますます風呂敷が広がっちゃってもう、すっごいです!一難去ってまた一難、ドキドキハラハラの連続!これだけのハイテンションをキープしつづけてるのはすごい。ここまではとにかく文句ナシのオモシロさ、ジェット・コースター・ノベルです。さて、これに6巻でどう決着がつくのか?(ちょっとだけ心配だったり…)

 『椰子・椰子』は、なんともオトボケなヘンな話〜。現実からぽーんと飛んでむちゃくちゃなこと書いてるんだけど、その飛び方が実にいいカンジなの。飛ぶ方向、飛距離、着地点、どれもがなんだか心地よい。ふふっと笑いたくなる。そう、夜中や明け方にみる、なんともいえない奇妙な夢。目覚めて、雰囲気やそのときの感情(すごく悲しいとか、なんだか切ないとか)ははっきり覚えてるのに、いざ言葉にしようとするとどうにもうまく説明できなくて、ただのヘンテコな話になっちゃう。あれがいちばん近いかも。

 現在の通勤本は『ジェニーの肖像』(ロバート・ネイサン、ハヤカワ文庫)。さて、ここでカンのいい方はお気づきになりましたでしょうか。そう、最近の私は、薄い本しか読んでないのです。薄いって、物理的な本の厚さのことよ。『スノーグース』、『きみにしか聞こえない』もそう。なんとなくね、大作に挑むパワーがちと減退してるのかもしれない。ああ、乱読が溜まっていく〜〜〜。

 新刊速報、更新。7月の文庫もそのうち入れます。

 あ、3周年企画の「解説ベスト3アンケート」、よろしくです〜。締め切りまであと1週間でございます。


6月8日(金) 昨日の日記、日付間違えてましたね。失礼。

 今日はいろいろ疲れました。精神的にも肉体的にも。他人のイヤミになんか負けるもんか、ふんだ。

 とにかく今日の一番のショックは小学校の事件です。激しい怒りに涙が止まらない。抵抗できない弱い子供を襲うなんて。同じクラスのお友達が、目の前で何人も殺されてしまったんですよ。子供心にこんな恐ろしいことってあるでしょうか。こんなの、どう阻止しろっていうんでしょうか。被害にあった子供たちのことを思うと、その親たちの気持ちを思うと、本当に本当に涙が止まりません。許せない。絶対に。言い訳なんてするなよ。子供たちは何も言えずに殺されたんだ。


6月7日(木) いよいよ梅雨入りですなあ。

 先日ダイジマンに教えてもらったんだけど、6月22日に火星が最接近するそうで。今、さそり座付近にいるそうです。えと、夜中に南の低い空にびっかびかに輝いてるのかな?−2.3等だっていうから、かなり明るいですね。ああ、きれいな星空を見にいきたい!参考に、星ナビcomによる6月の星空。こちらは月刊天文ガイド。今はこういうサイトがあるから便利だよねえ。私が天文ガイドを読んでたのは、はるか昔、中学生の頃だからなあ(遠い目)。

 さてさて!今日は待ちに待った『上と外 5』(恩田陸、幻冬舎文庫)が出たぞ!本日営業にいらした新潮社の方と、目を輝かせて争うようにゲット〜(彼女も恩田陸の大ファンだとか)。

 今出てる、雑誌「東京人」7月号は絵本特集。これがすっごくいい内容。あんまりいいので、思わず文芸書の絵本コーナーにも積んでしまった。マドラ出版の谷内六郎の絵本とか、高橋真琴の絵本と並べて積んでみました。ああ、五味太郎やエリック・カールの『はらぺこあおむし』(偕成社)、『パパ、お月さまとって!』(偕成社)なんかも一緒に積んじゃいたいね。白泉社の『ブルーナミュージアム』なんかも文芸コーナーでだいぶ売りました。

 「ダ・ヴィンチ」7月号の特集は「こころのかぜに効く本(クスリ)」。これもフェアに使えそうなラインナップ。『精神科に行こう!』(藤臣柊子、情報センター出版局)とか売れてたもんね。軽そうなの集めて、今度、文芸書でフェアやってみようかな。ネットとからめるのも面白いかも。最近の風野ドクターの日記とか読んでると。リストカットの本とか、いろいろ出てますよね。『卒業式まで死にません』(南条あや、新潮社)とか。暗すぎるかな?

 『ぶたぶた』『ぶたぶたの休日』(ともに矢崎存美、徳間デュアル文庫)を文芸コーナーに積んでみようと画策中。なんだかもう、全然文芸書担当じゃないっす(笑)。いいのさ、もう売れるならなんでも!!マジでぶたぶたぬいぐるみを仕入れて売りたいよ〜。


6月6日(水) 休みなので、ホントは千葉まで出かけるつもりだったのだが、どうにもカラダの疲れ信号に延勝てずあきらめる。日曜に延期だな。で、またもや3時間も昼寝してしまう。とほほ。で、おうちでパソコンぱこぱこ。銀河通信5月号をアップしたり。ようやく時の流れに追いつきそう。

 マイブームの食べ物はトマトです。やっぱ夏はトマトでしょ!ケチャップを塗った食パンに、薄切りトマトをしいて、溶けるスライスチーズをのせて焼くのが、今のお気に入り。ほぼ毎朝食べてます。トマトジュースにも凝ってます。やっぱカゴメが濃くて一番うまい。もうひとつのお気に入りはアロエリーナ。これって、こんにゃくゼリーのシリーズだったんだね!あのCMでは全然わからんかったぞ。名前だけは強烈に刷り込まれたがね(笑)。

 関係ないけど、マイブームのCMは、木村くんと三谷幸喜のパソコンのCM。三谷さん、いいなあ〜(笑)。木村くんも思わず笑っちゃってるトコがまたいいのよ。

 まさか『フロン』(岡田斗司夫、海拓舎)の話題でじきじきにリンクされるとは思わなかったよ。ひ〜。しかしこれがまた、他の方の感想読むのが面白いんだ!「へー、そういう読み方もあったのか!」と目ウロコだったり、「あ、この人の感じ方は私と同じ」と思ったりとか。こういうとこが、ネット書評は面白いね。いろんな感想を比べて読むことができて、さらにそれが輪をどんどん広げていく。『かめくん』(北野勇作、徳間デュアル文庫)リンク集のときも思ったけど(もっとも、このときは量が多すぎてとても読めなかったんですが)。

 私が『ぶたぶた』(矢崎存美、徳間デュアル文庫)を知ったのはkashibaさん@猟奇の鉄人のおかげだったんだけど、そのkashibaさんも葉山響さん@謎宮会よしだまさしさん@ガラクタ風雲早見裕司さん@逝川堂本舗のお三方のおかげであるそうな。ううん、すごい!つながってるね!

 ところで私、山崎ぶたぶたによく似たぶたのぬいぐるみを探してるんですけど、これがなかなか売ってないのよね…。欲しいよお!!


6月5日(火) 昨夜、もうちょっとだったので、頑張って『スノーグース』(ポール・ギャリコ、新潮文庫)を読了。おかげで今日はめちゃめちゃ眠かった〜。3つの中篇が入ってたんですが、表題作が一番よかったです。

 ネタがないので、第40回日本SF大会の、星雲賞の投票報告でも書こう。締め切りは6月末日だそうです。

日本長編部門:え〜、これは悩むなあ〜。一番好きなのは『月の裏側』だけど。でもSFとなるとなあ。『永遠の森』や『ぼくらは虚空に夜を視る』も捨てがたいしなあ。

日本短篇部門:きゃー、菅さんしか読んでない!のでこれに決定。

海外長編部門:これも『エンダーズ・シャドウ』しか読んでない〜。これにしとくか。

海外短篇部門:文句ナシに「百光年ダイアリー」イーガンに決定!

メディア部門:うーんうーん、「ジュブナイル」か「デジモン」か…。これも激しく悩むところだが、SF的には「ジュブナイル」かなあ。両方書いちゃダメですかそうですか。

コミック部門:あれ?なんで『プラネテス』がエントリーされてないの!?と思ったら、今年出たからダメなのか(昨年一年に発表されたものが対象)。じゃあ、超えこひいきで「カードキャプターさくら」だあああ!!(笑)

アート部門:うーんうーん、どれも甲乙つけがたい。鶴田謙二か緒方剛志か。

ノンフィクション部門:やはり「ASIMO」じゃろうか。

 名刺はネットで頼んでしまおうっと。


6月4日(月) 今日は虫歯予防デー。ナイスタイミングで、初めて娘の前歯が抜けました。着々と大きくなっているのだなあ。

 カラダは疲れてるけど、ココロ的には元気。

 通勤本に、『スノーグース』(ポール・ギャリコ、新潮文庫)を読み始めました。ずっと前に、MZTさんが絶賛してたときに買ったもの。表題作だけ読み終わったところ。言葉の美しさ、情景の美しさ、そして何より登場人物たちの心の美しさに、陳腐な言い方ですけど、心が洗われるようでした。傷ついた鳥を介して出会った孤独なふたりの、ほのかな心の交流とその行方。哀切漂う抑えた文章の行間に、登場人物たちの秘めた思いがにじみ出ていて、なんともいえず切ない気持ちになってしまう。ああ、やっぱ私の原点はこういう物語だな、と思う。いちばん好きな路線。ギャリコはいいですよねえ。MZTさん、薦めてくれてありがとう!未読の方はぜひ。たった420円で、こんなに美しい物語が読めるのですよ!

 新刊速報、更新。8月に池上永一『風車祭』が文春文庫になるよーん!


6月3日(日) 真夏のようないい天気!太陽ギラギラ!ああ、野ばらちゃんじゃないけど日傘が欲しい。日に焼ける〜。

 娘は最近、近所の子達とよく遊んでいます。今日は「ひみつきち」を見せてもらいました。近くの家の脇の狭い路地を入って、塀を乗り越えると、家の間にぽっかりと空き地が!以前あった家が取り壊されたみたいで、雑草が一面に生えてちょうどいい子供の遊び場になってるの。こんなところがあるなんて、母は知らなかったぞ。今の子供もちゃんとこうやって遊んでるんだね。

 『きみにしか聞こえない』(乙一、角川スニーカー文庫)と『フロン』(岡田斗司夫、海拓舎)、乱読書きました。う〜ん、あんまりうまく書けなかったけど。あと、『学校に行かなければ死なずにすんだ子ども』(石坂啓、幻冬舎)読了。彼女のマンガは1冊も読んだことないのだが、エッセイは好き。言ってることが非常にまっとうなので。これは自分の体験からくるちょっとマジな教育論と、自分の子供たちの軽いエッセイの両方が入ってました。後者が面白かった。リクオくん、かわいい〜。

 あとは『ボクらがここにいる不思議』(流星ひかる、ワニブックス)(>わー、このひと、SFファンなのか!カジシンやゲイルズバーグが好きだとお!私と一緒じゃん。うれしい〜)、『となりのののちゃん』(いしいひさいち、東京創元社)などを読んでごろごろ。本まみれの1日でありました。

 あ、kashibaさんお帰りなさい!


6月2日(土) えと、アンケートの件ですが、昨日は「ベスト1」にしてましたが、ベスト3までオッケーにしました。といっても「3つも浮かばない〜」という方は、1つでも全然かまいませんので、なにとぞよろしくお願いいたします。もう解答を下さった2名の方、申し訳ありません!

 『三人目の幽霊』(大倉崇裕、東京創元社)がなかなか好調に売れてます。うれしい〜。月曜日、追加注文しなくちゃ。私も買ったんだけど、まだ未読なのだ。あうう。

 当店でただいま開催中の目黒考ニがオススメする面白本フェアの平積みをなんとかもっと目立たせようと思って、昨日、平積み全点の一番上の本に、帯を巻いてみたんです。本ごとに全部違うオススメのコメントつけて。そしたら効果てきめん!今日見たら、37冊中、9冊の帯つき本が見事に売れてなくなってました〜(笑)。お客様〜、どうしていつものように、平積みの下の本を買ってってくれないの〜?私のヘタレな字が気に入ったわけでもなかろうに〜?(笑)というわけで、売れた分の帯はまた書き直しです。とほほ。もちろん、売れたことは何よりうれしいですけどね!!!

 『きみにしか聞こえない』(乙一、角川スニーカー文庫)、読み始めたところ。相変わらず、ヘンな話(ホメ言葉です)。でも珠玉の感動作なんだよなあ。誰もが心の奥底にこっそり隠してるものを、「これでしょ?」と見せてくれる。それは、桃の実のように、みずみずしく柔らかいゆえにとても傷つきやすい、ピュアな気持ち、なのかもしれない。今回も、とてもいい話です。くううっ。

 ちなみに私も人の話をすぐ真に受けるので、相手の冗談に気づかず、「“違うだろ”ってツッコめよ!」と言われることがよくあります。頭の回転がニブイのよ(笑)。でも、私は自分がアホだってことをよーく自覚してるので平気(笑)。それって繊細じゃないってこと?

 『フロン』(岡田斗司夫、海拓舎)の感想、もう少し頭の中を整理して、きちんと書きますね。5月29日の日記で書いたのはちょっと中途半端だったな。>すぐイキオイで書いちゃうからいかんのぢゃ。


6月1日(金) 実は昨日の昼からお腹こわしてて、ろくな食生活してません。朝なんか飲まず食わずで出社。さすがにちょっとふらふら。てきめんにお腹はひっこむけどね(笑)。

 というわけで6月です。実は、あと20日ほどで、当サイトオープン3周年なんです。で、今回もまたアンケートを募集いたします。題して、「解説ベスト3」!とても重要だけど案外それ自体では脚光を浴びることの少ない、本の解説にスポットを当てることに致しました。あなたのイチオシの名解説を教えて下さいませ。締め切りは6月17日(日)と致します。なにとぞ、奮ってご応募を!応募フォームはこちら。必要事項をご記入のうえ、メールにてお送りくださいませ。

 昨日発売の「週刊モーニング」買ってきましたよ!『プラネテス』よかったっす!また電車の中で泣きそうになってしまった。一生懸命冷血人間になろうとしてツッパってるけど、やっぱりなりきれない、そんな人間臭いハチマキがとても好きです。勢いで、講談社のサイトで、『プラネテス』1巻の表紙イラストの壁紙、買っちゃった〜。購入はこちら

 書き忘れてましたが、先日うちにも「小松左京マガジン」2号入荷。今日は『AΩ』(小林泰三、角川書店)が入ってきました。同じく本日入荷した『マンガ世界戦略』(夏目房之介、小学館)をぱらぱら見たら、けっこう面白かった。アメリカの人が『釣りバカ日誌』はヘンだ!って言うそうなんですよ。「背景があんなにリアルなのに、人物だけがマンガチックでおかしい」…言われて見れば確かに(笑)。他にもいろんな国から見た日本のマンガのこととか書いてあって、なかなか興味深かったです。集英社コバルト文庫で復刊された『丘の家のミッキー』は、イラストがいかにも今風。今の若い子にアプローチしてるそうですが、どうかな?売れるかな?

 うっかり忘れてた『きみにしか聞こえない』(乙一、角川スニーカー文庫)を買ってきました。表題作が変わったのね(予定では『傷 kiz/kids』だった)。

 


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