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  ★難しいけど、やっぱり参加と協働

 2月26日から議会が始まります。予算案の概要が発表されていますが、新聞では取り上げられていない部分を報告します。私自身、たすけあい『こんにちわ』(*)の初期からのメンバーですが、設立当初(15年ほど前)全く支援のない千葉県、市とくらべ、東京都では、地域福祉振興基金というものがあって、『こんにちわ』のような団体の立ち上げ時には、500万から1000万くらいの支援がありました。随分羨ましかったものです。今回やっと、千葉県でも福祉NPOの運営費補助が1団体あたり100万円程度、総額で1000万円がもりこまれました。NPO立県をとなえる堂本知事を迎え、今元気なNPOがたくさん生まれつつありますが、福祉系のNPOが日々運営に苦労して
いるのも事実であり、この予算が役立つよう期待しています。

 その他新しい施策のなかには、NPO関連のものが多いです。行政だけではさまざまな地域課題に対応できなくなっているという認識が急激に県庁にも広がっているようです。
 2月12日には千葉県NPOフォーラムが開かれ、県庁職員も大勢参加していました。コーディネーターを務めた堂本知事が誰よりもNPOの理念などに詳しいのはやはり、NPO法の提案に関わったからでしょう。
 これまで、行政は市民団体を指導したり、一方では持ち上げたり、利用したりとそういう関係しか知らなかったといっても過言ではありません。対等なパートナーシップと簡単に言いますが、実は一番難しい部分でしょう。失敗を恐れず、今までの関係に陥りやすい体質を認識し、行政お抱えの市民団体ではないNPOと新しい柔軟な協働のまちづくりの手法を身につけていって欲しいものです。このことは市民団体側にもいえることで、行政におんぶにだっこで運営されている古い体質の市民団体にも体質の変革が早急に求められています。

(*)住民参加型の助け合いグループ。お掃除・洗濯などの家事や、介護、子どもの世話やペットの散歩など、ちょっとしたことをお互いに助け合い、遠慮や負担を感じないために1時間800円くらいでやり取りをしましょうというものです。

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