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 ★米国の自爆テロ

 ニューヨーク世界貿易センター、ペンタゴンへの民間搭乗客をも犠牲にした自爆テロ事件が起きて4日がたちました。
 瓦礫の下から生存者の救出が報告される一方、最終的な犠牲者は数千人に上るといわれています。心からの哀悼とおみまいを申し上げたいと思います。また、日本人の行方不明者が少しでも早くその消息が明らかになるよう、そして、なんとしても救助されることを願っています。
 民間人をターゲットにしたこれほどのテロを正当化することは決してできません。この被害に対し、日本でもできるかぎりの復興支援をしていくことが必要と思っています。
 ブッシュ大統領は議会に報復措置のための予算を請求しており、イスラム原理主義タリバーンはラディン氏の関与が確定した場合はイスラム法廷に出廷させる用意があると声明をだしています。また、ラディン氏が滞在しているアフガニスタンの隣国パキスタンのムシャラク大統領はテロを非難しアメリカに協力することを明言しました。
 テロの指導者や計画実行グループが特定され、逮捕されるようなことがあれば国際紛争に進展することは避けられるかもしれませんが、64%が民間人の犠牲が出ても報復を支持しているアメリカの世論を背景に軍事超大国アメリカの報復攻撃が行なわれれば、関係ない一般市民の犠牲が数多く出ることが懸念されます。今後アメリカの対応によっては、日本も新たな問題に直面することが考えられます。憎悪のくさりを断ち切る方向で日本が役割を果たせたらと願っています。
 忘れてならないのは、今回のことはあくまでも一部のテログループによる犯罪であり、アラブ世界、イスラム世界でもテロに対する非難を強く表明している国も多く、イスラム世界全てを敵視しするような短絡的な感情的な対応は問題外であることです。
 最初の信じられないニュースを目の当たりにして、感じたことは日本はアメリカ経由の世界情報が届くので、イスラエルとパレスチナとの緊張状態について、またその他の中東情勢について、十分伝わっていたとはいえなかったこと、
また日常の暴力から戦争という最大の暴力まで、暴力は連鎖しており、わたしたちが幼児虐待や体罰などの暴力に麻痺したり小さな人権侵害に無感覚になってしまったとき、次の悲劇を招く可能性があるのではないかということです。

 ★千葉県の『狂牛病』騒ぎについて

 千葉県の乳牛が、立てなくなり、搾乳が難しいということで、屠場に連れて行かれ、その際、国のマニュアルにしたがって脳を採取。最初の検査では、陰性と判断されたが、第2次の検査では陽性の疑いが強まり、国の専門家会議の結果ヨーロッパの研究機関に送られるということに。結果は1週間から1ヶ月後にわかるとのこと、はっきりしません。
 牛海綿状脳症(BSE)は圧倒的にイギリスでの発生数が多く、国際獣疫事務局の資料によると、1986年に初めて報告されてから現在まで、合計179134頭が報告され、第2位の北アイルランド1803頭を大きく上回っています。もともと、BSEで死んだ牛を廃棄せずに粉末にして、成長を促進させる餌として与えていたことにより、感染したといわれています。こういうことは生産国の多くで行なわれていたようです。
 ウイルスより小さな異常プリオン蛋白質が原因で、接触や空気によっては感染せず、冒された脳や眼球、脊髄などを食べた場合に感染し、肉や牛乳の摂取によっては感染しないとされています。
 千葉県の担当者は、私の問い合わせに対し『感染経路は限られている、千葉での飼料は肉骨粉を使ってないので、多分千葉に来る前の餌ではないか』といっていましたが、その後国の調査によれば、その牛が生まれた北海道でも肉骨粉は与えられていなかったということです。国は全国の肉牛、乳牛について、9月30日までに調査をすることにしました。
 国は牛の肉骨粉を牛の餌に使わないよう通知、今年6月にはガイドラインを作って指導してきたようですが、その他の動物への餌にすることは支障ないとしています。しかし、飼料工場などでの混入の問題などを考えると肉骨粉自体を禁止することが必要ではないか感じています。
 全国第3位の酪農県千葉ですから、牛乳や牛肉の不買が広がると大きな痛手となります。消費者に正しい情報を伝えると共に風評被害が広がらないよう、県は積極的に情報を発信していくことが必要と思います。

★9月9日(日)ジャズライブ

 ベイサイドジャズストリートも4年目を迎え、大分定着してきました。9月9日は、千葉駅そばのぱるるホールで私の所属しているバンド、サウンドブレーカーズのライブをしました。70人くらいのお客様がいらして良かったです。ありがとうございました。私のホームページのJAZZ WORLDに感想をアップしましたので、どうぞお読みください。

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