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3.いろいろな自分史

一般に自分史といえば自分の人生の歩みを纏めたもの、人生のある一部に焦点

をあてて詳述したもの、或いは自分の生き様を書き記したものと理解されがち

ですが、それ以外に自分史といってもいろいろあります。

例えば自分の趣味を生かした詩や俳句、短歌で綴ったもの、即ち詩でつづる自

分史、俳句でつづる自分史、短歌でつづる自分史といった具合です。

また、アルバムを時代別に整理して「写真で見る昭和と私」といった手法もあ

るでしょう。

或いは花や自然に託したもの、思いでの出来事・場所に関すること、子供や家

族に関する事と多種多様です。
要は自分の人生と向き合い、生きた時代を事実にそって飾ることなく

ありのまま書けばよいわけです。
書き方にしても、自分が書く場合もあろうし、どうしても書くのが苦手だとい

う人は、「聞き書き」という手があります。話し手は思い出すまま時代の後先

関係なく話せばよい。聞き手はそれを要領よくまとめ文章化するのです。

  「聞き書き」の要点としては

   (1)文章にならない言葉も一応書きとる

   (2)聞きおとしがないか、遠慮しないで確かめる

   (3)文が一段落したら読んで、本人に聞いてもらう

   (4)支離滅裂になっていく傾向があっても、本人がなにを言わんとしているか

     を感じ取って、意欲をそがないようにする

   (5)5W1Hを頭におきながら文章化する

   (6)本人の語り口を生かす

実際にやってみると、書くのが苦手の人でも案外自分で書く以上にうまくいく

場合も多い。

☆いろいろな自分史

  写真でつづる自分史、短歌でつづる自分史、年賀状でつづる自分史、詩でつづ

    る自分史、俳句と挿し絵でつづる自分史、イラストでつづる自分史、歌に託し

    てつづる自分史、花に託してつづる自分史、場所に託してつづる自分史、子供

  に託してつづる自分史等

☆女性の自分史

 女性の自分史を書くときは、下記に留意して書くとよいでしょう。

 《書くときのヒント》

  ・戦争中のこと−化粧品やモンペ、髪型
    防空演習、出征兵士歓送、勤労動員、千人針、慰問袋、配給制などの思い出

  ・女学校の頃−愛唱歌、恩師、親友、懐かしい映画
    初恋、男友達、愛と別れ・・・

  ・得意な料理、母から教わった味、食糧難時代のやりくり
    台所のこと、正月料理の思い出・・・

  ・縁談の進行、結婚前夜、新婚当時の妻、記念の品
    妊娠、出産、子供の成長記録、誕生祝い、しつけのこと・・・

  ・主人をどう支えたか、主人の酒、趣味など・・・
    舅、姑、小姑、妻の座・・・女の嫉妬や陰口など

  このほか職場のこと、女性の職場についての考え、性差別について、

    我が家のイベント、家計の苦労、慶弔関係のこと、懐かしい品、

    フアッションのこと、裁縫、民謡などの趣味、信仰、祖先のまつりごと

  ボランティア活動、老人会のこと、さらには子供の結婚

  嫁として、姑としての自分、祖母として・・・

 男性とは違った角度から薄化粧したものを目指して下さい。

ワープロで自分史をつくろう

  ◇はじめに

  ◇自分史とは

  1.自分史の書き方

  2.自分史を本にしよう

  3.いろいろな自分史

  4.自分史の作り方

  5.自分史の製本をしよう

  6.自分史の製作費用は

  ◇ホームページでつくる自分史

  ◇おわりに

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