自分史の書き方、本づくりの基礎知識は分かりました。これからワープロの諸機 能を駆使して自分史の原稿を作りましょう。この良し悪しで本の出来栄えが決ま ります。 〇ワープロの機種 ワープロ専用機を使用 パソコンのワープロソフトを使用(一太郎、ワード等) 〇本の大きさをきめる B5判、B6判、A4判、A5判、A6判等……… 〇印刷方法をきめる 用紙の表のみ印刷、用紙の表裏印刷 〇印刷方向 縦書き、横書き 〇全体のレイアウト・デザインを考える 全体のレイアウトをどうするか、表紙、裏表紙、カバー等はどういうデザイ ンにするか。 始めに十分検討して欲しい。これが「見栄えのする本」をつくる秘訣です。 〇簡単便利な袋綴じ印刷 袋綴じの利点は作成の手順がいたって簡単であること。片面に2頁単位で印 刷すればよいからです。 注意することは (1)印字の打ち出し−一頁を開くごとに打ち出しの頭の位置がずれていると、 本の体裁上よくない。 また左右頁の頭の位置(高さ)が違うと見にくくなる。 (2)左頁の右余白と右頁の左余白が同じであること。 紙は50K(普通紙)でよい。全体としてやや分厚くなりますが、価格が安 くてすみます。〇本らしくすっきりした表裏両面印刷
本らしく製本できます。ただ上質紙(70K用紙以上)のためやや価格的に 高くなります。 もっとも簡単な方法は、作りたい本の大きさの用紙の両面に印刷しそのまま 重ねればよい。 経費を節約したい場合はややこしくなりますが、表裏にそれぞれ片面2頁ず つ印刷していく方法があります。 この場合片面表は左側に4頁、右側に1頁。裏面は左側に2頁、右側に3頁 を印刷します。(横組みの場合) ワープロで編集する場合は移動機能を使って頁をそっくり移動させればよい。 (1頁の前に4頁を移動させる) (下図参照) 〇「折り」を作る 本を分解するとよく分かりますが、本は何枚かの紙を折ったり、重ねたりし て出来ています。これが「折り」といわれるもので、表裏印刷をするのに必要 です。 「折り」には一折りが4頁から32頁のものまであります。一般の書籍は16 頁一折りです。 「折り」を作るには本の形になったときに頁順になるように工夫するのです。 これを「面付」といい ます。 平綴じ(4頁横組みの場合・雑誌等)()内は縦組みの場合 中綴じ(12頁横組みの場合・週刊誌等)()内は縦組みの場合 印刷した用紙3枚(12頁分)を重ねて、中央をホッチキスで綴じて一折り とします 〇ワープロで本文を作る(省略) 〇ワープロで表紙・裏表紙を作る(省略) 〇ワープロで付表を作る(省略)
4.自分史の作り方