金正日死亡にあたり、不破哲三の反国民的犯罪言動を検証
朝鮮総連を00年党大会に招待=朝鮮労働党との友党関係回復
日本政府は弔意を表明しないと公表→志位和夫は哀悼談話を発表
(宮地作成)
〔目次〕
はじめに−金正日死亡にあたり、不破哲三の反国民的犯罪言動を検証
1、2000年11月第22回党大会に「朝鮮総連を来賓」として招待・メッセージ
2、2005年5月24日、共産党員2人の行動の対称性−不破哲三と萩原遼
3、不破哲三の恐怖心=北朝鮮崩壊ケースが日本共産党にもたらす衝撃・ドミノ的崩壊推定
〔関連ファイル〕 健一MENUに戻る
赤旗2011年12月20日『北朝鮮問題で日本共産党』80年代前半から北朝鮮との関係断絶中?=ウソ
赤旗2000年11月21日『不破委員長、朝鮮総連代表と懇談』HPから抹殺・隠蔽
赤旗2001年3月4日『朝鮮総連議長の告別式に志位委員長が参列、献花』
赤旗2005年5月25日『不破議長、朝鮮総連結成50周年に当たってのあいさつ』
『北朝鮮拉致(殺害)事件の位置づけ』朝鮮労働党と在日朝鮮人、日本共産党
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策
『北朝鮮拉致事件と拉致被害者・北朝鮮帰国者・脱北者救出運動』ファイル多数
はじめに−金正日死亡にあたり、不破哲三の反国民的犯罪言動を検証
金正日が死亡した。日本共産党は、朝鮮労働党との関係について、2011年12月20日付赤旗で、次のように書いた。「日本共産党と朝鮮労働党は、1980年代の前半から、北朝鮮の国際的な無法行為をきっかけに関係が断絶しています」。
赤旗11年12月20日『北朝鮮問題で日本共産党』北朝鮮との関係断絶中?=ウソ
1980年代前半からの断絶は事実である。しかし、不破哲三は、1998年に党独裁・党治国家の中国共産党との共産主義友党関係を復活させた。それに次いで、2000年から朝鮮総連との関係も回復した。朝鮮総連幹部は全員が朝鮮労働党幹部だということは明白な真相である。朝鮮総連幹部グループ=解体偽装の元「学習組」とは、朝鮮労働党日本支部である。それ以降は、関係断絶どころか、朝鮮労働党との共産主義友党関係の実質的な復活だった。赤旗記事は、関係断絶→関係回復の歴史的経緯に沈黙・隠蔽している。それは、有権者・支部・党員騙しの真っ赤なウソである。
日本政府は、一国の首脳の死だが、拉致問題もあり、金正日死亡への弔意を表明しないと公表した。それにたいし、日本共産党・志位和夫は、早くも赤旗で「一国の首脳の死として哀悼の意を表する」との談話を発表した。この違いは、日本共産党が朝鮮労働党と共産主義友党関係になっている事実を公然と認めたものである。
赤旗11年12月20日『金正日総書記が死去、葬儀委員筆頭に金正恩氏』志位の哀悼談話
金正日死亡記事における赤旗の歴史的経緯沈黙・隠蔽にたいし、不破哲三の朝鮮総連=朝鮮労働党との関係に関する反国民的犯罪言動を検証する。もっとも、このファイルは、2012年にHP掲載予定の『日本共産党90周年の根本的な逆説・6部作』のごく一部を抜粋したものである。有権者・支部・党員騙しの真っ赤なウソを検証するために、とりあえず抜粋掲載した。
『不破哲三と中国共産党との関係経緯』1998年
1、2000年第22回党大会に「朝鮮総連を来賓」として招待・メッセージ
日本共産党は、日朝両党関係決裂後、初めて朝鮮総連を、2000年11月20日の第22回党大会に「来賓」として招待し、「メッセージ」を受けた。それは、どのような政治的意味を持つのか。
朝鮮総連は、北朝鮮系在日朝鮮人の大衆団体である。しかし、その実態は朝鮮労働党の直接指導下にある。朝鮮労働党は、本国に在外同胞担当部署として、統一戦線部(対外連絡部)を持ち、それが朝鮮総連内朝鮮労働党党員グループ、または、非公然組織「学習組」に組織した。民主主義的中央集権制+分派禁止規定というレーニンの犯罪的な上意下達組織原則で、方針・実行指令を出している。北朝鮮系在外同胞人数は、日本に一番多くいることは、自明である。そこで、この上下パイプは、太くて、強力である。もちろん、北朝鮮拉致(殺害)事件には、統一戦線部(対外連絡部)と連携した、朝鮮労働党作戦部・35号室から、朝鮮総連内朝鮮労働党員グループへの指令・関与もあった。
その前衛党式上下・国内国外関係は、朝鮮戦争時期に、海外からの戦争作戦指令リモートコントロール機能を果した。北京機関徳田・野坂→日本共産党中央軍事委員会・志田→民族対策部(民対)李恩哲・日本共産党中央委員→民戦内の在日朝鮮人日本共産党員グループ→民戦・祖防委・祖防隊にたいする朝鮮戦争後方基地武力かく乱武装闘争指令・実行という指令ルートになっていた。上級機関の決定に無条件で従う軍事的上下関係と同一である。
日朝両党とも、コミンテルン・レーニン型共産党として組織系統は、同一である。北朝鮮系在日朝鮮人大衆団体としては、日本共産党内民戦から、朝鮮労働党指令下の朝鮮総連に、指導政党が入れ替わっただけだった。朝鮮労働党は、現在も戦時・臨戦体制を取っているから、朝鮮総連・学習組」にたいする指令系統は、まさに軍事的上下関係である。
朝鮮総連の行動については、本国朝鮮労働党の指令・許可を受けた朝鮮総連内朝鮮労働党党員グループがすべてを決定する。よって、日本共産党第22回党大会への来賓参加・メッセージは、(1)日本共産党による正式招待と、(2)朝鮮労働党の朝鮮総連参加応諾という日朝両党の歴史的な2党関係の修復合意に基づく行為だった。
日本共産党は、その2年前、1998年7月21日、中国共産党と普通の党と党との関係を修復した。不破哲三は、日中両党関係修復後、中国共産党の支援・助言も得て、朝鮮労働党との関係修復の水面下工作に入った。その水面下ナゴシエーター(秘密交渉人)は、緒方靖夫国際委員会副責任者、西口光国際局長であろう。日本政府側の日朝正常化交渉再開の水面下ナゴシエーター(秘密交渉人)が、外務省田中局長だったのと同じ行為である。
金正日は、(1)日本共産党側の秘密交渉人ルートと、(2)日本政府側の秘密交渉人ルートという2本の糸を、鵜匠が2羽の鵜を操るようにして、成果をあげた天才的な策略型独裁者である。ただし、朝鮮労働党との関係修復をするには、慎重に、第1段階朝鮮総連招待→第2段階中国共産党なみに、直接、朝鮮労働党との関係修復を裏側で図ったと言える。日本共産党は、党大会に韓国民団も同時に招待している。しかし、これは、上記の本質を覆い隠すためのいちじくの葉である。
2000年11月21日「赤旗」『不破委員長、朝鮮総連代表と懇談』HPから抹殺・隠蔽
2001年3月4日「同」『朝鮮総連議長の告別式に志位委員長が参列、献花』
2000年11月21日「しんぶん赤旗」記事の抜粋と写真
『日本共産党の不破哲三委員長は二十日、第二十二回党大会の開会に先立ち、在日本朝鮮人総連合会の南昇祐(ナム・スンウ)副議長、金明守(キム・ミョンス)国際局部長と懇談した。日本共産党の志位和夫書記局長、緒方靖夫国際委員会副責任者、西口光国際局長が同席』。
したがって、この朝鮮総連来賓参加は、事実上の日朝両党の共産主義友党関係の復活と規定できる。また、韓徳銖議長が、朝鮮労働党幹部であることは、公然の事実である。党大会来賓招待だけでなく、彼の死去にたいし、日本共産党として、(1)不破議長が弔電・(2)緒方国際局長が弔問、(3)志位委員長が告別式参列・献花をしたという行為は、日朝両党の共産主義友党関係復活事実を象徴している。
Google『朝鮮総連と韓徳銖』
不破哲三の著書『北京の5日間』を読めば分かるように、普通の党と党との関係という説明は、表向きの詭弁である。国際共産主義運動が世界的に完全崩壊した現在、不破哲三が工作していることの実態・本質は、当面、完全孤立状態からの脱出作戦として、1998年7月21日以来の、日本共産党・中国共産党・朝鮮労働党という3党による東アジア版のミニ国際共産主義運動を再構築するという壮大な、かつ、時代錯誤的な構想である。これには、中国共産党側からも、不破哲三にたいするなんらかの示唆・提案、もしくは、同意があったと思われる。
Google『朝鮮総連と日本共産党』
2000年11月20日後、志位和夫は、朝日新聞インタビューにおいて、「朝鮮総連とは、今後、意見の違いがあった場合でも、敵対的論争をしないという条件で、関係を回復した」と発言した。いわゆる共産主義友党関係において、「敵対的論争をしない」と約束することは、事実上、朝鮮総連、および、朝鮮労働党にたいして、いかなる批判も公表しないことを意味する。
2、2005年5月24日、共産党員2人の行動の対称性−不破哲三と萩原遼
第一、不破哲三日本共産党議長の行動
彼は、朝鮮総連結成50周年記念パーティーに出席した。そして、6月22日毎日新聞記事にあるように、「祝賀メッセージを金日成・金正日の大肖像画の下で読んだ」。
東京都北区の東京朝鮮文化会館
「しんぶん赤旗」記事『不破議長の出席とあいさつ』5月25日
朝鮮総連内の学習組とは、日本における朝鮮労働党組織であり、総連の中核部隊になっている。学習組メンバーは、全員が朝鮮労働党員である。その組織は、金日成のウソ詭弁に基づき在日朝鮮人93000人の帰国運動を宣伝・扇動しただけでない。それが、金正日の秘密指令に基づいて、金正日直轄の秘密政治警察と連携しつつ、日本人拉致(殺害)事件を遂行した事実は、様々な証言・著書によってほぼ完璧なまでに証明されている。ただ、学習組の正体が総連離脱幹部から何度も暴露されてしまった。金正日は、朝鮮労働党日本支部=学習組にたいし解体したと表向きの公表指令をした。
不破哲三は、それら金正日・朝鮮労働党・朝鮮総連・学習組の犯罪事実を知りつつ、「在日朝鮮人総連合会の五十周年に当り、お祝いのあいさつを申しあげます」と、金正日にたいしエールを送った。彼の言動は、実質的な金日成・金正日賛美だった。帰国運動、北朝鮮拉致(殺害)事件、日本共産党と朝鮮労働党との関係史については、別ファイルで分析した。
『北朝鮮拉致(殺害)事件の位置づけ』朝鮮労働党と在日朝鮮人、日本共産党
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策
第二、萩原遼「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」名誉代表の行動
彼は「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」名誉代表として、会の声明ビラ「朝鮮総連は『帰国事業』という巨大な誘拐・拉致に責任を取れ―朝鮮総連結成50周年に際して」を会場近くで配った。ビラの配り方は、毎日新聞記事や写真4枚のように、一枚一枚封筒に入れ、参加者にお読み下さいと言って、手渡ししていたもので、混乱を起こすようなものでは決してなかった。不破挨拶全文とビラ全文は、HP『電脳補完録』に載っている。
HP『電脳補完録』の記事と資料−当日のビラ(全文)、不破議長挨拶(全文)
HP『カルメギ−北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会』名誉代表萩原遼、声明ビラ
不破哲三は、金日成・金正日の大肖像画の下における金正日・朝鮮労働党・朝鮮総連・学習組への自分の声高なエールにたいし、元赤旗外信部副部長・萩原遼が朝鮮総連批判のビラを会場前で配った行為に怒り狂った。
すでに、17年前の1988年12月3日、宮本・不破・志位らは、赤旗外信部副部長でありながら、金日成・金正日批判を赤旗編集局内で抱き続ける萩原遼を、朝鮮労働党・金正日との関係復活の野望から、危険視した。邪魔者は殺せは、前衛党の専従内運営の鉄則である。彼らは、河邑赤旗編集局長の口から、赤旗外信部副部長を解任すると通告させた。萩原遼は、解任理由を問い質した。編集局長は、宮本・不破・志位らの秘密命令通りに、人事についての理由は言えないと突っぱねた。萩原遼は、その手口に憤激して、赤旗記者をやめた。ただし、転籍して居住支部に残った。萩原遼は、この経過を著書『朝鮮と私、旅のノート』(文春文庫、P.205)で明記している。
この経過が、しんぶん赤旗記事になると、「一九八九年に赤旗編集局を退職した後も元赤旗平壌特派員の肩書を使い、党外の出版物で、党を批判したり、北朝鮮問題で党とは異なる見解を公表してきました」となる。
2人の共産党員の内、どちらの方が、日本国民の立場に立った行動なのか。不破哲三・河邑赤旗編集局長は、金正日・朝鮮労働党の利益を優先させ、萩原遼・日本国民の利益・要求にたいしてたたかった。その性質は、反国民的犯罪政党と規定できる。
中国共産党は文化大革命で、日本共産党はソ中両党との決裂で、国際共産主義運動においてともに完全孤立した。不破哲三・日本共産党の思惑は、国際的孤立からの脱出作戦である。それとともに、東アジア版ミニ・コミンテルン運動の再構築構想が背後に隠れている。そんな構想などありえないと断定する共産党員・支持者も多い。しかし、党独裁・党治国家の3前衛党と非政権・日本共産党という東アジア4党の急接近ぶりは、それを裏付ける証拠ではないか。もっとも、4前衛党とも、矛盾が表面化してきて、崩壊間近がささやかれる時代錯誤の党内外犯罪政党である。
1989年〜91年にかけ、(1)東欧・ソ連10カ国前衛党いっせい崩壊と、(2)ヨーロッパのコミンテルン型共産党全滅が同時に起きた。今後、東アジア4党のどれかが崩壊しようものなら、4党の相互関連性から見て、4前衛党ともが同時崩壊する危険性が高い。ドミノ的同時全滅を防ぐにはどうしたらいいのか。
金正日・朝鮮労働党問題で書かなかった不破哲三のもう一つの党利党略がある。この内容は、彼が、拉致被害者救出にたいして、なぜ意図的な無為無策路線を続けるのかに関する謎解きとなる。
その根底には、北朝鮮型党独裁・党治国家崩壊が、日本共産党の存続に与える決定的衝撃にたいして彼が抱く恐怖がある。残存する党独裁・党治国家は、中国共産党・ベトナム共産党・キューバ共産党・朝鮮労働党の4つに減った。4つの国家は、前衛党が私的所有する一党独裁型の反民主主義的犯罪国家である。それらは、21世紀に入っても、他党殲滅・政党結成不許可・政治犯多数・言論の自由弾圧犯罪をしている異様な反民主主義国家である。
3、不破哲三の恐怖心=北朝鮮崩壊ケースが日本共産党にもたらす衝撃・ドミノ的崩壊推定
朝鮮労働党・朝鮮総連との共産主義友党関係復活に関する不破哲三の党利党略を推理する。その材料として、北朝鮮型党独裁・党治国家が、東ドイツなみに崩壊したら、日本共産党は、どのような衝撃波を受けるのかをイマジンする。ヨーロッパ共産党員・有権者は、大陸地続きで直接の津波を受け、共産党を軒並みに全滅させた。朝鮮半島北部を発生源とする津波は、日本共産党と約1億450万有権者に直接襲いかかる。(1)東欧・ソ連崩壊時点に、資本主義ヨーロッパが受けた衝撃度は直接波だった。(2)それにたいし、ヨーロッパからはるか離れた東方の島国の日本共産党と有権者が受けたのは、間接波だった。そこに決定的な違いがある。
しかし、隣国の北朝鮮・朝鮮労働党が崩壊すれば、その直接波は東欧・ソ連10カ国崩壊時点にヨーロッパを襲った津波と比べものにならないレベルで、日本共産党に襲い掛かる。東欧・ソ連10カ国いっせい崩壊は、ヨーロッパの資本主義国共産党をドミノ的に同時連鎖崩壊させた。日本では、それが全ヨーロッパ範囲でコミンテルン型共産党が同時連鎖崩壊した現象と認識している有権者は少ない。北朝鮮・朝鮮労働党崩壊は、日本海を隔てているだけで、資本主義国で最後に残存する隣国の日本共産党をドミノ的に連鎖崩壊させる可能性が高い。その根拠と不破哲三の恐怖心を検証する。
金正日死亡直後、志位・市田・不破ら3人独裁者は、恐怖心から、赤旗で「北朝鮮との関係断絶中」との有権者・支部・党員騙しの真っ赤なウソをついた。これは、まず一度逃げと規定できる。その後、さらに二度逃げを図ると思われる。
赤旗2011年12月20日『北朝鮮問題で日本共産党』北朝鮮との関係断絶中?=ウソ
〔恐怖心1〕
崩壊と同時の拉致被害者救出とともに、拉致百数十人中の生存者・被殺害者データが判明する。朝鮮労働党・朝鮮総連の犯罪実態、それと同体質・友党関係復活の日本共産党にたいする批判が一挙に高まる。2000年第22回大会前後における日本共産党と朝鮮総連=朝鮮労働党との共産主義友党関係の水面下回復経過が暴露される。それによって、約1億450万有権者は、日本共産党を、北朝鮮拉致犯罪容認・放置政党と見なす。さらに、意図的な無為無策路線によって実質的秘密支援をした反国民的な犯罪加担政党として、弾劾する。
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策
〔恐怖心2〕
北朝鮮帰国者9.3万人中、3万人以上死亡、内1万人が日本人帰国者専用強制収容所送りになった実態と虐待・虐殺の実態が暴露される。朝鮮総連と日本共産党の帰国運動加担度の責任が追及される。再び日本に帰った者から、北朝鮮型党独裁・党治国家の犯罪が、数万人規模の口で暴露される。これらは、ソ連・東欧からヨーロッパに亡命した数百万人が持ち込んだレーニンのウソ詭弁犯罪・大量殺人犯罪情報量レベルに匹敵する。帰国者たちは、日本人有権者が初めて見聞きする生々しい金日成・金正日犯罪データを直接提供する。
〔恐怖心3〕
北朝鮮内部における朝鮮労働党の北朝鮮2400万国民への抑圧・収奪・53階層差別と、金正日による意図的な350万人餓死殺人犯罪の真相が、日本有権者に知れ渡る。金正日の350万人餓死殺人については、萩原遼が調査・仮説証言をした。それと関連し、レーニンの根本的に誤った食糧独裁令による500万人餓死中の250万人政策的餓死殺人犯罪、スターリンの600万人餓死殺人犯罪の真相追究と研究も進む。
〔恐怖心4〕
有権者は、もともと、日本共産党と朝鮮労働党とは、同質・同類のマルクス・レーニン主義型前衛党と認識している。不破哲三が、いくら「北朝鮮は社会主義をめざす国ぐに」に含めないという詭弁日本語を使っても、それに騙される有権者は一人もいなくなる。もはや共産党員でさえも騙されない。日本有権者は、不破哲三が第23回大会改定綱領で掲げた「社会主義・共産主義」展望と、現存した北朝鮮型犯罪国家の実態とが、同一と見なす。日本共産党とは、犯罪的な社会主義国家実現をめざす革命綱領政党であるとの審判を下す。不破哲三が「社会主義の青写真を描かない」と逃げの手をいくら打っても、有権者は、日本共産党の社会主義展望=崩壊し、暴露された北朝鮮型党独裁・党治国家の実態と判定する。
〔恐怖心5〕
北朝鮮型党独裁・党治国家崩壊と犯罪実態暴露、および、拉致被害者・北朝鮮帰国者たちの日本帰国による証言という直接の津波を受け、2011〜12年度の日本共産党テリトリーから、国政選挙の共産党投票者・赤旗日刊紙読者24万人・党費納入25万党員の「21世紀型逃散」現象が、全国各地で、いっせいに、あるいは、三々五々に、発生する。もはや、日本共産党の内部崩壊と党外逃散とを食い止めうる手段は見つからない。革命綱領政党の共産党テリトリーに境目はない。しかも、日本共産党からいっせい逃散する現象の性質は、党独裁・党治国家東ドイツからの大量亡命、北朝鮮からの脱北者数百万人という、国境を越えての「逃散」現象と類似性を持っている。
〔恐怖心6〕
総選挙・参院選・地方選で、日本共産党に投票する有権者は激減する。2013年7月には、参院選がある。それとともに、13年9月任期満了の総選挙や7月東京都議選も控えている。同日トリプル選挙になる可能性も高いと予想される。2013年前半は、歴史的な政治の季節を迎える。その情勢において、日本共産党の余命3年説がある。しかし、私は、党機関財政破たんテンポアップという面から見て、2016年・余命5年説に傾いている。
日本共産党は、現在の衆議院9議席・1.87%泡沫会派から、ついに、国会議席壊滅政党に無限接近する。リストラ専従33.2%で残存専従2700人、国会・地方議員約2793人は、次第に霧散する。不破哲三は、党資金横領年6000万円の特権を失う。
よって、金正日死亡後、北朝鮮が崩壊したら、一番困り、ドミノ的連鎖崩壊の恐怖に怯え、金正日→金正恩体制を、このまま、なんとか維持したいと願っているのは、3つある。それらは、(1)不破哲三の日本共産党、(2)中国国家を私的所有し、北朝鮮難民大量流入と政情不安定化に怯える中国共産党、(3)経済共倒れ危険の可能性が高い韓国の3つである。
これらのイマジンは、辛口だが、ジョン・レノンの逆発想「北朝鮮が崩壊したらどうなるかを想像しよう!」も、現実感を持ってきた。不破哲三のこれら恐怖心こそ、意図的な無為無策路線、北朝鮮との関係断絶中?=真っ赤なウソの謎を解くカギである。
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〔関連ファイル〕
赤旗2011年12月20日『北朝鮮問題で日本共産党』北朝鮮との関係断絶中?=ウソ
赤旗2000年11月21日『不破委員長、朝鮮総連代表と懇談』HPから抹殺・隠蔽
赤旗2001年3月4日『朝鮮総連議長の告別式に志位委員長が参列、献花』
赤旗2005年5月25日『不破議長、朝鮮総連結成50周年に当たってのあいさつ』
『北朝鮮拉致(殺害)事件の位置づけ』朝鮮労働党と在日朝鮮人、日本共産党
『北朝鮮拉致事件と共産党の意図的な無為無策路線』金正日擁護政策
『北朝鮮拉致事件と拉致被害者・北朝鮮帰国者・脱北者救出運動』ファイル多数