酒と薔薇の日々

冬物語(98/11/12)

11月に入って初の酒日記だ。
飲むことは飲んでて、ネタはやたら豊富なのに、気力がわかなくて書いてなかっただけ〜。ネタがありすぎるだけに、どれを書いたか覚えてなかったりして(笑)
そろそろインデックスが必要(わたし自身のためにね(笑))

飲むことは、自他ともに認める「趣味」。
だけど、ただ飲んでるだけじゃ、何も残らない。
「酒は文化である」という私の考え方と個人的な記録の意味で、PCーVANの「ビールサークル」にちょこちょこ書き始めてみたら、これなら続けられそうと思ってHPのメインに持ってきた。
けど、HPって自己満足の世界で、あまり反応がないんだよね・・・・。
自分の記録として始めたことなのに、褒められないと何をする気にもなれないわたしの性格から、ときおり更新が渋りがちになってしまう。
数少ない酒日記ファンの皆様、ぜひファンレターください(笑)

というわけで、気を取り直して、今月の1発め、「冬物語」。

異常気象のせいかやたら暖かくて、ついこないだまでTシャツでうろついてたけれど、急に寒くなってきた。
寒いときには熱燗が定番だけど、暖房のきいた部屋で飲むビールも、また美味い。
「冬物語」の季節だね。
缶のデザインは、夜に静かに降り積む雪景色。
いかにも、「鍋を囲もう」って感じ(笑)

今年のサッポロ冬物語は、重すぎず、クセもなく、良い感じ。
コクがあるけど苦くない。サッポロ特有のホロ苦さも、抑えめ。
喉ごしも良く、するすると入る気持ち良さがある。

現在、ウチでは「キリン・ヨーロッパ」をメインにしているが、あれはおいしいけれど個性が強くて「定番」にするものではない。
そこで、「クアーズ」を買ってきたのだが、コクのあるビールを飲み慣れると、クアーズでは、ちょっと物足りなく感じることもある。
ある程度コクがあって、重くなくて、味わえるビールが欲しいと思っていたところに、いい具合にハマった。
キリンの「秋味」をけっこう気に入ってたのだけれど、秋限定だから、そろそろ手に入らなくなっているし、カートン買いして毎日飲む定番ビールを探すのも、難しいものがあるのだ。

この「冬物語」をカートン買いするかどうかは、まだわからないけれど、食事の始まりの1杯めに飲むビールとしては、安心できる味だと感じる。

「冬物語」
サッポロビール株式会社
原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ
アルコール分:約5.5%


やみぞ森林のビール(98/11/13)

「やみぞ森林(もり)」・・・・・。
地名であるのかな? 真っ暗になるような山奥ってことかな?

茨城県の地ビール。
これは、11月3日に一緒にベイスターズ優勝パレードを見に行ったときにMODさんがくださったもの。そして、社長の息子さんがバッグに入れて家まで運んでくださったというあちこちに足を向けては飲めない貴重品(笑)

切り絵っぽいデザインのラベルがお洒落。
地ビールは、ボトルやラベルのデザインもいろいろあって楽しい。
可愛いデザインのラベルだけれど、味はマジメなドイツの本格派ビール。

・ヴァイツェン
色は濃い目。しっかり濁っている。
小麦の香り高く、味は甘くない。炭酸が少々強めで、ストロングな印象のバイツェン。
マイルドな優しさには欠けるけれど、これはこれで楽しい。

・ピルスナー
色は美しい黄金色。普通のビールに近いすっきりした味わい。香りはあるし、苦くないし、飲みやすいビール。でも、どちらかというと夏向きの軽めの味かな。

瓶入りの2種類を飲んだ限りでは、どちらも「すごく旨い!」というわけではないが、できたての生で飲んでみたいという気がする。
たぶん、ブルワリーパブで飲むと、すごく旨いんだと思う。
ブルワリーパブは、車でしか行けないような辺鄙なところらしい。
でも、MODさんが関東に帰って来たら連れてってくれると約束してくれた(笑)
満天の星空を見上げながら飲んだら、きっと素敵だろうな。
春になったら、乙女座を眺めながら飲んで、また報告を書こう。

相変わらず、画像の貼り付けが遅れてる・・・。
ラベルの画像は、遠からずリンク予定(笑)

「やみぞ森林のビール」
大子森林物産株式会社(茨城県久慈郡大子町)
原材料:麦芽・ホップ・酵母
アルコール分:約5%(ヴァイツェン)
       約4.7%(ピルスナー)


巨峰えびな(98/11/15)

限定生産ワイン。
海老名在住のKOBAクンからの、お誕生日プレゼントのワイン。
お約束通り、新酒が出たら、プレゼントしてくださいました。

6月の酒日記に書いた「いちごわいん」の兄弟もの。
秋になると、巨峰で作った限定ワインが出るというので、ずっと楽しみにしていたの。
「海老名の酒屋さんが甲州にある自分達のぶどう園で摘んだ「巨峰」、それを絞ってワインにしました。海老名でしか味わえないとっておきのワイン」と、ラベルに書いてある。

色は、淡い。巨峰の深紫の美しさは、残念ながら反映してくれてない。
ロゼにしては濃いめかなという色合い。
香りは新鮮。フレッシュで甘い香り。ワインとしての重厚な香りはないけれど、
このフレッシュな香りは、楽しめる。

味はね、子供の頃にクリスマスとお誕生日だけ飲ませてもらえた赤玉ポートワインやハニーワインに近い感じ。
通常食事に合せるワインとは、別物として考えたい。
食後のデザートワインとして、べったべたに甘すぎず、フレッシュさがあって、いつまでも飽きずに飲めてしまう味。
わたしは、いちごわいんよりもノスタルジックな巨峰えびなが、好きかな・・・・。

今日、この「巨峰えびな」を飲もうと思ったのは、「iMACご成約記念日」だからなのだ(笑)
家に届く4日後には、また何かワインを開けて祝杯するのよね。

「巨峰えびな」
大和葡萄酒株式会社(山梨県東山梨郡勝沼町)
原材料:ぶどう「巨峰」100%
収穫地:山梨県牧丘町
タイプ:やや甘口


くしろ港町ビール(98/11/16)

「全道地ビール頒布会」の1つ。
飲んだのは、10月のことなので、味は忘れ気味・・・。

・海霧ヴァイツェン
「海から押し寄せる淡い乳白色の霧をイメージ」
軽いヴァイツェンという感じ。炭酸が強めで甘みがない。ヴァイツェンに期待する柔らかさや優しさとは違うが、これはこういう味ということで、それなりに良い。

・霧笛ピルスナー
「港街くしろをイメージしたビール。明るいトパーズ色で、ホップをきかせました」
ピルスナーとしては色は濃いめ。こちらのほうがまろやかで、優しい感じ。
飲み口は柔らかくて後味がすっきりしていて、飲みやすいビール。

どちらも、瓶入りを飲んだ限りでは、凄く美味いというわけではないが、「くしろ」ということで、許してしまえる(笑)

釧路は、良い街である。
仕事で1週間近く滞在したことがあるのだ。
素朴な漁港の町なのだが、田舎くさくない。
北海道の都市って、不思議とモダンなところが多い。
東京から北上して東北あたりは、どんどん田舎になっていくのに、海を渡って北海道に入ると、別の国に来たように印象が変わる。やはり、私は北海道偏愛主義だな(笑)

釧路では、仕事の合間に温水プールで泳いだり、海もののおいしいもの食べたり、湿原を散策したり、ジャズバーで旨いバーボン飲んだりと、妙に楽しく過ごしたので、特に印象が良いのかな。
地ビールも飲めるようになったとあれば、またぜひ行きたいんだけど、自費で行くのって遠いぃ・・・・・。
そのうち、北海道地ビール行脚も、ぜひしたいけど、それこそクルマがなければ動きがとれないだけに、難しいかもしれない。

「くしろ港町ビール」
製造者:くしろ港町ビール株式会社(北海道釧路市)
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分:約4.8%(ヴァイツェン)、約5.1%(ピルスナー)


徳記(98/11/17)

ベイ優勝セールで沸いていた10月31日のことである。
両親が「賑わってる横浜に行きたい。中華街で食事がしたい。TVで池波正太郎の行きつけの店として紹介した「徳記」で食べたい。調べて案内して」と電話してきた。
さすがは、私の親である。
お祭り好きで、ミーハーなのだ(笑)

横浜在住というと、他の地域の方から「中華街が近くていいね」と必ず、そう、必ず言われるんだけど、横浜って広いのだ。近いといったって、歩いては行けない。
それに、いつも混んでるから、わざわざ中華街でごはん食べようとは、思わない。
たまに行っても、豚まん齧りながら歩いて、調味料や怪しいタイのインスタントラーメンなどの食材を買って帰るだけで、まず、店に入って食事することはない。
会食の機会でもない限り、意外と行かないものなのだ。

したがって、店に関しても、ぜんぜん詳しくない。
「調べておいて」といわれると、とりあえずインターネットで検索をかける。
「中華街」のキーワードで見つけたサイトからリンクを辿って・・・・。
世の中には、凄いページ作ってる人がいるのです!
横浜中華街の店、全店を食べ歩いたレポートのサイトを見つけました!
ちゃんとマップもあって、これは便利。
おかげで、無事「徳記」に案内することができた。

場所は、関帝廟通りから細い路地を入った奥。
知らないと行けないようなところ。
おかげで、メインストリートは大混雑なのに、待たずに店に入ることができた。

ここの名物は、麺類。
手羽先入りの伊府麺が、お勧め品。
伊府麺は、麺を一度油で揚げてからスープに入れたラーメン。
チキンラーメンのようで、おいしいのだ(他の言い方はないのか(笑))
よく煮込んだ手羽先も、しっかり味が染みてて、さすがに旨い。

他にも、豚足そば(豚足苦手なので食べてない)、牛ばらそば(これは、煮込んだこってりした牛ばらが、とてもおいしい、お勧め)、ねぎそば(これは、あっさりしてて、私には物足りないけど、あっさり好きの人には良い)・・・など、麺類はそれぞれ特徴があって、どれもおいしい。
焼きそばも、手打ち麺を使っていて、味があった。

いくら麺類が目玉だといっても、せっかく中華街に来たのだからいろいろと他の料理も食べたい、というわけで、黒板にあった「本日のお勧め料理」も、1つずつ全部とる。
あれもこれも・・・と欲張ったのは、わたしではない、父である。
わたしの食いしん坊は、どうも父譲りらしい(笑)

「季節の野菜の炒め物」が、とてもおいしかった。
彩り良い野菜に、松茸まで入っていて、これはお得。
モンゴウイカに、ドレッシングのようにたれがかかった料理も、おつまみとして良かった。そう、当然、中華料理食べるならビール〜紹興酒を飲む。

ビールは、中華街オリジナルラベルのものがあって、楽しい。
けど、麺類とビールの両立は難しい。
ビールをもてあまし気味になってしまう。
紹興酒なら、それほどお腹にたまらず、イケる。
熱めに燗をした紹興酒が、やはり中華料理には一番合う。
「昼間っからそんなに飲める?!」といいながらも、ボトルは軽く空いてしまう。
わたしの飲んべぇなとこも、父譲り(笑)

料理はばんばん頼むは、酒はがんがん飲むは、「いいお客」と思ってもらえたらしく、店の奥から、おかみさん風の方が出てきて、いろいろ説明してくれる。
ついでに、お勧めのとっておきの紹興酒まで、味見させてもらえた。
大きい店より、家族的な小さな店のほうが、楽しいかもしれない。

値段も、メインストリートの店でコース料理を食べるより、ずっと安い。
ま、親の奢りだったので、わたしの財布は痛まないけど。
いい年して、親にご馳走になるのも恥ずかしい話だが、案内料だと思えば、いいかな。
中華って、2人じゃ種類を多く食べられないから、少なくとも4人くらいいないと楽しくない。残さず食べる係として、娘夫婦が雇われたらしい(笑)

これで、混み混みの日でも、裏通りを探せば、空いてておいしい店に当たるということを覚えてしまった。
また、中華街に行きたい、せっかく近いんだからと、初めて思った。


横浜の星(98/11/18)

中華街で食事した10月31日に、買ってきた酒だ。
「大魔神」とともに、ベイファン必飲の酒とされている(?)

実は、これには、深い後悔がまとわりついているのだ。
買った前日、30日に、私は一人で関内に行って、日本シリーズ第7戦のチケットの払い戻しをした。そのついでに、松坂屋に寄って、横浜の星が入荷してるのを確認したのだ。そのときには、ペールブルーの美しいボトルの「純米吟醸」が、あったのだ。
しかし、一升ビン抱えて帰るのをためらって、そのときに買わなかった。
で、次の日に来たら、もう純米吟醸は、売りきれていたのだ。
悔やんでも悔やみきれない、目の前にあったのにGETしなかった私が馬鹿。

というわけで、手にいれた「横浜の星」は、本醸造。
値段は、本醸造のほうが、ずっと安い。
けど・・・・、純米吟醸が飲みたかった・・・・。

味は、本醸造にしてはマイルド。
ああ、わたしは、純米酒ファンなのだ。
醸造用アルコールが入ってるってだけで、本醸造は敬遠してる。
鼻につ〜んとくるアルコールっぽさがあるという先入観を持っているのだ。
でも、「横浜の星」の場合、そんなことはなく、飲みやすい。
キンキンに冷やさなくても、室温で飲める酒だ。

升で飲むと、より旨い。
11月3日に「ベイ優勝記念OFF」と称してウチで軽く宴会をしたときに、AIさんが持ってきてくれた「優勝記念升」で、みんなで飲んだ「横浜の星」は、樽酒のような香りがついて、実に旨かった。

酒は、作る時期が決まっているから(だから新酒とかあるのよね)、もう今年は「横浜の星」の純米吟醸は、飲めないかもしれない。
けど、どこかで見かけたら、誰か教えてください。

「横浜の星」本醸造
合資会社相田酒造店(神奈川県小田原市)
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分:15度以上16度未満


BEAUJOLAIS NOUVEAU(98/11/19)

本日は、ボジョレ・ヌーボーの解禁日。
「iMAC」が届くから、家にいなければいけない日なのに、いそいそと買いに出かけてしまった。
今年は、ワインブームもあって、週末の買い出しを待ってると売りきれる可能性もあるので、どうしても1本は、解禁日にKEEPしておきたかったのだ。

バブル期以来の盛り上がりというのは、本当だった。
川崎の西武では、試飲させながらの大売り出しをやっていて、そこに昼間っから人が群がっていた。みのもんたの「思いっきりテレビ」のファンタイプなおばさま方が、一人で5本とか買っている。5本持って帰れるパワーが羨ましいよ(笑)

4種類のワインを試飲させてくれたので、全部飲んで、その中で最も気に入ったのを1本買った。BICHOT社のワイン。BICHOTのは、同じ価格帯の中ではおいしいワインに当たっているので、信用している。
4種類それぞれ、味が違うということには、まず驚いた。
香り、酸味、渋み。私は、やはり香りがあるワインが好き。で、酸味はほどほどのほうが良くて、軽いワインの場合は、渋みもほどほどがいいと思っている。
BICHOTのだけが、香りらしい香りがあったので、即決だった。
BEAUJOLAISより1ランク上のBEAUJOLAIS VILLAGESも同時に買って試したいところではあったが、それはやめておいた。
去年、やってみたのだ。
で、差を感じるどころか、BEAUJOLAISのがおいしかったのだ(笑)
今年は、10年ぶりくらいの当たり年らしいので、今年なら、VILLAGESのおいしいの飲めるかもしれないけれどね。
AIR CARGOで運ばれてきた航空運賃のかかったワインを、そう何本も買うわけには行きませぬ。
と言いながら、もう1本買ったのは、イタリアワインの新酒。
NOVELLOというのね、イタリア語だと。
去年、イタリアワインの新酒を買って、全然良くなくてがっかりしたくせに、今年こそは!と再びTRY。これでおいしくなかったら、来年からはイタリアワインの新酒買うのやめる。

NOUVEAUにしろNOVELLOにしろ、どれもラベルデザインが華やかで美しい。
若々しい雰囲気が、ラベルからも漂ってきて、見ていて楽しいのだ。
あれもこれもと、いろんなNOUVEAUを買いたくなってしまう。

わたしが買ってきたBICHOTのNOUVEAUで、2050円。
帰りに近所の酒屋をそっと覗いたところ、「ボジョレ・ヌーボー発売開始」とビラを張ってて、どこのワインかわからないけれど値段は2300円だった。
ふだん家で飲むワインとしては、2000円以上というのは、わたしの感覚では、「いいワイン」なのだ。わりと重めのワイン。
新酒を飲んで今年の豊穣を祝うお祭りとして、1本は絶対に飲みたいけれど、それ以上は、ぜいたくだな・・・・と思ってしまう(飛行機に乗ってきたワインだもの)。
ここ数年、毎年飲んではいるけれど、今年のできがどうこう言えるまでには、まだまだ修行が足りない。

で、買ってきたワインを今晩飲まないのかって?
う〜ん、ダンナの帰りが遅いので、ゆっくりと楽しめる週末までおあずけにする予定。
いきなり飲まないように、今夜は魚料理なのだ<意地悪い(笑)
しかし、「iMACが来たぞ記念」として、他のワイン開けそうだね(笑)


FOUR ROSES(98/11/20)

お気に入りのバーボン。
もちろん、「FOR ROSE」って気分だから好きなのだ(笑)

スコッチよりもバーボンの方が、私にとっては飲みやすい。
スコッチでも、ペールボトルのカティサークとかグレンフィディックとかは飲みやすいけれど、オールドパーやジョニ黒は私には、キツく感じる。

バーボンもいろいろと飲んでみたいが、高いやつは高い(あたりまえだ(笑))。
ラベルの雰囲気で、おいしそうだなと思うのもあるのだけれど、なかなか試してみることができない。
バーで、ワンショットずつ飲んで、勉強できたらいいんだけど、1ショットで2000円近くしたりすると、ディスカウントストアで1本買えるってな考えが頭の中をよぎってしまう。行きつけのバーを持ちたいが、今の生活では無理のよう・・・・。

今日、私は日本酒を飲んだあとバーボンを飲んでいる。
日本酒を飲む前は、ビールを飲んでいた。
あとは、アブサンだわ。
アブサンもウチにある(笑)<コワい酒がある家だよね

「日本酒、バーボン、ビールにアブサン、酒持って来〜い」

hideの名曲「D.O.D(DRINK OR DIE)」の歌詞にあるのだ。
今日買ってきたhideのラスト・アルバム「Ja,Zoo」を聴いてるうちに、DODの酒、全部飲んじゃおって、気分になったの。
酔っ払って制御きかなくなったら、アルバム聴きながら、泣いちゃいそうだよ・・・

アルバムのラストに、ピポピポっと電話をかけてモデムに繋がるような音が入ってるんだけど、いったい、どこに繋がったんだろね・・・・。

FOREVER hide!


ボジョレ・ヌーボーと猫(98/11/21)

iMacを箱から出して、とりあえずインターネットには繋がるようにした。
めでたい!
というわけで、ボジョレ・ヌーボーを開けたのである。

試飲して決めたワインだけあって、家で飲んでもおいしい。
ルビー色から少し紫がかった色合いも、わたしの好み。
新酒らしいフルーティーな香りが、実に明るく楽しい気分。
これで値段が500円くらいなら、1ケース買ってきて飲みたいくらい(笑)
中途半端に古いワインより、新酒のほうが、わたしは好きなようだ。
飛行機で運ばれてきて、赤道を通ってないからおいしいのかしら・・・。

軽いワインに合せる料理はというと、あっさりと焼いた肉ということになる。
脂の少ない牛肉をバターで焼いたものがメイン。
それに、新酒に合せてオリーブの新漬け。
緑のオリーブを浅漬けにしたもので、この時期にしか出てこない貴重品。
わたしは、黒いライプオリーブのほうが好きだけど、季節感のある新漬けは、また別。
軽い香りが、フルーティーなワインに良く合う。
ワインにはチーズというけれど、パテのほうが合うような気がして、レバーペーストなども試してみる。
レバーペーストを塗ったフランスパンとボジョレ・ヌーボー、これには、発見があった。
相乗効果でおいしくなる組み合わせ。
若い赤ワインだから、レバーが合うのかな、もう少し熟成したワインなら、フォアグラのパテなんかが良いのかもしれない。

このようにワインと食事を楽しんでいる間、ウチにはネコがうろついていたのだ。

夕方、買い忘れたタバコを買いに出たら、なぜかネコがついてきて、家の中まで入ってきた。
特においしいものを持ってたわけでもないのに、不思議。
当然、「おすねこ」(笑)
わたしが「おいで!」と呼ぶと、ちゃんと来る。
ダンナが呼んでも、だめみたい(笑)
以前、犬がついてきて、家の中まで入ってきたことがあるが、そのときも「牡犬」だった。

平気で他人の家に入ってくるだけあって、堂々としてるネコだ。
けど、妙に人恋しいらしい。
近くに人がいなくなると淋しくなって、家の中を探し回る。
水が嫌いなくせに、風呂場まで覗きにきた(笑)

小汚いネコだし、適当に遊んだら外へ出そうと思っていたのだが、そんな性格が可愛くなってきて、いろいろとかまってやる。
すりよってきて、「かまえ、かまえ」と言う(喋りはしないけど、わかる)ので、かまってるうちに、ますます面白くなってきた。
人間が飲んでるものに、妙に興味を示す。それって犬っぽいと思うんだけど・・・。
で、ビールとワインをほんの少しだけなめさせてみたりして。
付き合いで、ちょっとなめてくれた(笑)
やっぱりミルクのほうが好きなようだったけどね。
ミルクをやろうと冷蔵庫を開けたら、「ここには食べ物がある」ということを知っているらしく、首を突っ込むようにする。

魚の缶詰めをやったら、おなかも満足、目がしょぼしょぼと眠そうになって、長椅子の上で丸くなって寝てしまった。
床じゃなくて、長椅子の上が好みらしい、贅沢なヤツめ。
寝てるからと、そのままにしておいたら、部屋に人がいなくなったとたん、起き上がって寝室にやってきた。
で、どこで寝るのかと思ったら、よりによって、ベッドの上、それも枕もと!
ダンナと私の間にくるんと丸くなってすぅすぅ寝息をたててる。
寝返りを打つと、ネコにキスされてしまう(笑)
まったくもって、ずぅずぅしいけど、何だか憎めない。

朝、6時頃にすたすたと台所に降りていって、何やらゴミを漁ってかじっている音がする。
おなかすいて目が覚めたのならしかたない、またミルクをやって様子を見た。
そこらで、用を足されては困るので、iMacのアクセサリーボックス(宅配ピザの箱のようなサイズ)に、新聞紙を敷いて、準備。
でも、外に出たそうな素振りをしたのでドアを開けたら、振り返りもせず、とことこと出ていった。お粗相されなくて良かったけど、けっこう現金な奴。

たった一晩だったけど、ネコと遊べて、楽しかったな。

BEAUJOLAIS NOUVEAU 1998
ALBERT BICHOT
輸入業者:メルシャン株式会社


BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU(98/11/23)

ボジョレ・ヌーボーより少しだけ値段の高いボジョレ・ビラージュ・ヌーボーも試してみることにした。ボジョレ・ヌーボーとの違いって何だっけか? 葡萄畑のランクの差?
今、文献が見当たらなくて、不明だけど、あとで調べてみよう・・・・。

同じ「新酒」だとは思えない差がある。
コクがあり深みがあり、熟成したワインに負けない強さのある「新酒」。
ふだん飲んでるテーブルワインより、ずっとおいしい。
空輸されてくるワインって、温度管理がきちんとしているからどれもおいしいのだろうか・・・・。

エレガントな飲み心地のあるワインで、肉料理何にでもあいそう。
ただ、ヌーヴォーとしては、わたしはボジョレ・ヌーボーのほうが、より鮮烈な若さがあって楽しくて好き。明るい若々しさは、他にはない愉しみを感じる。

合せた料理は、鶏肉のバジルとオリーブ油マリネ焼き。
胸肉なのでぱさぱさになりがちだけど、柔らかくうまく焼けた。

バジルといえば、イタリア料理の代表的なハーブ。
そこで、イタリアワインの新酒も開けてみる。
こちらも、ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーボーに負けない深みのある新酒だった。
樽くさいクセがないぶん、飲みやすいけれどがぶがぶ飲んでしまうほど軽くない。
バジルには、こちらのほうが、合う!
相乗効果でおいしくなる組み合わせであった。

BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU 1998
ALBERT BICHOT
輸入業者:メルシャン株式会社

CAVIRO BRUMALE NOVELLO
葡萄品種:サンジョヴェーゼ100%
産地:エミリア・ロマーニャ州
輸入者:サントリー株式会社


焼きさんが(98/11/26)

この数日、妙に眠くて身体がだるかったので、酒を抜いてみた(笑)
飲みたいと思えるときが、おいしく飲めるときなわけで、今日は、飲みたい!
と強く感じたため、ビール〜日本酒と嗜んで(?)いる。

貝の旬って春だと思っていたけれど、最近青柳が安い。
青柳、通称バカ貝って言われてる貝の中身。
ちょっと磯くさいような味が、私は好きなのだ。
けど、生でそうたくさん食べられるものではない。
たいがいの貝類は、軽く火を通すと、また違った旨味が出る。

千葉は、青柳の名産地で、これを使った料理がある。
富津の公園近くの店で食べたことがあるのだが、「なめさんが」と「やきさんが」という2種類。
なめさんがは、細かく叩いた青柳に少量のネギと味噌をまぜたらしきもの。
そして、やきさんがは、それを焼いたもの。
絶対、焼いたほうがおいしい。
いかにも、日本酒のつまみという味がする。
もちろん、ご飯で食べてもいいんだろうけど、わたしにとっては、日本酒のおともだち(笑)

ろくに切れない包丁で叩いたものだから、ずるずるつながってたりするところはご愛敬だけど、適当にネギと味噌を混ぜてオーブントースターで焼いて自分で作った「焼きさんが」は、なかなかイケるのであった。


老辺餃子館(98/11/27)

夕方から新宿に出かけた。
餃子を食べに行ったのだ。
南口からすぐのところにある「老辺餃子館」。
いろいろな餃子があって楽しい店なのだが、いつも混んでいてなかなか入れない。
7時じゃ、もう満席になっていて、6時に入らないとだめ。

もやし入り、椎茸入り、マッシュルーム入り、海老入り、カニ入り、なまこ入り、きゅうり、トマト、セロリ、魚、干し貝柱、炒り卵・・・・・・。
種類が豊富なので、あれこれとって味見。
4人いたので、たくさん頼めて嬉しい。
形も、馬蹄形だの猫耳型だの、バリエーションがある。
私のイチオシは、「干し貝柱入り」。一番旨味を感じた。
きゅうり入りは、本当にきゅうりの青臭さがあって、ヘンな感じ。
でも、一度は挑戦すると面白いかも。

餃子は、どれも皮がしっかりしている。
手作りの厚めの皮で、皮もおいしいのだ。
中身の肉汁で食べるので、醤油やらーゆは一切つけずにそのままいただく。
熱々だと、口の中を火傷しそう・・・・。

熱々の餃子には、やっぱりビール(笑)
生ビールは、足つきの金魚鉢というような、すごいグラスで出てくる。
重たいので、両手で抱えて飲んだ。

この店の名物は、餃子だけではなく、「皇帝鍋」という鍋もある。
ハデに銅鑼を鳴らして運んでくるので、お誕生日などにいい演出かも。
次回は、それにもTRYしてみたい・・・・。

ちゃんとした料理を頼むと、けっこうな値段になりそうだけど、餃子をかたっぱしから味見してビール少々飲む程度なら、リーズナブルにおさまる。
また、行きたいぞ。




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