酒と薔薇の日々

日本酒の日(98/10/1)

今日、10月1日は「日本酒の日」なのだそうだ。
新聞に載っていたのを見て、「そーかそーか美味い日本酒を買うぞ」と思っていたのに、雨に気をとられて酒屋に寄らず、せっせと買い物から帰ってきてしまった。
しかたない、いつもの紙パックの酒で、かますの干物を食べよう・・・
干物って、ビールより日本酒のが生臭く感じなくて合う。
それでも、食後に魚くささが残る気がして、コーヒー飲んじゃう。
子供の頃に較べると、だいぶ魚が好きになったんだけど、まだまだ愛が足りないようね(笑)


新横浜でコワれた日(笑)(98/10/3)

ROCK SIG関係の飲み会で新横浜。
この日の昼間の活動については、脳天気日記を参照してもらうことにして、夜の話。

店は特に決めずに集まったのだが、「銀河高原倶楽部」という銀河高原ビールの店になった。瓶入りでも、最近では缶入りでも飲めるようになったとはいえ、やはり店で飲む生は格段においしい。ちなみに、缶入りのは、瓶にくらべて軽めでドライな印象。

体調が優れないからジョッキじゃなくグラスで・・・と言いながら、どうせそれを何杯もおかわりするのだから、けっこうな量飲んでしまう。
ピッチャーで注文しなかっただけ、まだ冷静だったか(笑)
いつものように、ヴァイツェン、ピルス、ピルスお代わり、スタウトの順で飲み、人の飲んでるスコッチにまで手を伸ばしながら、だんだんとペースが加速しハイになっていく・・・・。

この日、銀河高原倶楽部は、結婚式のパーティが入っていたらしく、午後7時で店を追い出されてしまった。中途半端な時間だ。
ここでまっすぐに帰れば、何事もなかったのだ・・・・。
けれど、何かもう1杯飲んで「シメたい」と思うのが、酒飲みのココロ。

新横浜プリンスホテルの地下にある「江戸の街」というところが日本酒が豊富で楽しいという話になり、行ってしまう。

なるほど、厳選された地酒があって、どれも旨い。
特に、超辛口と書かれた「松島の雪」っていうのが、淡麗でしゃきっとしていて香り豊かで気に入った。
私がコワれた原因になったのは、広島の「電光石火」という酒。
この酒、泡盛に通じるような香りがある。いかにも「強いぞ!」という香り。
クセはあるけど、それが魅力。私には、面白い酒だった。
けど・・・・・・どうもだんだんと記憶が曖昧になっていく(笑)

家には、物も無くさずケガもせず、無事に帰り着いた。
帰ったとたん「急にまわってきたぁ〜」と言って、倒れ込んだらしい。
ダンナに、「覚えてないの?」と不審な顔をされるが、覚えていないものは仕方ないじゃない、ねぇ。

医者の薬と酒を併用すると「飛ぶ」って、何回か学習してるはずなのに、また、やってしまった。それだけは、反省なのでありました。


鴨肉がお気に入り(98/10/4)

人間ドックの結果に「肉食を減らして野菜を多くとりましょう」と書かれて以来(私じゃなくてダンナのほうだけど)、ウチでは魚の干物と厚揚げというような地味なメニューが続いている。生まれて初めて「ひじき」も家で煮てみたりした。小さい頃「ひじき」が嫌いで、身体にいいからと無理やりたべさせられるのがいやでたまらなかったものだが、飲み屋に出入りするようになったら、付きだしで出てくるひじきの煮物が好きになった。家のが、まずかっただけなのね(笑)
適当に洗って、適当に煮ただけだけど、実家のよりずっとおいしくできたので、これからはウチの常備菜にしようかと思っている。

地味な晩ご飯が続くと、やはり休みの日くらいは、「肉」が食べたくなる。
脂肪分が少なそうな肉・・・ということで、鴨のもも肉を選んでみた。

鶏肉よりもしっかりとした味があって、鴨肉、おいしい。
塩・胡椒・タイム・セージをかけてフライパンで焼いただけなのに、味がある。

でも、肉は1枚で2人ぶん。
付け合わせのブロッコリーと舞茸のソテーのほうが多いというダイエット食の見本のようなメニュー(笑)

前菜は、ロメインレタスの上に、刺身用まぐろのさくをお湯にくぐらせて霜降りにして薄切りにしたものをのせたサラダ。トマピーをおまけに乗せて見た(笑)
いつもなら、だぶだぶとオリーブ油をかけるところを、香りづけにたらす程度に抑えたところが、進歩かな。

酒は、イタリアワインの赤。軽いワインだったので、少々冷やす。
まぐろでも、生臭く感じないで飲めたけれど、やはり鴨肉とベストマッチ。
肉料理と赤ワインという食事、週に1度くらいなら、身体にも負担にならないかなぁと都合よく考えながら、楽しくすごしたのだった。


仲秋の名月(98/10/5)

今日は旧暦8月15日。仲秋の名月なのである。
月を眺めながら1杯やるってのも、風流な嗜み。
いや、どーせイベント好きの「お祭りB」の血が騒ぐだけだけどさ(笑)

すすきは、昨日近所でGETしてきた。
でも、1日たっただけで、穂が開いてしまうものなのね・・・。

月見には「だんご」。
夕方からしっかり用意した。
私が子供の頃、家で作ってたのと同じ、白玉粉のおだんご。
白玉粉を水で溶いて、手でぐちゃぐちゃと練る。
それをまとめて適当な大きさのだんごにして、お湯の中に入れる。
浮いてきて、ちょっと待ったくらいのタイミングで引き上げて冷水でさます。

粘土細工のようで楽しいんだけど、長い爪だとだめね。
爪の間に白玉が入り込んでしまって、美しくない。

できた白玉は、つるりんとしてて、かわいい。
けど、だんごをピラミッド状に積もうとしても、つるっと滑って
うまくいかない。表面が乾いてこないと積むことはできない。
乾いてしまうとおいしくないし、ここが思案。

思えば、白玉だんごなんぞ作るのは、何十年ぶりのこと。
月にうさぎはいないとわかってしまったアポロ計画のあたりから、月見だんごを作る習慣を失ってしまった。
それでも、幼い頃の記憶ってしっかり残っていて、白玉だんごの作り方は、忘れていなかった(最近の記憶は、欠落することが多いくせに(笑))。

あと必要なのは、「きぬかつぎ」。
なんだけど、「とうのたった」さといもしか売ってなかったので、芋の煮っころがしになってしまった。芋を煮るなんてことも、ほとんどしたことがない。ダンナが甘辛く煮た芋を好きじゃないから。私も好きじゃない。
でも、イベントが絡むとTRYしちゃう。
なかなかうまくできた。

あとは、冷ややっこと、「数の子のマヨネーズ和え」とかいう不気味なものを乗せたレタス。マヨネーズ大好きだけど、あまりのカロリーの高さに控えている。でも、ついつい、見つけた「マヨネーズ和え」というできあいの怪しげものに手が伸びてしまうのね・・・・・。

準備は万端整った。
あとは、月の出を待つばかり・・・・
しかし、今夜の横浜地方は、あいにくの曇り空。
バルコニーに出て、全天を眺めても月の光は感じられない。

ちっ!
イベントは失敗。
バルコニーで月見で一杯ってのが、今日の予定だったのに。

ま、見えなくても月は、そこに「ある」のさっ。
「ある」ことを信じられれば、見えなくてもいい。
月の見えない「月見膳」は、つつがなく進められる・・・・。
問題は「白玉だんご」。
私もダンナも、お餅が嫌いなのだ!
せっかく作ったけど、食べる楽しみは、残念ながらない。
とりあえず、2個ばかり「松茸の味 お吸い物」に入れて消化。
子供の頃は、砂糖黄粉をつけて白玉食べてたけど、今、そういう気にもなれず、
あした、どうやって食べようか、ちょっとお悩み。
ついぞ作らない味噌汁でも作って、入れてみようか・・・・・。

結局、風流より「食い気」に走ったような気はするが、
見えない月でお月見という高尚な一夜だったのであった?!


とかち晴れのきもち(98/10/6)

「全道地ビール頒布会」の第1回目として送られてきたもの。
5種類のうちから、ともかく6カ月分注文すればいいというシステムで、順番も選ぶ銘柄も自由。
私がこれを最初にしたのは、ピルスナーグラスがセットになっていたから(笑)
「とかち晴れ」なグラスで、その後送られてくる地ビールも楽しめるという考え。

これ、飲んだのいつだったかな・・・・。
記憶の彼方になる頃なので、忘れている。
けど、忘れちゃっていい!

残してあるメモと画像を頼りに思い出しても、おいしくなかったもん。

「ジョーハートピルスナー」と「ラガー」の2種類。どちらも「地・発泡酒」。
ラガーのが、少しだけ色が濃い。
どっちもけっこう濃い色なのよね。
味は、酸味があって香りがない。このタイプ、あまり好きじゃない。
酸味があるビールって、さわやかさがないの。
ラガーのほうが少しマイルドでまし。

やっぱり「発泡酒」ってだめなのかしら。
材料のところに「ビート糖蜜」というのが書いてある。
北海道らしくて面白いんだけど、実際の味がこれでは・・・・。
そういえば、以前に川越の「さつまいもラガー」という地発泡酒(瓶入り)を飲んだときの印象と似てるかもしれない。
ドイツの「ビール純粋令」による、麦芽・ホップ・水・酵母以外の材料を使わない地ビールの方が、おいしいものが多い。

ネーミングも怪しいものね(笑)
とかち晴れのきもち」という、ひらがなを多用して可愛ぶってる感じがね。

北海道偏愛人間の私も、これには厳しい評価になってしまった。
十勝・・・帯広って、いい街なんだけどなぁ・・・・・・。

「とかち晴れのきもち」
製造元:株式会社帯広ビール(北海道帯広市)
麦芽使用率:25%未満
原材料:麦芽・ビート糖蜜・ホップ・酵母
    (ジョーハートピルスナーのみ月桂樹が加わる)
アルコール分:約5.5%


スーパードライ ベイスターズ缶(98/10/9)

地元横浜ベイスターズが、セリーグ優勝を決めてくれた。
お祭り好きの私としては、「スーパードライ ベイスターズ缶」で祝杯せねばなるまい。
野球には興味がないくせに、優勝しそうだとなると応援してしまうというズルいファン(笑) 応援するなら強いチームがいいわよね!

「ベイスターズ缶」だからと言って、味に変わりはない。
いつものスーパードライ。
でも、スポーツ観戦には、苦みが強くないスーパードライは、良いかも。

こういう野球チームの応援ビールというと思い出すのが、2年ばかり前に9月に名古屋でOFFがあった際に買ってきた「でらうま たのむぞ星野缶」。
「でらうま」は、こってり系としてはお気に入りのビールだったし、おいしかったのだが、缶のデザインが笑えたのだ。
金の鯱の名古屋らしく金色ベースに、星野監督のどちらかといえば暑苦しい顔の絵がどーんと描いてあり、まわりには紙吹雪が舞っている。
名古屋人の「たのむぞ! 星野」という気持ちを表しているデザインは、買い!だったと思う。毎年出ているなら、缶のデザインだけでも知りたいものだ。
名古屋でそれを買ったときだが、ホテルのロビーで電話帳をめくり、酒のディスカウントストアを探し出し、地図を頼りに行って買ったのだ。
地域限定ビールというと、どうも買い込みたくなってしまう。

横浜ベイスターズ応援関連の地域限定ものでは、「横浜の星」とか「大魔神」というような日本酒もあるらしいので、手に入れたいと、今日伊勢佐木町あたりをぶらぶらしたんだけど、入手できず。
みんな考えることは同じとみえて、売り切れ。
残念・・・・・
日本シリーズ応援用に、増産してくれるかしら・・・・。

実は今日は、横浜スタジアムにベイスターズ戦を観戦に行ったのだ(脳天気日記参照)。
球場では、涼しかったのもあってビール1缶しか飲まなかった。
負けたけど、久しぶりの「ライブ」の野球体験は、楽しかった!!
では、横浜のROSEに乾杯(笑)!!


新宿の「イスタンブール」(98/10/10)

体育の日だというのに、運動もせず、飲みに行くやつ(笑)
東京オリンピックの開会式の日を記念して、休日になったんだっけか?
一応ね、東京オリンピックの記憶ってあったりするんだな・・・・。
そう言うと、歳がバレるらしい(笑)

「イスタンブール」は、都営新宿線「新宿三丁目」駅近くのトルコ料理の店。
ミステリ作家の森博嗣先生の「聖跡」として、一部で有名なのだ。
森先生のファンクラブ「森ぱふぇ」会員ナンバー3のTAKUさんが、連れてってくれるというので、突然「黒薔薇部隊 秋の鍛錬会」というか「ハロウィンには早い悪魔ファミリー集会」というかが開催になった。
トレードマークの帽子をかぶった「切磋悪磨TAKU」、しっぽの「小悪魔」、髪をトップで縛ってツノを生やした「魔女ROSE」の3匹の悪魔の大集合。

集合はいいんだけど、韮崎からやってくる小悪魔、中央高速の渋滞にひっかかって3時間ほどたってからやってきた。
開店の5時からいた私とTAKUが、デキあがった頃の登場。
ビールは、いつもよりず〜っとゆっくりとちびちび飲んでたんだけどね。
揃ってからもずるずる居たので、結局開店から閉店までねばった妙な客になってしまった・・・・・・。

料理は、トルコ料理。
オリーブ油を使ったものが多く、私好み。

新潟県に、トルコをテーマとしたテーマパークがある。
2年前に長岡花火を見にいったときに、長岡地元の田石さんに連れてっていただいた。何、トルコに興味があったわけじゃなくて、オリジナル地ビールが飲めるから行ったまでだけど(笑)(森の地ビールっていうの、おいしかったよ)
そこのレストランのランチバイキングで、トルコ料理は一通り食べている。前菜が、変わっているのだ。野菜を裏ごししてヨーグルトを混ぜたペースト状のものをパンにつけて食べる。およそ食べ物とは思えない毒々しい色のもあったりして面白いんだけど、ちょっと食べると飽きてしまう。
だから、今回は、ペーストの盛り合わせはパスして、サラダから始めた。

「オリーブのサラダ」
グリーンオリーブのスライスとトマトとピーマンを和えたサラダで、しょっぱいけどビールが進んでおいしい。

「ズッキーニとチーズのおやき」
薄味のお好み焼きっていう感じの粉もの。

で、ビールだ。
瓶入りのトルコビール「EFES」があったので、とりあえずそれを飲む。
新潟行ったときは、これをおみやげに買ったっけ・・・。
麦の香りが高く、軽いようで味があるビール。
私はけっこう気に入ったけど、小悪魔は好みじゃないと言っていた。
アルコール分は、5%。

生ビールは、「エビス生」「黒生」「ハーフ&ハーフ」などがあり、トルコビールのあとはこちらに移行。
そして、ロゼワイン飲んだり、ラクを飲んだり・・・・だんだんペースが上がっていく。

「ラク」というのは、トルコの強いリキュール(アルコール度数45度)。
ブランディにアニスを加えて蒸留して作ったもの。
無色透明なんだけど、水を入れると白濁する。
アニスの香りは、アブサン系を思わせる。
アブサンが販売禁止になってから、それに似せた酒という意味で今は「パスティス」というらしいけどね。プロヴァンスブームで一時流行ったパスティスの「リカール」とか「ペルノー」とかとよく似てる。
いかにも飲みすぎると頭が痛くなりそうな強い香りと味。
白濁する理由は、「アルコールに溶け込んでいたオイル成分が水に溶けにくく、膜をつくって乱反射するからである。(「リキュールブック」柴田書店より)」
謎が解けたかな?>不思議がっていたTAKU

肉料理も、ちゃんと食べた。
「シシ ケバブ」
子羊肉のロースト。羊っぽい匂いはほとんどなく、とってもおいしい。
あっさりしていて、ロゼワインとの相性もGOOD。

「ドネル ケバブ」
スライスした牛肉をマリネにして、層状に積み重ねて横からあぶり焼く。焦げててぼそぼそしてて、見栄えは悪いけど、これもおいしい。

トルコ風ピザまでしっかり食べて、デザートコース。
ターキッシュ・コーヒーを飲んで締めた。
このコーヒー、もともとお砂糖が入っているのか、少し甘い。
どろっとしていて、飲み終わると底に粉が残る。
その残った形で占いができるらしいけど、まだ修業中の魔女には占えなかった(笑)

突発的OFFではあったけど、珍しいものが食べられて飲めて、満足したのだった。


鶏のビールマリネ(98/10/11)

ビールマリネという調理方法があるのかどうか、私は知らない。
たまたま、前の晩にダンナが飲み残したビールがあって、もったいなくて捨てられないあまり苦肉の策で作ってみただけだ。
しかし、これが成功した。うまいのだ。

鶏の胸肉を叩いて少し伸ばし、ビールとオリーブ油とセージに2時間ほどつけて、軽く塩胡椒してフライパンで焼いただけ〜。
材料費がかからないわりに、イケるものに仕上がった!

メインが肉なので、軽い赤ワインをとイタリアワインを少し冷やしてみた。
ボジョレ・ヴィラージュくらいの重さで、鶏肉とは合ってたと思う。
1000円未満のワインにしては、おいしかった。

魚や豆腐をメインに平日を過ごしているので、休日はやっぱり肉とワイン!ということになり、近くにできた「成城石井」という紀伊国屋みたいな高級スーパーに買い出しに行って見つけたワインなのだ。高いワインももちろんいっぱいあったが、1000円程度のものも、ちゃんと置いてある。管理も良いらしく、コルクはスムーズに抜けた。香りは年代物の高いワインと較べるべくもないが、普段のワインとしては充分。
ついでに、久しぶりにチーズやオリーブも買い込んだ。
どれも、賞味期限ぎりぎりで値引きシールが貼ってあるやつ(笑)
その日のうちに食べるんなら、それでいいのだ。チーズなんか、賞味期限切れたくらいのが実はおいしいんだぞ。

オリーブは、フェタチーズと和えてあるものを買ってみた。
フェタチーズの塩抜きは、ちゃんとされているのであっさりした味。
トルコ料理屋を真似て、赤ピーマンとトマトもついでに混ぜこんでサラダ仕立てにしする。
すぐに影響受けてくるのよ(笑)

日頃の食事を地味に地味にしてる今日このごろだけど、だからといってすぐに効果が出るわけではない。でっぱったお腹をひっこめるのは大変なのだ。
「あしたからまた、干物と厚揚げだね〜」と言いながら、休日のディナーは、2本目のワインまで開けることになる・・・。
もしかしたら、平日の努力を休日で全てパーにしてるのかも(笑)

Il Poggio Sangiovese di Romagna(1996)
サンジョベーゼ ディ ロマーニャ
エミリア・ロマーニャ地方(イタリア)
「サンジョベーゼ種から作られるしっかりとしたワイン。スミレを思わせるブーケのある
マイルドなスペリオーレが楽しめる。辛口で、心地よい苦みがある。明るいルビー色が
美しい」
輸入者・販売者:成城石井



キリンヨーロッパ(98/10/12)

やっと出ました、「キリンヨーロッパ」。
ビール好きの間では、期待されてるビールだったのだ。
「数量限定出荷」なので、いきなり買い溜めに走ろうとする人もいるらしい。

私は、8月に渋谷の「DANKE」という店で、このシリーズの生を飲んでいる。
レポートは9月の酒日記に書いているが、すっかり味を忘れてから書いたので、いいかげんだ(笑)

「キリンヨーロッパ」は3種。
ヴァイスビール、ペールエール、ボックビール。
結論から言えば、私はヴァイスビールが一番好き。

・ヴァイスビール
「小麦麦芽を使用したフルーティーな香りと、炭酸の効いた軽快な飲み口が特徴。たっぷりマスタードをのせたソーセージに最適です」
ソーセージがなくても、これはうまい。(だからって、マスタードなめながら飲んでるわけじゃないよ(笑))
小麦麦芽の香りが、ちゃんと生きてる。サントリーが一時出した「ホワイトビール」よりもヴァイツェンぽくてずっと楽しい。
でもね、銀河高原ビールと較べてしまうと、同じ缶入り同士でも、銀河高原のが深みがあるかもしれない。
それでもこのヴァイスビールの飲み口は軽快で香りに重きを置くっていう作り方、私は気に入ったよ!

・ペールエール
「甘い香りと飲むほどに伝わるホップの風味。英国のパブの代表的なビールです。チーズやサンドイッチなどとあわせて、ゆっくりお楽しみ下さい。」
そうね、香りは一応あるかな。香ばしい良い香りはしてる。
でも、少し苦い。ペールエールなら、「よなよなエール」のほうが、私の好み。
ホップの風味というのが、よくわからない。この苦味がそうなのかな。
でも、今の季節、昼間暑くても涼しい夜に飲むビールとしては、向いている気がする。秋向きビールね。
チーズと合せるというけど、チーズにはワインやシェリーを合せたほうが楽しいな。
どういうチーズがビールと合うのか、まだ不明。
サンドイッチは、中身次第でしょう。
ホテルのバーなどでスモークサーモンとかアンチョビとか使ったおいしいサンドイッチ食べられることがあるけど、そゆのに合うのかなぁ?

・ボックビール
「良質な原料をふんだんに使用し、独自製法で濃いうまみを実現。アルコール7度の飲みごたえが特徴。芳香にも富み、ジューシーな肉料理にぴったりです。」
肉料理とは一緒に飲んでないけどぉ、ともかく第一印象は「甘い!」だ。
甘いけど苦みもあって、少々しつこいやつってイメージ。
もうちょっと寒くなってからのほうが、ありがたみがわくビールなんじゃないかな。
ジューシーな肉料理ってどういうのかしら。レアなステーキ、アイスバイン、ハンバーグ・・・。ぜひ一度、肉料理と一緒に飲んでみなくては、と思うけど、でも、そのときには赤ワインも開けちゃいそうだわ。

この3種、それぞれの缶に☆で味を分類してる。

苦み 香り ボディ
ヴァイスビール ☆☆☆ ☆☆
ペールエール ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆
ボックビール ☆☆☆ ☆☆☆

う〜ん、私が☆評価すると、違うかもしれない。
でも、☆評価苦手なの。
飲んだそのときの絶対評価になってしまって、普遍的に他のと較べるのって難しい。
そのうち、ビールサークル主催者の小悪魔氏がやってくれそうなんだけど(笑)

☆評価や、合うおつまみの飲み方提案をしてるのは、今までにない新しい味のビールを市場に出すキリンのサービスだと思えば良いのかしら。
数量限定なんて言わないで、ぜひ定番化してくれるといいな。
味が同じなのに容器で競ってたバカみたいな時代もあったけど、こうして日本の大メーカーさまが、個性的なビールを出してくれるって、良い傾向だと思う。

いきなり買いだめに走ろうとしたTAKEさん、メール書きながら夜中に飲んでるKOBAさん、ぜひ感想をお聞かせくださいね(笑)


上ふらのビール(98/10/13)

「全道地ビール頒布会」の1つ。
でもね、私、とっても悪いことしてしまったの。
このビール、賞味期限がとっても厳しくて1週間だったの。
ほんとは9月26日で、期限きれてる。
大幅に過ぎてしまったので、評価は正しくできてない。
けど、せっかくだから記録しておく。

上ふらのビール」は、ずんぐりした500ml入りのボトルで2種。
「ハンガリアンライト」と「ハンガリアンプローン」。
ハンガリーのビールって飲んだことないけど、ハンガリーの技術者の指導のもとにつくったハンガリータイプのビールだそうだ。

・「ハンガリアンライト」
グラスに注ぐときから、香りがたつ。ワインでさえ、これほど香りたたないのもあるのに! 
「ライト」という名前のわりには、色は濃いめ。酵母の濁りがあるタイプ。
これが「ハンガリー風」なのか!という発見はないけれど、麦の香りが実に豊か。
そして、喉ごしが妙に良い。すぅっと喉を通っていく。
なるほど「ライト」だ。良い意味でのね。
昼間は少々汗ばむけれど朝晩涼しいという今のこの気候が、北海道っぽくて合うということも言える。香りが高く味は重すぎないというのは、私の好みのタイプ。
季節的にも合って、旨く飲めた。
軽い中にも微かなえぐみを感じたのだが、それは賞味期限を過ぎていたからかもしれないので、何とも言えない。

・「ハンガリアンプローン」
こちらは色の濃いタイプ。だけど重くなくてペールエール〜アンバーエールの中間くらいのボディ。
これも、香りが命のビール。
香りの中に「甘み」と「苦み」がある。
味は、けっして甘いわけじゃなく苦みが強いわけじゃないのに、そのどちらも香りの中に感じられるのだ。焦げ臭くはない。
喉ごしは、意外と良い。するする入っていく。
喉ごしと香りの両方を楽しめるビールって、なかなかない。
これは、けっこう貴重なビールかもしれない。
今回、つまみなしで飲んでしまったが、軽い肉料理と合せて飲んでみたい。

ハンガリーの本場のビールを飲んでみたいなぁと思わせる、どちらも香りを生かした独特のビールだった。
やっぱり、北海道って日本離れした意外な味があるのよね〜。
北海道フリーク再燃だわ(笑)

富良野と言えば、スキーとラベンダー。
まだ、どちらも行ったことがない。
スキーは、盆地だからクソ寒いと脅されて、行ってみたいと思いながら躊躇。
ラベンダーは、あまりに有名になっちゃって俗化されてそうで遠慮。
実は、どちらも私の数十年来(?)のテーマなんだけどね。
(いつかは行くぞ!!)

スキーのあとのビールもいいし、ラベンダー畑見ながらのビールもいい・・・。
倉本総のようになれば、全てが叶うか(笑)
(「北の国から」って、1回も見たことないけどさ)

「上ふらのビール」
製造者:株式会社みやま観光物産(北海道空知郡)
原材料:麦芽、ホップ、酵母
アルコール分:5.5%未満


銀盤秘峡黒部ビール(98/10/14)

秘峡」なんて言われると、期待しちゃうわよね(笑)
雪に閉ざされる山っぽい銀と白のラベルも素敵。
あくまでも清い水の流れをイメージしてしまう。

けど、ビールとしては、個性に乏しい。
まずいわけじゃない、けど、これという決め手が感じられないの。
ピルスナーだし、飲みやすい、けど、でも、何かが足りない。

わざわざ買ってみる地ビールではない。
近所の酒屋で売ってたから買ってみたけど、いくらだったか忘れてる。
そんなに高くはなかったと思うので、悪い印象というわけじゃないんだけど、
もう1度買うかと言われれば、迷うところ。

炭酸強めのすっきり系。だから、暑いときには気持ちいいと思う。
地ビールの個性の何かを楽しみたいという期待には応えてくれなかった。

「銀盤」はロゴになってるから、そういう日本酒があるのでしょうね。
わたしは、それを飲んでみたいな。
もしかしたら、その日本酒を造ってるすっごく酒の強い人が「この味!」って作ったビールなのかもしれない、なんて想像しちゃうから。

このビール、賞味期限は長い。
要冷蔵ではあるけど、2カ月OKになってる。
瓶入りの地ビールで2カ月持つとは、全国展開の野望もあるのかも?!

秘境黒部か・・・・、行ってみたいところの1つだわ。
黒部ダムって、見たいもの。
スキーでは白馬まで行くんだから、近くまで行ってるのに、雪のないときの旅行では、遠く感じてしまうんだな。不思議ね。

「銀盤 秘峡黒部ビール」
製造者:銀盤酒造株式会社(富山県黒部市)
原材料:麦芽・ホップ
アルコール分:約5%


スーパードライ祝Vベイスターズ缶(98/10/15)

10月9日の酒日記に書いた「スーパードライがんばれベイスターズ缶」の兄弟みたいなもの。「がんばれ」だった文字が「祝V」に変わって、まわりに紙吹雪とテープが舞ってる。「ホッシー君」の絵のデザインは変わらず。
リーグ優勝が決まったので、出してくれたのね。

味にこれという楽しさを感じないのでいつもは買わないスーパードライも、こういうデザインの缶が出てくれちゃうと横浜お祭気分に乗って買ってしまう。

横浜といえば生麦にでっかい工場がある「キリン」に頑張ってもらいたいところなんだけど、何故かベイスターズ関連は「アサヒ」から出るのね。
そこらへんが、「ケイレツ」とかいう大人の事情なのかしら。


風邪引きには肉とワイン(98/10/16)

夫婦揃って風邪っぴき。
私は風邪気味程度で収まっているけど、ダンナのほうは微熱状態。
で、こういう時に何を食べたくなるかというと、いかにも滋養のありそうな「肉!」なのね。けっして「干物とお茶漬け」ではないの。

だからと言って、いきなりカルビの焼き肉では、風邪で弱ってる胃腸がびっくりしてしまう。牛モモのバターソテーとパスタあたりが順当。

お酒も、全面ストップするよりも「適量(これが難しい(笑)」飲んでぐっすり寝られれば体力回復になる。
って、食べたいもの飲みたいものなら、身体が欲しているわけだから、いいんじゃないかな? って思う。そういう自然の力(?)を信じる。

脂肪分の少ない肉に合せたのは、イタリアワインの「ヴァルボリチェッラ」。
イタリアワインって、名前が似たようなの多くて、ごっちゃになっちゃって覚えにくい。
バローロ、バルドリーノ、バルベーラ・ダルバ、ヴァルポリチェッラ、バルバレスコ・・・。一度、いっぺんに全部開けてみて大体わかったような気がするけど、でも、わけわかんなくなる。

今回開けたヴァルポリチェッラは、良かった。
1000円以内の安くて軽いワインだけど、それなりにきちんと香りがある。
重さから言えば「キャンティ」と同じくらいのはずなんだけど、それほど渋みがなく飲みやすい。
ブーケって言うのかしら、華やかな香りがして軽い肉料理を楽しくしてくれた。
安いワインで当たりに会うと、とても嬉しい。


パスタにフラスカーティ(98/10/17)

昨日の続きのような話。
風邪には滋養が一番と、また高カロリーの食事。
生クリームたっぷりのチキンと赤ピーマンのパスタがメイン。
(色合いも美しくできたのに、画像撮るの忘れたぁ〜(笑))

鶏肉のクリーム系なら、白ワイン。
ほんとは、ちょっと重めのほうが合うんだけど、重いワインは高いから軽いのになる・・・・。

久しぶりに「フラスカーティ」。
イタリアの一般的な白ワインの1つ。
でも、イタリアの白ワインって、似てて区別つかない。
「ソアベ」「フラスカーティ」「ガヴィ」「オルヴィエート」「ヴェルデッキオ」、こいつらって、よっぽどちゃんとしたものじゃないと同じような味。
良いものはすっきりさわやか、良くないものは雑味が多くていかにも後で頭が痛くなりそう。
今まで、その中でも「ソアベ」が一番すっきりしてておいしいと思っていたけど、違う。そういう名前やラベルやブランドじゃ、イタリアワインってわからない。
騙されるって言っちゃぁ悪いかもしれないけど、値段が高くても「?」というのがある。当たり外れがすごく大きい。ディスカウントストアで買うから、特にそうなのかもしれない。

今夜のフラスカーティは、大当たり。
780円くらいだったけど、すっきりとした気持ちのよい白ワインだった。
こういうおいしいのに当たると、またイタリアワインを買いたくなる。
一時、ハズレばっかり掴まされて、イタリアワイン不信になってたの。
製造元・年度だけじゃなくて、輸入元、買った店等もチェックして、おいしいのを買えるように賢い消費者したいもの。だけど、1ボトルごとで条件違うんじゃないかと思えるほど、イタリアワインって私の印象ではバクチだわ(笑)

FRASCATI SUPERIORE D.O.C.Secco
1996


ベイサイドマリーナ地ビール(98/10/18)

横浜の外れの不便なところにありながら、意外な人気スポットになってい「ベイサイドマリーナ」のオリジナル地ビール。
モール内のレストランで飲めるところがあるのかどうかは、不明。
ショッピングモールの酒屋「SPARK EXCHANGE」で瓶詰めを買える。

種類は、「ゴールデンエール」と「アンバーエール」の2種類。

「ゴールデンエール」は、その名の通り色も淡い。
フルーティな香りだが、けっこう苦みもある。
さわやかで春っぽい軽いビール。

「アンバーエール」は、フルーティな中に焦げ臭さの混じる香り。
薬臭いような苦みがでる。
濃い色をしているが、コクがなく軽い。

どちらも、苦みを生かしているわりに軽い。
アメリカっぽい(偏見だなぁ(笑))ビール。
軽いビールとして、存在価値がないことはないと思うけど。

地ビールらしい個性は、それなりに持っているけど、横浜の地ビールとしてお勧めかというと、それほどではない。
「八景島ビール」と似ているような気がする・・・・。

ラベルは、「ベイサイドマリーナ」っぽい海の雰囲気でシック。
おみやげにするには、良いかもしれない。
値段もね、おみやげ値段。
330mlで、480円は、高いと思う。

要冷蔵ではあるけど、賞味期限が2カ月ある。
やっぱり、おみやげ向きって感じぃ?

どうせなら、できたてを飲めるブルワリーパブを作ってもらいたい。
横浜の観光イメージで、おいしいしゅうまいをおつまみの目玉にしてくれたりすると嬉しいな。あと、三崎マグロの料理とかね・・・・・。
作ってるのは、別のところで、「詰め替え」をベイサイドマリーナ内で行なってるだけらしいけど、それでも樽生のほうが、おいしいだろうって期待する。

YOKOHAMA BAYSIDE MARINA CRAFT BREWED BEER
製造者:YSGTC
販売者:横須賀産業株式会社
詰替場所:もとまちユニオン・ベイサイド店
原材料:麦芽・ホップ
アルコール分:約5%


今年の「サッポロクラシック」(98/10/19)

北海道偏愛者のROSEのお気に入りビールがこれ!
地ビールではないが、サッポロビールが北海道限定で出しているもの。

何せ地域限定なので、なかなか入手できない。
北海道のお友達に送ってもらうとか、通販で頼むとか、方法はいろいろあると思うけれど、あまり簡単に買えてしまうのも、つまらなかったりしてね(笑)

今回は、前回と同じくデパート(川崎さいか屋というローカルデパートよん)の「北海道物産展」で、1カートンGET。

この、「物産展」というのを楽しみにするようになると、「おばさん」ぽいなぁって自分でも思う。カニ、昆布、練り物、牛乳、お菓子類、お寿司・・・・いろんな名産品を試食させながら勢い良く売ってるイベント。デパートの催し物場で行なう「集客イベント」としては、効果が高い。お祭りっぽくて、おばさんには楽しいのだ。
私は、ともかく「酒」コーナーに直進。
お目当てのビールを家に宅配してもらう伝票を書きながら、地酒なども試飲(笑)

私がなぜ、この「サッポロクラシック」を気に入っているかというと、「ザ・ビール」ともいうべき正しいビールの姿を感じるからだ。
麦の香りがあり、コクがあり、バランスのよい苦みがあり・・・・・。
「ビール」を漠然と想像するときに思い浮かべるおいしいビールのイメージ。
サッポロビールには、「北海道」って名前をつけた全国展開してるビールがあるけれど、
全然違う。真面目に作れば、缶ビールでも世界に誇れるこれだけのものができるのにと歯痒く思う。
かく言う私だけど、このサッポロクラシックが作られ始めた頃、もう5〜6年前になるのかな、その頃はこういう味のビールは苦手だった。ちゃんと北海道行って飲んだんだけど、このコクと苦みをおいしいとは思えなかった。クアーズが一番好きで、軽いビールを好んでいた頃。好みも変わるし、サッポロクラシック自体も年々変わっているのかもしれない。

缶のデザインは今回入手した「サッポロクラシック」も、以前と変わらず。
白と金とブルーを基調にした格調高さの感じられるデザイン。
能書きによると「ホルツクルツ製法でうまい。短時間高温仕込みにより麦芽本来の旨味を生かしたドイツ古来の醸造法です」とある。
その製法って、北海道でしかできないのかしら・・・・。

1カートン買うと、もったいないから長く持たせようとするわけで、前回買ったぶんもまだ数缶は残ってたりする(賞味期限は11月まで)。今回買ったのの賞味期限は、来年の5月まで。
前回買ったのに較べると、やはり今回買った「新しい」ほうが、確実に美味い!
やはり、ビールってできたてに近いほどおいしいのかな。ケチらないで、おいしいうちに飲むほうが良さそう。

つまみは、北海道だからって何もカニなどという贅沢をする必要なく、ジャガイモ料理でおいしく飲める。ほくほくした「じゃがバタ」って、シンプルな味の中に秋の豊かさを感じるんだよね〜。カロリー高そだけど(笑)

「サッポロ・クラシック」
原材料:麦芽・ホップ
アルコール分:約4.5%


夢みなとビール(98/10/20)

え〜と、これはどこのだっけ? 鳥取県境港市・・・遠いところだ(笑)
岡山のMOD野郎さんが、ドライブがてら鳥取に遊びにいったついでに、地ビールフリークのROSEに送ってくださったもの。
またまたお世話になって、ありがとう〜>MOD

330mlずつの3種類3本セットの「夢みなとビール」。
3種類あると、飲み較べできて楽しい。

・ケルシュ
「淡色麦芽を使用した切れ味のよいマイルドなビール。歴史の街ケルンで飲まれ継がれている伝統の味です」とある。
細かい泡立ちが綺麗。ケルシュらしいすっきり感があり、ちょっと強めの炭酸も爽やか。
苦みも潔くて、1本目に飲むビールとして、とても気持ち良い。

・ヴァイツェン
「小麦麦芽を50%以上使用し、フルーティな香りと酸の切れのよい白泡色のやさしいビールです」
ケルシュより色が濃く、濁っている。ヴァイツェンらしい糠くさいような香りが少々、コクが少々。甘さはないタイプだけど、ヴァイツェンを飲み慣れない人には飲みやすいかもしれない。

・アルト
「カラメル麦芽を使用したスッキリとした苦味。経済の街デュッセルドルフで愛飲されているビールです」
香りが高く、少し甘い。重みもあって味わい深い。なかなかしっかりとしたビール。何か薬臭いような香りがあるのが気にかかる。瓶入りの地ビールを飲んだときにときどき感じる・・・・、これは何なのだろうか。

やっぱり私はケルシュが好きかな。ここんとこケルシュの苦みとすっきり感が好み。
でも、アルトの重みと味わいも捨て難いね。

境港には、「ビアガッセ」という地ビールレストランがあって、できたての地ビールが松葉蟹などの特産の料理と一緒に飲めるらしい。できたて生は、きっとすっごくおいしいと思う!
行ってみたいけど、遠いぃよなぁ〜〜〜〜。

「夢みなとビール」
千代むすびアンド足統ビール株式会社(鳥取県境港市)
原材料:麦芽・ホップ
アルコール分:約5%


深煎り麦酒(98/10/21)

サントリーの「こだわり限定醸造」シリーズNO.3。
「ふかいりばくしゅ ブラウンビール」
能書きによると、
「こだわり1」じっくり丁寧にローストした麦芽を使用
「こだわり2」うまみを引き出す低温醸造
「味の特徴」麦の香ばしさと深い味わい

なるほど、ブラウンビールというだけあって、綺麗な褐色である。
泡のたちかたも、ふっさりと細かく、なかなか良い感じ。
焦げ臭くなくあくまでも香ばしい香りは、これまた良い感じ。
口当たりが甘くまろやか、でもべったりと重い味ではない。
コクもあり、ビールらしい爽快感も損ねていない。

これ、イケるじゃん!(笑)
サントリーに対する偏見から、またどうせ変なものを出してきたのだろうと、しばらく買わなかったのだけど、これなら許せる。
なぁに、やりゃぁできるんじゃん<偉そーに(笑)

混ぜ物をして無理に作った味ではなく、自然な味わいがあって、楽しいビール。
サントリーをちょっと見直したわ(笑)

「深煎り麦酒」
サントリー株式会社
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分:約5.5%


大魔神(98/10/24)

ふっふっふっ・・・・、やっとコレを開ける日がやってきました!
「大魔神佐々木様が締めて華麗に勝った日に開ける!」と決めていた酒。
ぴったりのシチュエーションが今夜。
ベイスターズが勝てば、何を飲んでも美酒になる。
勝つまで飲まないと大事にしてただけに、よりいっそう美味いに違いない。

ラベルには、「横浜(ハマ)の大魔神」とでかでかと書いてある。
おお、横浜の地酒か、と思うと、これが全然違って島根県の酒(笑)

一升ビンと720ml瓶を売っていたが、冷蔵庫で冷やしやすいことを考えて、720を買っていた。室温よりも冷やしたほうが、私は好き。
酒の種類としても2種あったけれど、純米酒好きの私は、迷わず「特別純米酒」に手が伸びた。もう1つのほう、何だっけかな・・・・。
この次、見つけたら両方買っちゃう(笑)

冷やしておいたものを、小さなグラスに注ぐ。
色は、普通の日本酒。特に藁色してたりは、しない。

飲み口は、淡麗。すっごく飲みやすい。
こーゆー酒、アブナイのよね、口当たりよくてするする飲んでるうちに、記憶がぶっとぶタイプの酒よ(笑)

淡麗なだけじゃなく、結構複雑に香りはある。
大吟醸の育ちの良い香りじゃなく、もっと庶民的な香り。
わたしは、こういう雑な香り、好きだわ。
「純米酒」が好きという人は、たぶん私のいう雑な香り、好きだと思う。

このまま飲み続けていると、重い球にノックアウトくらいそうなので、
今日んとこは、栓して冷蔵庫に寝かしておく。
日本一決めたら、続きを味わうのじゃ。

私ね、申し訳ないことに、ペナントレース中の佐々木様を見てないのよね。
体格いいし、帽子の影になってる顔は怖そだと思ってたけど、インタビューとか
見てるとさ、可愛いのね。
私にとっては、「大魔神」っていうより、可愛い坊やだよ(笑)

「大魔神(特別純米酒)」
発売元:(株)升喜(東京)
醸造元:都錦酒造株式会社(島根県江津市)
原材料:米・米こうじ
原料米:有機農法米 五百万石
精米歩合:60%
使用酵母:協会7号
日本酒度:±0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.6
アルコール分:14度以上15度未満
杜氏:出雲杜氏 岩成重徳


休日の楽しみ、安いイタリアワイン(98/10/25)

買い出しをして1週間たつと、ビール、日本酒、ワイン、バーボン、その他・・・のいずれかが底をつく状態になる(あ、ICQしながら空けちゃったシェリーも!)。
ガマンすれば、とりあえずアルコールの入ってる飲み物がないことはない。
けど、つまみと好取り組みってわけにはいかなくなる。

そういうわけで、毎週のようにディスカウントストアに酒の買い出しに走るのだ。

また少し円高に盛り返したおかげで、ワインが一時ほど買いにくくなくなった。
だって、298円で売ってたこと知ってるワインが600円だったら、ねぇ、
買う気なくして当然でしょ。

ワインブームも、悪い意味では中途半端なシャトーものの値段をやたらに押し上げたけど、良い意味では良心的な酒屋さんたちにまっとうなワインを仕入れようという気にさせた。
今、1000円〜2000円で、テーブルワインとして充分楽しめるワインが、ちゃんと出てきた。
高い値をつけると売れない時代なだけに、2000円以内ワインは、今がお試しどころという気がする。

今回の「モンテブルチアーノ・ダブルッツォ」も、値段のわりに飲めるワインだった。
私は、イタリアワインにありがちな樽くさい脂ぎったワインはあまり得意じゃない。
このワインは、脂っぽい臭さがない。でも、香りは、一応感じられる。
余計な香りがなく、一本気で、ちょっと気に入ったの、このワイン。
ミディアムボディくらいのが、向いてるのかな<わたしごときでは

つまみとしては、しゅうまいだのぎょーざだのというできあいの惣菜と、
トマトソースのショートパスタ。
コンビネーションとしては、間違ってなかった。
ミディアムボディの赤ワインとしゅうまいとの甘美な関係は、いずれまた、レポートしたいと思う(笑)

ワインの場合、産地の食べ物と合せると最高といふ。
アブルッツォ州の名物料理は、キターラってパスタと豚肉料理らしい。私の信頼してる文献「地球の歩き方」にあった。
中部イタリアに位置してるようだ。
魅力多きイタリア! LOVE!

MONTEPULCIANO D'ABRUZZO(モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)
1997D.O.C.
CAMILO MONTORI
輸入業者:メルシャン株式会社
ミディアムボディ


ふたたび「大魔神」(98/10/26)

しっかり封をした「大魔神」を、ふたたび開ける日がやってきた!
今夜は、飲み狂っても許される日!
だって、だって〜、ベイスターズ 日本一決定の日だもん!

選手たちは、ビールかけしてますけど、私は、かけないで飲むだけ。
横浜スタジアムで、ドキドキハラハラ緊張したぶん、帰ってから飲んでほぐしました。
見てるだけでこれだけカタくなったんだから、プレイしてた選手は、どんなにカチカチ
だったか・・・・<佐々木様の肩、ガチガチでしたよね

ビールかけ、一度は経験してみたい気がしないでもない。
そっこら中がビール臭くなるし(この場合「香り」なんて言ってる余裕ない)、目にしみるらしいし、冷静に考えるとそれほどいいものとも思えない。
でもね、シーズンを戦いぬいてきた野球選手が、ガキのように楽しんでビールかけしてるのを見ると、もし、わたしが何か偉業を成し遂げられるときが来たら、そのときには、ビールかけ、したい!<おい! 偉業って何すんだよ?!
あ、ビールかけよりシャンパンファイトのが、もっとしたい〜。
モエのマグナムボトルは、わたしの憧れなの。

「大魔神」、飲み慣れると、この軽さと雑味が、クセになりそう。
また、入手したいって、ぜひ思う!

勝って飲む酒は、何でも美味いんだと言われりゃぁ、それまでなんだけどね。


浜きりんウォッチだよ(98/10/27)

近ごろ巷を賑わせている横浜ですが、「浜きりん」という地元限定のおいしいビールがあるのを、ご存じかな?
でも、神奈川の地域限定な上に、夏モノっていう期間限定まであるから、飲んだことない
方も少なくないかもしれない。
ええ、今は、もう売ってないよ〜ん〜<残念でした〜
私、6月頃の酒日記で、たぶん「浜きりん」の話、書いてるよね。

今日は、ビール本体の話ではなく、ノベルティの話。

5月くらいから売り出した「浜きりん」、1缶1缶にシールがついていた。
それをぺったらぺったら60枚集めると、応募した全員に腕時計が貰える。
締め切りは、8月末。
俗にいう「全プレ」。

わたし、懸賞のたぐいってほとんど応募したことない。
どうせ当たらないと思ってるし(裏を知ってるってのもある、インチキのね)、
あたしのデータは高いわよとも思ってるし(住所・氏名・年齢・職業・アンケート・・というようなデータ、これってね、「情報」だもん、あだやおろそかにタダではあげたくないわよ<考えすぎだって?)、当たらなくてデータを利用されるだけなんてまっぴら。
でも、この「全プレ」には、心動いちゃって、応募しちゃった。
それも、3口(笑)
(つまりだね、このシーズン中、他のビールや酒類も飲みながら、「浜きりん」少なくとも180缶を、我が家は消費したっちゅうことだね)

がんばれば、もう2口ほどは、イケたと思う(笑)
他のビールも買いながら、ごく自然に飲んでて、3口だから。

さすがに応募者多いらしく、送っても2カ月遅れでブツが到着する。
8月末の締め切りぎりぎりで応募した分が、10月末の今送られてきた。

ブツは、これ

ブルーとホワイトのコンビ、そしてヨットの絵柄が、夏のリゾート気分。
夏に間に合うように欲しかったなとは、ちょと思う。
けど、ベルトのブルーなんかが、ベイっぽくて、いい感じよね(笑)
ベイスターズの応援缶はアサヒから出てるけど、横浜を代表するビール工場ったら、生麦のキリンビヤビレッジなの!(特にキリン贔屓じゃありませぬ)

一番細い穴に通して、ようやくちょうど良いこの腕時計に、
わたしって、手首細くて華奢なのね〜という幻想が抱けて、
ひとときの幸せが感じられたことを、いちおう言っておこう。

つまりは・・・・
無理なお世辞でもね、「華奢だ」とか言われると、木に登るほど嬉しいのが「をんなごころ」ってもんなのよ、もっと言って、言ってぇ〜(笑)




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