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●【今まで感じたことのない幸せなエネルギーが湧くのを感じながら日常を過ごす】

 私は50歳・24才と19歳の二人の男の子を持つ母親でもあり、又仕事を持つ兼業主婦である。
朝は6時半に起き、まず二人の息子の弁当を作り、朝食をとり、次次に起きて仕事の行く息子達を送り出す。長男は今は随分良くなったが、重いアトピーがあり、次男は軽度の知的障害を持つ。今はそれぞれが仕事を持ち社会に出ていって働く事ができるようになった。
長男は起きてきて、コーヒーを飲み、一服しながら私の準備をまつ、顔を熱い蒸しタオルで拭く、その後ベビーローションを顔一面につけ、その後、アトピーの薬を薄く、薄くぬる。私は注意深く息子の顔を見て、その日の肌の状態を毎日手の感触でさわり確かめていく。掻きむしって無くなっていた眉が少しづつ生えてきている、角質化した肌が全体に柔らかくなってきている、色素の沈着がまだあるが、確実に少しづつ再生されてきている。その時の私はまるで息子そのもの、息子の命に触れているようなるかのような感じがある。
 「申し訳なかった、こうやっておまえそのものを感じる事が出来なかったおまえの心も体も何一つ分かってあげられなかった、ごめんね。どんなに寂しく、悲しかっただろう」
 そうやって、今度は短くなってひどい寝くせのついた髪の毛をセットして、身支度を終え、「行ってきます」と玄関をでていくのを見送り、その後息子の部屋を整え、自分の仕事へとむかう。この日常を私は幸せな、今まで感じたことのないエネルギーが湧くのを感じながら過ごしている。
●【長男はひどいアトピーで不眠、情緒障害。次男ははじめから知的障害】
数年前までの私は子供の母親だという自覚も意識もないとてもひどい母親だった。当然子供は荒れに荒れて、長男はひどいアトピーで不眠、情緒障害、を繰り返した。次男ははじめから知的障害をもって生まれて、自分を閉じていた。(*自分探しの)きっかけは長男のアトピーがひどくなり、不眠による幻覚が出始め、どうしてよいか分からず、会社のカウンセラーでもあった林さんをたずねた。会社の関係もあって面識はあったが、個人的な相談は経験がなかった。
●【「自分の事をやりな」-なんだそれは】
息子の症状を話すと、「自分の事をやりな」と言われた、「自分のこと?」なんだそれは、、、。とけげんに思ったが、息子が良くなればという一心でやりはじめた。深い呼吸をして自分の心の奥にある無意識をみていくセラピーだった。
●【初めてのセラピー-こんなに寂しかったのか】
 初めての呼吸(*ベビーブレスとうセラピー)で私は母親を探し、自分がここにいる事、自分の存在を強く強く訴えていた。母親がこの私の存在に意識がないという寂しさが泣きながら訴えていた。初めてこんなに寂しかったのかと思った。
●【不安で恐くて生まれたいけれどこわい-私の生き方の原点】
やがて幼児から母親の胎内への退行が誘導されて始まった。母親のお腹にいる私は生まれるのを迷っている。不安で恐くて生まれたいけれどこわい。出口まできてはいるのに、もう一つ生まれる勇気がなく、不安で不安で頭を抱え、「どうしよう、どうしよう」ととまっている。今思い出すとこれが私の生き方の原点でもある。
●【問題がおきるとパニック】
 現実に処理できない問題がおきるとパニックがおきて「どうしようどうしよう」と冷静になれない。問題をはぐらかし、見ないようにして他のなにかのせいにして逃げる。それは人である場合が多い。この事は長男の恐怖、又次男のパニック障害とそっくりである。
●【生きる事の恐怖と不安】
 生きる事の恐怖と不安がこの原点にあると思っている。自分が生まれて自分の存在を認められていない。人生が待っているということをまるで分かっているかのように、生まれることをためらっている。
●【母親も私という「命」が存在しているという意識がないような感じ】
 そして母親も又私が生まれるのを望んではいない。というより私という「命」が自分の体の中に存在しているという意識がないような感じがした。実際に母親に聞くと「そんな事はない」というのだが私のお腹の中の実感ではそうなのである。
●【「死」に対する不安と恐怖】
 私には海で遭難した2人の姉がいる。。私が生まれるまえのことで長姉が18才、次姉が3才頃のことだった。私の名前は長姉の生まれ変わりとして姉と同じ名前がつけられた。姉達が死んで、2年後に私が生まれた。自分が生まれた頃の周りの事実関係を調べることも自分をしっていくことにとても役にたった。生きてく事の不安と恐怖は同時に「死」に対する不安と恐怖でもあった。
●【なんの根拠もなく「子供を失う」という感じ】
 長男が生まれて私はなんの理由もなく「この子が死んだらどうしよう」という不安と恐怖がいつもあった。まるで抱きしめるように、自分の不安感情丸出しでそだてたので、長男の恐怖は今もとても強い。私は母のお腹にいるときから私の母の「子供を失う」という不安と恐怖をそのままもらったようだった。

●【長男を失ったらという恐怖から次男を生む】

 この子をもし失ったら自分が生きていけないという恐怖から次男を生む。長男のかわり、代替えである。丁度私の母が死んだ姉達の変わりに私を生んだように、、、。その事をまるで知っているかのように、次男は心を閉じて生まれてきた。実際に自分(*本人)がどんなにさびしい子供であったかを(ベビーブレスなどで)知るまでの私はその寂しさにいられず、いろいろなことを外側でやってきた。
●【寂しさから子供や家庭を捨てる】

 その一番が子供や家庭を捨てたことである。長男が4年生、次男が5才であった。事情はいろいろあったが、その時の子供たちはもともとある不安と恐怖にどれだけ響いたことだろう。なんとか子供達を引き取って又、夫との暮らしも帰ってきたものの、私の子供達への本当の意識のなんと薄かったことか。私の今の意識の中では長男は4才、次男は2才で捨ててしまった感覚がある。

●【死と向かい合う不安-何故だろう】
誰しもが死に対する漠然とした不安は持っているものの、自分は死と向かいあう不安がいつもいつもあったような気がする。その自分も何故だろうと思いはじめていた。このセラピー(*ベビーセラピーのこと、他も同じ)は毎回毎回、鋭く、深く自分へと向かっていく、回を重ねる毎に自分が今まで気がつかなかった自分を体験し、そして深い呼吸をしていくことで、無意識に隠されていた自分の感情の感覚を体験する。

 

●【私が寂しかった、誰よりも誰よりも一番に】
 寂しい、恐い、不安、こうやって書くとそんな体験だけでつらいばかりじゃないかと思うかもしれないが、実は終わってみると深い納得があったり、泣ききった安心があったりして、どこかに深い満足がある。腹でわかるという感じで言葉ではなかなか言い表せない。無意識の心とその感情がピッタリ合った感じと言えばいいだろうか?
 「私が寂しかった。誰よりも誰よりも一番に、、、。」その時初めて息子達の寂しさが自分のものになった。
●【子供が一つに繋がる感じ】
 やっと私と子供が一つに繋がる感じがした。私の子供であった。この母親の下で生きていかねばならない次男が心を閉じて生まれたことも、長男がアトピーという方法で自分の存在を訴えたことも。すべてが、この私が私の寂しさの知らずに、生きてきた結果だということを、、。
●【胎内で受ける傷】
 胎内で受ける傷は自分の記憶にないだけに、深くしかも思った以上であることが多いような気がする。意識化されない、或いは封じ込められたこの無意識(?)が実は行動にでている場合が多く。自分では気がついていない事が多いような気がする
●【メニエール、不眠、頭痛、いつのまのか良くなっていた】
 私自身もメニエール、不眠、頭痛、いろいろな不快症候群があった。メニエールとひどい頭痛はいつのまのか良くなっていた。
●【怖さは、得体がしれない程のものすごいものではなくなった】 
 夜ベッドに入る。電気を消す。その瞬間に、ふとやってくる恐怖、暗い、このまま死んでしまうような、怖さはまだあるが、得体がしれない程のものすごいものではなくなった。共に生きてる。この感情と、寂しさと同じように、、、。
●【息子の育て直しは、自分の育て直しのよう】
 今、私は捨ててしまった頃の4才を2才の息子を育て直しをしている感じがある。それはとりもなおさず、自分の育て直しのようだ。4才は4才の寂しさを、2才は2才の寂しさを出して母親の私を求める。私は自分の寂しさを抱きしめるように子供等の寂しさを抱きしめる
●【ベビーブレスという体験は不思議-本当の自分を自分で探りだして来た】

 ベビーブレスという体験は不思議だ。心の奥にしまってあった。自分の感情が溢れ出し、その感情を思う存分出し、味わってみると深い安らぎがやってくる。まるでいつかそのふたをした感情が思い出され、しっかりと抱きしめられて癒されるのを待っているかのようだ。心はずっとずっと生きつづけていることを実感でき体験する。このセラピーをやって5年がすぎた。幾度となく、呼吸をして、胎内体験をして、幼児に帰って、本当の自分を自分で探りだして来たような気がする。その探りだして来た自分は立派なものでは決してなかったが、私が満足している。自分の心、本当の自分を自分の手で掴んでいる。触っている実感がある。私はやっと今歩きだした。50才になってやっと自分という人を自分で引き受けることができそうな気がしている。そしてやっと1才が過ぎようとしている。

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