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●【順調な人生】 |
私は父、母、3歳違いの姉の4人家族のなかで育ちました。父の実家がすぐ前
にあり、家は両親が苦労して、少しづつ建て増しを繰り返して、大きくしてきました。
真面目で無口な父、明るい母、おとなしいが芯はしっかりした姉、裕福では
なかったが何不自由のない生活でした。私は、小さい時より五月生まれもあり、体が大きく人より少しだけ頭も良かったようで、小学校時代はずっと学級委員をするような、まぁまぁいい子でした。2年生より、母が働きに出るようになり、少し寂しい思いもしましたが、友達も多く小、中、高、短大と思い通りに進学し、24歳で主人と見合い結婚をして、二人の女の子に恵まれ、今19歳と15歳になりました。
思い出しても、家でも学校でも仕事場でも、問題となるような事は起こしたこともないし、勉強しろとも言われなくても、そこそこして自由に自分のやりたいように人生を送ってきたと思っていました。
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●【唯一のコンプレックスは自分の容姿】 |
唯一のコンプレックスは、自分の容姿に対してで、異性との付き合いは短大を卒業するまでは、なかったです。男の子の目がとっても気になり、気軽に話せるようになったのは、社会人になってからでした。
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●【きっかけは、すぐ切れる人が恐い】 |
そんな私がブレス(ベビーブレスのこと、他も同じ)を始めて受けたのは、5年程前で友達の勧めで、受けました。その時の悩みは仕事場の上司とか、主人とか、とにかくすぐ切れる人が恐いという事だったと思います。
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●【初めてのベビーブレス-ただ寂しくて泣いた】 |
その時のブレスは、ただ寂しくて泣いたように思います。保育園の帰り道とかが出てきて、愛されて育ってきたはずなのにどうしてか、寂しかったんだなぁと・・・その時は体の調子もあまりよくなく、その後受けられる機会はあったのに逃げて過ごしてきました。
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●【本気のきっかけは、長女の不登校】 |
その後本気に自分捜しをするきっかけは、2002年の夏でした。長女が高3の時学校の友人関係が、問題で学校に行きたくないと言い出した事でした。実は小さい頃より人間関係で、もうひとつうまく立回れない長女は、いつも友達と長続きせず、私の悩みの種でした。気にはかかっていたけど、いつかは出来るようになるだろうと考えないようにてきました。
最初は長女だけ(カウンセリングやベビーブレス)受けさせようと思いましたが、(その時は自分の問題と思えず・・・・)結局2人で、東京まで行って受けることになりました。まずライフリーディングので、生育暦とか今の気持ちを聞いてもらうのですが、自分のことなのに、「わかりません。」「わすれました。」という事ばかりでいかに、その時その時何も考えない様に、見ない様にやってきたのか後になって気付きました。
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●【いくら考えてもやさしい両親なのに】 |
いくら考えてもやさしい両親に愛されて育ってきて、たいした問題がないようにしか思えませんでした。
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●【頭が割れるように痛い】 |
(*なのに)1日目のブレスは頭が割れるように痛くて、お母さんを捜している自分がいて、泣きながら寂しい感じがした。小さい時、病気で学校を休んでも、(*母は)仕事で休めないので、(*私)一人で病院へ行き注射をしてもらいふらふらしながら帰った事を思い出しました。そんなに、母は私より仕事の方がよかったのかと・・・・・。
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●【赤ん坊のように泣けて】 |
2日目は、また、ただ寂しく「わーわー!」と泣きました。でも前日より激しく泣けて赤ん坊のようでした。恥ずかしいという気持ちも全然なく、誰かに抱っこしってほしいという感情でその時はすっきりしました。
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●【いろんな感情を押さえて生きてきて、感じることが鈍い】 |
家に帰ってから日々がたつにつれ、寂しさでいっぱいになって自分はやはりいろんな感情を押さえて生きてきて、悲しいこと、楽しいこと、感じることが鈍いということがよくわかりました。
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●【それが長女にも大きく影響している】 |
愛されて幸せに、何も問題がないと思っていた自分に何か大きな問題があって、それが長女にも大きく影響しているという事がわかってきました。
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●【実は、子供達への威圧、虐待】 |
実は私は、自分ではそう意識してなかったのですが、非常に負けずぎらいで完璧な人間で、子供達にも常に威圧的に接してきていました。まだまだ小さい長女に、お姉ちゃんなんだからといっぱい要求して、一回言って出来なかったら無茶苦茶腹がたって、肉体的虐待はもちろん精神的にも押さえつけ、ぎゅーっと抱っこをされた覚えがない私は子供を抱っこすることもなんだか苦手でした。子供を人形のように扱い、朝着せた服が気に入らないからといって着替えさせたりもしました。
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●【私のこの心の寂しさは・・・わからない】 |
やさしく愛されて育った私がどうして子供にはできないのか・・・・。私の父母は愛し方が下手で上手に愛情表現ができなかったのだろう・・・。でも、私のこの心の寂しさは・・・と、わからないことで頭の中をグルグルまわっていました。一緒にブレスを受けた長女は、「とても胸が痛くて、つらかったけど、終わったらすっきりした。」と言ってました。その後、なんとか高校は卒業しました。それから10月、12月と、うける機会に恵まれました。いつも気になっていた事が、先生やみんなの前で話しをする時、すぐ胸につまって涙が先に出て、うまく自分の話しが出来ない事でした。いいたいのに言えない・・どうして・・。10月のブレスは、またひたすら泣けて、どこにこんなに泣くパワーがあるのかと思うほどでした。
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●【父親のいない感じ・・母が私を固めて束縛】 |
小さい時の父親の感覚がまるでなくて、抱っこされた記憶もあまりなくぽっかり父親のいない感じ・・・。その後、先生が足の上に乗ってくれた時「アー!離して!」「やめてくれ!」と母が私を固めて、束縛している感じがしました。自由に怒られずに育ったと思っていた私が・・。これには自分もびっくりしました。
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●【いい子でいたのはそのせいなのか?】 |
いい子でいたのはそのせいなのか?いつもニコニコして心のなかでは言いたいことが、あっても人に合わせていたことも・・・いい両親で何の問題がなかったのは大間違いだったと、気付きました。
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●【母の思いどうりに私は育った私-問題を起こす長女は私よりはまし】 |
母の思いどうりに私は育ったようで、また同じように自分も子供にしてきたのでした。でも、違ったのは私の長女は、問題を起こして私に教えてくれました。それが起こせるだけ、私よりはましだったということでした。
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●【容姿のコンプレックスを告白-普通の顔の長女には充分愛が注げなかった】 |
その後、自分の容姿に対するコンプレックスを、友人や先生にも言えずに来ていたのですが、勇気が出せて、長女にも文章に書いてですが、告白出来ました。私の中では可愛い子が、一番いい子で普通の顔で生まれた長女には、充分愛が注げなかったと言う事も・・。実は私は、今まで子供に自分の事を話した事がありませんでした。それまでは、自分がおかしいとも思ってなかった訳だから・・余計に・・。私の両親も自分の心の中の事は子供に話さなかったので・・・そういうものだとずーと思ってきました。
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●【本当の事を隠されて生きているよりはいい】 |
子供達は、ショックかもしれないけど本当の事を隠されて生きているよりは、ずーといいと思えました。その頃から本音を語れるようになりたいとつくづく思うようになりました。
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●【実家は仮面家族】 |
私の実家は表面上は仲が良くて、幸せそうな平凡な家庭だけど本意を語り合う事ができない仮面家族です。それを打ち破りたい気持ちはあっても中々できない恐がりの私でした。
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●【自分に自信が無い感じがどうしても、わからない事】 |
さらに12月に岡山まで来ていただいてブレスを受けました。このブレスで私はひとつ大きな気づきがありました。今までこの寂しい感じ、自分に自信が無い感じがどうしても、わからない事でした。
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●【おろされる恐怖-納得】 |
先生にお腹の上に乗ってもらったとたん、急に寒気と恐怖がしてきて「殺さないでー!やめてー!」という感じでした。(*母は)何人かおろしたという事は聞いていたので私ももう少しでそうなる(*おろされる)ところだったんだと妙に納得しました。そうです。私は「いらない子」だったのです。
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●【「くそばばぁ、くそじじぃ」-自信につながる】 |
その後、自分がかわいそうでそういう両親へのいかりがでてきて、産まれて初めて「くそばばぁ、くそじじぃ」という言葉が口からでて・・・私は反抗期というのがなかったので、自分の両親に対して一度だって言ったことも影でも思ったことがありませんでした。この事は自分の自信につながりました。
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●【私のように、いい子で愛される様頑張りすぎてしまう子】 |
また自分の家族に置き換えてみると、私の子供達も私に反抗できなくて、特に下の子はまるで私のように育っています。何か、大事な出来事のある前はよく調子が悪くなったり熱がでます。まるで私の小さい時のように・・・。親の期待にそえる様、いい子で愛される様頑張りすぎてしまいます。
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●【今がんばらないと見捨てられてしまうんじゃないか】 |
現に私も職場で、自分の体力を超えても、大丈夫と頑張りすぎてしまいます。もっと力を抜きたくても今がんばらないと見捨てられてしまうんじゃないかとさえ思ってしまいます。
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●【わかりながら生活】 |
でも、前はそれに気付かずやっていた事が今はそういう自分がいるってわかりながら、生活しているのが違うと思えます。 |
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