男子厨房に入れ

男子厨房に入ろう会(通称 男厨会)の生い立ち
 昭和52年秋、中村勝彦さんの著書[男子厨房に入れ!」に触発されて 東京で「男子厨房に入ろう会」が結成されました。その熱気は全国に伝わり、 58年6月「仙台男子厨房に入ろう会」が誕生、現在は200人を超えるメンバーを擁する大きな組織になりました。 今では男子が厨房に入っても珍しくもない時代になりました。
このページをご覧の方々の中にも料理自慢の自称アマチュア 料理名人が大勢いらっしゃるでしょう。
 テレビでは料理の鉄人たちの目の覚めるような技の数々を 毎日のように見ることができます。プロの料理と私たちアマの料理は勿論多くの点で違いがあって当然です。 料理を楽しむ。料理で遊ぶ。料理を通して友達の輪を広げる。
料理に対するこのような取り組み方は私たちアマチュアの特権 でしょう。
 私は「男子厨房に入ろう会(男厨会)」を通してこのような楽しみ方をしてきました。
全国各地の同好の方々とアマならではの料理情報を交換したいと 思います。



「男子厨房に入ろう会」は東京で生まれ、仙台に飛び火して、その後岩手に、また秋田に誕生しました。長野や湘南で盛んに活動しているほか、14年には北九州支部が結成され、私たちの仲間 入りをしました。
 団塊の世代から一回り上の年代の方達は、退職後のプライベートの時間を 楽しく過ごすためにはどうしたら良いのか、仕事上の利害関係を離れた 友達 なんてこれから出来るものだろうか、家庭にあって「風呂」、「めし」 [寝る」の三用語しか話したことの無い自分にとって、家庭内自立は有り得る のだろうかなどなど、悩みも尽きないことでしょう。
男子厨房に入ろう会はそのような方にとってまさしく「救世主」に成り得る< でしょう。

ここで男子厨房に入ろう会の20年の歩みと共に、現在の活動状況について紹介しようとしておりましたところ、格好の文章に出会いました。
東京・男厨会で先ごろ「おすすめ料理 男子厨房に入ろう」と言う料理の本を 出版しました。この本の後書きで現会長の一志徹夫氏が男厨会の生い立ちから 現況までを丁寧に紹介しております。
東京・男厨会本部の了解を得て、少し長い文章ですが、原文のまま次ページに 転載しました。 尚、この本は東京・男厨会でこれまでの20年間に、数多くの先生方から実際に 教えて頂いた料理を会員自身の手で再現したものです。作り方の説明が私たち 素人にとって分かりやすいのはそのせいでしょう。
調理協力は勿論のこと、イラスト、写真撮影まで会員の手でこなしているのは驚きです。この会がいかに多種多彩なメンバーによって構成されているかという ことが、このことからも良く分かるような気がします。
定価1500円で現在全国の書店で発売中です。発行所は六耀社で
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