星月夜作戦 - Tokyo Nova The Detonation Scenario

<<Title / メインメニュー >>   【プレアクト情報
はじめに
オープニング】 【リサーチ】 【クライマックス】 【エンディング
情報一覧】 【ゲストプロファイル】
あとがき

Guest Profile - ゲストプロファイル

■ゲストプロファイル

「プロファイル? 死体に変えちまえば全員同じだぜ」

――インディア・セヴン

●ニール・スミス
"Cardinal" Christopher Evergreen (Neal Smith)

(暗号名“カーディナル”、本名:クリストファー・エヴァーグリーン)
▼スタイル
カゲムシャ◎, クグツ, フェイト●
▼能力値
理性:7/14 感情:5/14 生命:6/11 外界:7/8
▼技能
※薄影 4 (RPLM)
※消跡 4 (RPLM)
※慧眼 2 (R-L-)
■パントマイム 2 (R-L-)
※メガ・コーポ 4 (RPLM)
※身分詐称 4 (RPLM)
※シャープアイ 4 (RPLM)
※カメラ記憶 4 (RPLM)
社会:北米連合、社会:ロシア連邦、社会:N◎VA、任意の社会技能を持つ
▼武器・防具
サキ・ニチヤのゆったりしたノータイのジャケット (フェイヴァリット相当)
▼神業
《神出鬼没》:使用せず
《完全偽装》:自分の身元を隠蔽、“レジェンド”を作る
《真実》:必要であれば『フェイト』のエンディング、贈り物をするシーンに
▼外見描写
 身長175cm、55歳。白の混じった髪の壮年男性。群集の中にいたら溶け込んでしまいそうな一見平凡な容貌の中で、静かな鋭さを湛えた水色の瞳だけが輝いている。機知と教養に富み、古いルールを大事にする物静かな男。
 外見イメージは、俳優のジョン・ボイト(女優アンジェリーナ・ジョリーの父)。英国人俳優のアンソニー・ホプキンス辺りもよいだろう。
▼設定
 元北米連合CIAの老練なケース・オフィサー。“枢機卿”のコードネームを持つ局内では有名人物で、身分を変えて世界の数多くの国々を巡り、影の世界の戦いの中で国際情勢の多くの変化の瞬間に立ち会ってきました。
 その一方で国に残していた妻子には自分の本当の仕事を話せず、離婚した妻に引き取られた娘アンジェリンには密かに申し訳なく思っています。
 赴任した先のウラル共和国で、タイ王国で、先々で聞いた謎の存在“カラリエーヴァ”の伝説。MID設立後に変わってゆく北米に馴染めずに退職した後も、彼はその名を忘れられずにいました。
 引退した後、旅で訪れた赤道直下の街。上映中の映画との奇妙な符号。引退した枢機卿はやり残した最後の仕事を片付けようと思い立ち‥‥ジャーナリスト時代の偽名のひとつ「ニール・スミス」を名乗り、適任者と考えた『フェイト』の元を訪れた時から、運命の天輪は巡り始めるのです。
▼台詞
「マドモアゼルはフランス行政圏の出身かな。私も取材で何回か行ったことがある。シャンゼリゼ通りに、美味しいカフェがあってね」
「小姐は中華系だね。私も、東洋の文化には我々の民族にはない独自性があると感じている」
「君の記事はいつも興味深く読ませてもらっていた。会えて嬉しいよ」
「本物のスパイというのはむやみに殺し合いをするものでもない。重要な情報は撃ちあいの末ではなく‥‥大使館のパーティで手に入ったりするものなのだよ」
「モスクワ・ルールか。面白い言葉を知っているね」
「ではもう、引退した枢機卿なぞが口を挟むべきではないな。一つ助言するなら‥‥恐れずに前に進みたまえ。自ら前へ進めば、さすれば道はそこにあるだろう。光か、あるいは闇に照らされて」
「私はあの子には‥‥父親らしいことを少しもしてやれなかった‥‥」
▼行動指針
 スタイルのカゲムシャは職業でなくフレーバーです。イメージとして特技は列挙しましたが、判定は一切行いません。

◆ノート:
 偽装用の“レジェンド”で他にも様々な職業を経験していること、主にフォトジャーナリストだったことから、ニール・スミスという人物はトーキー業界ではそれほど有名ではなく、娘のアンジェリンもニールの名ではよく知らないことにします。
 紳士的な態度で落ち着いて喋り、知的で上品な印象、特に『フェイト』に好感を与えましょう。職業としては優秀な人物ですが判定はせず、あくまでキャストを頼るように。運命を動かすことができるのは、あくまでキャストなのです。

Cardinal - カーディナル、スパイの国の枢機卿
●アンジェリン・エヴァーグリーン (愛称アンジェ)
Angelin Evergreen (Ange)

▼スタイル
トーキー◎, ミストレス, フェイト●
▼能力値
理性:5/14 感情:8/15 生命:3/8 外界:5/11
▼技能
※早口 2 (RP--)
※すり抜け 2 (--LM)
※鼓舞 1 (---M)
※おしおき 2 (RP--)
※事情通 3 (RP-M)
※シャーロックホームズ 2 (RP--)
他、一般技能や社会技能を適宜
▼武器・防具
ブラウスにスカート、女物の薄いコート
▼神業
《暴露》:使用せず、展開によってはエンディングで使用
《ファイト!》:必要なら『●準軍事作戦の結末』の戦闘、もしくは『●もうひとつの星月夜作戦』でキャストを援護
《真実》:使用せず
▼外見描写
 身長164cm、白人、22歳女性。日本でいうおかっぱに近い、耳の下で切り揃えた明るいブロンド、活発そうな水色の瞳。明朗快活な女性。外見イメージは、漫画/アニメ『パンプキン・シザーズ』に出てくるアリス少尉
▼設定
 ジャーナリストとしていつも家を空けていた父と結局離婚してしまった母の間で育ったアンジェリンは、父に複雑な感情を持ちながらも、父が世界で見てきたものを確かめようと、やがてジャーナリズムの道を志しました。
 北米連合のコロンビア大を優秀な成績で卒業した彼女はフリージャーナリストとしてデビュー、偶然入手したデータと冬の女王の関連を調べに、よもや父親もいるとは知らないN◎VAに取材旅行にやってくるのです。
 国際派のトーキーに相応しく行動力があり、活発な明るい女性です。まだ若く至らない面、危なっかしい面もありますが、職業人としてのプライドを備えています。また、父譲りで、妙なところで勘が鋭いところがあります。
▼台詞
「なるほど、前に読んだドキュメンタリーの通りだわ」
「当たり前よ! こんなところで引き下がったら、トーキーの名がすたるわ」
「N◎VAって、すごい街なのね‥‥。理論より実践ということが、よく分かったわ」
「もしかして、『』さんですか? うそ、本物の? すごい、私、いつも記事読ませてもらってるんです!」
「ちょっとキミ、女性が困ってるのに助けてくれないの?」
「あら? もしかして今の子、『カブト』さんのガールフレンド?」
「『カブト』さんのお友達って、変わった人が多いのね‥‥」
「メディア業界にはこんな諺があるのよ。“困難はトーキーのアクセサリよ”って」
▼行動指針
 『カブト役』と行動を共にし、基本的に判定は行いません。

◆ノート:
 勘のいいプレイヤーであればプレアクト情報から両者に共通する「水色の瞳」、あるいはアクトが進行するにつれ、両者が父娘であることに感づくかもしれません。必要に応じて<知覚>や<心理>などで判定させても構いません。言われて見れば目元の辺りが何となく似ているような気もする、ということにします。
 『カブト』が年上のキャストであれば助けを必要としている女性として、アンジェより年下の若さいっぱいのキャストであれば「なに映画に盛り上がってるんだよー」「何よ。キミこそ、ちゃんと私のこと守ってよね」と、凹凸コンビっぽく描写するとよいでしょう。
 『フェイト』がアンジェリンと年の近い女性のキャストであれば、何かしら共通点を持たせると説得力が増します。(ニールは、『フェイト』に娘の面影を見たのかもしれないのです。)

Angelin - アンジェリン、星月夜の天使、枢機卿の娘
●“セパレーター”ミルトン・ブラウン
"Separator" Milton Brown

▼スタイル
クグツ◎, エグゼク, カゲ●
▼能力値
理性:8/14 感情:1/12 生命:6/12 外界:6/10
▼技能
運動 4 (RPLM)  自我 2 (--LM)
白兵 4 (RPLM)  交渉 4 (RPLM)
他、任意の社会技能を4Lvで保有する
※葉隠 6 (RPLM)
※忠誠 3 (-PLM)
■リザレクション 4 (RPLM)
※直属部署:MID特殊活動部隊(カゲ) 8 (RPLM)
※情報操作 4 (RPLM)
■圧力 6 (RPLM)
※空蝉 4 (RPLM)
※死点撃ち 4 (RPLM)
▼ブランチ
カゲ:スペシャルフォース 1Lv (手札からリアクション可能)
▼武器
光学迷彩型高振動ナイフ(スティング相当) 攻:斬+4(10)
 隠:12→25 電制:18 射:至近 部位:片手持ち
インヴィジヴル・エッジ 隠:20 電制:20 部位:武器 武器を使う判定+2
▼防具
ダークスーツ (“ダブルオー”相当)
 防:5/6/4/8 制:− ダメージ10点吸収
脳内爆弾 精神ダメージ-2
▼サイバーウェア
IANUS、タイプD、スリーアクション、スライドアウェイ(リアクションの運動+2)、フェイクデッド
▼その他装備
ジェットブーツ相当の革靴
▼神業
《完全偽装》:クライマックス、メモリアルパークで起こる全てを隠蔽。携帯判定を突破
《買収》:オープニング、外交官特権を取得
《不可知》:戦闘突入前、“カーディナル”の喉を後ろから切り裂く
▼外見描写
 身長178cm、30前後に見える白人男性。金髪に茶色の瞳、典型的な北米人風。ダークスーツに、ナイフを持つときは革手袋を嵌める。嫌味でふてぶてしく、北米連合の力に対する絶対の自信と共に静かに喋る。語尾を2回繰り返す癖がある。
 外見は知的な指揮官風にも見えるが、その精神は既に竜の狂気に侵されつつある。外見イメージは、アニメ『BLOOD+』の赤い盾メンバー、デヴィッドをもっと悪そうにした感じ。あるいは、ふてぶてしい悪役を演じている時の俳優のジョン・トラヴォルタ
▼設定
 新生MID、対外工作センター所属のケース・オフィサー。準軍事訓練も受けており、自身も接近戦での暗殺術に優れています。コードネーム“セパレーター”は、対象の首をきれいに切り離す殺し方が得意であることを由来としています。
 元は頭も切れる優秀な情報工作官でしたが、ある時、任務成功の褒賞としてケント・ブルース大統領閣下に拝謁したその日から、彼の人生は、彼の住んでいる世界は完全に変わってしまいました。
 忠誠の証として黙示録の竜の血を賜ったミルトンは、北米連合上層部が超自然に支配されていることを知り、竜の血を飲んで自身も強大な力と人間を超えた回復力を手に入れます。(<■圧力>、<■リザレクション>は竜の血の相当品とします。)
 もはや大統領の忠実なる走狗でしかないミルトンは大統領の私兵と化したMIDの尖兵であり、チームを率いてN◎VAにやってきます。CIAの偉大な先人として噂は聞いていた“カーディナル”はもはや過去の遺物、冬の女王はいかなる手段をとっても入手すべき確保対象なのです。
 そして、自分では気付いていませんが‥‥人の子には強すぎる竜の血は、彼の精神を蝕み、徐々に狂気へと近づけています。
▼台詞
「合理的な選択だと思いませんか? そう――極めて――合理的な」
「この人物の名、閣下に報告すべきかも知れないな。そう――我らが――プレジデント閣下に」
「妙な手を使いましたね。次は外しませんよ」
「(<■リザレクション>による再生後に)これだ‥‥これが力ですよ。大統領閣下に血を賜ったあの日から、私は生まれ変わったのだ。いわば伝説に語られる聖杯に満ちし血を飲んだに等しいのだ!」
「北米連合に‥‥栄光あれ‥‥(ばたっ)」
▼行動指針
優先プロット札:R-LM MAX27 アクションランク:2→4

マイナーで3アクションから武器準備/タイプD/スライドアウェイ起動。右手に手袋を演出で嵌め、腰の後ろから敏捷にナイフを抜く。中距離から至近距離に“ジェットブーツ”で飛び込み、右手のナイフで切りかかる。
<運動>+<白兵>+<※死点撃ち>+<※葉隠れ>+<■圧力> RPLM 達成値+8
ダメージは斬+10アーマー無視、手札に10もしくは絵札があれば斬20で首を切断する。

<運動>+<※空蝉>+<■圧力> RPLM 達成値+8
敏捷に避ける。プロットが尽きたら<カゲ:スペシャルフォース>でリアクションを。
ダブルオーと<※忠誠>3Lvでも防げない大ダメージは適用直前、オートアクションでフェイクデッド発動。11[仮死]になって倒れる。(キャストの攻撃が当たる瞬間に手応えなく倒れるような描写にします)

クリンナップフェイズ、<■リザレクション>+<■圧力> RPLM 達成値+6で手札から目標値15。成功すれば[完全死亡]、[精神崩壊]を除く全てのダメージを治療。緑色の血が、急速に体組織を再生させていく。戦い終わって背を向けたキャストの後ろでゆらりと立ち上がるような描写がよい。

◆ノート:
 厳密にはもちろん、特技には相当品ルールはありませんが、ブルース閣下の大統領令により本作では許可されています。プレジデントの部下はみな圧力拳法の達人なのです。嘘ですが。
 このシナリオはニール・スミスを除けば、ゲストを敵か味方か惑わせる要素は出てきません。ミルトン率いる工作チームは登場時点から敵です。キャストとプレイヤーが不快感を持ち、倒したくなるような人物、不気味なアメリカ・パワーの象徴として描写しましょう。
 知的で嫌味な悪役の印象を与えることができれば、クライマックスでその彼が自らナイフを構えて圧力拳法で襲い掛かってくる際に、その豹変ぶりで意外性を与えることができます。
 狂気に犯されていることは戦闘中の言動で示しても構いません。それで彼らはTRPGシナリオではとても表現しにくい高度な情報戦やらスパイ合戦ではなく、普通人のキャストでも対応しやすい物理戦闘という直接手段で対決してくるのです。

Separator - セパレーター、絶ち斬る者、黙示録の竜の尖兵
●“デヴ・ハンドラー”レーネ・ジーン
"Dev Handler" Lene Jean

▼スタイル
ニューロ◎, タタラ, アヤカシ●
▼能力値
理性:6/15(13) 感情:4(8)/13(11) 生命:4/6(4) 外界:7/14(12)
▼技能
自我 4 (RPLM) 電脳 4 (RPLM)
運動 1 (--L-) 白兵 1 (--L-)
交渉 2 (R--M) 隠密 4 (RPLM)
知覚 4 (RPLM) 自我 4 (RPLM)
任意の社会技能を4Lvで所有する
※フリップ・フロップ 4 (RPLM) (“59”タップより取得)
※パワーサージ 4 (RPLM)
※ポルターガイスト 4 (RPLM)
■ブービートラップ 2 (-P-M)
※パーソナルバリア 4 (RPLM)
※発信器 4 (RPLM)
※忘却 4 (RPLM)
※人化 4 (RPLM)
※血脈:竜の一族(元力:電磁/正) 4 (RPLM)
▼ブランチ
タタラ:マイスター 1Lv (そのシーン、RLサイドの手札枚数+1)
▼武器
電脳戦攻撃 攻:ウェットでなければ刺+14
 隠:- 電制:トロン 射:至近〜超遠 部位:トロン
バン内蔵の電脳制御マイクロミサイル(“リモート”相当) 攻:爆+12
 隠:- 電制:10 射:中〜超遠 部位:ヴィークル
▼防具
纏+フェイヴァリット+ピンクフロイド+DFオウガ
 防:3/3/6/4 制:2 精神ダメージ-4
▼サイバーウェア
IANUS、スリーアクション、タイプD、ディスパッション(自我+2)、マジシャン(電脳+2)
▼トロン
眼鏡と連動した高性能タップ(“59”相当) 常に電脳+2
 隠:20 電制:21 ソフト5つ スピード/DFオウガ/ブラッドカバー/ATオウガ/-
 スピード(電脳+1)、DFオウガ(肉/精ダ-2)、ブラッドカバー(ダメージ打ち消し)、ATオウガ(ダ+2)
地味な予備の眼鏡(“リングリング”相当)
 隠:20 電制:10 ソフト1つ
▼その他装備
光学迷彩付き無人偵察機(“ドラゴンフライ”&“ゴーストフレーム”相当) 隠:13 電制:15
(意識体で登場、シーン中の知覚+2。発見には目13だが、隠+2でリアクション)
ひよこくんの広告が付いた光学迷彩つき工作用バン(“ティンパニー”+“ゴーストフレーム”)
謎の動力で動く円盤型ドローン(エキストラ、ポルターガイストの演出用)
▼神業
《電脳神》:ゲスト陣側の防御。テクノロジー色の強い演出を。あるいは電気信号をキャストの視神経に送り、幻像で惑わす。
《タイムリー》:ゲスト陣側の防御。テクノロジー色の強い演出を。
《霧散》:本人復活。竜の魔力で再び立ち上がる。
▼外見描写
 外見は20代後半に見える白人女性。身長169cm、細身ですらりとしたキャリアウーマン風。ポニーテールにひっつめた金髪にインテリ風の眼鏡の知的な容貌。美人だが、どこか事務的に冷たく無機質で、体温が低い印象を与える。電脳上のアヴァターはチェスの黒いナイトの駒。馬の頭でなく不思議な竜の頭がつき、騎兵でなく竜騎兵の駒に見える。
 冷たく高圧的な口調で喋る。実は眼鏡が、手元の小型操作端末と連動したタップ。その奥に蛇のように光る瞳が隠されている。電脳戦を仕掛けるとき、手の周りに激しく火花が散る。
▼設定
 北米連合のロッキー山脈に棲息していた若い雌の雷竜の一匹。偉大なる黙示録の竜の招きに応じて魔法の力で姿を変え、人間世界に降りてきました。電流を自在に操る力を持っていたレーネはすぐに人間世界と電脳世界に適合し、北米でも最先端の科学技術を実戦投入しているMIDで技術担当官として活動するようになります。彼女もまた、北米上層部が超自然に侵されていることの象徴です。
 デヴ・ハンドラー(Dev Handler)のDevは Develop ではなく、デヴァイス(Device)の略。彼女が様々な電子機器の取り扱いに長じていることを表しています。
▼台詞
「(眼鏡を直して)‥‥チーフ、侵入成功です。問題のハウンド隊員の顔が割れました」
「(眼鏡を直して) 重要視する必要はなさそうです。ただの高校生の小娘ですわ」
「(眼鏡を直して) あら? あなたたち、ずいぶん面白いオモチャを使ってるわね」
「(謎のボールペン型フォースフィールド発生装置を取り出して) これが我が国の技術力よ!」
「(端末の画面を見て) 時間の波動曲線に乱れが生じている? MIDの技術部もまだ成功していないのに‥‥まさか、この娘、タイムトラベラーだというの?」
「チーフ! インディア! 注意して。(眼鏡を直して) この小娘‥‥時間を管理しているわっ!」
「よくも、私の眼鏡を!」
「ブルース様‥‥こんな人間ニ‥‥滅ぼさレるなんテ‥‥(ばたっ)」
▼行動指針
優先プロット札:-P-M PでMAX26 アクションランク:2→4

リサーチシーン、無人偵察機で登場:
<任意の社会>+<電脳>+<※発信器> 電脳で+5、発信器で+4の達成値+9、成功すれば意識体登場でそれまでの経緯を盗聴していたことに。キャストに対決をさせ、存在が知られたら即座に退場。

戦闘では、セットアップに<タタラ:マイスター>を宣言。
マイナーでタイプD/血脈覚醒で感情+4、手元から火花を散らせながら電脳攻撃
<電脳>+<自我>+<※フリップ・フロップ>+<※パワーサージ>+<※血脈:竜の一族(元力:電磁/正)> 達+7 非ウェットに刺+14
<自我>+<※血脈:竜の一族(元力:電磁/正)>の電撃攻撃は達成値+2、刺+6/非ウェットには刺+10

防御
 <電脳>+<自我>+<※フリップ・フロップ>+<※ポルターガイスト> 達成値+7
キャストが強ければさらに+<■ブービートラップ>を重ね、手札から反撃。
演出は、上空の偵察機からミニガン掃射、謎の円盤型ドローンが妨害、ひよこバンから謎のミサイルが飛んでくるなど。

<※パーソナルバリア> (射:至近〜中)
胸ポケットから銀のペンを取り出すと、開発中の謎のフォースフィールドが攻撃を防ぐなど。

◆ノート:
 レーネの演技にはことあるごとに眼鏡を直す仕草を入れると、その正体が“59”タップだと明かした時にプレイヤーに受けるでしょう。
 正体を早めに匂わしたい場合は、描写に「〜と言って蛇のような眼で君を睨んだ」「まるで爬虫類のような眼で君を睨んだ」と強調しましょう。
 彼女は工作チームの電脳及びバックアップ担当です。演出にはテクノロジー色を匂わせましょう。戦闘では残り2名が攻撃、彼女はリアクションが主になるでしょう。神業は全て防御に使うと、徐々に守りが崩れていく様でプレイヤーに爽快感を与えることができます。
 竜に変身はしませんが、傷を負った場合、血が緑色だったり、鱗のようなものが皮膚の下に見える描写をしてもよいでしょう。(まあ女性なので、あまりグロテスクにならない範囲で。)
 ちなみに実際のアクトでは1回だけ、眼鏡っ娘なのに眼鏡を<※クラッシュ>で壊すという暴挙に出た豪の者がいました。

Dev Handler - デヴ・ハンドラー、品々を操る竜
●“ドミネーター”インディア・セヴン
"Dominator" India-Seven

▼スタイル
カブトワリ◎●, カブト, カゲ
▼能力値
理性:7/12(10) 感情:1/13(11) 生命:8/12(10) 外界:6/11(9)
▼技能
自我 1 (-P--) 白兵 4 (RPLM)
運動 4 (RPLM) 射撃 4 (RPLM)
任意の社会技能を適宜所有する
※金剛 4 (RPLM)
※カバーリング 4 (RPLM)
※影縫い 4 (RPLM)
※花吹雪 4 (RPLM)
※跳弾 4 (RPLM)
▼ブランチ
カブトワリ:トリガーハッピー 1Lv (マイナー、[シーン(選択)]攻撃)
▼武器
衛星連動ガトリングガン(ブルドック相当+兵器化)+スマートスコープ(マイナーで射+2)
 攻:殴+11(17) フルオートで計:殴+20
 隠:- 電制:15 射:近-遠 部位:両手 オート係数3 弾数300発
NR20+AP弾+スマートスコープ 攻:刺+4 射撃常に+1
 隠:10 電制:16 射:近-中 部位:片手 オート係数3 弾数40発
口径50の対物狙撃ライフル(メテオストライク相当) 攻:殴+12
 隠:- 電制:15 部位:両手 (リサーチイベント『●『カブト』:世界の平和と安定を願う勢力』用)
BBマキシマム 攻:殴+9
 隠:5 電制:12 部位:片手 (《とどめの一撃》演出用)
▼防具
グリード防弾ベスト+“ギガンティック”義体 防:10/6/8/13 制:2
▼サイバーウェア
IANUS、スリーアクション、シンクロファイア(シーン、フルオートの物理ダ+6)、サイバーリンク(常に射+1)、サイクロプス(モノアイ、常に知覚+2)、ソルジャーブルー(ダ+3)、
“ギガンティック”全身義体 隠:- 電制:15 ス:-/3/1/2 生身:殴+6/5
 汎用:-
 運動:ブーステッドリフレクス(生+1)
 感覚:サーカムスタンス(常に射撃+1) モノアイの中
 武装:ハードリンク(常に武器の達+2) 銃とスマートリンク
▼その他装備
MIDの軍事偵察衛星“オールマイティ・アイ”(スプートニク相当、オートアクションで判+4)
▼神業
《難攻不落》:ゲスト陣側の防御。突進経路に弾幕、立ちはだかる、体当たりなどパワー系の演出を。
《不可知》:リサーチイベント『●RLシーン:完璧なるエクストラクション』でニール氏を拉致
《とどめの一撃》:即死攻撃。ガトリングガンで撃ち抜くか、一旦倒れた後によろよろと立ち上がり、脚のホルスターのBBマキシマムをダブルタップ射撃でキャストの頭に2発かそれ以上を撃ち込む。
▼外見描写
 男性、本名と年齢不詳、身長2mの巨漢。サイバーの太い腕、頭部もメタリック、シェードの下に不吉に赤く輝くモノアイ、見た目から分かる完全なフルボーグの兵士。二の腕に刺青風に“I-7”の文字が彫られている。
 クライマックス登場時は防弾ジャケットに軍装備満載の迷彩戦闘服、完全な戦闘態勢。電子スコープのついた巨大なガトリングガンからはスマートガン・リンクのコードが本人に伸び、背中のバックパックからは衛星通信用のアンテナが上方に伸びている。衛星とリンクした時、モノアイの中で小さなレンズと十字照準が複数動き出す。
 低い声で粗野で荒っぽい口調、好戦的で銃を用いた戦闘への意欲が高い。外見イメージは、映画/漫画/その他の『APPLESEED』シリーズに出てくるブリアレオスのような、見た目から分かるサイバー・ソルジャー。
▼設定
 元から重度にサイバー化した兵士だったインディアはトライアンフ企業軍の機械化師団、“ナイトレイヴン”のエクストラクション・チーム、北米連合陸軍特殊部隊などを歴任、多くの戦いを経験します。しかし頭の方はそれほどでもなく、粗野で乱暴な性格が災いし、酒場で乱闘、一般人への暴行などの咎で除隊の憂き目に遭ってしまいます。
 彼のような前歴に一癖ある要員を拾ってくれたのがMID特殊活動部隊でした。メディアから隠された秘密の世界へ、仕事の内容は軍事作戦から「準」軍事作戦へ変わりましたが、やることは同じです。ミルトン率いる工作チームの攻撃担当として、彼は赤道直下の街へやってきました。
 ドミネーター(Dominator)とは、ドミネートは制圧するの意、彼が軌道衛星とリンクして目標群を捉えて行う絶対火力の制圧射撃が得意であることを表しています。
▼台詞
「ああレーネ、任せてくれ。この『イヌ』野郎は絶対に俺が殺るッ」
「傘屋だぁ? 俺の手なら握力だけで潰せるぜ。この街じゃこんなやわなもんを売ってるのか?」
「これが、俺の“眼”の力だ! 全員まとめて始末してやる!」
「貴様! 俺の“眼”に何をしやがった!」
「クソッ! おいレーネ、こいつらは一体なにをしやがったんだッ? 俺のセンサーは何も捉えてないぞ!」
「脳を撃てば人間は死ぬ。くたばれ!(ずきゅずきゅーん)」
「(ばたっ)俺は、まだ、戦え‥‥(モノアイの中で光がゆっくりと途絶えていく)」
▼行動指針
優先プロット札:R-LM MAX23(瞬間27) アクションランク:常時3

マイナーでトリガーハッピー/シンクロファイア/(スマートスコープ)、ガトリングガンで[範囲:シーン(選択)]全体に制圧射撃
<射撃>+<※花吹雪>+<※跳弾>+<※影縫い> RPLM
達+4、スマートスコープを使えばさらに+2、“オールマイティ・アイ”が衛星サポートを行えばさらに+4。2回目から、足りなければ<知覚>を組み合わせて+2
狙うのはキャスト全員とニールとアンジェのみ、フルオートで殴+20、知覚リアクションを強制し当たれば[転倒]。キャストの防御が固い場合は、2回目からさらにソルジャーブルーでダメージ+3。
銃を壊されたらNR20で同じことをするか、左手でBBマキシマムで撃つなど。

防御
<※カバーリング>した後、防:10/6/8/13と<※金剛>4Lvで減少。

◆ノート:
 インディアはビジュアル的にも分かりやすい、いかにもサイバーパンク色とミリタリー色に溢れたキャラクターです。男性的でマッチョで大きな銃と戦いが好き、図体が大きくパワー型でおつむはそれほどでもなく、戦闘を見せ場としているキャストが気持ちよく対決して爽やかに倒せる類のボスでない敵ゲストです。
 情報でトライアンフ企業軍と聞いてアラシかと迷う可能性が、またN◎VAに慣れたプレイヤーほど“ドミネーター”と聞いてニューロかと怪しみます。ここはこのまま迷わせましょう。
 RLシーンなどでは一人だけ乱暴で下品な口調で喋り、いわゆる「がつ」な成分を振りまきましょう。
 戦闘ではなるべくスペードかハートの絵札を彼に配置、AR3からシーン攻撃敢行、そして上空で軌道衛星が夜のパークの電子映像を捉える描写を入れてさらに+4して驚かせましょう。キャスト側は《天変地異》や《電脳神》などで“オールマイティ・アイ”破壊を考え出すかもしれません。これはよい手段です。ドラマチックに場を盛り上げましょう。
 『イヌ』の導入を調整したり、『イヌ』にカブトワリが入っているなら集中的に狙ってガンスリンガー対決したり、サイバー化の激しいキャストと特に戦ってもよいでしょう。強そうなゲストとの戦いは、それだけで盛り上がるものです。

Dominator - ドミネーター、絶対火力の制圧射撃
●MID特殊活動部隊
MID Special Activities Staff

※『GX-D』P142 ミカヅチ部隊で代用します。
▼スタイル
カゲ 8Lvトループ 20人相当
▼能力値
理性:11/12 感情8/13 生命:10/12 外界:10/11
▼技能
運動 1 (R----)  交渉 1 (-P--)
自我 1 (--L-)  知覚 1 (R---)
白兵 3 (R-LM)
※完全奇襲 3 (R-LM)
※死点撃ち 3 (R-LM)
▼武器
スティング 攻:斬4(7) 電制:18 射:至近〜近
▼防具
アーマージャケット+ゴーストコート  防:3/0/1/4 マイナーで隠密+3
▼その他装備
ソルジャーブルー (ダメージ+3)
▼外見描写
 自由です。元特殊部隊員でより非合法度の高い作戦に参加するようになった歴戦の兵士たちでも、レーネ・ジーンの操る無人のドロイド軍団でも構いません。工作チームの秘密作戦なので実際に20人や30人ではなく、ビジュアル的にはもっと少数精鋭にしましょう。
▼行動指針
推奨プロット札:R-LM MAX25
AR2を使い、<白兵>+<※完全奇襲>+<※死点撃ち>

◆ノート:
 キャストに合わせて人数を調整しましょう。一番最初に消されるでしょう。

Almigty Eye - オールマイティ・アイ、全能なる瞳
●ゲストの改造指針

 本作『星月夜作戦』の敵ゲストは、戦闘に至るまでの描写や演出でプレイヤーにその存在を印象づけつつ、神業数が減った状態で対峙し、インパクトを与えつつもキャスト側が倒しやすいように設計されています。経験点3桁台の強いキャスト、普段からトーキョーN◎VAに慣れているプレイヤーが揃っていれば、1カット終了時点で勝負が付くことが多いでしょう。
 キャスト陣に合わせて改造して強化、あるいは弱体化させるのはもちろん貴方の自由です。

◆ミルトン・ブラウン
強化:<■圧力>のLvを上げて8Lvのブルース閣下より強くする。“救命符”や“トラウマ・パッチ”で万一に備える。ARが尽きた状態で集中攻撃を浴びたら、<カゲ:スペシャルフォース>のLvがもっと高かったことにする。
弱体化:<■圧力>のLv調整で容易に調整できる。あまり火力のないキャストが戦いを挑んできたらアーマーを薄くする。
(実際のアクトでも、お嬢様な探偵が決闘を申し込んできたりしたことがありました。)

◆レーネ・ジーン
強化:眼鏡の“59”タップのプログラム構成を変更。“網絡こ毒”や“電魔夜叉”や“O-bit”を入れて電脳戦で攻めに回る。<■タイムマジック>で範囲攻撃する。なんらかの手段で達成値をさらに上げる。<※血脈:竜の一族>のLvを上げてよりエルダーな竜にする。“救命符”や“トラウマ・パッチ”を備える。リアクションでARが尽きたら、“SSSD”相当の雷竜の力を使う。
弱体化:“マジシャン”、“スピード”を外して達成値を下げる。<■ブービートラップ>を使わない。<※パワーサージ><※血脈:竜の一族>のLvを下げて電脳戦のダメージを低く抑える。

◆インディア・セヴン
強化:“EXコンバット”を入れて達成値を+4する。何らかの手段でガトリングガンのダメージをさらに上げる。<カブトワリ:トリガーハッピー>のLvを上げてシーン全体を撃ちまくる。“オールマイティ・アイ”は全能なので実はスプートニク2〜3回分だったことにする。カゲの特技スロットが1つ空いているので何かを入れる。(<※死点撃ち>でフルオートすると酷いことになります。)
 義体オプションをひとつづつしか入れていないので、さらに入れる。イベント『●RLシーン:完璧なエクストラクション』で用いる《不可知》を演出だけにし、戦闘中に即死攻撃として使う。(一息で演出すると、プレイヤーには分からないものです。)
弱体化:ガトリングガンの“兵器化”を外してビジュアルだけ大きい銃にする。“シンクロファイア”を外す。“スマートスコープ”、“サイバーリンク”、義体オプションの“ハードリンク”などを外し、ダメージは大きいが達成値が低いフルオートを撃つようにする。

◆トループ
強化:30人相当にしてAR3で最初に行動、あるいは神業が余っていれば2グループを出す。
弱体化:登場させない。

◆敵全員
弱体化:貴方がプロットでわざと手を抜き、「うーむ、札が悪い!」「しまった、スートの割り振り方を間違えた〜」と失敗したふりをする。
(大抵のプレイヤーは自分のことで精一杯でゲストまで気が回りません。単に敵が弱くなってくれたかもと期待するものです。)

◆ニール・スミス
強化:相手が10代など若いキャストであれば見識の深い先人として励ます言動を行い、好印象を与える。相手が渋いおぢさまに弱い女性キャストであれば、その旨期待に沿う。

◆アンジェリン・エヴァーグリーン
強化:参加者面々が好きで貴方がそういう系の演技が得意なら、いわゆるツンデレにしてしまう。

◆機動捜査課の面々
強化:特定のオフィシャルゲストに人気があるのなら、その人物の出番を増やして台詞を多くする。

◆アルファ=オメガ
強化:人気があるのなら、(以下略)

きみもヒヨシィをはじめるのだ。
<<Title / メインメニュー >>   【プレアクト情報
はじめに
オープニング】 【リサーチ】 【クライマックス】 【エンディング
情報一覧】 【ゲストプロファイル】
あとがき


Powered by R I - F o u n d a t i o n
Operation: Starry Night - 星月夜作戦
RI-Foundation > Delirium(NOVA) > The Bibliotheca > Scenario > Operation: Starry Night > Guest Profile
Bakk to The Bibliotheca TOP D e l i r i u m - RI-Foundation'z NOVA Sekt. POWERED BY:
RI-Foundation