筏・カセにチヌかかり釣り

イカダやカセでチヌのかかり釣りをしています。


かっちゃんは海の近くで生まれ育ったということもあって、子供の頃から地元の砂浜や堤防でサビキを使ってイワシやガッチョを、ゴカイを使ってキスなどを釣って遊んでいました。
その頃の大阪湾の沿岸は工業排水による汚染がひどく、そんな汚い海で釣れた魚を食べる人は少なかったように思います。従ってかっちゃんが釣った魚は主に当時飼っていた猫の主食になっていて、自分で食べることは一度もありませんでした。まぁ漁港も近く、漁師さんも沢山住んでいたので、魚は結構手軽に買えていたように思います。

そんな前置きがあって・・・

思い起こせばかっちゃんが中学生くらいの頃だったでしょうか・・・かなり前のことです。
当時・・・サンテレビだったと思うんですが、釣り番組があって、船釣りや磯釣りなどで特定の魚を専門に狙うのを見ていると、その中にかかり釣りが紹介されることが年に数回ありました。狙いはチヌです。
その頃はかかり釣りなんて言葉すら知りませんでしたが、海上に固定された筏から、そんなに長くも太くもない竿で素早く高く合わせ、魚とのやりとりをしていると、大きな魚が海面に浮き上がってきます。そんな姿を見ていると、子供心になぜかもの凄く魅力的に思えてきました。
番組に出演されていたのは司会の青芝フックさんと大西満さん以外は顔も名前も全く覚えていません。今にして思えば若かりし頃の山本太郎さんや工藤昇司さんとか・・・そういう人たちが出演していたんだろうと思います。おそらく集魚材もチヌパワーとグレパワーくらいしか無かったような頃の話です。
「いつかはこの釣りをやってみよう!!」と何の計画性も脈絡も無く心に誓うものの、高校生くらいにはほとんど竿を持たなくなりました。それでもかかり釣りのことは心の隅っこのどこかに引っかかったままの状態でした。

古の幻を今ここに


それから長い長い年月が過ぎ、時は平成18年8月。あまりにも偶然の出来事がきっかけとなり、かかり釣りを始めてしまうことになってしまいました。情報も知識も無く、教えてくれる人もいないまま、インターネットで色々調べての初釣行は和歌山県の衣奈でした。良型と言われるサイズのチヌを一匹釣り上げただけて狂喜乱舞してました。
きっかけについて詳しくは話しませんが、おそらくかっちゃんにとって死ぬまで続けられる最後の趣味になることは間違いないでしょう。どこかの渡船店で聞いたのですが、とあるチヌ釣り団体の会長は高齢で足腰が弱っているにもかかわらず、這いつくばってカセに乗り込むらしいです。
かっちゃんもそれくらいまで続けられれば本望かなぁ・・・なんて思っている今日この頃です。



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