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外科的矯正治療のリスク(利点と欠点)

 どのような医療行為も、良い点だけではありません。薬を飲めば副作用があります。例えば、抗がん剤を飲めば吐き気や食欲不振、下痢、不快感、頭の毛の脱毛などが有名ですね。

 外科矯正治療でも、副作用としては、

①切った骨がくっつかない。(骨の治癒不全)

②知覚麻痺(顔面の皮膚感覚、口唇の接触感覚や温熱感覚)のマヒ

③顎関節の吸収(溶けてなくなる)

④開口運動への障がい

⑤心理的な面(治療の内容と願望のあいだに差があった場合)

⑥麻酔の事故

などが考えられます。詳細については、虚空外科受診の時に担当医とご相談ください。

 治療に際しては、万全の体制で臨みますが、すべての可能性がゼロと言うわけではありません。比較的起こりにくい副作用も書いておきました。

 利点は、言うまでもなく、よく噛めることです。よく噛めると骨の位置が正しいので、顔のバランスも良くなります。

※あくまでも、かみ合わせが優先であって、かみ合わせを変える時に、たまたま顔貌が変わるというものです。繰り返します。美容目的が主ではありません。

(もし顔貌の改善のみを目的にするのなら、美容整形を受診されてください。)

 個人的にはまったくお薦めしません!健康保険は効きません。自費治療となります。見た目だけは良くなりますが、咀嚼などの機能的な問題は解決されない場合が多いのです。

 我々のやっている外科的矯正治療は健康保険適用であり、時間と手間がかかりますが、ちゃんとかめるように治します¥。私はこれまでに、全然かめないで悲しんでいる美容整形の患者さんを数多く診てきてます。(テレビや雑誌に出ている成功例だけを信じないでください。世の中にはたくさんお失敗例があります。)

 

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 このようなホームページの内容は、一般論で書かれております。実際の治療では、患者さんごとに治療内容がことなります。この点、ご了承ください。

※矯正歯科治療に伴う副作用(リスク)に付いては以下にまとめてあります。必ずご参照ください。 副作用について