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上顎右側犬歯の低位唇側転位を伴った骨格性反対咬合の外科的矯正治療

  上顎骨は劣成長、下顎骨は過成長の症例です。犬歯の低位唇側転位とは、俗に言う「八重歯」ちゃんのことです。

 初診相談→検査→診断→術前矯正治療→外科手術→術後矯正治療→保定観察

という流れをご理解ください。今日決めて、明日すぐに手術できる治療ではありません。綿密な治療計画と時間が必要です。

 

治療の実際

右側方 正面 左側方

2015年1月24日:術前矯正治療開始。まず、上顎からスタート。

 術前矯正治療の目的は、

①歯の角度を整える。=骨格性反対咬合では、正常咬合の状態よりも下顎前歯は後ろへ倒れ、上顎前歯は前に出ています。この前歯の角度の異常を正しい角度に変える必要があります。

②手術時の移動量を増やす。=骨や歯(硬組織)の上に唇(軟組織)が位置しているわけですから、軟組織の移動量を得るためには、酵素機器の位置を変えなくてはなりません。

③手術をした後にちゃんと噛めるような状態に歯並びを仕上げる。=これが一番重要かも知れません。

2015年5月9日:術前矯正治療開始。下顎もスタート。

 歯を動かすためには、ブラケットと針金(ワイヤー)がどうしても必要です。このワイヤーは手術した後の顎間固定(骨折治療のギブスみたいなモノ)にも使いますので、「こんなの付けるの、イヤ~。」というのは、無理です。

2015年11月8日:術前矯正治療中(レベリングして、上顎犬歯の遠心移動中)

2016年6月5日:術前矯正治療中(上顎前歯の遠心移動中)=前に出ていた上顎前歯を後ろに移動させている=反対の程度を一度ひどくさせ、下顎骨の後方移動量を確保するため。

2017年3月14日:術前矯正治療終了(顎間固定用のフックろう着済み)この金色のフックで上下の歯列を固定します。

2017年8月20日:保定装置に交換。(ブラケットを撤去)術後矯正治療と舌などの機能訓練をしてからブラケットを外し、保定装置に変更します。

2018年2月13日:保定観察6ヶ月。定期的に来院していただきき、かみ合わせや口腔清掃状態をチェックし、後戻りがないように指導します。

 
  側貌の変化 前歯のかみ合わせの変化
治療前:下顎骨が前に出ていますので、下唇のほうが出た横顔です。口唇からオトガイまでの距離が長く感じます。上下の前歯はかみ合ってません。
治療後:口唇の形が自然になりました。口唇からオトガイまでの距離が短くなってます。前歯でかみきれますね。

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 このようなホームページの内容は、一般論で書かれております。実際の治療では、患者さんごとに治療内容がことなります。この点、ご了承ください。

※矯正歯科治療に伴う副作用(リスク)に付いては以下にまとめてあります。必ずご参照ください。 副作用について

 

※外科的矯正治療の場合、手術に伴うリスクもあります。(以下にまとめておきます。外科矯正のリスク