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sweet 03/21/2005
*息子も今月で1歳7ヶ月。TOPにあった画像もずいぶんと古く(というか別人みたい)なったので変えてみました。

ある休日。ヨメの作ったトライフルケーキと過ごす午後。ラジオからオールデイズが流れ、息子は口の周りを生クリームでベタベタにしながらニコニコとケーキをほおばる。

大好きなものに囲まれて過ごす、甘くてやわらかい時間。

最近のお気に入り 12/05/2004
最近では息子がイタズラするのでターンテーブルはテープで封印して触れないようにしている。
そんなもんで音楽を聴くのは通勤時に使っているipodとこのボータブルプレイヤー。最初はコレクションとして買ったはずなのに今では立派に実用機だ。
スピーカーはひとつしかないし、レコード針だってすごく簡素なものだから出てくる音はひどくシャリシャリしたものだけどこれが不思議とスウィートソウルに合う。
針を落とした時にスピーカーから響くスクラッチノイズ。甘いオーケストレーションのイントロとともにはじまるファルセットボイス。あぁ甘茶のひととき。そういえばスウィートソウルを教えてくれたソウル・マスターの店には50〜60年代のレトロなポータブルプレイヤーがあって現在のステレオとは違う、あたたかくって力強い音を鳴らしていたっけ。
ポータブルプレイヤーはLPも再生できるけれど、その「構造上無理している感」が強いので自然と再生するのはシングル盤が増えた。
そうすると手軽にシングル盤を収納できるボックスが欲しくなり探していていたところ偶然レコード屋さんで見つけたのがこのレコードボックス。
「ZOOT」というところから出ているこのボックスは、たぶんレゲエのDJの人をターゲットに作ったのだろうけど、とってもチープな配色(もちろん最大の褒め言葉)の化粧紙とプラスチックの赤いハンドルがチャームポイント。

このボックスにスウィートソウルのシングルを入れて、好きなときに好きな場所でポータブルプレイヤーでレコードを聴くというのが最近のお気に入りのスタイル。

でもこうなるとますますシングル盤が欲しくなるのが玉にキズ。

やっぱりレコード! 08/27/2004
日本のメダルラッシュもひと段落して閉会式まで後少しとなると仕事も落ち着き始めます。そうすると、やっぱりギリシャでも行っちゃいました「レコード屋めぐり」。
ギリシャにもレコード屋(≒CD屋)はあるのかな?と思っていたのですが一軒見つけるとその通り沿いを歩いてゆくとぽつぽつと何軒か発見しました。ただ、残念なことに行く店がみんな閉まっていて(ギリシャでは通常9時くらいからお店は営業しています)「レコード屋さんはきっと世界各国みんなユルイんだなぁ」なんて思ったりして。
その内空いていた1軒へ入ってみてさっそくサクサク。
「うわっ、こんなレコードをギリシャで見るなんて(でも高い)」サクサク
「この辺は日本と同じような品揃えだなぁ」サクサク
「おぉ、ソウルとジャズがいっしょの棚に」サクサク
まぁこれだけInternetが普及してWebショップがある時代だもの。だいたい「有名基本盤」の価格相場は世界共通になっていて(ひょっとすると日本の方が安いかも)特別な掘り出しものはなかったけれど、異国にいてもどこかワクワクしながらレコードを探すという行為がどうにも好きみたい。万国共通、壁に飾られた高値のレコードを見て感嘆したり、場末にある掘り出しもの箱を覗いてみたり。結局はなんにも買えなかったけど、どこか満足な気持ちに。

残り少なくなったアテネ滞在だけど、また時間があればあの閉まっていた店にも行きたいな。もしかしたらあの箱のなかに探していたあのレコードが・・・・。

アテネ絵日記 08/22/2004
アテネへ来て20日が過ぎようとしています。昨日はこっちに来てはじめて仕事でなくオリンピックゲームをスタジアムで見ることが出来ました。

たまたまチケットが手に入ったのは競泳の最終日。メドレーに男女とも日本が出場します。もともとスポーツ観戦は疎い方なので日本でも大きなイベントでもなければ積極的に見ることもなく、もちろんスタジアムへ観戦に行くなんて思い出しても数えるほどしかありませんでした。
以前競技が始まる前まではセキュリティがとても厳しく入ることのできなかった競技場へせっかくだから観客と同じメインゲートから行くことに(本当ならばメディアの人はメディア用のゲートがあってそっちのほうが近いのですが)。

カラトバによるデザインのメインゲートに立ち、さまざまな国の言葉が飛び交い、人々がそれぞれの国旗をもってわくわくした目をしてそのエントランスへ向かう姿を見ると、なんかとてもオリンピックへ来た気分がします。
OAKA(Athens.Olympic.Sports.Complex)の中は開幕前にあれだけ心配されていたのに、ちゃんと仕上がっているではないですか!?。正面から入り左側には連続曲線によるアーチで作られた回廊がメインスタジアムへと続き、右側には波状にうねる鉄柱が稼動するモニュメントが直線の道の脇に街路樹のように並びます。OAKAのメインスタジアムとならぶ吊り式の屋根を持つ自転車競技上の奥に目指す競泳プールがあります。

手に入れた席はスタンド最上段の真ん中。選手の水しぶきを感じるには遠いのですが、プール全体を俯瞰で見るには絶好のポジション。きっとギリシャの神様たちもこんな視点て見ているんだろうなぁと、夕暮れ時スタンドの後ろから吹いてくる風を感じながらそんなことを思っていました。
席は、前にオランダのオレンジのポロシャツを着たおじさん応援団が、左にはオーストラリア国旗とカンガルーの風船をもった若者達、隣にはアメリカから来たオリンピック好きな女性がひとり。そんな中に囲まれての観戦でした。

レース結果はすでにご存知でしょうが、その日のレースでそれぞれの国がメダルを獲得するレース展開になり、オランダが勝てば前で「ウォー」。オーストラリアが勝てば横で「オージー」。アメリカが勝てば隣で「ワァー」。先日「ナショナリストじゃない」なんていっていた僕も日本のレースでは気がつけば声も枯れんばかりに声援していて、男子のメダルが決まった時には絶叫してこぶしを上げていました。
競技が終わり、メダルセレモニーが終了するとそれぞれスタジアムを後にします。最後の男子メドレーで金を取ったアメリカ(ワールドレコード!)に敬意を表して隣のアメリカ人につたない英語で「Congratulations」。彼女も日本が銅をとったことを知っているのでにこやかに「Congratulations」。「bye」。

勝っても負けても、競技場を後にする人々の顔はみな興奮を含んだ笑顔でそれぞれの方向へ歩んでいきました。
僕もレースとスタンドの雰囲気に興奮と感動に当てられて上気した気持ちと肌を日が暮れて涼しくなったアテネの風で冷ましながら職場のあるMPCへ歩いて戻りました。

アテネ滞在もあと10日です。

happy birthday from Athens 08/13/2004
いよいよ本日アテネオリンピックの開会式です。特別なスポーツファンでもなく、ナショナリストでもない僕がなぜこの日が気になるのかと言えば、第一に息子の初めての誕生日であり、第二に今僕がそのオリンピックの開かれているアテネにいるからです。

生まれてからを振り返ると、息子の成長に驚かされてばかりの1年でした。「ちいさい子供がいると、それだけで自分の行動範囲が狭くなって今までのような生活は送れないのでなないか?」そんなことも考えたことはありましたが、それ以上に息子が見せてくれるさまざまな驚きや感動は今までの生活にはない輝きであることを知りました。

いつかは大きくなって偉そうな口をきくのでしょう。だって君は僕の息子だものね。きっとヘリクツ言って口を尖がらせるんだ。
もちろんその時僕は厳しく君を諭すでしょう。だけどその後ろにある君への想いにも気が付いてくださいね。僕はいつだって君のことが大好きなんだ。

僕は君と、そして君の母さんというとっても素敵な宝物を手に入れることが出来てしあわせです。
そんなことを強く思った8月13日。

ジェットラグで6時間ほど君のいる場所から離れたところからお祝いします。

お誕生日おめでとう。

あいしているよ。

今、テレビでは開会式がはじまりました。
君に会えるまであと2週間。下の母さんの撮った君の写真を見たら少し泣きそうになりました。
あともうしばらくだけとまっててね。

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