最近では息子がイタズラするのでターンテーブルはテープで封印して触れないようにしている。 そんなもんで音楽を聴くのは通勤時に使っているipodとこのボータブルプレイヤー。最初はコレクションとして買ったはずなのに今では立派に実用機だ。 スピーカーはひとつしかないし、レコード針だってすごく簡素なものだから出てくる音はひどくシャリシャリしたものだけどこれが不思議とスウィートソウルに合う。 針を落とした時にスピーカーから響くスクラッチノイズ。甘いオーケストレーションのイントロとともにはじまるファルセットボイス。あぁ甘茶のひととき。そういえばスウィートソウルを教えてくれたソウル・マスターの店には50〜60年代のレトロなポータブルプレイヤーがあって現在のステレオとは違う、あたたかくって力強い音を鳴らしていたっけ。 ポータブルプレイヤーはLPも再生できるけれど、その「構造上無理している感」が強いので自然と再生するのはシングル盤が増えた。 そうすると手軽にシングル盤を収納できるボックスが欲しくなり探していていたところ偶然レコード屋さんで見つけたのがこのレコードボックス。 「ZOOT」というところから出ているこのボックスは、たぶんレゲエのDJの人をターゲットに作ったのだろうけど、とってもチープな配色(もちろん最大の褒め言葉)の化粧紙とプラスチックの赤いハンドルがチャームポイント。
このボックスにスウィートソウルのシングルを入れて、好きなときに好きな場所でポータブルプレイヤーでレコードを聴くというのが最近のお気に入りのスタイル。
でもこうなるとますますシングル盤が欲しくなるのが玉にキズ。
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