2005年も、これで走ります。
2005/04/30(第1版)          1999年 2000年  2001年  2002年  2003年  2004年  2005年
ピストン購入(05/03/19)
■MARUさんのIDINGが引き金になって、ACにて2.5チューニングエンジンに作り上げた小生の車両ですが、更なるパフォーマンスアップを狙って再度チューニングアップします。
■やはり、きっかけはMARU氏のIDING+ACチューニング 2.7でした。
MT化してから、暴れん坊具合が悪いということと、オイル下がりに困って小川氏のところで再度チューニング。
その車両の試走に行く際、横に乗せてもらったのですが「驚愕」。素晴らしく良くなっていました。というか、暴力的な加速は2.5の小生の車両の「比」ではありませんでした。こういうベンチマークがあると、おかしいもので、自分の車両も、その高みに登りたい、超えたいと思うようになるものです。「残念」というか、「さいわい」と言うか、小生には妻も子もおりませんので、止める輩は全くなし。後は暴走するのみです。
■で、昨年のレポートにもある通り、シュリックの282/272カムシャフト、強化バルブスプリングを購入しました。加えて以前から探していた「2.5→2.7ピストン(ハイコンプ)圧縮比10.5」が、とある米国サイトで販売されているのを見つけて、即効オーダーした次第です。どうやら2000ccのヘッドを利用した方が圧縮比があがる様子なのですが(上がりすぎる?)、せっかく以前加工してもらった2.5リッターヘッドを捨て去るほど金に余裕もありません。圧縮比アップはピストンで行うようにしました。こういった部分で、2000ccヘッドをフル加工したIDING+ACTune2.7と、どのように変わってくるのか興味が沸くところです。2700cc化にはイータエンジンの腰下(クランク)が必要になるのですが、これもACで準備してくれています


■余談ですが、今回のチューニングを考えているとき、いっそ3000cc化はどうだろうか?という思いもよぎりました。M20はスモール6のエンジンですが、L20と同様、かなり排気量アップが見込めます。米国にはE36US M3のクランクを改造し、さらにピストン径を両側1mmずつボアアップして、3000cc化するキットが販売されています。あるいはクランクを特殊な出物(COXという噂あり)に変えると2900ccも作れるようです。これも良いのですが、今回は(っていうか、このチューニングが最後ね。すごい勢いで「お金」なくなるから。)あきらめました。費用的には2.7化するのとさして変わりませんが、M20のブロックを両端1mmずつボア拡大することのリスクを考えると、ちょいと手が出せなかったのです。(同様にイータクランク+ボア1mm拡大で2.8リッター化も可能なようです。)ほぼBig6に匹敵するパワーを軽量なスモール6で発揮させるのも魅力的でしたが、今回は(っていうか、これが最後ね。)見送りました。

■今回の部品入手は非常に時間を要しました。オーダーしたのが2004年の11月ですから、この3月で4ヶ月待った計算になります。待たされた原因はすべてのパーツがスペシャルオーダーであったこと。(考えている人は早めのオーダー必要です(まぁ、そう多くはいないよなぁ〜))
おかげで、ACのエンジンチューニングサイクルから外れてしまい、2005年の秋以降までエンジンは「待ち」の状況になりそうです。
■さて、部品の紹介。今回のピストンはIPS経由でVAC MOTORS PORTSという米国のショップから購入しました。あわせてBMPで「在庫なし」だったチタンバルブリテーナーも入手しました。
■ピストンはWISECOだと勝手に思っていたのですが、届いた製品はCPというメーカーのものでした。VACの紹介ページには95mmボアって書いてあるんだけど多分間違い。M20の325iのボアって84mmって記憶してるから。(おいおい、ほんと95mmってこたぁ無いよななぁ(汗))
現物を見ましたが、見た目はけっこう素敵です。トップがもっと盛り上がったイメージを持っていたのですが意外と普通でした(笑)。ピストン自体も軽量の様子。(同時に購入した某M3乗りの2.5ピストンも標準のマーレーよりかなり軽かったですから)
チタンリテーナーもやっと入手。小川氏曰く「この袋全部で、標準のリテーナー3個分くらい」ってな話。強化バルブスプリングとの組み合わせで高回転化が狙えそうです。
ピカピカのピストン。軽量です。 うーん、良くわからないでしょう。

エンジンマウントの亀裂とハブベアリング不具合(05/03/19)
■ACにオイル交換をお願いしました。通常の交換サイクルをかなり超過してしまったので、「ふなごろ」の血がかなり「どろどろ」状態でした。(嘘)
久しぶりにリフターに乗せられ、ちょいと点検をしてもらいます。「あ〜」小川さんの声。
覗いてみると、エンジンマウントが大変なことに...車検時に交換したマウントに亀裂が発見されました。通常走行程度では問題ないということなので、車検時(走行会前)に交換してもらうことになりました。やはり、たまには点検してもらうのが「大事に至らない最良の方法」かも知れません。

■それとハブ。小川氏と弁当を買いに「ふなごろ」で出かけたのですが、異音が。小生、タイヤのロードノイズだと思っていたのですが、小川氏は「ハブじゃないかなぁ〜」との話。
ひゃぁ〜、ちぎれかけてますぅ〜。
ほか弁屋の帰りは小川氏がふなごろをドライブ。ナビゲータシートだと、異音が良くわからないのだそうです。で、交通量の少ない裏道で、車を左右に振ります。左にステアリング切ると右側で「ンゴー」というロードノイズに似た異音がフロント部分から聞こえてきます。「うん、やっぱり右フロントのハブだなぁ。」との話。ひどくなる前に交換することになりました。

カーボンボンネット装着(05/04/23)
■エンジンチューニングまでの間、本来は最後に残しておこうと思っていたカーボンボンネットを前倒しで装着しました。
■今回、カーボンボンネットはACで購入。本体価格で\80,000-でした。(クリア塗装、装着工賃別)
■ACに車を預けるお客さんの車にカーボンボンネットが装着されていると、その度に「良いなぁ〜。欲しいなぁ」と思っていたのですが、エンブレム装着できなかったり、ボンネット裏面の作りが気に入らなかったりで、購入には踏み切れませんでした。

■ひょんなことから、ACでカーボンボンネットを販売するというので、クオリティはともかく、購入することを決定した次第です。(笑)
4/23お邪魔した時には、クリアーを綺麗に吹きつけたカーボンボンネットが置かれていました。で、早速装着です。
■作業は、標準ボンネットを取り外すことから始まります。今回のボンネットはウェットカーボンをFRP素材に貼ったものでありながら、非常に質感が高く、裏面の作りも「こだわり」を感じる一品でした。

■今回は、ACに遊びに来ているE30 M3連中(笑)のくれ氏や、じま氏、横浜からやって来たマッキー氏にお手伝い頂きました。標準ボンネットからウォッシャーチューブ、ノズル、エンブレムなどを取り外し、即効ボンネットを外します。外したボンネットはやはり「鉄製」。「重い」です。
■カーボンボンネットを取り付けるのも非常に早いです。あっという間に載ってしまいます。問題はその後です...
■ボンネットのチりを合わせるため、調整箇所をあちこち微妙に動かします。これは非常に手間暇がかかる作業です。自分で装着するのはかなり厳しいでしょう。これが一番時間がかかる作業です。

■次にノズルを元のボンネットのように裏面の隙間を利用してしまいこみます。裏面の作りがしっかりしているので、ボンネット裏面を直接はわせるようなことはしないで済みます。この後、エンブレムを取り付ければ基本的には完了です。(そうそう、このカーボンボンネットは標準のエンブレムが装着できるよう凹が用意されているのです。素晴らしい!)
が、ここで完了としないのがACの素晴らしいところです。プラスαのサプライズがあります。
■それは、ボンネットのステーです。たいていのカーボンボンネットの場合、標準のダンパーが利用できないので、「つっかえ棒」でボンネットを支える必要があるのですが、今回はノーマルのダンパー+AC特製のステーでボンネットを支えます。
今回は、初めての作業だったので、試行錯誤の部分がありましたが、次に取り付ける方がいれば、かなり短時間で作業が完了するのではないでしょうか。

■結局、朝方までACにいたので昼の撮影は午後になってしまいました。ちょっと装着の感じがわかるような写真が撮れましたので掲載します。(笑)
■カーボンの「織り目」も綺麗です。多分、ホワイト、レッド、シルバーのような明るい色ではコンストラストと「あいまって」けっこうレーシーになるでしょう。小生の車両の場合は、暗色のメタリックですから、それほどボディカラーとの違いは目立ちません。それでいて、それとなく「自己主張」している感じが「大人な感じ」で大変気に入っております。

裏面は写真のとおり、かなりしっかり作りこまれています。その分重量が増加しますが、「コンペチ」な走りを追求しているわけではないので、小生的には問題なしです。

■先に書いたとおり、小生の車両は標準のボンネットダンパーを流用し、特製のステーでボンネットを支える仕様になっています。ちょいと見かけない仕様です。小川さんありがとう!

■で、実際の走行フィールですが、正直小生には良くわかりません。まぁ、ボンネット重量が半分以下になっても回頭性が大幅にアップするほど甘くはないのでしょうね。でも「カッコ良い」から良いのです。へへん。
■と、書いたのですが、4/29、色々試してみました。(言いにくいことなどの数々)。
やはり、回頭性は良くなってますね。確実に。劇的にではないですが、確実に。(笑)

車検完了(05/06/03)
■5月最後の土曜日に出した車検が完了しました。今回も毎度お世話になっているACに出しました。前回は「お任せコース」だったのですが、今回は、気になったトコロの話をした上での車検でした。(まぁ、小生が言えることなど、ほぼ「無い」のですけど...)
■基本的にエンジンは調子が良いのと、冬にはチューンアップが予定されているので、触らないことになりました。

今回、小生がお話して診てもらった内容は下記の通り。
1.エンジンマウント交換(亀裂入っていたから...)
2.ハブベアリング交換(右前輪の異音対応)
3.15インチSchnitzerへのインチダウン&タイヤ交換
4.ブレーキロータ/パッド交換(マッキーさんからの頂きモノ)
5.パワステ関連(異音あり)
6.フラッシャー(ステアリングが戻っても切れない。俗にいう「対策」をしてもらいました)


加えて、ACにて提案/実施してくれた内容は下記の通り。
7.HIDバルブ交換(4300K→6000K)
8.ミッションラバーマウント交換
9.フロントスタビライザーロット、ピロに交換(ロットブラケット作成:E39用スタビロット 交換)

■通常の修理に近い対応は別として、「4.ブレーキロータ/パッド交換」「7.HIDバルブ交換(4300K→6000K)」は非常に体感できる内容でした。マッキーさんが、4穴から5穴(M3用)の足回りに交換した際にくれたロッキードのフロントドリルドローターとACで特注したパッドは結構「効き」ます。(嬉)
フロントだけ強力にすると扱いにくくなると思うのですが、適度に強化されているので良い感じです。もう少し「いろいろ」試せば、もっと語れるのでしょうが本日のところは、こんな感想です。
「3.15インチSchnitzerへのインチダウン&タイヤ交換」については以前から計画していたことでした。小生はやはり15インチの「乗り味」が好きなようです。タイヤ(AC曰く「タイワ」)が安価であること、SCHNITZERとは言え、若干バネ下が軽量化されることなどが主な理由です。加えてACで知り合った「K林」さんが16インチのSCHNITZERを欲しいということも、交換の後押しになりました。乗り心地は少し改善されました。■HIDは変化が顕著にわかります。かなり照射した光が青くなったのと、明るくなったことが一発でわかります。これは、比較的安価で初期に導入したHELLAバルブが、後から換えた人に比べて「暗く」感じていたので嬉しい限りです。
8.ミッションラバーマウント交換は、破損していたのでE36 M3C用に交換してもらいました。耐久性が違います(多分)
「9.フロントスタビライザーロット、ピロに交換(ロットブラケット作成:E39用スタビロット 交換)」については完全にAC小川氏の発想です。E39 5シリーズの「スタビロット+改ピロ」交換したのはハンドリングの向上のためです。まだ試していませんがハンドリングがクイックになるとのことです。(嬉)

■いやぁ、良いねぇ。ミッションもスコスコ入るし、ブレーキも効くし、乗り味も良いし。うーむ、小生の車両もACプロトタイプって感じで非常に良いですわ。
安く上げる車検も良いけど、「プラスα」のサプライズがある「車検」も良いものです。

■で、1週間以上乗ってみた乗ってみた感想ですが、とにかくミッションの「入り」が小気味良いです。気持ち良く入ります。また15インチにダウンした足回りは新品タイヤということもあり、非常にグリップがあり、音も静かでです。
乗り味自身は15インチに落とし、扁平率を下げてもあまり変わりません。乗り味重視なら、コンフォートタイヤに換えるしかありませんね。
■それと、スタビの影響か、若干フロントの「入り」がクイックになりました。E30は電子制御されていないので、車に強制的にコントロールされているような違和感はありません。こうなると、早くエンジンをいじりたくなります。