貯蔵庫:小人の茶葉納品帳


1998年の納品帳

1998.01.09 ロシアンティー1998.02.11 銀座買い出し紀行&ブラウニーティー
1998.04.06 サクラティー1998.04.24 クリームティー
1998.05.25 アイスハイビスカスティー 1998.06.30 アイスアールグレイティー
1998.08.29 オアシス・アイスティースカッシュ 1998.11.04 ブランデーティー


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tea1998.11.04 の納品帳・ブランデーティー

……そして気が付くと三ヶ月近く納品していないこの店……。
早いものであっという間に11月。今年は妙に暑い日も多かったですが、ようやく涼しくて夜の長い、秋らしい日が増えてきました。
で、そんな秋の夜長に最近私が好んで飲んでいるのが、このブランデーティです。


某同盟軍提督(笑)が好んで飲んでいたこのブランデーティ、そもそもは趣味の紅茶さんの掲示板でその話が出たのが始まり。
それで実際に飲んでみようと思ったのですが、あいにく家にはブランデーはなく(ビールはいっぱいあった……)さりとてこのために飲みつけないブランデーを一本買うのもちょっと……と思ったので、あえなく断念してました。

それからしばらく経って先日友人宅で飲む時に、酒屋に買い出しに行ったらレジの脇に、ちょこんと高さ8cmくらいのかわいいブランデーの小瓶が。
これならちょうどうってつけ、とばかりに買って帰りました。


さて、家には最高の紅茶をいれてくれるユリアンもフレデリカもいないので、自分でいれねばなりません(笑)。
茶葉は最近買って気に入ったアッサムのフルリーフです。いままであまりアッサムを単体で飲んだことがなかったのですが、水色も味も濃いのに、渋味が全然なくておいしい!
今までイメージではもっと渋味が強いかと思ってました。まだまだ修行が足りませんね。

で、そのアッサムに小瓶からブランデーをひとたらし。
すると紅茶と溶け合ったブランデーの甘い香りがふわっと、空気に優しく広がってきます。この香りがおいしい。
味の方は香りの様な甘みはなく、コクが強い中にほんのりとアルコールの風味が。そして、体が少しほかほかと暖まる感じ。

「ひとたらしじゃ足りない」という方は、ブランデーの量が多くなると苦みが出てくるので、少し砂糖を加えるか、あるいはジャムを加えてロシアンティにしてもいいかもしれません。
ただし、くれぐれも「ブランデー味の紅茶」ならぬ「紅茶味のブランデー」にはしないように……


それで私は、会社から帰宅してお風呂につかって出てきたあとに、最近よくこのブランデーティをいれています。(疲れていると手抜きで湯沸かしポットでいれてしまうことも多いですが……)
そして、湯冷めしないようにブランデーティで体を温めながら、好きな音楽をかけて、本を読んだり、Webページへ夜の散歩をしたり(笑)というのが、今の平日の私の幸せな時間です。
もっとも、すぐ横の布団の幸せに負けてしまって、あまり長く続かないことも多いですが(笑)


涼しい秋の夜の一人の時間の、甘い香りの暖かいお茶。
ただし飲みすぎると眠れなくなるので、量はほどほどにして、どうぞ。

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tea 1998.08.29 の納品帳・オアシス・アイスティースカッシュ

全然お茶の仕入れをしない間に、もう8月も終わりになってしまいました。
奇妙な蒸し暑さと、急に忙しくなった仕事の疲れで、ちょっと新しいお茶をいれたりする余裕がなくなってしまって……。

今日はそんな中での、友人の徹夜での遊びの誘いを蹴っての(笑)、ゆったりとした休日。
まず幸せに寝坊して(笑)、コンサートのチケットを店頭に並ばずインターネットで取って、そして三軒茶屋で好きな芝居を見てたら、何か久しぶりに新しいお茶を買ってみたい気分になりました。
そこで、三軒茶屋から乗り換え無しで行ける青山の「レピシエ」という紅茶屋さんに、初めて行ってみることにしました。


大通りから道1本中に入ったところにある青山店は、同じ「レピシエ」でも有楽町のデパートの中に1コーナーとしてあるのとは違って、本当に「紅茶屋」という感じ。
中も、カウンターにずらりと並んだ紅茶の箱に加えて、硝子のティーポットや中国茶用の小さな焼き物の茶器なんかもあって、いろいろと目移りしてしまいます。

その中で目についたのが、割引していた夏のアイスティ向けの銘柄の茶葉。
そう言えば今年は夏が過ぎるのが早いなぁ、と思いつつ、一つ所望してしまいました。


買ったのは「オアシス」という名前の、トロピカルフルーツを使ったアイスティ向けのフレーバーティ。
丸い缶を開ける前から、もう南国の甘いグァバの香りが漂います。
グラスにたっぷりと氷を入れて冷やして、夏休み気分でアイスティにしていれました。

甘いトロピカルフルーツの香りに比して、味は結構コクのある強い味。
フレーバーティ苦手な方はちょっときついかも……。
アイスアールグレイの様にさっぱり飲むよりも、甘みを加えて飲んだ方がおいしいみたいです。
もしくは、100%のフルーツジュースを加えてもおいしいかも。
そのほうが、より南国気分を味わえる気もしますし(笑)


そこで、今回はただ単に甘みを加えるのではなく、炭酸水を加えてティースカッシュにしてみることにしました。
自己流な作り方ですが、まず普通にアイスティをいれます。この際、やや濃い目にしとかないと、後で水っぽく、香りも薄くなってしまいます。
そして氷を入れたグラスに7分目くらいまで、紅茶を一気に注ぎます。
冷やしたらクリームダウンしないように氷を抜き、そこにサイダーを加えて出来上がり。

出来たティースカッシュは、よりさっぱりと清涼感が増して、なかなかいけました。
久しぶりに、新しい紅茶を入れた時の楽しさを思い出した気がします。
紅茶としては、かなり「邪道」と言われそうな飲みかたですが、要はお茶をいれて飲む人自身が、おいしくて、ほっとした気分になれればそれでいいのだと思います。

……とこんな感じの、仕事で忙しい中のオアシスの様な、夏の終わりの休日でした。

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tea1998.06.30 の納品帳・アイスアールグレイティー

ちょっと研修に追われているうちに気がつけばもう7月。本格的に暑くなってきました。
特に6月の最後の2日くらいは、空全体が灰色に立ち込めて空気がまるで蒸し風呂の様。その中でスーツ を着ている私はもう死ぬかと思いました……。
でも6月の最終日は、同じ暑くても、青さが眩しいややからっとした空。何か夏の始まりを実感させる日でした。

この日は三ヶ月続いた研修の最終日でした。それで、夕方、西に戻る同期の友人を東京駅で見送った あと、例によって何か自分に茶葉を買おうと有楽町へと出てみました。
ですが、一人でからっと暑い銀座を歩いている内に気が変わって、何枚かCDを買っただけで引き返しました。
「アイスティを入れよう。」と思い立って。

というわけで、ハイビスカスに続いてアイスティ第2弾。今度は紅茶です。
実はかつて紅茶のアイスティには失敗の経験があります。普通に紅茶をいれて冷蔵庫で冷やしておいたら、 なんと紅茶に白い濁りが。
これはクリームダウンと言って、ゆるやかな水温の変化によって紅茶の中のタンニンが原因で起こる現象だそうです。
そこで今回は、同じ過ちは犯すまいと気合を入れて(笑)臨みました。

それでは、前もって学んだ 茶葉はアールグレイを選びました。これは、まず一つは中国茶は比較的タンニンが少ないので透明なアイスティが 作りやすいこと。そしてもう一つは今手持ちの茶葉の中で、直感で一番アイスティにしておいしそうだと思ったから
まず、いつもの量の茶葉に対して、お湯を半分の量にして普通に紅茶を入れます。アイスティだからって手を抜かず、 ちゃんとジャンピングも楽しむことが重要。その一方で、氷をいっぱいにいれたグラスと、もう一つポットかカップを用意。
さて、無事熱い紅茶ができたら、まず用意したポットかカップに移しかえてワンステップ置きます。
そして、氷いっぱいのグラスに一気に注ぎ込む!
この時の微かな緊張感と、無事にきれいな透明なアイスティになった時の嬉しさが心地よい。

半ば溶けた氷を浮かべた透明なアイスアールグレイティは、ホットの時よりちょっと薄いベルガモットの 香りと、やはりハイビスカスの時と同じようにさっぱりとした飲み口。
暑い中帰ってきて、どこか、ほっとする味。
……まあこれは私の中ではお茶みんなに共通していることなのですが。

疲れたときは、わずかに甘みを加えてみてもおいしいかもしれません。邪道といわれるかもしれないけど。
夏はまだまだこれからが本番です。さーて、次はどのアイスティをいれていましょうか。

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tea1998.05.25 の納品帳・アイスハイビスカスティー

桜咲く春もあっという間に過ぎて、気がつくと5月ももう終りになってしまいました。
で、私にとって、だんだん季節が進むにつれて何がいやになってくるかというと、蒸し暑さ。
何と言っても絶えず雪の降る森に店を移す私のことですから(笑)、雪や冬の凍てつく空気には強い反面、暑さには極めて 弱かったりします。
特に、今年は5月からもう蒸し暑い日が多かったような気がします……。(この文章を書いている今日は涼しいのですが。)
ましてや、その暑い中、さらに暑くなるスーツを着て慣れない外回りなぞした日には、帰宅した時には へろへろに疲れて何もできなくなってしまいます。
さりとて、お茶を飲んで復活しようにも、暑い中あまり熱いお茶は飲む気にならない……。このままでは夏が思いやられます。
そこで、暑さを乗り切るために(まだ5月だってば)今までいれたことのない、アイスティーを試すことにしたのでした。

今回いれてみたのは、アイスハイビスカスティー。
ビタミンCを多く含み疲労回復に効果があるうえに、利尿作用で二日酔いにも効くとあらば、酒を飲むことも増えた社会人には もってこいかと。

さて、ハーブティーをアイスでいれる場合、ホットの時の倍のハーブを使って抽出します。
また、紅茶とは違って沈殿はでないので、冷やす際には氷を入れたグラスに一気に注いで冷やすのではなく、 水っぽくならないよう自然に冷まし、さらに冷蔵庫で冷やすのだそうです。

グラスに注いだアイスティーは、夏を思わせる鮮やかな真紅の色。浮かべた氷がなかなか涼しそう。ちょっと香りは薄くなりましたが。
まず、何も加えずにそのままで飲んでみました。飲み口がさっぱりしていて、ホットで飲む時よりもやや酸味の 強さが抜けて飲みやすくなってる気がしました。逆にハイビスカスにしては少しもの足りないかもしれないですが。
続いて、ハチミツを加えて飲んでみたらこれが大ヒット。ハチミツとハイビスカスがさっぱりと調和して、飲み口 さわやかで甘さと酸味が程よい、何だか疲れがとれるようなアイスティーになりました。
ホットの時は、ハチミツ入れない方が好きだったのに、ちょっと不思議です。
ハイビスカスの強い酸味がどうも、という人も試してみる価値があるかも。

これで味をしめた私は、さらに暑くなったら次はどのアイスティーをいれようかと画策中です(笑)。

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tea1998.04.24 の納品帳・クリームティー

クリームティーとは紅茶にクリームを浮かべたものではなく、紅茶にスコーンというクッキーの様な焼き菓子を添えた、簡単なアフタヌーンティーの様なものです。

去年、一週間ほど家族でイギリスに行ったのですが、イギリスを観光してて困るのがお昼ご飯。
サンドイッチは冷たくてぱさぱさしてる上にやたらとでかかったり、ハムやビーンズはただボイルしただけで味がなかったりと、 なかなかいい昼食の店がみつからないのです。(探しかたが悪いっ、という噂もありますが。)
で、疲れてくると折角旅行に来てるのに、しまいにはそこらにあるマクドナルドとかで別にいいか、となってしまいます。
そんな時に役立ってくれたのが、カフェでのクリームティーでした。
クリームティーはセットメニューの形になっていて、たいていはポットに入れた紅茶に、暖かいスコーン2つ、そしてジャム、バターのようなクリーム のセットで出てきます。
で、スコーンを2つに割ってクリームとジャムをぬって食べるのですが、これがまたおいしくてしかも紅茶に合う、おまけに 2つも食べれば小食の私らには充分昼食代わりになるという、3拍子そろったお菓子なのでありました。

さて、ここで気になったのが、ジャムに添えられていた奇妙なクリーム。おみやげにこのクリームを買って帰ろうと、家族で店を 探したのですがまたも探しかたが悪かったのか、見つからないまま「まあ日本にもあるだろう」とか思いつつ帰国。

ところが、後にそのクリームの名前が「クロテッド・クリーム」というものであることを知り、デパート等で探してみるも、 どこにもない。
また、たまに喫茶店で「スコーンセット」があるも、注文して出てくるのはただの生クリーム。
噂は聞くも、実際にお目にかかれないクロテッド・クリームに、「どこで売ってるんじゃあっ!」と叫びつつ……

……約半年が過ぎました(笑)

さて、時は過ぎ、いまや私も社会人。その日は会社帰りに初任給を持って、家族にケーキでも買って帰ろうと有楽町をぶらついて おりました。
そこでちょっと寄った阪急H2、ここの1階には一定期間で入れ替わる催事的な店が出てるのですが、この時はちょうど イングリッシュ・ガーデンのお店がやっていました。
よさそうなので冷やかしに少し見回っていると、端でスコーンを売っており、その横のガラスの冷蔵庫には何やら瓶づめが……
「あったあぁっっ!!」(←心の叫び)
かくて、初任給の最初の使い道が決定されてしまったのでありました。

早速、自宅でダージリンの紅茶を入れて、みんなでクリームティーを試してみました。
このクロテッド・クリーム、あけてみるとやっぱり味のあまりないバターの様な変なクリームでした。
ところが、これとジャムを塗ってスコーンを食べるとやっぱりおいしい。どうも、ジャムの甘さをまろやかにするみたいです。
紅茶もすすみ、あっというまにポットのお茶はからっぽになってしまいました。

ちなみにこのクリーム、開封後一週間ほどしか持たないうえに、あまりスコーン以外に使い道が思い浮かばない……って ことで、確かにあまり売ってはいないだろうなぁとか思いました。やっぱり変なクリーム。
H2のイングリッシュ・ガーデンの店は5月中くらいまではやっているらしいので、また買ってこようと思ってます。

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tea1998.04.06 の納品帳・サクラティー

私の家から上中里の駅に行く途中の坂の下に、ほんのささやかな桜並木があります。
それで今年は、出勤の際にまだ早起きに慣れないぼんやりした目で、徐々に咲いていく桜の花を楽しんでいました。
ところが、週末で満開になったと思ったら、月曜は雨。
朝、雨にうたれている花をみながら、今年は大して花見もしてないのにもう散っちゃうかなと思って、その時に、帰りに ちょっと寄り道をしていこうと決めたのでした。

さて、今日の研修も終って帰り道、学生の時同様に定期券が使えるのをいいことに、有楽町で途中下車して阪急へ。
そうしたら、たまたま1階のイベントスペースで、「桜フェア」をやっていました。
中には、桜の花びら模様の湯飲みや、桜の絵葉書や和紙、桜もちやその他桜の和菓子と、桜にまつわる商品で満開。
それらを眺めつつ、なんとか物欲をおさえて地下1階の、今日の途中下車の目的である「レピシエ」という紅茶屋さんへ。

ここでは約200種類ほどの茶葉が並べてあって(開けて茶葉の香りをかぐこともできます)、50g単位で量り売りをして くれます。ただちょっと値がはるので、今まで買ったことはなかったのでした。
それがこの日ここに寄ったのは、「200種類もあれば多分あるだろう」と思って、とある茶葉を買うため。

はたして、目的の茶葉はありました。その茶葉とは、"907 sakura tea"。今年は花見の代わりに、桜にまつわる紅茶を 飲もうと思い立ったもので……。
お値段は缶付きで50g、約1200円。……やっぱり高いよう(;_;)。でも、暇はないけど金はある、通称「社会人パワー」(笑)をもって すればなんとかなるか、と思い切って購入。
木箱からちゃんと茶葉を量って、丸くひらべったい缶に入れて、その缶に手書きで「907 sakura」と書いてラベルをはってくれるのが ちょっとうれしい。

あと、茶葉の説明に「和菓子にもよく合う」と書いてあったので、思わず1階の桜フェアに戻って、さらに「社会人パワー」 を発揮して桜もちを所望してしまいました(笑)。

さて、サクラティー。
丸い缶を開くと、お茶の香りと一緒に、ふんわりと桜もちの、もとい桜の葉の香りがただよいました。
結構うす緑色のチップが含まれた良質の、セイロン(と書いてあった(^^;)茶に、桜の葉っぱをブレンドしたフレーバーティ。
いれてみると、やや色が薄く、ダージリンに似た甘い香りとほのかな桜の葉の香りのする紅茶になりました。
味は苦みの少ないまろやかな飲みやすい味。そこに、ほんのちょっと、あの桜もちを食べる時の葉のしょっぱさが感じられます。 なんというか、ほっと休まる味。(表現力がないから、みんな似たようなことしか言えないけど…。
さらに、桜フェアで買った桜もちと一緒にいただくと、これがほんとにすっごく合う!。) 甘いもの好きの私は、花見の時のお酒と互角かそれ以上の、もう何とも言えぬ幸せを味わってしまいました。(笑)

ちなみに、これを書いている今でも、相変わらず上中里の桜は、雨に耐えながらまだまだ咲いています。

もう一つ。よく考えると、4月末に初任給がでるまでは、実は「社会人パワー」なぞあろうはずもなく、それどころか学生では ないので親からも援助はでないというかなり苦しい経済状況であるということにさっき気付きました…。
というわけで、今私は買った紅茶の分、昼飯代をきりつめてます(爆)

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tea1998.02.11 の納品帳・銀座買い出し紀行&ブラウニーティー

銀座に遊佐未森さんの新譜を買いに行ってきました。
そうなると、せっかく銀座に来たのだからいろいろ見てまわりたくなるのが人情というもの。
買って飲んでない紅茶がまだ余っているから当分これ以上買ってくるなとのオーナーの命令があろうとも、見るくらいは 構わないだろうと、紅茶探しに銀座の町にくり出したのでありました。

まず山野楽器に近い明治屋へ。
おりしも銀座の店はどこもバレンタイン一色。明治屋も店の入り口のチョコレート売り場に大勢の人。
しかしオーナーにはあまり関係ないので(爆)まっすぐ紅茶売り場へ。
フォートナムの125g缶がだいたい1400〜2400円くらい。た、高い〜。
まだ本土イギリスでの値段が記憶に新しいこともあって、学生の身分(もうわずかだけど)では手が出せず、撤収。

徐々に有楽町駅の方へと戻りつつ通りかかったトワイニングのティールーム。
ちゃんとポットで出されるピュアティーが1200円。むむぅ高い。
アフタヌーン・ティーに至っては3000円代で、果たして社会人になったらここで紅茶を飲めるほどの金銭的余裕が できるんだろーかと思いつつ、撤収。

次に、数奇屋橋の阪急H2へ。ここはハーブショップや、山野で買いたいCDがなかった時のための(笑)HMVなど など、けっこう楽しめます。
ここで見つけたのが、前の納品帳でも出てた紅茶屋さんカレル・チャペックの、バレンタイン限定ブラウニーティ。
こじんまりとかわいいデザインの25g缶で、600円。これなら何とか手が出せる値段かな、とオーナー命令を破って 購入。
(ここでグラム数と値段の関係を明治屋の時と比べてみると、明らかに感覚に矛盾があるのだが……(爆))

さて、ブラウニーティーがどういうものだったかといいますと、茶葉に微かなチョコレートの香りを付け、それに シナモンを加えたフレーバーティーでした。
ストレートとミルクの両方を試してみたところ、個人的にはミルクティーにした方がシナモンとあっておいしかった です。また、お茶菓子にもチョコレートを添えるとちょうど合う気がしました。(邪道だろうか……?)

というわけでこの頃のオーナーは、兄が職場でもらってきたチョコレートをお茶菓子に(爆)、新譜を聞きながらブラウニーティー を頂いております。

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tea1998.01.09 の納品帳・ロシアンティー

遅れ馳せながら、新年明けましておめでとうございます。

8日は新年早々東京でも大雪が降りましたね。
個人的に私は四季の中では冬が好きで、中でも冷たく澄んだ空気の中で雪が舞い降りてくるとつい嬉しくなってしまいます。
ではそんな雪の日に何をやってたかというと、雪で小田急線が止まって帰れなくなった友人に付き合って夜通しゲームをしていたわけですが(爆)

昼過ぎに家に帰って、一眠りして目覚めてみても、窓の外にはまだ随分雪が残っていて空気もしんと冷えていました。
それで体を暖めるためにお茶を淹れようとして、ふと思い出したのがロシアンティー。
なんといっても、「気温-40度以上は冬ではない。北緯40度以下は北ではない。アルコール度40度以下は酒ではない」と言われるロシアのこと(笑)。
さぞロシアンティーも体が暖まることであろうかな、と期待しまして(笑)。せっかく雪が降ったのだし、ちょっと変わったことをやってみたいな とも思って試してみました。

とはいっても、そんなに難しいことをするわけではなく、単にちょっと濃い目に淹れてジャムを入れるだけなのですが。
茶葉はイギリスの露店で買ってまだ開けてなかったロシアンキャラバンティー、ジャムはストロベリージャムを使ってみました。
ロシアンキャラバンティーは、淹れてみるとややスモーキーな香りがするどうやら中国茶系のブレンドのようでした。そこにジャムを一すくい入れて 溶かすと濃い水色のなかにストロベリーの繊維が広がってまるで湯気の様。

味は想像したよりも甘くはなく、むしろまろやかな中国茶の味の中にほのかな苺の酸味をおぼえました。
ジャムの匙かげんがわからなかったので、本当の物はもっと甘いのかどうかはわからないのですが。

ちなみに、ロシアンティーではこの他にブランデーも入れるそうで、この一たらしが体を暖めるのにもってこいなのでしょう。
あ、当然アルコール度40度以下のブランデーはブランデーではないので使いません(笑)

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