四季折々に咲く草花と出会い、あなたは何を語りますか?
幼き日のこと、少年少女の頃のこと、初恋と失恋、ときめきと失望
そして明日への祈り、遠い未来への夢・・・
花とおしゃべりをしながら、季節の花を水彩で描いてみました

2月の花 最終更新 2004.2.29





2月29日



ヒメオドリコソウ
ハガキ

小さな春を見つけたくて、あぜ道を歩いていましたら、
日差しの中で踊り出しそうな、姫踊り子草に出会いました。
花の様子を輪になって踊る子に見立てて、この名がありますが、
頭に「ヒメ」のつく植物は、たいてい本家より小さいか美しいかです。
この花の場合は、踊り子草より、姿も花も小さいので、姫がついています。
葉が赤褐色を帯びるせいで、薄汚れたようにも見えますが、
一面に群生すると、赤紫と緑のコントラストがきれいです。
シソ科で、葉をもむとイヤな臭いがし、
シソ科のほとんどの植物は茎の断面が四角です。

2月も今日が最後となりました。
明日からは、3月「弥生」、そして季節は「春」
まだもう少し余寒が続きますが、3月になった・・・というだけで嬉しいのです。



2月25日



タンポポ
ハガキ

タンポポを漢字で書くと「蒲公英」。 そして、名の由来は、
頭花を鼓に見立てて、「タン・ポンポン」と音を真似たという説や、
茎の両端を細く裂き、水につけると鼓の形になるからという説もある。
ギザギザした葉の形から、英名は「ダンデライオン」、ライオンの歯という意味。
わた毛をフゥ〜と吹いて、風に飛ばせて、遊んだこともあった。
風にフワフワどこまで飛んで、遠いどこかで根付いて咲いて・・・。
花言葉は「また逢う日まで・・・」

公園の北風の溜まり場には、枯葉がいっぱい。
そんな所に、枯葉を持ち上げて咲いていた一輪のタンポポ。
なぜかしら、とても嬉しくなりました。



2月20日



白梅
ハガキ

「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」
突如 大宰権帥に左遷されることになった菅原道真公の心を感じ取った梅は、
一夜のうちに、はるか大宰府まで飛んでいって咲いたといわれています。
「飛梅」の伝説にちなんで、梅の花言葉は、「忠実」「気品」。
梅の品種は200以上、日本の早春を代表する気品高い花木です。

2月になって、良くないことばかりが続きます。
いとこが胃潰瘍で亡くなり、会社の23歳のスタッフが脳腫瘍で危篤状態。
生きていくことの意義、生への疑問をあらためて感じております。
やたらと 春が待ち遠しく思えます。
梅が咲きました。
光だけの春が ほんとうの春になるのも、もうすぐ・・・ですよね。


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2000年4月〜2001年3月の作品は、「花の絵はがき」に110点、
2001年4月〜2002年3月の作品は、「花日記」に101点
2002年4月〜2003年3月の作品は、「花めぐり愛」に56点を
収録しております。
  【 参考図書 】
西東社 「四季別 花屋さんの花カラー図鑑」
西東社 「山野草」
成美堂出版 「ポケット図鑑 四季の花」
主婦と生活社 「花の園芸大百科」
主婦の友社 「失敗しない鉢花の育て方100」
主婦の友社 「365日の花作り・庭作り大百科」
千趣会 「花屋さんからのメッセージ」
平凡社 「ばら花譜」



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