花彩絵、11月、水彩画、花、コスモス、再会

　四季折々に咲く花たちとの出会い、再会を
「花彩絵」と題して、季節の草花を水彩で描いてみました

１１月の花

最終更新　２００５．１１．３０

１１月３０日

ヤブコウジ

ハガキ

ヤブコウジ(藪柑子)は、日本全土の山野、山すその木陰に自生する常緑低木で、
高さは１０～２０センチくらい。地下茎を伸ばして林の下などに群生します。
７～８月頃に　葉の下に白色の花が咲き、実は秋になると赤く熟します。
赤くなった実は縁起物として、正月の寄せ植えなどに使われますが、
ヤブコウジが「おめでたい」とされるのは、いつまでも同じ葉と実をつけているからです。
コンパクトな姿から、万両、千両に対して、「十両」とも呼ばれます。
「万葉集」や「源氏物語」では、ヤブコウジをヤマタチバナ（山橘）としていました。
タチバナはコウジミカン（柑子）の古名、赤い実を山のミカンに見立てたもので、
ヤマミカン～ヤマタチバナ、そして近代になってヤブコウジとなったようです。
ヤブコウジ科　　別名：ジュウリョウ（十両）

お花屋さんでは、お正月の花を見かけるようになりました。
１２月の花絵教室では、花の年賀状作りをしますもので、先週
葉ボタンやこのヤブコウジ、千両など、縁起物を数鉢買いました。
そしたら、お店の方に、「もうお正月ですか？」と言われました。
「ええ、年賀状を作ろうと思いまして・・・」と答えましたら、
「気が早いですねぇ～」だって・・・
確かに１１月に年賀状を書く人は少ないのでしょうが、
まだ早い・・・まだいいか・・・もう書かなけりゃ・・・と思いつつ、
気が付けば年の瀬近く、あわてて書く人の方が多いかもね。
私も　そういうタイプです。今年は早く出したいものです。

１１月７日

コスモス

絵を描いているときは、絵のことばかりを考えているのではなく、
その花にかかわる昔のことを思い出したり、歌を口ずさんだりしています。
♪薄紅の秋桜が　秋の日の　何気ない陽溜まりに揺れている
　　この頃　涙もろくなった母が　庭先で　ひとつ咳をする・・・♪
(作詞・作曲：さだまさし　　唄：山口百恵／さだまさし)
コスモスと言えば、この歌が口をついて出てきますが、皆さんはどうですか？
秋風に揺れて咲くコスモスは　すぐ折れてしまいそうで、弱そうな花に見えますが、
意外と丈夫な花で、一度作ると、こぼれ種で毎年群生して開花します。

花言葉は、乙女の純潔、乙女の愛情、真心、調和など
キク科　コスモス属

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２０００年４月～２００１年３月の作品は、「花の絵はがき」に１１０点、
２００１年４月～２００２年３月の作品は、「花日記」に１０１点
２００２年４月～２００３年３月の作品は、「花めぐり愛」に５６点、
２００３年４月～２００４年３月の作品は、「花語らひ」に２５点、
２００４年４月～２００５年３月の作品は、「花ときめき」に１７点を
収録しております。

　　【　参考図書　】
西東社　「四季別　花屋さんの花カラー図鑑」
西東社　「山野草」
成美堂出版　「ポケット図鑑　四季の花」
主婦と生活社　「花の園芸大百科」
主婦の友社　「失敗しない鉢花の育て方１００」
主婦の友社　「365日の花作り・庭作り大百科」
千趣会　「花屋さんからのメッセージ」
平凡社　「ばら花譜」

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