カエルの発生のパラパラマンガ

 ●カエルの発生についての詳しいことは、顕微鏡で見たものの中にもあります。こちらのリンクからどうぞ
 カエルの発生などの発生の様子を授業で黒板に書いたりして説明していますが、なかなか複雑でいろいろな断面を書いたり、模型を持っていったりしても生徒は?という顔をしています。ということで、ちょっとパラパラマンガにしたらどうだろうかと思い、ちょっと作ってみました。なお、下のアニメーションは、パラパラマンガをアニメーションgifでまとめてみたものです。

受精卵から桑実胚まで(外観)

桑実胚から原腸胚後期まで(断面)

原腸胚後期から神経胚後期まで(断面)

 生徒たちには、このアニメーションは見せられないので(教室にノートパソコンとプロジェクターを持ち込めばいいかもしれないが)、紙にたくさん印刷してパラパラマンガの形にできないかと考え、作ってみました。
 全部で12ページで1枚あたり12枚の図があります。全部だと100枚以上になりますが・・・・。花子11から12で作りました。実際に生徒たちにやらせてみました。まず、卵黄を含んでいる部分を黄色に塗らせて、胞胚から原腸胚のあたりからは、胚葉の違いによって、外胚葉は青に、中胚葉は赤に、内胚葉は黄色にというようにぬらせるのですが、なかなか、どこまで塗ればいいのか、また図が小さいのでなかなか分かりにくかったようです。でも、何とか色を塗り、そして1枚1枚切り取らせ、パラパラをやってみたのですが、1枚1枚順々にはなかなかうまくめくれなくて、一気に5,6枚めくれてしまっていまいち分かりにくかったようです。こうしたらいいのではというようなアイディアがあったら教えてください。でも、何とか変化の様子は分かりますよ。一度試しにやってみてください。

生徒用のパラパラマンガの型紙はこちらをクリックして下さい。

〜メールでよいアイディアをいただきました〜

こんばんは、メールありがとうございます。ところで、パラパラ漫画のことですが、良い方法を発見しましたので報告したいと思います。もし、すでにこの方法を知っていたらすみません。まず、パラパラ漫画の横・縦をそろえます。その後、(図を正面にしたすると)右側の部分にお札を数えるときのような軽い段差をつけていきます。その状態で、左側の部分を動かないように何かでとめます。これでOKです!ぱらぱらっと、試してみてください。ふつうの状態よりは、コピー用紙のような薄い紙でもスムーズにいきますよ。私はこの方法で、上手くいきました。

〜ありがとうございました〜

〜メールでの報告&アイディアをいただきました〜

九月十六日に使用させていただくことを、ゲストブックに記入させていただいたエナガです。発生の授業が終了して、パラパラ漫画の使い勝手について感じたことをメールさせていただきます。
 使用する教科書は東京書籍の生物Ⅰで、対象は2年生の理系クラス。生徒の能力は静岡県では平均的な学校です。
 カエルの発生の授業に入る冒頭の部分で、パラパラ漫画を渡しこれから漫画を作っていくことを説明しました。まったく、胚の名称がわかっていない段階で生徒に渡し、外胚葉、中胚葉、内胚葉の色塗りから始めました。ウニの発生で多少知識が入っていたため、胞胚期までは理解をすんなりとしてくれましたが、原腸胚期になり本格的な色塗りが始まると、どこを塗ってよいのかわからない生徒が多数現れ始め、最終的には私が用意した見本を見ながら塗ることに移行していきました。仕掛けとして、見本のパラパラ漫画の一部を色ぬりせず、生徒にどこを塗ってよいか考えさせたりしてみたところ、結構生徒の関心を引きつけることができました。授業で、各胚の説明をする部分でも、パラパラ漫画の上のスペースに胚の名称を書かせたり、別なパラパラ漫画を渡して原口背唇部だけをぬらせてみたり、いろいろと応用させていただきました。教科書の胚の図はどうしても断片的な写真なので、連続で移動する図があると原腸の陥入のイメージがしやすく授業でとても助かりました。
 同僚の先生との会話でも、「この絵は切り離してパラパラ漫画にあえてしなくても、生徒は胚の内部のイメージができるのではないか。」と意見が出て、あえてコマごとに切り離さずノートに貼ってもよいのではと考えています。
 また、何か気づいたことがあったら連絡させていただきます。返事が遅れて誠に申し訳ありません。

〜ありがとうございました〜

〜メールでの報告をいただきました〜

こんにちは。先日カエルの発生のアニメーションの素材を使わせていただくと連絡をした京都の大学生です。 授業の中で発生の順を追って各時期の特徴を説明しているだけでは、私語をしたり余所見をしていた生徒もいたのですが、スクリーンにアニメ−ションを投影して陥入の様子を見せながら説明すると、注目したり、「おー!」と関心して(?)くれる生徒もいました。 まだ教育実習が始まった二回目の授業だったので、うまく授業ができない点が多々あったのですが、こちらの素材を用いることで少しでもわかりやすい授業に近づけられたかな、と思っております。 ありがとうございました。

〜ありがとうございました。頑張ってください。〜

〜メールでの報告をいただきました〜

早速、2年生2クラスで使っています。はさみと色鉛筆を持ってこさせて、まずは卵割から胞胚ま説明と色塗りをさせてみました。あとは、原腸胚までと、幼生までの2回で完成させる予定です。

第1回目、受精卵〜胞胚では79番までを塗りおえる事を目標に授業を進めました。教科書の図と板書によって説明し、その後彩色には入りましたが、何枚おきかに、図を板書して彩色の説明をして各部の名称を覚えるために書き込みをさせました。色は黄色、もしくはそれに類する色1色のみ使用。空白の48番を書き込ませる時は、位置と大きさを合わせるのに苦労する生徒がいました。前のプリントを下に敷き輪郭を書いてからと説明したのですが、位置はともかく大きさが違うものもありました。さらに卵黄の多い部分を塗らせていると、細胞が小さくなって来るので、どう塗っていいのか悩むものも現れました。卵割が進んでいく様子は、分かってくれたようです。熱心に作業していました。

〜ありがとうございました。48番に関しては授業ではとばしていました。一応新しいファイル(花子およびPDF)には入れてあります。〜

PAGE TOP