1年生の実習で、湖にいるプランクトンを定量するという作業を行うことになりました。そこで、その予備実験として学校内にある池の水を取ってきて観察することにしました。ただし、そのまま見ていってもたぶん量が少なくて観察できない可能性もあるために、濃縮作業をしました。まず、生徒たちに2リットルの池の水を取りに行かせました。その後、実験室においてその水をろ過していきました。大きな漏斗を購入してもらったので、そこに4〜7人用のコーヒーフィルターを設置し、池の水を入れてプランクトンを濃縮していきます。つまり、池の水はどんどんとろ過されていき、プランクトンはろ過されずにろ紙の方に残るというわけです。段々と、ろ紙の方に残っている水の色が濃くなっていくので濃縮されていることが分かります。その後ろ紙の上に残っている液を取り、小瓶に入れた後、マイクロピペットで20μlを取り(この量がちょうどカバーガラスをかけるとはみ出さずにいい量です)、カバーガラスをかけて顕微鏡で観察しました。
撮影機材など:光学顕微鏡に顕微鏡アタッチメントをつけてEOS Kiss Digital Nにて撮影。すべて、絞り優先AEで、ISOは800に設定して撮影し、JPEGにて記録。その後、レタッチソフトにて微調整しました。また、以前に撮影した水の中の生物については、顕微鏡で見たものにも載せてあります。こちらからどうぞ。