"BORN" vol.1
…ついに8月が過ぎ、ファーストライブ「BORN」は三鷹・大阪・天王洲の3公演すべて終了してしまいました…いつの間に終わったんだよー…心ポッカリだよー…目を閉じればトカゲが、シニカルが浮かんでくるのに(T_T)(T_T)(T_T)。
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−初演出、どうでしたか?
Keigo:いやー大変でしたねえ(笑)。でも…あれだね。自分の言った事がいろんな人を通してこう、形になっていくじゃないですか。自分じゃできないことを。一人じゃできないことが、人の手を借りて、どんどん形になって行くっていうことはね、凄くね、素晴らしいことだなって実感しました。
−演じている間も、演出をどう変えるかなど意識するのでしょうか?
Keigo:やる前に「こうしたい」と思って、それをやる。で、やってる時は、演出はしない。
−役者になる?
Keigo:うん(笑)。だから… 練習する時は、相手のこと…全体を見ながらやって、それでその評価をするっていうか、「あ、こっちのほうがいいな」とか思いながらやるけど。 でもいざ舞台に立ったら、そのことは絶対気にしないでやらないと、面白くないから。−当初、頭にあった構成に対して、やってみたら別のものになった場面などはありますか?
Keigo:…あるかな?いや、あんまりない。思った通りに、行ってる気がする。
−イメージの具体化という点で、すんなり行きました?
Keigo:うん、たどりついたと思う。
−稽古期間はかなり長かったですが、それでも短く感じたりしましたか?
Keigo:みじけーよ(笑)。なんかねえ!凄い前からやってるのに、次から次へとこう、アイデアとかさ…いろんな人が「こうは?」「こうは?」って出してきたりして作っていったから。あっという間だったね。−それぞれのキャストの役割がきちんと決まっていた感じがするのですが、先に役柄があってそれにあてて行ったのでしょうか?
Keigo:ううん、人に合わせてやってった。
「(矢口)容子なら何を…」とか、「俺がやりたいのはこうで」とか。 「じゃあ容子はこれだからこうしよう」とか、「(紀元)由有の使い道はこうだから…」とか。
−由有さんの使い道とは、どんなところでしょう?
Keigo:由有?「どっしゃら」って感じだけれども、繊細なんだよ。 だから、弟を案内するとことかさ。全体的に、表面的に見えるのは、「シニカル」のほうの姿だと思うんですよ。
…とか、東山(義久)の女っぽいとことかさ。(森山)開次のナイーブさとかさ。
−矢口容子さんの場合はどうでしょう?
Keigo:矢口のあの、なんか透き通った感じあるじゃないですか。そこを「初恋」で。
−荒井美乃里さんは?
Keigo:美乃里の…なんていうんだろう、「動くとかじゃない存在感」。 動くとかそういうことじゃなくて、包めるような感じ。「人を包むような歌声」とかあるじゃないですか。それができる人だと思ったから、お母さん的な役。 それとかもっと、ホントに大人の女っぽいところとか。「シニカル」とかさ。
−安寿ミラさんは最初から「水の精霊」というイメージで?
Keigo:うん。「ヤンさんは…何かな」と思った時、そういう存在でいて欲しいなあと思って。
−「癒す存在」ということですか?
Keigo:うん。…ていうか、けっこう「光」より「影」的な方が多いと思うんだよ。そこが引き出せないかなあと。「引き出す」って言うと失礼だけど、あの役があてはまってると思うんですよ。すごく。−キャストがあって、場面にあてて行ったわけですね。
Keigo:うん。…キャストがあって、まあそのシーンの全体的な役割があって、そこに当ててった。
−面白かったですか
Keigo:うん。寝不足だけど(笑)、それに触れてる時間が一番、楽しいね。歌詞を書いたりとかさ。「彼女ならなんて歌うかな」とかさ。「じゃあ歌詞はこうだ」とかさ。これ何が言いたいんだろう、とか思ってさ。
−メンバーを思い浮かべながら?
Keigo:うん。みんなの写真、置いて、書いた。−今回のメンバーでまたやりたい、という気持ちはありますか?
Keigo:うん。…ちょっとね、人数少ないからもうちょっと増やしてね(笑)。 でも一年に一回ぐらいはね、なんかやりたいよね。
−やはり「自分を表現する」ことがテーマになるのでしょうか?
Keigo:うーん…そうだね。自分が生きて行く上での仕事の意味っていうのはそこしかないじゃない?やっぱり、なんか人に感じさせるような…感じてもらえることが、仕事というか…自分としての生きる意味だから。
やっぱりね、ありものとかよりもねえ、この「BORN」がどうかはわからないけども、いい悪いは別として、この仕事である限り、一番強く持ってなきゃいけないとこだと思うんですよ。この「自分で作って行こう」っていうオリジナル性はさ。ただ与えられてることだけじゃなくてさ。
全部に携わってやっていくことが、自分の仕事の意味だから。…と今回、すごく思った。 そう、だからキャストだけに恵まれたわけじゃなくって、 スタッフにも本当に恵まれたし。ホントに自分一人じゃできないなって…凄い、感謝してるところ。
☆ ☆ ☆ 観る方はそれこそあっという間のひとときだった「BORN」ですが、観た人それぞれの心に、それぞれの形で残った感動はきっと、他では決して味わえない、このライブでしか感じることのできない感動だったと思います。
「もう少し観ていたかったなあ…」という気持ちも今回、ひとしおで…(T_T)大好きな曲、大好きな場面、大好きな台詞が毎日毎日頭を巡ってはなれない(T_T)これはセカンドライブまで続くんでしょう(爆)。
いつか必ず、"KeigoのLive"に再会できますように…。
☆ ☆ ☆
<おまけ>
ミニ企画 改 名 特 集
「慣れない」「どこも変わってない」「漢字・ローマ字どっち?!」などなど、あちこちから数々の指摘をうけている(笑)改名についてコメントをいただきました。
−「吉野圭吾」から「Keigo」に改名されたとのことですが…
Keigo:なんかねー(笑)あんまり変わってないんだよね(笑)。特に変わってないんですよ。ただ「ケイゴ」でやりたいなぁと思ったから、そうしただけ。
−漢字でなくてローマ字で。
Keigo:うん。でもねえ、まだいきわたっていませんね。全然(笑)。 (どこも)「吉野圭吾」のまんまなんで。…きっとそれでいいんだと思います。ええ(笑)。
−あまりこだわってない(笑)。でもサインは変えましたよね。
Keigo:うん。"Keigo"だけにした。
−ご自分で名乗られるときは何と?
Keigo:(笑)とりあえず「ケイゴです」、と。果たして"Keigo"が「いきわたる」日が来るのでしょうか?(^^;)
どちらも素敵な字面と響きだし、ファン的にもどっちでもいいのかも(爆)。インタビューは(BORNのね(^^;))VOL.2に続きます。お楽しみに!