MODeL-T 8/29〜8/31
8/29(水)21時半の回観劇。座席 自由(前列下手)
作・演出 佑里沢満人池袋西口にあるカフェ“MODeL-T”。そのカフェで、本を読んでいた青田(大口達也)は、見知らぬ男・黒井(宮健一)から「運び屋」をやらないか、と誘われる。「運び屋なんて…」と考える青田を他所に、黒井は次々とおかしな人を紹介していく…。
シークレット公演(上演時間約30分)の3回目。設定も前回同様に、カフェで起こる巻き込まれ型のシチュエーションコメディである。相変わらずのくだらなさ(褒めてます)で、楽しめる。仕事の忙しさとか煩わしさに、どんより落ち込みぎみだった身に、そのくだらなさがとても心地良く響く。 前作の『泥棒綿棒』に登場したヤマムラアイツの妹・ヤマムラワケアリ(もちろん田中美穂)の登場も楽しめた。
でも、今回の一番は、24時間テレビのTシャツに書かれたタッキー&翼のサインの“翼”の文字がちゃんと書けてないとこ。“異”みたいな文字になってる。でも、それは物語に全然関係ない上に、一切その事には触れないのである。絶対ニセモノだと判るサインだが(Tシャツは本物)、自分の名前なのにちゃんと書けない今井翼を思い浮かべてしまう。そのおかしさがたまらない。そーゆう小ネタ的なところが大好きである。そのくっだらないセンスは天才的だと思う。素晴らしい。
ただ、全体的には、圧倒されるくだらなさが前回より減っているような気はする。もっと、畳み掛けて欲しいのである。そんなところがちょっと物足りなく感じてしまった。
“カリフォルニアバカンス”自分が観た公演ベスト
1.もしも島田が願うなら 2.甲虫とゴシップ 3.パジャマと毒薬 4.Dalix〜ダリの経験〜 【番外公演】 1.信玄と三角錐 2.泥棒綿棒 3.きけんすぎるブツ