- 12月30日 今年は・・・
- 今年は、舞台26本、映画23本、バレエ4回、本??という状態。
まさにチケット貧乏。 もっと行きたい舞台、映画いろいろあったけれど、私にゃこれが限界かなぁ。財布の中身も 頭の中身も・・・いろーんなヒトに楽しませてもらった。ありがと。
ここまでは、毎年と変わらんこと。でもロンドン行ったし、ぱそこん買って こんなHPも作っちゃったし・・・うーん幸せ。(*^^*)
- 12月27日 「ワン・モア・タイム!」
- グッパイ・ペパーミントナイトの再演。初演は観ていないが、写真などで見た覚えがある。 言い方は悪いけど、バカバカしいけど面白かった。平均年齢21歳という 若さがいい方に向いた舞台だったんじゃないかな。
主演した二人。役どころもはまっていて、のびのびとやっていたように見えた。 年の瀬、今年の見納めの舞台。明るいお話で良かったなぁ。
柳美里の「フルハウス」を読んでいる。途中なんだけど、こちらはものすごく暗い(^^ゞ。 ブラックホールにはまり込んだという感じ。でもはまり込みすぎて、電車乗り過ごした・・・ あぶない。
- 12月24日「クリスマス・イヴ・イン・タカラズカ」
- クリスマスイヴ。今夜は宙組のお披露目ともいえる舞台をみてきた。ずんこさんの ふぁんの方なんかはものすごく行きたかっただろうなと思いつつ、券あるし行く?との 優しいお言葉に甘えて、観た。
一部はクリスマスソングと、今年の各組の主題歌を元の組のメンバーで歌うという構成。 香港メンバー44名が別れるので、かなり小人数。 おかげで結構ああこの人がいくのかって、すごい良く分かった。下級生は全然分からないけど・・・ 香港組の組長のたきちゃんと副組長であるゆらさんが司会進行。この二人かなり あかるくて、楽しい。おしゃべりも上手で、なんか子供のようなしゃべりにになってしまうトップ コンビをうまーく?しゃべらせてたように思う。 でもちょっと大変そうだったなぁ。
二部は香港公演の抜粋。オーソドックスな作りのようだった。今日みたやつより もっと素敵な場面があるとずんこさんが言っていたので、それに期待。 トップトリオの三人、絵ずらもよく、なによりも声がすごく合う。特にずんこさんと 和央ようかのデュエットがたまらなかった。一足先にいいもの見せてもらったちょっと贅沢なイヴでした。 (ちょっと寂しいともいうか・・・?)。帰り際に姿月・花總・和央のサイン入りの クリスマスカードを頂いた(^^)。
- 12月22日「覆面作家は二人いる」
- 昨日読んでいた本とは、違って楽しかった。北村薫さんの作品は作者の脳味噌覗いてみたいって 思うくらいなぞときがややっこしい。ちょっとしたことをイコールで引っ張って そうだろうって答えを出してくる。まるで数学の問題を解いているみたい。 何でもないことなんだけどなぁー。トリックというには地味だし…。
うーんとうなりながらも登場人物の人柄に引かれて読み進んでいくパターンが多いかなぁ。(^^) 私の頭では謎は解けません。
今回もかなり回りくどい文体で、大丈夫かと思いつつ読み進むと 何の何のおもしろい!! キャンディ買う感覚でピアノ買っちまうのお嬢様。その名も新妻千秋。 (時期的にドラマ「イブ」のお嬢様を思い出す私。執事もちゃんといるのだ(^^)) 内弁慶の反対で、家の中ではものすっごい内気で、絵に描いたようなお嬢様。もちろん無茶苦茶美人。 一歩外に出るとヤンキーかっていう言葉使いに行動。二重人格よ。でもってこのお嬢様が頭が切れて、次々と 謎を解いて行く。事件というより謎なんだな。それに振り回される双子の兄が刑事という 編集部に勤める良介さん。この二人のキャラクターにほれた!!シリーズ化してほしー。 もしかしてなっているのかもしれないけれど…。
- 12月21日「初恋」
- 吉村達也の「初恋」。角川ホラーということで、ちょっとは想像していたがコワイ というしかないお話だった。おおざっぱに言うとストーカーもの。こういうものって どんなドロドロしたホラーよりも恐くて、後味悪いような気がする。
中学生の時に好きになった一人の男をずっと密かに思い、写真に撮り、部屋中等身大以上の彼で埋め尽くす女。 相手にされないと怒り、鏡を口に入れたり、やることがもう普通でない。後の方で 分かるのだけど、家のごみをあさって奥さんの月の周期を調べたりもしていたらしいが、 読んでいるほうはコワイという感情と何かしらもう何を言っても無駄で、普通の 感覚ではどうしようもないという怒りみたいなものが湧いてきて、読むのが嫌になってくる。
私と結婚するのが一番良いのよーなんて、一方通行にここまで思い込めるってある意味では 幸せなのかなぁ。でも限度があるよ。結局女が死ぬということで、話は終わってしまうけど、 ものすご後味わるい。胸の中もやもやっとしたものがとれない。うーん(-_-)
- 12月19日「レ・ミゼラブル」
- 飛天に「レ・ミゼラブル」を見に行く。何年ぶりなんだろうか、この前の 再演の時は、気持ちだけで行けなかったから・・・自分で意識してミュージカルを みるようになったきっかけは、確かこの作品だったと思う。
今日はペルソナの貸し切り日。かなりるんるん気分で観に行ったのだけど、隣の 席に座った40代かもう少しいったくらいの2人ずれが、まるで家で見ているように 話をしながら観る。それもあまり聞いていて気持ちのいい話でもなく、嫌なら くるなーって、うるさいーって叫びたかった。静かなシーンになると あれが誰でとはなしはじめる(それも結構無茶苦茶)し。《ON MY OWN》のところなどで、「やっぱ 歌穂ちゃんよー」ときたのでは、集中できない(T_T)。
山口さんのジャンバルジャンは優しい感じで、歌声もソフト。 滝田さんの感じに少し似ているかなぁ。でもって好きなジャンバルジャンみたい。 これからずっとこの役をやって、年齢に伴ってしぶくなっていって欲しいなぁ。 集中力を欠いた私はいまいち舞台に乗り切れなかったのだけど、久しぶりに聞く 名曲の数々、所々ではじーんと感動した。
- 12月16日「非色」
- 有吉佐和子さんの「非色」を読む。かなり衝撃的で、どんどんはまって読んでいた。 終戦直後の戦争花嫁と呼ばれる主人公笑子。黒人のトムと結婚して、アメリカに渡る。 そこで出会う、人種偏見。映画などでみる白人と黒人の人種差別。それとは別に 日本人の目には見えない中の細かな人種差別。世の中には使うものと使われるもの しかいない。肌の色ではないと笑子はいう。 それならば悲しいけど、差別ってなくなることはないのだろうか。 子供の肌で一喜一憂するトムを不思議そうに感じる笑子は、そのまま私の感覚。 これだけ情報があふれている中でも、知らされていない部分は沢山あるのだと実感した。 今肌で感じることのない世界。目を背けていくには強烈すぎる。
- 12月14日「42ND STREET」
- 待っていた舞台、いろいろなうわさを耳にしながら観に行く。12日にみてこれが 2回目、ちょっとは落着いてみることが出来た。幕開きのタップからフィナーレまで 華やかで、楽しい舞台だった。バンドが上から降りてくるのもなんだかかっこ良い。 あんなに大勢のタップを生で観たのも始めてだった。 1階で見た方が体で感じるので、すごさが倍増する。日生劇場もとてもみやすい舞台で、 満足って感じかなぁ。お目当ての涼風も今まで、みたことないくらい踊っていて、 素敵だった。満員の客席が沸いていて、終わってもなかなか席を立とうとせず、 アンコールを待っていたのだけど、あっさりと場内アナウンスが流れてきて、 ちょっと残念。計算されたアンコール以外にもう一度くらい、幕をあげても いいような気がするな。
- 12月9日「夢・Revues!」
- 宝塚レビューのショー・ハイライト集のビデオを早々と買った。最近このような企画ものの ビデオが発売されるようになり、うれしかったりする。今回のは平成元年からと まさに私がみてきた足跡のようで、倍うれしい。TV放映されていない、ものも ちょこちょこあって・・・基本的に各演出家の思い入れのあるシーンばかりなので、 なかなか飽きないぞ。でも気持ちが盛り上がってきたところでカット、フェイドアウト になっているシーンは悲しすぎる・・・昔のビデオを引っ張り出してきたくなってしまった・・・ 曲と一緒に、振りと一緒にその時の感動がよみがえってきたりする。 それもなぜか体で。 しかし、喜多先生の振りってすぐわかるなぁ。
- 11月30日「ダル・レークの恋」
- 大劇場に足を踏み入れた途端、あー久しぶりだなぁって思った。団体のお客さんが すごく多くて、あっちこっちでお弁当を食べている。ふぁんクラブの人がおそろいの トレーナーで座っている。1ブロック全部同じ色の服というのは、舞台から見ていて 分かるものなのだろうか?「ダル・レークの恋」は最近は少なくなった 宝塚らしいラブストーリー。 甘い場面が幾度とあって、そのたびにまりこさんの手に目が行ってしまう。 大きな手が星奈さんの体に触れるたびに、ぞくっとくる。目よりも言葉よりも 手が気になって仕方がない。男役をするために生まれてきたような人だなぁって 改めて思ってしまった
この間、「ピアニスト」を見に行った時にロビーで、隣になった方が、今日は 斜め前に座ってらして、この間見た時も結構みたことある顔だなぁと思っていたのだが 、今度は斜め前とはよくよく縁があるらしい。あちらは気づいているのかしら??
- 11月20日「ピアニスト」
- 運良くチケットを頂いて、喜んでいく。考えてみればうたこさん(剣幸)が退団されて、 生の舞台を見るのはこれが初めてなんだなぁ。作曲家シューマンの妻クララ・シューマンの 人生のお話。出演者の方の声量に圧倒されながら観て、幕が下りた時、しみじみと 感動して、よかったぁ〜ってつぶやいてしまった。一幕はクララの少女時代が中心で、 うたこさんが12歳ならばシューマンも19歳で、出演者の平均年齢が結構 高かったため、違和感があって、最後まで見た時に子供の頃のシーンがもう少し 短くても良かったのではと思ってしまった。(うたこさんはかわいらしくおてんばな少女で よかったけど、なんせ男性陣にかなり無理が・・・)2幕に入るとかなり入り込んでみてました。 さすがだなぁ。うたこさんのお芝居と存在感は。 ほんとうに観れてラッキーだった。(^^)
- 11月16日 「タイムトンネル」
- ザ・コンボイ・ショウの「タイムトンネル」を観た。95年に帝国劇場であった。 「シーラブズミー」にを観た時に、出演してらした館形比呂さんが妙に気に なって、昨年も行きたかったのだけど、都合がつかず、今日始めてショウを観れた。 正直いろんな意味でびっくりした。ダンサーの集まりなのではとか 勝手に思っていたのだが、どうも違うらしい、財布の中身の関係上パンフレット購入を 断念したことがチョットかなしい。デモまさか、こんなにコメディというか 笑える舞台だったとは…。まじめに面白い。で踊り出すと、むちゃくちゃかっこいいし、 歌い出すとものすごく良い声で…。病み付きになりそうかなぁって思っていると、 そうなってしまった方が沢山いた。笑いのタイミングが、ちょっと違って、夫々の キャラクターを知った上での笑い、だったりして。最後アンコールは総立ちで、 のりのりの雰囲気で幕がおりた。残念ながら席と視力の関係で顔がはっきり見えなかった。 今度行く時は、オペラグラス忘れんとこー。
- 11月7日「スノーホワイト」
- 「おとぎ話は終わった。」というキャッチフレーズにひかれて観に行った。 グリム童話は本当はものすごく残忍であるということは良く聞くが、 実際に目にしたのは初めて。もうこれはホラー映画だぁ。 継母が流産したことをきっかけに、憎しみに狂って行く。 恐い森の中に追い出す、毒りんごを食べさせるなど有名なことはそのままなのだが、 残忍な描写に思わず顔を背けたくなる。娘の内臓だと思ったものをスープにして、飲ませたり、 屋敷の使用人たちを蝋で固めてしまったり、やることが悪魔ちっくで、 その様子が今の技術であまりにも自然になっているから恐い。 7人の小人がどうなるのか、楽しみだったのだけど、 こちらは世の中からはじき出されたむさくるしい、奇形のおじさんになっていた。 この辺りは19世紀という時代が関係してくるのかも知れない。 でもみんな良い人だったよ。その中の唯一若い人と恋に落ちてしまう辺りは お話の中だなぁ(^^)。この人がおとぎ話では王子様のことなんだもの。
- 11月3日「白い朝」
- 花組バウ「白い朝」を観た。10月に「ブルースワン」を見た時にポスターを見て、いきなり観たいって思った。 チケットとってなかったけど、運良く譲ってもらって観ることが出来たのだが、 観て良かったと思える舞台だった。チケットは完売ということなのに、ぽつぽつと空席があるのが 少し気になった。山本周五郎の作品は、何度か観ているけれど、今回も 言葉の端々が妙に心に響いて、普段意識しない日本人の血を感じる。 栄二のような男性は今の世の中少ないだろうな。 いてたらそれはとっても生活しにくい性格かもしない。 それにしても、最近バウ付いている私。バウの方が大劇場より好きかなぁ。
- 10月31日「愛する」
- 映画「愛する」を見る。変な所でうけて笑ってしまった映画だった。 いつも一緒に行く友人も私もたまに周りの人と違う反応を示しているようで、今回もそのパターンかなぁ。
ハンセン病という最近ではあまり耳にしないでもちょっと前まで隔離を義務ずけられていた伝染病の差別の問題とかも入っていてかなりシリアスなドラマなのだけど、青春映画ということにこだわって作ってあるせいかかなり恥ずかしい。
ストーリーとは関係なく、これはいつの映画なんだろうと思った。 二人が結ばれる所がなぜか連れ込み宿であったり、 冬場に白いバラが咲いていてそれ見てカンドーってシーンがあったり、 何の病名か知らずにここに行きなさいと大学病院で言われて、そのまま素直に診療所に行ったり、 ハンセン病だというのが誤診であったことに腹を立てる様子もなく嬉しそうに林の中ぐるぐる回ったりていてうシーンが盛りだくさんで、つっこみ思いっきり入れながら見てしまった。
おまけにストーカーの役がピッタリだった渡部篤郎の笑顔がミョーにくどくて・・・友人は篤郎が好きで、だから余計に笑った・・・それ見て余計私も・・・ 周りの方の中には泣いてらっしゃったかも、っていう雰囲気の中、 笑って泣いていたのは私たち。(ほんとに感動した場面もありましたよ)
一番前の席で良かった…(^_^;)
- 10月21日「夕べの星」
- シャーリー・マクレーン主演の「夕べの星」を見に行く。 「愛と追憶の日々」の続編ということ。前作の方は見たような見ていないようなあいまいな記憶しかない。孫を一人娘に変わって育てあげたパワフルなおばあちゃんオーロラのお話。
シャーリー・マクレーンがもう可愛い。お嬢で周りの人は振りまわされっぱなし。でも全然憎めない。娘の親友のパッツィーと孫のことで大喧嘩するし、(この喧嘩半端じゃぁない。家族でもこんなに気持ち良く言い争うのむずかしそう。)おしゃれで、生涯の伴侶を求め続けてて…その全てが愛情あふれてて、素直。
孫たちも口うるさいおばあちゃんのパワフルさに一度は反発するのだけど結局愛してるって感じなのよね。年を楽しくとってるっていうのの見本みたい。
最後はみんなに見取られて眠るように息を引取るのだけど、そこでも一度死んだってみんなが思って泣出しそうになると目を開たりして、悲しいんだけどふって笑みがこぼれてしまうようなシーンがあってナカナカ感動ものの映画だった。
「愛と追憶の日々」のビデオ借りてみたくなってきた。