無謀な上流探索3「京都北山情景1」


少し行きますと、またまた堰のような構造物がありまして、これも
写真に収めました。まだ有りそうなので、もう少し上流に行きました。
川は幅が20mくらいに狭くなり、流れもやや速くなっていましたが、
周囲の岸辺の様相は、落ち着いた自然の雰囲気があり気が休まります。

この辺にも、所々に堰のようなダムのような構造物がありまして、
私としては、そろそろ下流へ転進したいのですが、なかなか下流に
向かわせてもらえません。まあ、考えてみますと、一番上流のヤツに、
堰の一番を付けなくてはなりませんので、今はまだ下流に向かって
帰るわけにはいきません。もう少し、もう少しと上って行きました。
まだまだここはバスが通っている道路(京都京北線)ですので、まだ
もうちょっと上流に向かって行くことに迷いはありませんでした。

賀茂川は道路のかなり下のほうにあり、また周囲の山には北山杉が
あり、いわゆるひとつの京都北山情景です。当然、次第次第に坂は
キツクなってきて、私はサドルから腰を上げてツールドフランスの
ような格好をして(笑)、走らなくてはいけなくなってきました。しかし、
ここで普段の私の精進が物をいうのですねえ。男足るもの、こんな
ことでへこたれては、後でなにを言われるか分ったものではありません。
力強く上流へとハンドルを向けました。しかし、本人の自信とは裏腹に、
足がボーになりそうでした、既に。

だんだん賀茂川は、随分川幅が狭くなってきて、流れも優しくなって、
すると小さな橋がありました。「出会い橋」という名前がありました。
この橋のところで、雲ヶ畑川?と中津川とが合流して、賀茂川の名前に
になるのでしょう。左上流が雲ヶ畑川で、右上流が中津川になります。


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