無謀な上流探索9「祖父谷川の上流1」


賀茂川(このアタリでは祖父谷川)とは着かず離れずの進行でしたが、
だんだん谷あいの様相となり、見ますと鉄の門で閉めてあるのです。
この写真では、川は右側を流れています。

この辺では、植林をしているので、余計な人に入ってこられるのを
防止するためでしょう。鍵なぞ付けて閉めてありました。でも、へへへ、
横のところの隙間から、ヨッショと自転車をかついで、ズンズン進めば
問題無しです。もうここに至り、登山?を途中でやめることなど、まったく
考えなくなっちゃいまいした(笑)。いかにも柔軟な、行き当たりばったりの、
私らしいすばらしい計画です。もし万が一、最初からこんなことを計画して
いては、やる気の持続するはずがありません。その自分の性格の盲点を、
微妙にうまく付いた、すばらしい計画でありました(笑)。

まあ、ごたくは置いておいて、話しを元に戻しますと、その門の
すぐ手前のところまで、自動車でも進入できるのですが(もっとも
帰りはそのままバックで数百メートル行かなくてはなりませんが)、
そこの賀茂川(祖父谷川)の岸辺には、なんと電化製品を中心とした
ゴミの大きな山がありました。なんちゅうことでしょう。こんな
ところまでゴミを持ってくるくらいなら、もっと近くにゴミ箱がある
だろうに。あさましいものですねえ。いくら周囲に誰も居ないからと
いって、日本人の道徳観を、検証し直さなければならないような光景
でした。いやいや、今回の登山(笑)では、修身の理念をよく勉強
させられるのです。

こんな綺麗な清流が流れている正にその場所に、よくもまあゴミを
捨てるやつがいるもんです。腹立たしい限りです、が・・・現実は。
もうそろそろ、自転車は乗り物ではなくなり、パソコンと資料を積んだ
リヤカーになってしまい、私はゼイゼイといいながら、ひたすら
自転車(ほぼリヤカー同然)を押して進みました。


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