無謀な上流探索10「祖父谷川の上流2」

しかし水分欠乏で乾いてしまった私の脳ミソには、もうこのすばらしい
計画を、止める考えは毛頭有りません。途中には木をきる電動ノコギリの
音や、植林の仕事をしていらっしゃる方々の小屋がいくつかありました。

木々の間を川が流れています。青森の奥入瀬のようですねえ、でもないか。

そしてしばらくすると、あたりは急に杉の植林が姿を消し、雑木林の
ような木が山に広がってきたとともに、坂は全くの急な山道になって
しまいました。どうしても自転車は坂下のほうに行きたがります。殆ど、
陸上の100ｍ走のスタートの姿勢に近い格好で、私は自転車を押して
登っていきました。見ると、お空はいいお天気で、暑くて、飲み物は
無いし・・・。所々にある木陰で時々休みながら、山道をゼイゼイと
登っていきました。